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技術 算術符号の符号化装置および復号化装置の構成方法

出願人 株式会社リコー
発明者 野水泰之
出願日 1992年11月20日 (28年0ヶ月経過) 出願番号 1992-333850
公開日 1994年6月10日 (26年5ヶ月経過) 公開番号 1994-164413
状態 拒絶査定
技術分野 画像処理 TV信号の圧縮,符号化方式 FAX帯域、冗長度の圧縮 TV信号の圧縮,符号化方式 FAXの帯域、冗長度の圧縮 圧縮、伸長・符号変換及びデコーダ
主要キーワード 組込装置 算術演算処理 予測動作 次分割 予測ユニット 送り側 ハードウェアコスト 抽出画素
関連する未来課題
重要な関連分野

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図面 (8)

目的

コスト上昇や速度低下を招くことなく各種画像を効率よく処理する。

構成

シンボル予測処理ソフトウェアで実行し、符号生成復号算術演算ハードウェア202で実行する。またシンボル予測手段を、交換自在のユニットに構成する。

効果

ソフトウェアで予測処理を実行することにより、コストをかけずに、画像の種類に応じて参照画素位置を変更して予測精度を向上させることができ、効率よく処理することができる。また、シンボル予測手段を交換自在にすることにより、不必要なユニットは備えなくてもよくなり、装置コストを低減できる。

概要

背景

画情報データ圧縮に好適な符号化方式として、予測符号化の一方式である算術符号が知られている。

図5は、この算術符号の符号化装置ブロック構成を示したものである。この符号化装置には、白黒2値画情報が1画素ずつ順次入力される。テンプレート画素抽出部101は、入力される画情報の各画素に注目し、その周囲一定範囲の各画素を抽出する。この抽出画素位置は、予めテンプレートとして固定的に設定されている。予測データ生成部102は、抽出された周囲画素の状態に基ずいて注目画素シンボル予測し、予測シンボルとその出現確率の情報を生成出力する。

算術符号生成演算部103は、その予測シンボルと出現確率の情報に基ずいて、所定の算術演算を実行し、算術符号である符号情報を生成出力する。なお、算術符号生成演算部103は、その算術演算の際に各種変数データを必要に応じてワークメモリ104に一時格納したり読み出したりする。

図6は、復号化装置のブロック構成図を示したものである。この復号化装置には、上記符号化装置で生成された符号情報が入力される。算術符号復号演算部105は、入力される符号と、予測データ生成部102から出力される予測シンボルと出現確率の情報に基ずいて所定の演算処理を実行し、画情報の各画素を順次復元する。なお、その演算処理の際に各種変数データを必要に応じてワークメモリ104に一時格納したり読み出したりする。

テンプレート画素抽出部101は、復元された画情報の各画素に注目し、上記符号化装置の場合と同様に、周囲一定範囲の各画素を抽出する。また、予測データ生成部102は、その周囲画素の状態に基ずいて注目画素のシンボルを予測し、予測シンボルと出現確率の情報を生成出力する。

テンプレート画素抽出部101と予測データ生成部102は、上記各装置において、それぞれ画情報の各画素のシンボルを予測するシンボル予測部を構成している。

ところで、そのシンボル予測部における画素シンボルの予測精度が高くなれば、画情報のデータ圧縮効果が向上し、画情報を効率よく処理することができる。予測精度を向上させるためには、テンプレート画素抽出部101において、注目画素に対して、より相関の高い周囲画素を抽出する必要がある。

しかしながら、注目画素に対して相関の高い周囲の画素位置は、画像の種類によって異なる。例えば、文字や図形のように中間濃度のない白黒の画情報の場合、図7(a)に示すように、注目画素Xの近辺に集中して相関の高い画素がある。一方、写真や絵のような濃淡画像疑似中間調処理した画情報の場合、同図(b)に示すように、注目画素Xの近辺から比較的離れた位置まで広い範囲にわたって相関の高い画素がある。

そこで、従来は、テンプレート画素抽出部101のテンプレートには、処理する画像の種類に応じてそれぞれ異なる画素位置を設定し、各種画像専用に符号化装置や復号化装置を構成していた。

このため、各種画情報を効率良く処理するためには、符号化装置や復号化装置を複数用意して、それらを処理する画像に応じて使い分けるようにしなければならず、装置コストが高くなっていた。

一方、このようなコストの上昇を防止する方法として、上記各装置の符号化,復号化処理をCPUを用いてソフトウェア制御により実行することが考えられる。ソフトウェア制御により実行すれば、上記テンプレートの画素位置をコストをかけずに任意に変更することができる。これにより、各種画情報を効率良く処理することができる。

ところが、ソフトウェア制御の場合、算術符号生成演算部103での算術演算処理に時間がかかり、処理速度が低下してしまう。

概要

コスト上昇や速度低下を招くことなく各種画像を効率よく処理する。

シンボル予測処理ソフトウェアで実行し、符号生成復号の算術演算をハードウェア202で実行する。またシンボル予測手段を、交換自在のユニットに構成する。

ソフトウェアで予測処理を実行することにより、コストをかけずに、画像の種類に応じて参照画素位置を変更して予測精度を向上させることができ、効率よく処理することができる。また、シンボル予測手段を交換自在にすることにより、不必要なユニットは備えなくてもよくなり、装置コストを低減できる。

目的

本発明は、上記の問題を解決し、装置コストの上昇や処理速度の低下を招くことなく、各種画像を効率よく処理することができる算術符号の符号化装置および復号化装置の構成方法を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
5件

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請求項1

2値画情報の各画素に順次注目し周囲画素の状態により注目画素シンボル出現確率予測するシンボル予測手段と、0から1の数直線を予測したシンボル出現確率により順次分割し上記注目画素の実際のシンボルに対応する上記数直線上の位置を示す2進数を符号として出力する算術符号生成手段とを備えた算術符号化符号化装置構成方法において、上記シンボル予測手段はソフトウェア制御のCPUにより動作を実行する手段であると共に、上記符号生成演算手段はハードウェア回路により動作を実行する手段であることを特徴とする算術符号の符号化装置の構成方法。

請求項2

復元しようとする2値画情報の各画素に順次注目し周囲画素の状態により注目画素のシンボル出現確率を予測するシンボル予測手段と、数直線上の位置を示す2進数の符号と上記シンボル出現確率とに基ずいて画情報の各画素を復元する算術符号復号手段とを備えた算術符号の復号化装置の構成方法において、上記シンボル予測手段はソフトウェア制御のCPUにより動作を実行する手段であると共に、上記復号演算手段はハードウェア回路により動作を実行する手段であることを特徴とする算術符号の復号化装置の構成方法。

請求項3

2値画情報の各画素に順次注目し周囲画素の状態により注目画素のシンボル出現化率を予測するシンボル予測手段と、0から1の数直線を予測したシンボル出現確率により順次分割し上記注目画素の実際のシンボルに対応する上記数直線上の位置を示す2進数を符号として出力する算術符号生成手段とを備えた算術符号の符号化装置の構成方法において、上記シンボル予測手段を他の部分と独立した交換自在のユニットに構成することを特徴とする算術符号の符号化装置の構成方法。

請求項4

復元しようとする画情報の各画素に順次注目し周囲画素の状態により注目画素のシンボル出現確率を予測するシンボル予測手段と、数直線上の位置を示す2進数の符号と上記シンボル出現確率とに基ずいて画情報の各画素を復元する算術符号復号手段とを備えた算術符号の復号化装置の構成方法において、上記シンボル予測手段を他の部分と独立した交換自在のユニットに構成することを特徴とする算術符号の復号化装置の構成方法。

請求項5

2値画情報の各画素に順次注目し周囲画素の状態により注目画素のシンボル出現確率を予測するシンボル予測手段と、0から1の数直線を予測したシンボル出現確率により順次分割し上記注目画素の実際のシンボルに対応する上記数直線上の位置を示す2進数を符号として出力する算術符号生成手段とを備えた算術符号化の符号化装置の構成方法において、上記シンボル予測手段は、参照する周囲画素位置が異なる複数のものを配設し、その複数の内の1つを選択的に使用することを特徴とする算術符号の符号化装置の構成方法。

請求項6

復元しようとする画情報の各画素に順次注目し周囲画素の状態により注目画素のシンボル出現確率を予測するシンボル予測手段と、数直線上の位置を示す2進数の符号と上記シンボル出現確率とに基ずいて画情報の各画素を復元する算術符号復号手段とを備えた算術符号の復号化装置の構成方法において、上記シンボル予測手段は、参照する周囲画素位置の異なる複数のものを配設し、その複数の内の1つを選択的に使用することを特徴とする算術符号の復号化装置の構成方法。

技術分野

0001

本発明は、画情報データ圧縮に好適な算術符号符号化装置構成方法、およびその符号化装置により生成された符号情報復号する復号化装置の構成方法に関する。

背景技術

0002

画情報のデータ圧縮に好適な符号化方式として、予測符号化の一方式である算術符号が知られている。

0003

図5は、この算術符号の符号化装置のブロック構成を示したものである。この符号化装置には、白黒2値画情報が1画素ずつ順次入力される。テンプレート画素抽出部101は、入力される画情報の各画素に注目し、その周囲一定範囲の各画素を抽出する。この抽出画素位置は、予めテンプレートとして固定的に設定されている。予測データ生成部102は、抽出された周囲画素の状態に基ずいて注目画素シンボル予測し、予測シンボルとその出現確率の情報を生成出力する。

0004

算術符号生成演算部103は、その予測シンボルと出現確率の情報に基ずいて、所定の算術演算を実行し、算術符号である符号情報を生成出力する。なお、算術符号生成演算部103は、その算術演算の際に各種変数データを必要に応じてワークメモリ104に一時格納したり読み出したりする。

0005

図6は、復号化装置のブロック構成図を示したものである。この復号化装置には、上記符号化装置で生成された符号情報が入力される。算術符号復号演算部105は、入力される符号と、予測データ生成部102から出力される予測シンボルと出現確率の情報に基ずいて所定の演算処理を実行し、画情報の各画素を順次復元する。なお、その演算処理の際に各種変数データを必要に応じてワークメモリ104に一時格納したり読み出したりする。

0006

テンプレート画素抽出部101は、復元された画情報の各画素に注目し、上記符号化装置の場合と同様に、周囲一定範囲の各画素を抽出する。また、予測データ生成部102は、その周囲画素の状態に基ずいて注目画素のシンボルを予測し、予測シンボルと出現確率の情報を生成出力する。

0007

テンプレート画素抽出部101と予測データ生成部102は、上記各装置において、それぞれ画情報の各画素のシンボルを予測するシンボル予測部を構成している。

0008

ところで、そのシンボル予測部における画素シンボルの予測精度が高くなれば、画情報のデータ圧縮効果が向上し、画情報を効率よく処理することができる。予測精度を向上させるためには、テンプレート画素抽出部101において、注目画素に対して、より相関の高い周囲画素を抽出する必要がある。

0009

しかしながら、注目画素に対して相関の高い周囲の画素位置は、画像の種類によって異なる。例えば、文字や図形のように中間濃度のない白黒の画情報の場合、図7(a)に示すように、注目画素Xの近辺に集中して相関の高い画素がある。一方、写真や絵のような濃淡画像疑似中間調処理した画情報の場合、同図(b)に示すように、注目画素Xの近辺から比較的離れた位置まで広い範囲にわたって相関の高い画素がある。

0010

そこで、従来は、テンプレート画素抽出部101のテンプレートには、処理する画像の種類に応じてそれぞれ異なる画素位置を設定し、各種画像専用に符号化装置や復号化装置を構成していた。

0011

このため、各種画情報を効率良く処理するためには、符号化装置や復号化装置を複数用意して、それらを処理する画像に応じて使い分けるようにしなければならず、装置コストが高くなっていた。

0012

一方、このようなコストの上昇を防止する方法として、上記各装置の符号化,復号化処理をCPUを用いてソフトウェア制御により実行することが考えられる。ソフトウェア制御により実行すれば、上記テンプレートの画素位置をコストをかけずに任意に変更することができる。これにより、各種画情報を効率良く処理することができる。

0013

ところが、ソフトウェア制御の場合、算術符号生成演算部103での算術演算処理に時間がかかり、処理速度が低下してしまう。

発明が解決しようとする課題

0014

このように、従来は、2値画像疑似中間調画像など、各種画情報を効率良く処理しようとすると、装置コストが上昇したり、処理速度が低下したりするという問題があった。

0015

本発明は、上記の問題を解決し、装置コストの上昇や処理速度の低下を招くことなく、各種画像を効率よく処理することができる算術符号の符号化装置および復号化装置の構成方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0016

このために、本願の1つの発明は、注目画素のシンボル出現確率を予測するシンボル予測手段は、ソフトウェア制御のCPUにより構成する一方、符号生成演算手段や復号演算手段は、ハードウェア回路により構成するようにしている。

0017

もう1つの発明は、シンボル予測手段を、他の部分と独立した交換自在のユニットに構成するようにしている。

0018

さらにもう1つの発明は、参照する周囲画素位置の異なる複数のシンボル予測手段を配設して、その内の1つを選択的に使用するようにしている。

0019

上記1つの発明では、シンボル予測手段をソフトウェア制御のCPUにより構成するので、ハードウェアの変更のようなコストをかけることなく、抽出画素位置を任意に変更にることができる。これにより、装置コストを上昇させることなく、処理する画情報の種類に応じて抽出画素位置を変更し、各種画情報を効率良く処理することができる。また、この場合、符号生成演算手段や復号演算手段は、ハードウェア回路により構成するので、算術演算を高速に実行することができ、処理速度を余り低下させずに、所定の処理を実行することができる。

0020

また、もう1つの発明では、シンボル予測手段を、交換自在に構成するので、処理する画情報の種類に適するものを装着して使用することができる。これにより、画情報を効率良く処理することができると共に、不必要なシンボル予測手段を備えなくてもよいので、装置コストの上昇を防止することができる。

0021

さらにもう1つの発明では、従来のように、符号化装置や復号化装置全体を複数備えるのではなく、シンボル予測手段のみ複数備えればよいので、従来と比較して装置コストを低減することができる。

0022

以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例を詳細に説明する。

0023

図1は、本発明の第1の実施例に係る符号化復号化装置のブロック構成図を示したものである。図において、データ入出力部201は、他の装置から処理すべき画情報や符号情報を入力したり、処理済みの画情報や符号情報を他の装置に出力したりするものである。算術演算部202は、画情報の符号化復号化のための算術演算処理を実行するハードウェア回路である。この算術演算部202は、算術符号生成演算部202a,算術符号復号演算部202bよびワークメモリ20202cにより構成されている。算術符号生成演算部202aは、図5の算術符号生成演算部103と同一機能ものである。算術符号復号演算部202bは、図6の算術符号復号演算部105と同一機能のものである。ワークメモリ202cは、図5図6のワークメモリ104と同一機能のものである。

0024

RAM203は、処理する画情報や各種データを一時格納するものである。CPU204は、この装置各部を制御すると共に、画情報のシンボル予測処理を実行するものである。ROM205は、CPU204を動作させる制御プログラムやデータを格納しているものである。DMAコントローラ206は、データ入出力部201,算術演算部202およびRAM203間のデータ転送を実行するものである。

0025

以上の構成で、次に、本実施例の符号化復号化装置の符号化動作を説明する。

0026

この場合、データ入出力部201から画情報を1画素ずつ順次入力する。このとき、CPU204は、図5のシンボル予測部と同様の動作を実行し、算術符号生成演算部202aは、算術符号生成演算部103と同様の動作を実行する。

0027

すなわち、CPU204は、入力される画情報の各画素に注目し、制御プログラムで設定されている周囲一定範囲の各画素を抽出する。抽出する画素位置は、処理する画情報の種類に応じて設定される。例えば、文字や図形のような白黒の画情報の場合、図7(a)に示したような周囲画素位置が設定され、写真や絵のような疑似中間調の画情報の場合、同図(b)に示したような周囲画素位置が設定される。

0028

CPU204は、このように抽出した各画素の状態に基ずいて注目画素を予測し、予測シンボルとそのシンボル出現確率の情報を出力する。この場合、予測シンボルは、LPS(Less Probable Symbol;劣勢シンボル)であるか、MPS(More Probable Symbol;優勢シンボル)であるかという情報であり、シンボル出現確率は、例えば、LPSの出現確率を示す情報である。

0029

算術符号生成演算部202aは、上記予測シンボルと出現確率の情報に基ずいて、所定の算術符号を生成出力する。図2は、この符号情報生成処理概念を示している。すなわち、算術符号生成演算部202aでは、まず、0〜1の数直線を想定し、その数直線上の区間A1をLPSの出現確率Qeと、MPSの出現確率(1−Qe)とに分割する。

0030

いま、処理する画情報のMPSが“0”であり、最初の注目画素の画素シンボルが“0”であったとする。この場合、上記数直線のMPSに対応する区間A2を選択する。いま、例えば、数直線上の区間をその区間の下端座標で表すものとすると、区間A2の下端の座標P1を2進数で表した符号が、画情報の最初の1画素“0”の算術符号となる。

0031

次に、上記区間A2を同様にLPSの出現確率QeとMPSの出現確率(1−Qe)とに分割する。ここで、次の注目画素が“1”すなわちLPSであったとすると、そのLPSに対応する区間A3を選択する。この場合、区間A3の下端の座標P2を表す符号が、画情報の最初の2画素“01”の算術符号となる。

0032

次に、上記区間A3を同様にLPSの出現確率QeとMPSの出現確率(1−Qe)とに分割する。ここで、次の注目画素が“0”すなわちMPSであったとすると、そのMPSに対応する区間A4を選択する。この場合、区間A4の下端の座標P3を表す符号が、画情報の最初の3画素“010”の算術符号となる。

0033

算術符号生成演算部202aは、このような処理により、入力された画情報に対する符号情報を生成する。なお、このような処理は、各種パラメータ変数とする算術演算により実行するが、その処理実行の際に、各種変数データを必要に応じてワークメモリ202cに一時格納したり読み出したりする。生成された符号情報は、データ入出力部201から出力される。

0034

なお、上記処理実行の際に、DMAコントローラ206は、各部間で画情報や算術符号のなどの情報転送を実行する。また、その情報転送の際に、送り側の情報量が多く、受け側の情報の取り込みが間に合わない場合、その転送情報をRAM203に一時格納した後転送する。また、この符号化動作の場合、算術符号復号演算部202bは動作しない。

0035

次に、復号化動作を説明する。

0036

この場合、データ入出力部201は外部から符号情報を順次入力する。この場合、算術符号復号演算部202bは、図5の算術符号復号演算部105と同様の動作を実行し、CPU204は、シンボル予測部と同様の動作を実行する。すなわち、算術符号復号演算部202bは、入力される符号情報と、CPU204から出力される予測シンボルと出現確率の情報に基ずいて、図2で説明した動作とは反対の処理により、画情報の各画素を順次復元する。

0037

そして、CPU204は、復元された画情報の各画素に注目し、その周囲一定範囲の各画素を抽出する。次いで、抽出した周囲画素の状態に基ずいて注目画素のシンボルを予測し、予測シンボルとその出現確率の情報を生成出力する。この生成された予測シンボルと出現確率の情報は、算術符号復号演算部202bに入力される。なお、算術符号生成演算部202aは、その算術演算の際に各種変数データを必要に応じてワークメモリ202cに一時格納したり読み出したりする。

0038

このようにして、入力された符号情報から画情報が順次復元される。復元された画情報は、データ入出力部201から出力される。

0039

なお、上記処理実行の際に、DMAコントローラ206は、各部間で画情報や算術符号のなどの情報転送を実行する。また、その情報転送の際に、送り側の情報量が多く、受け側の情報の取り込みが間に合わない場合、その転送情報をRAM203に一時格納した後転送する。また、この復号化動作の場合、算術符号生成演算部202aは動作しない。

0040

以上のように、本実施例では、画情報の周囲画素から注目画素のシンボルを予測する予測動作をCPU204により実行するようにしている。

0041

CPU204は、ROM205に格納された制御プログラムにより動作を実行するので、抽出する周囲画素位置を変更する際に、ハードウェアを変更する場合のようにコストがかからない。これにより、コストをかけずに、処理する画情報の種類に応じて抽出画素位置を変更し、各種画情報を効率良く処理することができるようになる。

0042

また、この場合、算術演算部202は、ハードウェア回路であるので、必要な算術演算を高速に実行することができる。これにより、処理速度を余り低下させずに画情報を符号化,復号化することができる。

0043

さらに、算術演算部202のユニット内には、算術符号生成演算部202aと算術符号復号演算部202bとを配設して、1つのワークメモリ202cを共用するようにしている。これにより、ワークメモリ202cが1つで済むため、従来に比較して、ハードウェアコストを低減することができる。

0044

図3は、本発明の第2の実施例に係る符号化復号化装置のブロック構成図を示したものである。図において、図1と同一符号は、同一部分を示し、図1と異なる点は、装置内にユニット収納部207を配設する一方、そのユニット収納部207に任意に装着することができる複数のシンボル予測ユニット208を備えている点である。

0045

シンボル予測ユニット208は、ハードウェア回路で構成されており、図4に示したシンボル予測部と同一機能を有している。そして、それぞれのシンボル予測ユニット208は、注目画素に対して抽出する周囲画素位置が異なっており、例えば、2値画像用,疑似中間調画像用というように適する画像が設定されている。

0046

この構成で、本実施例の符号化復号化装置を使用する場合、オペレータは、処理する画像に応じたシンボル予測ユニット208をユニット収納部207に装着する。

0047

画情報の符号化動作を実行する場合、データ入出力部201は、画情報を順次入力する。シンボル予測ユニット208は、その画情報の各画素のシンボルを予測する。予測動作は、図5のシンボル予測部の動作と同様である。算術演算部202は、前述の実施例と同様に、その予測結果に基ずいて符号情報を生成する。そして、生成した符号情報をデータ入出力部201から出力する。

0048

また、復号化動作を実行する場合、データ入出力部201は、符号を順次入力する。算術演算部202は、前述の実施例と同様に、入力した符号情報と画素シンボルの予測情報に基ずいて、所定の演算処理を実行し、画情報の各画素を順次復元する。シンボル予測ユニット208は、復元される画情報の各画素のシンボルを上記と同様に予測する。復元された画情報は、データ入出力部201から出力する。

0049

このように、本実施例では、シンボル予測ユニット208を、他の部分と独立したユニットで交換自在に構成するようにしたので、処理する画情報に適するものを任意に装着して使用することができる。これにより、画情報を効率良く処理することができると共に、不必要なシンボル予測ユニット208は備えなくてよいので、装置コストの上昇を防止することができる。

0050

図4は、本発明の第3の実施例に係る符号化復号化装置のブロック構成図を示したものである。図において、図1と同一符号は、同一部分を示し、図1と異なる点は、シンボル予測部209を配設している点である。

0051

シンボル予測部209には、複数の予測回路2091が配設されている。それぞれの予測回路2091は、ハードウェア回路で構成され、図5図6に示したシンボル予測部と同一機能を有している。また、それぞれの予測回路2091は、注目画素に対して抽出する周囲画素位置が異なっており、例えば、2値画像用,疑似中間調画像用というように適する画像が設定されている。

0052

この構成で、本実施例の符号化復号化装置を使用する場合、オペレータは、所定の操作で処理する画像に適する1つの予測回路2091を選択する。

0053

画情報の符号化動作を実行する場合、データ入出力部201は、画情報を順次入力する。シンボル予測部209は、選択された1つの予測回路2091によって、前記実施例の場合と同様に、画情報の各画素のシンボルを予測する。また、算術演算部202は、その予測結果に基ずいて符号情報を生成する。そして、生成した符号情報をデータ入出力部201から出力する。

0054

また、復号化動作を実行する場合、データ入出力部201は、符号情報を順次入力する。算術演算部202は、入力した符号情報と画素シンボルの予測情報に基ずいて、所定の演算処理を実行し、画情報の各画素を順次復元する。シンボル予測部209は、復元される画情報の各画素のシンボルを上記と同様に予測する。復元した画情報は、データ入出力部201から出力する。

0055

このように、本実施例では、シンボル予測部209内に、各種画像に適した複数の予測回路2091を配設して、その内の1つを選択的に使用するようにしている。

0056

従来は、各種画情報を処理する場合、符号化装置や復号化装置全体を複数備えなけばならなかったが、本実施例では、予測回路2091を複数備えればよい。これにより、従来と比較して、装置コストを低減することができる。

0057

なお、上述の各実施例では、シンボル予測手段つまり図3のシンボル予測ユニット208や図4の予測回路2091は、2値画像用と、疑似中間調画情報用との2種類を備えるようにしたが、必要に応じてさらに多くの種類を備えるようにすればよい。

0058

また、2値画情報を符号化,復号化する場合を例にとって説明したが、多値画情報でも、複数の2値画情報に分離することにより、同様の処理手順で符号化復号化することができる。例えば、カラー画像は、多値画情報になるが、同様に処理することができる。従って、白黒画像のほか、カラー画像も処理する場合、さらにカラー画像用のシンボル予測手段を備えればよい。また、カラー画像を輝度色差により表す画情報を用いる場合には、さらに輝度情報用と色差情報用の2つのシンボル予測手段を備えることが考えられる。

0059

また、上述の各実施例における符号化復号化装置を、例えばファクシミリ装置など、各種装置に組込む場合には、CPU204は、符号化復号化の動作と共に、組込装置制御動作を実行すればよい。

発明の効果

0060

以上のように、本願の1つの発明によれば、シンボル予測手段をソフトウェア制御のCPUにより構成し、処理する画情報の種類に応じて抽出画素位置を変更できるようにしたので、コストの上昇なしに各種画情報を効率良く処理することができると共に、符号生成演算手段や復号演算手段は、ハードウェア回路により構成するようにしたので、処理速度を余り低下させることなく画情報を処理することができる。

0061

また、もう1つの発明によれば、シンボル予測手段を、他の部分と独立した交換自在のユニットに構成するようにしたので、処理する画情報の種類に適するものを装着することにより、画情報を効率良く処理することができると共に、不必要なシンボル予測手段を配設しなくてよいので、装置コストの上昇を防止することができる。

0062

さらにもう1つの発明によれば、参照する周囲画素位置の異なる複数のシンボル予測手段を配設して、その内の1つを選択的に使用するようにしたので、従来のように、装置全体を複数備える必要がなくなり、装置コストを低減することができる。

図面の簡単な説明

0063

図1本発明の第1の実施例に係る符号化復号化装置のブロック構成図である。
図2算術符号を生成する演算処理の説明図である。
図3本発明の第2の実施例に係る符号化復号化装置のブロック構成図である。
図4本発明の第3の実施例に係る符号化復号化装置のブロック構成図である。
図5符号化装置の従来例を示すブロック構成図である。
図6復号化装置の従来例を示すブロック構成図である。
図7注目画素と相関の高い周囲画素位置の例を示す説明図である。

--

0064

201データ入出力部
202算術演算部
202a算術符号生成演算部
202b 算術符号復号演算部
202cワークメモリ
203 RAM
204 CPU
205 ROM
206DMAコントローラ
207ユニット収納部
208シンボル予測ユニット
209 シンボル予測部
2091 予測回路

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