図面 (/)

この項目の情報は公開日時点(1994年6月3日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (6)

構成

バショウ科植物の果実又は他の組織から、水または水とアルコール類混合液抽出溶媒として用いて抽出することにより得られる血圧上昇物質

効果

血圧上昇作用を有し、単体として服用もしくは日常的に摂取が容易なように食品等に添加することにより、本態性慢性低血圧等に有効に使用できる。

概要

背景

近年、若い女性を中心に本態性慢性低血圧由来する、起きるのがつらい、目覚めが悪い等の症状が訴えられている。本態性低血圧では頭痛倦怠感起立時のめまい感などの愁訴を伴うが、低血圧自体が病気ではないとの考えもあるため、病院にいくことはめったにない。愁訴を起こす原因として自律神経緊張異常が指摘されており、それゆえ薬物療法としては交感神経作動薬が主流となっている。これらは明確な血圧上昇作用を有してはいるものの、あくまで医薬品としての利用であり、日常的に摂取の容易な形態、例えば生理作用を有する食品として利用されてはいない。

概要

バショウ科植物の果実又は他の組織から、水または水とアルコール類混合液抽出溶媒として用いて抽出することにより得られる血圧上昇物質

血圧上昇作用を有し、単体として服用もしくは日常的に摂取が容易なように食品等に添加することにより、本態性(慢性)低血圧等に有効に使用できる。

目的

本発明は、血圧上昇作用物質およびそれを含有する素材を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

ライセンス契約や譲渡などの可能性がある特許掲載中! 開放特許随時追加・更新中 詳しくはこちら

請求項1

バショウ科植物の果実又は他の組織から、水または水とアルコール類混合液抽出溶媒として用いて抽出することにより得られる血圧上昇物質

技術分野

0001

本発明は血圧上昇物質に関する。

背景技術

0002

近年、若い女性を中心に本態性慢性低血圧由来する、起きるのがつらい、目覚めが悪い等の症状が訴えられている。本態性低血圧では頭痛倦怠感起立時のめまい感などの愁訴を伴うが、低血圧自体が病気ではないとの考えもあるため、病院にいくことはめったにない。愁訴を起こす原因として自律神経緊張異常が指摘されており、それゆえ薬物療法としては交感神経作動薬が主流となっている。これらは明確な血圧上昇作用を有してはいるものの、あくまで医薬品としての利用であり、日常的に摂取の容易な形態、例えば生理作用を有する食品として利用されてはいない。

発明が解決しようとする課題

0003

本発明は、血圧上昇作用物質およびそれを含有する素材を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0004

本発明者は、植物の果実を中心とする天然物から血圧上昇作用を有する原料を探索した結果、バショウ科(学術名;ムーサシー[Musaceae])植物の果実の水または水とアルコール類混合液抽出物質が顕著な血圧上昇作用を有すること見いだし、その処理条件を検討した結果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明はバショウ科植物の果実の果肉果皮又は他の組織からの抽出処理、あるいは化学処理組合せによる血圧上昇物質に関するものである。以下、本発明について詳しく説明すると、まず、原料となる植物組織を比較的極性の高い溶媒を用いてホモジナイズし、遠心分離により得た上清熱処理、または、種々の分画操作を行った後、適宜濃縮する。

0005

本発明の原料となる植物組織としてはバショウ科の植物の果実が用いられる。バショウ科の植物として、バナナ(学術名;ムーサ サピーンタムエル[Musasapientum L])、バショウ(ムーサバスジョージーブ.エトザック.(Musa basjoo Sieb. et Zuss])等が挙げられるが、本発明に用いるものとしては、熱帯果実として一般に流通しており、容易に入手できることからバナナが好ましい。また、比較的極性の高い溶媒としては、水、アルコール類およびそれらの混合液が挙げられる。アルコール類は、エタノールおよびメタノールが好ましく、また水との混合液を用いる場合には、その比率は、水1に対し、アルコール類0〜99の割合で加えたものが好ましい。また、分画操作としては有機溶媒沈殿限外ろ過液相分離カラムクロマトグラフィーなどがあげられる。

0006

上述した方法により得られる本発明の血圧上昇物質の特徴としては 120℃、15分間または90℃、30分間の加熱で失活しない、排除分子量10,000の限外ろ過膜(UFC3LGC00,ミリポアMILLIPORE]社製)を通過する、αブロッカーであるフェントラミンの存在下では摘出大動脈標本収縮しない等をあげることができる。また、原料としてバナナの果肉を用いた場合、発明品の保存中に血圧上昇作用がなくなり、逆に血圧降下作用が現れるようになる。この失活は保存する前に120℃、15分間または90℃、30分間の熱処理をすることにより防ぐことができる。一方、原料としてバナナの果肉以外、例えばバナナ果皮を原料とした時はこのような失活は起きない。また、ここで使用するバナナは完熟しているものと、完熟していないものの両方が利用可能である。本発明の上記処理により得られた血圧上昇物質は、それ自体を単体のまま摂取しても構わないが、添加剤として用いて食品等に混ぜて用いることが好ましく、いずれの場合も、優れた血圧上昇効果を発揮した。以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細に説明する。

0007

(実施例1)バナナ果皮1kgを10倍量の蒸留水でホモジナイズした後、遠心分離(3,000rpm,15min)して得た上清を40℃以下で2倍に減圧濃縮することにより抽出物を得た。

0008

(実施例2)実施例1と同様の処理で得た遠心上清を排除分子量10,000の限外ろ過膜を用いて分画することにより得た分子量10,000以下の物質を含むろ液を40℃以下で2倍に減圧濃縮することにより抽出物を得た。

0009

(実施例3)抽出物を熱処理(120℃,15min)することにより抽出物が得た。

0010

(実施例4)バナナ果肉2kgに5倍量の蒸留水を加え、4℃で一晩静置した後、遠心分離(3,000rpm,15min)した。この遠心上清を熱処理(120℃,15min)した後、更に遠心分離し、得られた上清を2倍に減圧濃縮することにより抽出物を得た。

0011

(実施例5)バナナ果皮1kgを10倍量の蒸留水:エタノール(4:1)溶液でホモジナイズした後、遠心分離(3,000rpm,15min)して得た上清を40℃以下で2倍に減圧濃縮することにより抽出物を得た。以下、実施例2と同様に操作して抽出物を得た。

0012

(実施例6)バナナ果肉2kgに5倍量の蒸留水:エタノール(4:1)溶液を加え、4℃で一晩静置した後、遠心分離(3,000rpm, 15min)した。この遠心上清を熱処理(90℃,30min)した後、更に遠心分離し、得られた上清を2倍に減圧濃縮することにより抽出物を得た。

0013

(比較例1)実施例3において熱処理を行わず、4℃で1週間保存した抽出物を得た。

0014

(実施例7)本発明品のラット血圧に対する作用を検定した。すなわち、体重250〜350gのSprague-Dawley系雄ラット(日本生物材料センター(株))をウレタン麻酔下で大腿動脈カニューレ圧力トランスデューサーに接続した。動脈圧及び心拍数を測定した後に、抽出物、抽出物、抽出物試料十二指腸あるいは大腿静脈より投与し、その後の動脈圧及び心拍数を測定した。その結果を、それぞれ動脈圧を図1,2,3に示し、心拍数を図4,5,6に示す。図1,2に示すように本発明に係わる抽出物及びは優れた血圧上昇作用を示しした。さらに、図4,5に示すように心拍数に大きな変化がないことから、本発明の血圧上昇物質の心拍への影響は少ないと考えることができる。また、図示しないが本発明に係わる他の抽出物も同様な優れた血圧上昇作用を示した。比較例で得た抽出物には血圧上昇作用が見られず、それゆえ、熱処理は本発明の安定性において重要な処理であるといえる。また、本試験において生理食塩水対象試料として用いて同様の試験を行ったが、血圧上昇作用は認められなかった。

0015

(実施例6)本発明の摘出大動脈標本に対する作用を検定した。すなわち、ラット胸部大動脈リング状に調製し、クレブス−ヘンゼライト(Krebs−Henseleit)液中負荷をかけ、試料溶液(抽出物および)を添加したときの収縮力を測定した。また,フェントラミンを試料(抽出物および)を加える5分前にあらかじめ添加しておき同様の方法にて収縮力を測定した。結果を表1に示す。

0016

0017

表1より本発明の抽出物はαブロッカーであるフェントラミンの存在下では摘出大動脈標本を収縮しない。

発明の効果

0018

本発明により、バショウ科の植物の果実から水または水とアルコールの混合液を抽出溶媒として用いて抽出物が得られ、当該抽出物は血圧上昇作用を有し、単体として服用もしくは日常的に摂取が容易なように食品等に添加することにより、本態性(慢性)低血圧等に有効に使用できる。

図面の簡単な説明

0019

図1は、実施例2により得られた本発明の血圧上昇物質の実施例7で行った動脈圧測定の結果を示す。図2は、実施例4により得られた本発明の血圧上昇物質の実施例7で行った動脈圧測定を結果示す。図3は、比較例1により得られた本発明の血圧上昇物質の比較物質の実施例7で行った動脈圧測定を結果示す。図4は、実施例2により得られた本発明の血圧上昇物質の実施例7で行った心拍数の結果を示す。図5は、実施例4により得られた本発明の血圧上昇物質の実施例7で行った心拍数を結果示す。図6は、比較例1により得られた本発明の血圧上昇物質の比較物質の実施例7で行った心拍数を結果示す。符号の説明B.P.・・・血圧(動脈圧)、H.R.・・・心拍数、a,b,c(曲線の上部)・・・最高血圧、d,e,f(曲線の下部)・・・最低血圧

ページトップへ

この技術を出願した法人

この技術を発明した人物

ページトップへ

関連する挑戦したい社会課題

関連する公募課題

該当するデータがありません

ページトップへ

おススメ サービス

おススメ astavisionコンテンツ

新着 最近 公開された関連が強い技術

この 技術と関連性が強い技術

関連性が強い 技術一覧

この 技術と関連性が強い人物

関連性が強い人物一覧

この 技術と関連する社会課題

関連する挑戦したい社会課題一覧

この 技術と関連する公募課題

該当するデータがありません

astavision 新着記事

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ