図面 (/)

技術 無機系の薄板仕上げ材の取付工法

出願人 株式会社竹中工務店
発明者 渡辺博司
出願日 1992年12月21日 (28年0ヶ月経過) 出願番号 1992-356309
公開日 1994年7月5日 (26年5ヶ月経過) 公開番号 1994-185187
状態 拒絶査定
技術分野 壁の仕上げ
主要キーワード 所定面積範囲 ダボピン アルミハニカム 含水率変化 取付工法 軸組布 構造体側 固定金物
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年7月5日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (3)

目的

薄板仕上げ材機械的加工を伴なわずになし得る取付工法を提供する。

構成

仕上げ材1の裏面に、接続用金物2を接着接合したうえ当該金物2の接着部2aを被覆する態様で繊維補強された裏打ち層3を所定面積範囲裏打ちし、しかる後、上記の接続用の金物2を構造体4側に配設の金物5と接合するとして、機械的加工を伴なわずして金物2を仕上げ材に一体的に固定し得るものとした。

概要

背景

石,タイル陶板など無機系の仕上げ材金物を介して構造体に固定する際、仕上げ材に穴開けなどの加工を行って、これに接続用の金物をはめ込み、更に構造体側に配設の金物と接合するのが一般的である。叙上仕上げ材に対しての加工は、
(1)小口に穴をあけ、ダボピンを通す。
(2)裏面に穴をあけ、シアーコネクターホークアンカー等をさしこむ。
(3)小口又は裏面に拡底した溝を設け、これに頭のついたボルトや金物を差し込み、溝に沿って動かし固定する(額ぶち表札と同様)。
等である。

概要

薄板仕上げ材の機械的加工を伴なわずになし得る取付工法を提供する。

仕上げ材1の裏面に、接続用の金物2を接着接合したうえ当該金物2の接着部2aを被覆する態様で繊維補強された裏打ち層3を所定面積範囲裏打ちし、しかる後、上記の接続用の金物2を構造体4側に配設の金物5と接合するとして、機械的加工を伴なわずして金物2を仕上げ材に一体的に固定し得るものとした。

目的

しかるに、上記諸加工は、いずれも板体の断面を欠損させる加工を行うため、以下の欠点がある。
(a)断面欠損のため、薄板の機械的強度が低下するので薄厚板には適用できない。
(b)耐風圧等の外力に対して板自体の強度より金物固定部分の強度が小さい(金物が遊嵌した結合であるので)。
(c)穿孔加工のための工程、それに伴う費用が必要である。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、仕上げ材に機械的加工を行うことなく金物を取付けることによって従来はそのままでは金物で取り付けられなかったような薄板(厚さ3〜20mm程度)の取付が可能となると共に強固に金物が固定し得、さらには仕上げ材にクラック等が生じても破片脱落しないような支持層をも提供しようとするものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

仕上げ材の裏面に、接続用金物接着接合したうえ当該金物の接着部被覆する態様で繊維補強された裏打ち層を施こし、当該接続用の金物を構造体側に配設の金物と接合するとしたことを特徴とする無機系の薄板仕上げ材の取付工法

技術分野

構造体への金物による固定方法がなかったために他の取付方法コンクリート面への接着など)によっていた薄板仕上げ材が使用できる。

背景技術

0001

本発明は、無機系の薄板仕上げ材の取付工法に関する。

発明が解決しようとする課題

0002

石,タイル陶板など無機系の仕上げ材を金物を介して構造体に固定する際、仕上げ材に穴開けなどの加工を行って、これに接続用の金物をはめ込み、更に構造体側に配設の金物と接合するのが一般的である。叙上仕上げ材に対しての加工は、
(1)小口に穴をあけ、ダボピンを通す。
(2)裏面に穴をあけ、シアーコネクターホークアンカー等をさしこむ。
(3)小口又は裏面に拡底した溝を設け、これに頭のついたボルトや金物を差し込み、溝に沿って動かし固定する(額ぶち表札と同様)。
等である。

課題を解決するための手段

0003

しかるに、上記諸加工は、いずれも板体の断面を欠損させる加工を行うため、以下の欠点がある。
(a)断面欠損のため、薄板の機械的強度が低下するので薄厚板には適用できない。
(b)耐風圧等の外力に対して板自体の強度より金物固定部分の強度が小さい(金物が遊嵌した結合であるので)。
(c)穿孔加工のための工程、それに伴う費用が必要である。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、仕上げ材に機械的加工を行うことなく金物を取付けることによって従来はそのままでは金物で取り付けられなかったような薄板(厚さ3〜20mm程度)の取付が可能となると共に強固に金物が固定し得、さらには仕上げ材にクラック等が生じても破片脱落しないような支持層をも提供しようとするものである。

0004

上記目的を達成するために、本発明における取付工法は、仕上げ材の裏面に、接続用の金物を接着接合したうえ当該金物の接着部被覆する態様で繊維補強された裏打ち層を施こし、当該接続用の金物を構造体側に配設の金物と接合するとしたものである。

0005

接続用の金物を仕上げ材に単に接着接合しただけの場合は接着剤の強度・耐久性のみに依存することになり、信頼性の確保が困難である。従来技術が既述の機械的固定を採用しているのはこの理由による。しかし、接続用の金物の上に更に裏打ち層が設けられると、裏打ち層と仕上げ材間の接着が接続用の金物の接合に寄与するために信頼性が高まる。そして接着であるため板厚に影響を受けることがなく、薄板でも可能である。また、裏打ち層内の繊維層が裏打ち層の剛性向上及び仕上げ材が割れた際の脱落防止役割を果たす。しかして、裏打ち層の繊維とマトリックス材質組合せを適切に設定することによって、仕上げ材の温度変化含水率変化に伴う寸法変化に追従し、固定金物仕上材間の接着を保つ。

0006

尚、裏打ち自体は従前より破損時の落下防止に用いられている技術である。すなわち、石材等に関しては、万一亀裂が生じた際に一部が脱落しないよう裏面にFRPの裏打ちを行うこともある。これは仕上げ材の曲げ強度変形能には寄与しないが、割れた後でもFRP中の繊維が板全体の形状を保ち、破片が落下しないことを狙っている。1例としてはガラスクロス等を裏面に敷いた後に不飽和ポリエステル塗りつけ硬化させる方法がある。これらは、人体物体衝突し破損の生じ易い箇所や仕上げ材の落下が特に重大な結果を招きそうな場合に行われている。本発明にあっては、この裏打ち層は単に落下防止のみでなく接着接合された金物を補完するものとなっているのが特徴である。

0007

実施例について図を参照して説明する。図1図2において、薄板の仕上げ材1の裏面には、接着剤でもって接続用の金物2が接合されたうえ接着部2aを被覆して繊維補強された裏打ち層3が施こされる。かかる金物2を構造体4側に配設の金物5に接合させる。しかして、金物2は裏打ち層3に仕上げ材1への接合が補完されて所定の強度が得られる。これに由り、金物2の一体的接合と薄板化が可能となる。さらに、副次的な機能として落下防止が奏される。

0008

裏打ちに使用する材料は、繊維とマトリックスそれぞれに以下のものが考えられる。すなわち、繊維の組成としては、ビニロンポリエステルなどの有機合成繊維ガラス繊維炭素繊維であり、形状としては短繊維長繊維〔織布,不織布,組布スクリム、糸を織らずにメッシュ状にしたもの)〕であり、マトリックスとしては、ポリエステル、エポキシなどの合成樹脂樹脂モルタル(合成樹脂+細骨材)、ポリマー入りセメントモルタルである。これらを比較し、以下の点から適切な組み合わせを絞ることができる。
(a)繊維組成ヤング率の高い炭素繊維・ガラス繊維が望ましい。
(b)ガラス繊維はアルカリ・水分によって劣化するので、セメントモルタルとの組み合わせは避けるべき。
(c)短繊維はガラス繊維のスプレーアップ法が普及しており、本発明に応用し易い。
(d)長繊維では、織布としたものは見かけ上のヤング率が低下するので好ましくない。メッシュとしたものは、引張強度の伝達にロスがなく、本発明の目的にかなっている。更に、メッシュの目を荒くすることによってメッシュの間から金物2を突き出すことが出来好都合である。

0009

しかして、以下のような組み合わせが例として考えられる。
(1)ごく薄い板(厚さ3〜10mm程度の陶板、石材。従来工法ではアルミハニカムその他の裏打ち材を施したあとで別途金物を固定する)
裏打ち層3の剛性と強度が必要である
・ガラス繊維組布+ポリマー入りセメントモルタル
・ガラス繊維組布+樹脂モルタル
特に、3軸組布(メッシュの糸を120度で交わる3軸方向に配したもの)を使用したりすれば裏打ち層の剛性が向上する。
(2)薄い板 (厚さ10〜20程度のタイル、従来工法では板に加工して金物をはめ込んでいる)
裏打ち層3自体の剛性と強度は余り必要でない。
・ガラス繊維短繊維+合成樹脂
ビニロン繊維+合成樹脂
但し、これ以外にも適切な組み合わせがありうる。

図面の簡単な説明

0010

本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(1)コストダウン
(a)ごく薄い板の場合は、アルミハニカム等で裏打ちをした製品があるが、非常に高価であり、金物を取り付けながら、裏打ちをする本発明の方が安い。
(b)薄い板の場合は、板への穿孔加工が不要であるので、板厚が薄くでき、材料費が低減される。
(2)施工性の向上
板材が薄くなり、軽量化されるので揚重・移動・取付が容易になる。
(3)適用性の拡大

--

0011

図1本発明になる仕上げ材裏面図である。
図2図1中A−A矢視断面説明図である。

0012

1仕上げ材
2金物
2a接着部
3裏打ち層
4構造体
5 金物

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある分野

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

(分野番号表示ON)※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

  • 積水化学工業株式会社の「 パネル構造」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】 パネル間の目地と、パネルに形成された擬似目地との見え方を同じにすることができるパネル構造を提供する。【解決手段】 擬似目地(縦溝20)が形成されたパネル(外壁パネル10)間にガスケット4... 詳細

  • 島悦哉の「 壁面パネル」が 公開されました。( 2020/10/29)

    【課題】ゴルフボール等の打球が当たったときの衝撃を良好に吸収でき、跳ね返りや衝撃音による問題を解消できる壁面パネルを提供する。【解決手段】壁面パネル17は、弾性を有する素材で外枠フレーム状に構成されて... 詳細

  • 株式会社エス・ビルドの「 建材見積りシステム、その管理サーバ、及び建材見積り方法」が 公開されました。( 2020/10/22)

    【課題】建材の必要数を正確に求める。【解決手段】施工区域21に少なくとも一部が重複する建材31の施工個数と、配列回避領域に完全に含まれる建材31の回避個数とを、メモリ55に展開された建材群3と施工区域... 詳細

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ