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技術 パチンコ機の画像表示装置

出願人 株式会社平和
発明者 中島健吉
出願日 1992年10月15日 (28年2ヶ月経過) 出願番号 1992-303046
公開日 1994年5月10日 (26年7ヶ月経過) 公開番号 1994-126032
状態 特許登録済
技術分野 弾球遊技機(パチンコ等) 弾玉遊技機の表示装置
主要キーワード 行識別情報 クロック素子 分割境界線 LED表示素子 各分割表示 格納番地 特定番地 LCD表示素子
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年5月10日)のものです。
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図面 (12)

目的

可変表示装置に表示される識別情報の配置を遊技者に容易に類推・記憶させ、かつ、容易に表示制御させる。

構成

C-G.ROM7に識別情報を一種類づつ格納するほか、少なくとも一端部に位置する2つの識別情報を冗長データとして他端に格納し、スクロール表示時には一端に位置する2つの識別情報を読み出さずに他端に位置する2つの識別情報を読み出して両者の境界線Lを容易に表示し、識別情報を分割表示面イ〜ハおよび分割表示面ニ〜ヘの境界線Lを中心に表示すると同時に、この停止識別情報の前後列に配置された両識別情報の一部をそれぞれ停止表示することにより、識別情報の配列および停止識別情報を容易に認識させる。

概要

背景

パチンコ機には画像表示装置を設けた機種があり、この種のパチンコ機の画像表示装置はLCD表示素子などからなる可変表示装置を設け、パチンコ球遊技盤に配設された入賞領域に入賞または入賞領域を通過したとき、可変表示装置によってゲームが開始される。

このゲームは所定順序に配列された複数種識別情報をその配列にしたがって可変表示装置に所定時間変動表示させ、この変動表示の終了に基いていずれかの識別情報を停止表示させる。

そして可変表示装置に停止表示された識別情報(以下、停止識別情報という)が予め定められた特定の識別情報(以下、特定識別情報という)である場合、遊技者に有利な権利が発生する。

一般に識別情報の変動表示は、たとえば上方から下方に向かって流れるいわゆるスクロールとよばれる動画によって表現され、上記識別情報は数字アルファベットおよび記号などから構成されている。可変表示装置に複数行の識別情報を1列で変動表示または停止表示する機種が主流を占め、停止識別情報が所定の組合せである場合を特定識別情報に定めている。

識別情報は一般的に数字、アルファベットおよび特定の模様などから構成され、数字の場合には小さい順または大きい順、またアルファベットの場合にはABC順に配列されるのが主流を占めている。

そして複数の識別情報のうち同種のものが同じ行または図11のaに示すように対角線上に並んで停止表示されだ場合を特定識別情報に定め、特定識別情報が可変表示装置に停止表示された場合、遊技者に有利な権利は発生する。

また識別情報は上述した配列にしたがって順次変動表示されるので、ゲーム中に識別情報の配列を記憶すれば、識別情報が変動表示から停止表示に移行するタイミングを図れば停止識別情報を類推でき、このためゲーム中、遊技者に有利な権利が発生するか否かを類推させることによって遊技意欲減退を抑止する。

概要

可変表示装置に表示される識別情報の配置を遊技者に容易に類推・記憶させ、かつ、容易に表示制御させる。

C-G.ROM7に識別情報を一種類づつ格納するほか、少なくとも一端部に位置する2つの識別情報を冗長データとして他端に格納し、スクロール表示時には一端に位置する2つの識別情報を読み出さずに他端に位置する2つの識別情報を読み出して両者の境界線Lを容易に表示し、識別情報を分割表示面イ〜ハおよび分割表示面ニ〜ヘの境界線Lを中心に表示すると同時に、この停止識別情報の前後列に配置された両識別情報の一部をそれぞれ停止表示することにより、識別情報の配列および停止識別情報を容易に認識させる。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

遊技盤に配設された入賞領域へのパチンコ球の通過または入賞に基いて所定順序に配列された複数種識別情報を前記配列にしたがって所定時間変動表示し該変動表示の終了に基いていずれかの識別情報を停止表示する可変表示装置を備えたパチンコ機画像表示装置において、前記可変表示装置には少なくとも1行1列分の識別情報を表示可能な主表示領域と該主表示領域に並列に連続し少なくとも1行1列分の識別情報を表示可能な領域からなる冗長表示領域とを設け、前記変動表示の終了に基いていずれかの識別情報を前記主表示領域の一部から前記冗長表示領域の一部にわたって連続に表示するとともに前記主表示領域の他部および冗長表示領域の他部には前記主表示領域の一部および前記冗長表示領域の一部に表示されている識別情報の前後列に配置された両識別情報の一部を表示する表示制御回路を設けたことを特徴とするパチンコ機の画像表示装置。

請求項2

各識別情報キャラクタデータを1種類づつ変動表示の順序にしたがって所定番地から順次格納しさらに該格納番地最小値または最大値のキャラクタデータを一部に有する識別情報および該識別情報に隣接した1つまたは複数の識別情報を構成する各キャラクタデータを変動表示の順序にしたがって前記格納番地の最大値または最小値に隣接させて格納したメモリを表示制御回路に設けたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の画像表示装置。

請求項3

表示制御回路が可変表示装置の主表示領域および冗長表示領域に表示される識別情報のキャラクタデータを格納したメモリの特定番地を指定することに基いて複数列の識別情報を表示することを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機の画像表示装置。

請求項4

可変表示装置がLCD表示素子を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパチンコ機の画像表示装置。

請求項5

可変表示装置が複数色を表示可能な表示素子を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のパチンコ機の画像表示装置。

技術分野

0001

本発明は始動入賞口の入賞に応じて識別情報を表示するパチンコ機画像表示装置の改良に関する。

背景技術

0002

パチンコ機には画像表示装置を設けた機種があり、この種のパチンコ機の画像表示装置はLCD表示素子などからなる可変表示装置を設け、パチンコ球遊技盤に配設された入賞領域に入賞または入賞領域を通過したとき、可変表示装置によってゲームが開始される。

0003

このゲームは所定順序に配列された複数種の識別情報をその配列にしたがって可変表示装置に所定時間変動表示させ、この変動表示の終了に基いていずれかの識別情報を停止表示させる。

0004

そして可変表示装置に停止表示された識別情報(以下、停止識別情報という)が予め定められた特定の識別情報(以下、特定識別情報という)である場合、遊技者に有利な権利が発生する。

0005

一般に識別情報の変動表示は、たとえば上方から下方に向かって流れるいわゆるスクロールとよばれる動画によって表現され、上記識別情報は数字アルファベットおよび記号などから構成されている。可変表示装置に複数行の識別情報を1列で変動表示または停止表示する機種が主流を占め、停止識別情報が所定の組合せである場合を特定識別情報に定めている。

0006

識別情報は一般的に数字、アルファベットおよび特定の模様などから構成され、数字の場合には小さい順または大きい順、またアルファベットの場合にはABC順に配列されるのが主流を占めている。

0007

そして複数の識別情報のうち同種のものが同じ行または図11のaに示すように対角線上に並んで停止表示されだ場合を特定識別情報に定め、特定識別情報が可変表示装置に停止表示された場合、遊技者に有利な権利は発生する。

0008

また識別情報は上述した配列にしたがって順次変動表示されるので、ゲーム中に識別情報の配列を記憶すれば、識別情報が変動表示から停止表示に移行するタイミングを図れば停止識別情報を類推でき、このためゲーム中、遊技者に有利な権利が発生するか否かを類推させることによって遊技意欲減退を抑止する。

発明が解決しようとする課題

0009

ところが識別情報は複数行で1列に表示されるため、ゲーム中に識別情報の配列を類推・記憶することは困難で、この傾向はとくに初心遊技者に著しい。このためパチンコ遊技に対する集中度を低下させ易く、遊技意欲の減退を招く。

0010

そこで本発明は、停止識別情報の類推が容易な変動表示用動画のパチンコ機の画像表示装置の提供を目的としている。

課題を解決するための手段

0011

本発明は上記目的を達成するために、可変表示装置には少なくとも1行1列分の識別情報を表示可能な主表示領域と主表示領域に並列に連続し少なくとも1行1列分の識別情報を表示可能な領域からなる冗長表示領域とを設け、変動表示の終了に基いていずれかの識別情報を主表示領域の一部から冗長表示領域の一部にわたって連続に表示するとともに主表示領域の他部および冗長表示領域の他部には主表示領域の一部および冗長表示領域の一部に表示されている識別情報の前後列に配置された両識別情報の一部を表示する表示制御回路を設けている。

0012

各識別情報キャラクタデータを1種類づつ変動表示の順序にしたがって所定番地から順次格納しさらに該格納番地最小値または最大値のキャラクタデータを一部に有する識別情報および該識別情報に隣接した1つまたは複数の識別情報を構成する各キャラクタデータを変動表示の順序にしたがって前記格納番地の最大値または最小値に隣接させて格納したメモリを表示制御回路に設けた構成を備えている。

0013

表示制御回路が可変表示装置の主表示領域および冗長表示領域に表示される識別情報のキャラクタデータを格納したメモリの特定番地を指定することに基いて識別情報を表示する。

0014

可変表示装置がLCD表示素子を備えている。

0015

可変表示装置が複数色を表示可能な表示素子を備えている。

0016

このような構成としたことにより、主表示領域の他部および冗長表示領域の他部には停止識別情報の前後列に配置された両識別情報の一部が表示回路によってそれぞれ停止表示されるので、識別情報の配列および停止識別情報は容易に認識される。

0017

各識別情報のキャラクタデータを1種類づつ変動表示の順序にしたがって所定番地から順次格納しさらに該格納番地の最小値または最大値のキャラクタデータを一部に有する識別情報および該識別情報に隣接した1つまたは複数の識別情報を構成する各キャラクタデータを変動表示の順序にしたがって前記格納番地の最大値または最小値に隣接させて格納したメモリを表示制御回路に設けた場合、格納番地の最小値または最大値に位置するキャラクタデータと、このキャラクタデータに隣接するキャラクタデータとが冗長データとして設けられることなり、これら互いに隣接するキャラクタデータを一部に有する識別情報を表示するときには、いずれかの組のキャラクタデータが格納されているメモリの番地を指定するだけで両識別情報をその境界とともに動画および静止画で可変表示装置に表示できる。

0018

表示制御回路が可変表示装置の主表示領域および冗長表示領域に表示される識別情報のキャラクタデータを格納したメモリの特定番地を指定することに基いて複数列の識別情報を表示した場合、複数列の識別情報は1つの番地を指定するだけで表示され、複数番地を指定しなくてもよい。

0019

可変表示装置がLCD表示素子を備えた場合には、LEDおよびCRTからなる表示素子と比較して電力消費量は抑制され、かつ、設置空間が縮小される。

0020

可変表示装置が複数色を表示可能な表示素子を備えた場合、識別情報を複数色で表示できる。

0021

つぎに本発明の一実施例を図面に基いて詳細に説明する。図1および図2は本発明に係るパチンコ機の画像表示装置の要部を表している。

0022

1は可変表示装置を示し、2は可変表示装置1の一部を構成するLCDカラーパネル(LCD表示素子)である。可変表示装置1は図2に示したパチンコ機本体3の遊技盤4面のほぼ中央に配置されている。

0023

本実施例においてLCDカラーパネル2は、およそ10万画素を備え、各画素は光の三原色としての赤(以下、Rという)、緑(以下、Gという)および青(以下、Bという)をそれぞれ1ドットづつ、合計3ドットで形成されている。

0024

各ドットは図1に示した表示制御回路5によって表示制御され、表示制御回路5には各ドットの輝度を調節することにより、各画素を単位として4096種の色調に表示する機能が備えてられている。

0025

LCDカラーパネル2は、パチンコ機本体3が設置された状態で遊技客着座または起立状態において、その表示内容を明瞭に認識できるように、明視方向を上方から下方(12H)に設定している。

0026

このように可変表示装置1はLCD表示素子からなる構成なので、CRT(ブラウン管)およびLED表示素子で構成された場合と比較して、外形および消費電力が小さいため、設置空間と消費電力との省力化が容易に図られる。

0027

LCDカラーパネル2の表示面は図2実線で示すように、右中左の3行に分割され、各行は主表示領域および冗長表示領域を構成するため、上列各分割表示面イ〜ハと、分割表示面イ〜ハに並列に連続する下列の各分割表示面ニ〜ヘとからなる合計6つの分割表示面イ〜ヘを有する。なお本実施例においてLCDカラーパネル2は実線で6分割された表示になっているが、この分割境界線は実際に目視できるものではない。

0028

主表示領域は境界線Lから上側に位置する1行3列分の分割表示面イ〜ハからなり、冗長表示領域は主表示領域(分割表示面イ〜ヘ)に連続する境界線Lから下側に位置する1行3列分の分割表示面ニ〜ヘから構成されている。

0029

また各分割表示面イ〜ヘにはそれぞれ1つ分いいかえればLCDカラーパネル2には合計で6つ分の識別情報を表示する広さが備えられ、表示制御回路5は識別情報とは異なる一般情報と識別情報とを各分割表示面イ〜ヘ単位で動画または静止画により、分割表示面イ〜ハの一部から分割表示面ニ〜ヘの一部にわたって連続に表示制御する(図4ないし図7参照)。

0030

本実施例において、識別情報はゲーム中の変動表示の順序に基いて便宜上配置された数字「1」ないし「7」で与えられ、非ゲーム時において遊技盤4に配設された入賞領域としての始動入賞口(図2参照)6にパチンコ球が入賞した場合、可変表示装置1はゲームを開始するためにLCDカラーパネル2に表示されている一般情報を識別情報の表示に置き換える。

0031

なお始動入賞口6には図示を省略した近接センサが装着され、この近接センサは表示制御回路5に接続されているので、始動入賞口6への入賞を表示制御回路5に検出させることができる。

0032

また本実施例は始動入賞口6を設けた場合を説明したが、これに限定されるものではなくてパチンコ球が所定位置を通過したことを検出したのち、この通過球をふたたび遊技盤4に戻すように構成してもよい。

0033

上述した一般情報はいわゆるデモンストレーション画面(以下、デモ画面という)と各種メッセージ画面とで与えられる。この一般情報はゲーム中でない場合に表示される。そのうちのメッセージ画面には権利およびエラーが発生した旨、権利の行使回数、図示を省略した大入賞口への入賞球数、権利の継続が決定した旨および権利が終了した旨などがあり、これらは図6に示すように分割表示面イ〜ヘの全体にわたって表示される。

0034

他方、識別情報は、本実施例において分割表示面イ〜ハの一部および分割表示面ニ〜ヘの一部に境界線Lに沿って1行のみが停止表示され、分割表示面イ〜ハの他部および分割表示面ニ〜ヘの他部には、停止表示されている識別情報の前後列に配置された両識別情報の一部が表示される。なお分割表示面イ〜ハの他部および分割表示面ニ〜ヘの他部に一部のみが停止表示される2種類の識別情報は、上記行数には含まれないものとする。

0035

また分割表示面イ〜ヘの表示内容はパチンコ遊技の進行に応じて変化し、非ゲーム状態が所定時間(たとえば3分間)継続した場合、LCDカラーパネル2のいわゆる焼き付きを抑止するために、本実施例では図4に示すように分割表示面イ〜ヘおよび分割表示面ニ〜ヘ間で一般情報の表示内容を入れ換える。

0036

この非ゲーム時に始動入賞口6に入賞球があった場合、その入賞球は上記近接センサを介して上述したように表示制御回路5で検出され、表示制御回路5は可変表示装置1によってゲームを開始するため、LCDカラーパネル2に識別情報を変動表示させる。

0037

識別情報の変動表示は複数種の識別情報を図2中、LCDカラーパネル2の上方から下方に上記変動表示時間、継続的にスクロールさせる動画からなり、これにより識別情報が図3に示した順序にしたがって1種類づつ変動表示される。

0038

そして変動表示から上記変動表示時間が経過すると、表示制御回路5はいずれかの識別情報をLCDカラーパネル2の中央位置に所定の停止表示時間だけ停止表示させる。

0039

このとき表示制御回路5は、識別情報たとえば図8に示す「7」を境界線Lを中心として分割表示面イ〜ハの一部から分割表示面ニ〜ホの一部にわたって連続に停止表示するとともに分割表示面イ〜ハの他部および分割表示面ニ〜ホの他部に識別情報「7」の前列に配置された識別情報「6」の一部と、同じく後列に配置された識別情報「1」の一部とを別個に停止表示する。

0040

これにより識別情報の配列および停止識別情報が容易に認識される。なお図8では分割表示面イおよび分割表示面ニ以外の分割表示面ロ,ハ,ホ,ヘに停止表示される識別情報の図示が省略されている。

0041

各識別情報を表示するためのキャラクタデータは、表示制御回路5のキャラクタジェネレータROM(図1参照〜以下、C-G.ROMという)7に格納されている。C-G.ROM7には識別情報のキャラクタデータのほか、デモ画面および各種メッセージ画面のキャラクタデータ、各キャラクタの静止(停止)表示、いわゆるリーチ状態および動画(変動)表示のための制御手順命令)、いわゆるリーチ状態に係る識別情報の停止表示用素材データ(以下、リーチ状態停止素材データという)、遊技者に有利な権利の発生および行使に相当する大役処理継続回数静止画素材データ、権利表示画像データとしての大当たりキャラクタデータ、各種デモ用の静止画素材データ、同動画素材データ、入賞球数データ、各種メッセージ大役発生表示、大役処理中表示、権利継続決定表示、権利終了表示およびエラー表示など)用静止画素材データ、同動画素材データおよび色彩に係るデータなどが格納されている。

0042

上述したリーチ状態は、複数種の識別情報が上記変動表示時間だけ複数列を変動表示されたのちに任意の順序で1列づつ順次停止表示され、特定の識別情報の組合せになる可能性が残されている状態をいう。

0043

この識別情報のキャラクタデータは変動表示の順序すなわち図3の配列にしたがって図9に示すように所定番地から順次格納されており、図9中、横方向がLCDカラーパネル2の画素を構成する8ビット分の2進データから構成されている。他方、図9中、縦方向にはデータのアドレスが8ビット単位で付与されている。

0044

LCDカラーパネル2の画素は、1画素分のデータがMSB.からLSB.にかけてR−G−B−bl(ブランク)の順に配列された4ビットの2進データからなり、1バイトの2進データでは図10に示すように2画素が形成されている。そして識別情報などの各キャラクタデータは各分割表示面イ〜ヘ単位で構成され、1キャラクタについて32バイトの2進データを要する。

0045

本発明では識別情報のキャラクタデータが「1」ないし「7」まで1種類づつ変動表示の順序にしたがってC-G.ROM7に所定番地から順次格納され、さらに識別情報の格納エリアにおける格納番地の最小値のキャラクタデータを一部に備えた識別情報(たとえば「7」〜図3参照)と、この識別情報に隣接した1つの識別情報(「1」)とを構成する各キャラクタデータを冗長データとして、変動表示の順序にしたがって識別情報の格納エリアにおける格納番地の最大値のキャラクタデータに隣接させて格納している。

0046

識別情報の変動表示用の動画素材データはゲームの開始に伴って、識別情報を変動表示させるためのデータ、停止識別情報の静止画素材データはいずれかの識別情報を停止表示させる際に使用されるデータである。

0047

そして図1に8で示したCPUは、C-G.ROM7に格納された上記手順を順次実行し、手順の実行に際して上述した各種データ、手順および演算値は、9で示したビデオRAM(以下、V.RAMという)に一時的に格納される。

0048

CPU8は時計機能を備えており、インタフェイス回路(以下、I/F回路という)10を介して後述するコントロールIC11に交信可能に接続されている。このコントロールIC11はCPU8から入力される制御信号(たとえばリーチ状態を表示するためのリーチ信号)に基いてLCDカラーパネル2を直接ドライブする。

0049

なおパチンコ機本体3の本体側のCPU(図示省略)と、CPU8とはインタフェイス回路(図示省略)を介して交信可能に接続されており、上述した近接センサによって検出された入賞球の信号および各分割表示面イ〜ヘの表示内容に相当する信号はCPU8に入力される。

0050

またパチンコ機本体3本体側のCPUに付随するROMおよびRAM、そしてパチンコ機本体3の被制御部の各々の図示が省略されている。さらにCPU8は電源回路としてレギュレータ12、DC−DCコンバータ13、LCD電源発生回路14およびバックライト駆動回路(以下、BL駆動回路という)15を備えている。

0051

BL駆動回路15はLCDカラーパネル2の背面に設けられたバックライト16をドライブすることにより、LCDカラーパネル2の表示に内容を明視化する。CPU8のリセット回路クロック回路および分周回路は図示を省略している。

0052

コントロールIC11はCPU8から入力される命令に基いてLCDカラーパネル2の表示制御すなわち走査制御をするためのもので、LCDカラーパネル2にはXドライバ回路17,17およびYドライバ回路18,18が分割表示面イ〜ヘの駆動用に設けられ、X−Y制御回路19によって制御される。

0053

なお上述したC-G.ROM7からの読み込み、V.RAM9への書き込みおよびX−Y制御回路19へのキャラクタデータの入力に係る各タイミングは、それぞれコントロールIC11に外付けされたクロック素子20の基本クロック(図示省略)に基いて図られる。

0054

そしてコントロールIC11は遊技状態に応じてC-G.ROM7から識別情報のキャラクタデータを一旦、V.RAM9に書き込んだのち、V.RAM9から順次、X−Y制御回路19に入力し、X−Y制御回路19はXドライバ回路17およびYドライバ回路18を介していずれかのキャラクタをLCDカラーパネル2に表示する。

0055

たとえばデモ画面およびメッセージ画面はX−Y制御回路19により、図6に示すようにLCDカラーパネル2の全体すなわち合計6つの分割表示面イ〜ヘのすべてに静止表示され、これらの画面は1枚につき192バイトのキャラクタデータからなる。

0056

そしてデモ画面が複数種(n=整数)だけ必要な場合、192nバイトのキャラクタデータを要することになる。また識別情報の変動表示にあっては7種類の識別情報を上下に配置された三対の分割表示面イ,ニ、分割表示面ロ,ホおよび分割表示面ハ,ヘの各々にそれぞれ別個にスクロールさせるが、このスクロールのための動画は各対の分割表示面イ,ニ、ロ,ホ、ハ,ヘについて、それぞれ24枚分のキャラクタデータから構成されている。

0057

すなわち「1」ないし「7」までの識別情報のキャラクタデータが動画として3回分繰り返して各対の分割表示面イ,ニ、ロ,ホ、ハ,ヘに表示制御されるのである。

0058

本発明において、コントロールIC11はC-G.ROM7の特定番地たとえば分割表示面イ,ロ,ハの左上角位置に相当する番地のみを各列単位すなわち各対の分割表示面イ,ニ、ロ,ホ、ハ,ヘ単位で指定することにより、識別情報をはじめとする各情報をLCDカラーパネル2に表示する。

0059

そしてコントロールIC11が上記特定番地の指定を停止時間だけ継続させた場合に識別情報は停止表示される。識別情報を3列ともに停止表示する場合、コントロールIC11は境界線Lを中心にして左中右に1つずつ上下2行に割り当てる(図8参照)。

0060

また各分割表示面イ〜ヘは上述したように縦横寸法が定められているため、境界線Lよりも上側と下側とには、停止識別情報の前後列に配置された識別情報も同時に停止表示される(図3参照)。

0061

また指定する特定番地をスクロール速度に応じて所定時間毎図3の下方から上方にかけて各識別情報のキャラクタデータを漸次書き換えれば、識別情報が順次1種類づつ変動表示されることになる。

0062

さらにはリーチ状態においてコントロールIC11はCPU8から入力されるリーチ信号の発生に基いて、リーチ状態を構成している識別情報のリーチ状態停止素材データをC-G.ROM7から読み出してV.RAM9に書き込み、リーチしている分割表示面イ〜ヘのいずれかをほかと色彩の種別によって識別可能に表示する(図7参照)。

0063

これによりCPU8はリーチ状態を遊技者に報知表示することができる。本実施例ではリーチ状態にある分割表示面イ〜ヘの停止識別情報とリーチ状態停止素材データに対応する停止識別情報とを所定タイミングで互いに入れ換える。

0064

大当たりキャラクタデータは遊技者に有利な権利が発生したときに使用されるもので、特定状態静止画素材データと大役静止画素材データとからなる。特定状態静止画素材データは権利発生の旨を表示するためのもので、大役静止画素材データは大役処理中に遊技変化をもたらせるための装飾を主目的としている。

0065

またC-G.ROM7には色彩に係るデータとして3種類のグループが備えられ、各グループはそれぞれ8色分の色彩データで構成されている。3種類のグループには各々8色分、合計で24色分の色彩データ格納エリアが備えられ、以下、この格納エリアはそれぞれパレットないしパレットという。

0066

RGBが3ビットデータで構成され、「1」を「ON状態」、「0」を「OFF状態」に定め、たとえば第1グループにおいて、パレットは、RGBが共に「0」で黒を示し、パレットがRGBの順序で「1」、「0」、「0」で赤を示し、以下同様に、パレットが「0」、「1」、「0」で緑を、パレットが「0」、「0」、「1」で青を、パレットが「1」、「1」、「0」で黄を、パレットが「0」、「1」、「1」でシアンを、パレットが「1」、「0」、「1」でマゼンダを、そしてパレットが「1」、「1」、「1」で白をそれぞれ格納している。他方、第2および第3のグループにあっては、各パレットの全部または一部を異なる色の組合せで構成している。

0067

このようにグループはそれぞれ8色のカラーデータからなり、各カラーデータは共通しているものの、各パレット〜に対応するカラーデータの組合せいいかえればカラーデータを格納しているC-G.ROM7のアドレスが異なる。

0068

そしてコントロールIC11はグループのいずれかを選択し、選択されたグループに基いて上述した各画素を構成するドットを異なる色調に調節している。これによりLCDカラーパネル2はグループのいずれかの色調に基く配色で表示される。

0069

このことから選択されているいずれかのグループから、選択されているものとは異なる他グループのいずれかに変更するだけで、任意のキャラクタデータの画像データを変更することなく、LCDカラーパネル2上の配色すなわち色調(または輝度)を容易迅速に変更することができる。

0070

たとえば複数種のグループの同番号のパレットに輝度が異なる同色を格納し、グループ番号の若い順に輝度を漸次減少(または増大)するように構成すれば、LCDカラーパネル2に表示された所定キャラクタデータをグループ番号の若い順にグループを変更することによって、上記キャラクタデータを段階を追って溶明(溶暗)表示させることができる。

0071

CPU8には図示を省略した無限カウンタ(または乱数表)が備えられ、始動入賞口6への入賞タイミングに応じ、CPU8は上記無限カウンタから停止識別情報に対応する停止図柄データを各行毎に選択し、該データに相当する制御信号がCPU8からI/F回路10を介してコントロールIC11に入力される。

0072

これと並行してコントロールIC11は始動入賞口6への入賞時点でLCDカラーパネル2に識別情報を所定時間変動表示させたのち、左行、中行および右行の順で各行の停止図柄データに相当する停止識別情報を順次表示する。

0073

この停止識別情報の表示に際し、左行および中行が同じ停止識別情報でリーチ状態であるとき、CPU8は上記リーチ信号をコントロールIC11に入力する。これによりコントロールIC11はリーチ状態の分割表示面イ,ロ,ニ,ホと、他の分割表示面ハ,ヘとを、上述したリーチ状態停止素材データによって互いに異なる態様で表示制御する。上記異なる態様は、上述した互いに異なる色彩による所定タイミングでの入れ換えのみでなく、に限定されるものではなく、リーチ状態の分割表示面イ,ロ,ニ,ホと、他の分割表示面ハ,ヘとが判別可能であるかぎり、いかなる態様であってもよい。

0074

つぎにリーチ状態から分割表示面ハ,ヘの識別情報が停止すると、CPU8は、停止図柄データに相当する停止識別情報の組合せが特定識別情報であるか否かを判定し、特定識別情報である場合には、遊技者に有利な権利が発生する。

0075

つぎに上記構成に係るパチンコ機本体の制御手順を以下に説明する。まず上記電源回路から電力が供給されると、CPU8は上記リセット回路によって初期化され、これと同時にCPU8はパチンコ機本体3の各部に初期設定の処理を施す。

0076

ついでコントロールIC11は、CPU8から入力される制御信号により、C-G.ROM7から初期設定時におけるデモ用画面素材データを読み出す。そして読み出したデモ用画面素材データをV.RAM9に書き込むとともにLCDカラーパネル2にそのデモ用画面を表示する。

0077

このときコントロールIC11は各分割表示面イ,ロ,ハの左上角位置に相当するC-G.ROM7の格納番地のみを指定して、デモ用画面素材データを各対の分割表示面イ,ニ、ロ,ホ、ハ,ヘ単位でC-G.ROM7から読み出している。

0078

この表示中、CPU8はゲームの開始まで始動入賞球の検出待ち状態になっており、始動入賞口6に入賞球があった場合、図示を省略した図柄自動停止タイマスタートさせる。つぎに左行、中行、右行の各識別情報を変動表示するために図5に示す上方から下方にスクロールさせる動画を上述した手順にしたがって開始させる。

0079

ここでコントロールIC11は複数番地を指定するのではなく、各分割表示面イ,ロ,ハの左上角位置に相当するC-G.ROM7の格納番地のみを指定して各識別情報をLCDカラーパネル2に変動表示させるが、変動表示中、上記格納番地の指定が図3中、最上位置の識別情報「7」の左角上位置に相当するC-G.ROM7の格納番地を指定した瞬間、即座に図3中、最下位置から2番目に位置する識別情報「7」の左角上位置に相当するC-G.ROM7の格納番地のみを指定する。

0080

これにより、識別情報の変動表示とくに便宜上配置の両端に位置する識別情報の境界に係る動画用プログラムの構成を識別情報のキャラクタデータを1種類のみ格納した場合と比較して簡素化でき、かつ、円滑な動画を表示できる。

0081

また本実施例では1行3列分の識別情報をLCDカラーパネル2に停止表示すると同時に、この停止識別情報の前後列に配置された識別情報を停止表示した場合を説明したが、複数行の識別情報を同時に停止表示する場合にあっても、コントロールIC11がその行数に応じた数の分割表示面単位でキャラクタデータを読み出せばよい。

0082

この場合、本実施例と同様、C-G.ROM7には識別情報のキャラクタデータが一種類だけ格納されるのでなく、上述した便宜上配置の一端に位置する識別情報のほか、隣接する識別情報を停止表示される識別情報の行数に等しい数の各識別情報のキャラクタデータを識別情報のキャラクタデータの冗長分として格納する。

0083

つぎに上記図柄自動停止タイマに基いて変動表示中の左行識別情報と、呼び出し済の左行停止図柄データとが一致したか否かを判定する。一致している場合、左行識別情報の変動を停止させる一方、一致していない場合には一致するまで変動表示を継続させる。

0084

つぎにCPU8は変動表示中の中行識別情報と呼び出し済の中行停止図柄データとが一致したか否かを上記無限カウンタに基いて判定し、一致している場合、中行識別情報の変動を停止させる一方、一致していない場合には一致するまで変動表示を継続させる。

0085

そして停止表示された左行識別情報および中行識別情報のうち、左行停止識別情報と中行停止識別情報とが一致している場合、CPU8は上記リーチ信号をI/F回路10を介してコントロールIC11に入力する。これによりCPU8はリーチフラグをセットしたのち、左行停止識別情報と中行停止識別情報とのリーチ状態がLCDカラーパネル2に上述したように表示される。

0086

つぎに図示を省略したリーチ目タイマをスタートし、右行識別情報の変動速度いいかえれば上方から下方へのスクロール速度を現動画の変動(スクロール)速度よりも遅く切り換え、この状態を上記リーチ目タイマがタイムアップするまで継続させ、タイムアップと同時にリーチフラグをクリアする。

0087

ついで変動表示中の右行識別情報と呼び出し済の右行停止図柄データとが一致するまで両者を比較判定し、一致したならば右行識別情報の変動表示を停止表示に移行させる。

0088

つぎに停止表示された左行停止識別情報と中行停止識別情報と右行停止識別情報とが全て一致していなければ、図示を省略したエンドウェイトタイマをスタートし、タイムアップに基いて初期状態に戻る。

0089

他方CPU8は、停止表示された左行停止識別情報と中行停止識別情報と右行停止識別情報とが全て一致しているか否かを上記無限カウンタに基いて判定し、一致している場合にはその旨を大役発生表示に係る静止画素材データに基いてLCDカラーパネル2に表示する。

発明の効果

0090

本発明は上記のように構成したので、識別情報がその前後列に配列された識別情報とともに表示されるため、ゲーム中に識別情報の配列を容易に類推・記憶することができ、パチンコ遊技に対する集中度低下の原因を減少させることにより、遊技意欲の低下を抑止する。メモリに格納される各識別情報を1種類づつ変動表示の順序にしたがって所定番地から順次格納しさらに該格納番地の最小値または最大値のキャラクタデータを一部に有する識別情報および該識別情報に隣接した1つまたは複数の識別情報を構成する各キャラクタデータを変動表示の順序にしたがって前記格納番地の最大値または最小値に隣接させて格納したメモリを表示制御回路に設けた場合、冗長データによって識別情報の動画および静止画のプログラムが容易にできることから、開発期間を短縮することによって開発コストを低減できる。

0091

冗長表示領域に表示される識別情報を構成する各キャラクタデータを格納したメモリの特定番地を指定することに基いて、識別情報を表示制御回路で表示した場合、複数列の識別情報は1つの番地を指定するだけで表示され、複数番地を指定しなくてもよいため、開発期間を短縮することによって開発コストを低減できる。

0092

可変表示装置がLCD表示素子を備えた場合には、LEDおよびCRTからなる表示素子と比較して電力消費量は抑制され、かつ、設置空間が縮小され、維持コストを低減させる。

0093

可変表示装置が複数色を表示可能な表示素子を備えた場合、識別情報を複数色で表示できることから、視覚的に遊技変化を付与することよって遊技意欲を向上させる。

図面の簡単な説明

0094

図1本発明の一実施例を示す要部ブロック図である。
図2図1の装置を設けたパチンコ機本体の正面図である。
図3図1のメモリに格納された識別情報のキャラクタデータの便宜上配列を示す図である。
図4図1のLCDカラーパネルの制御例を示す図である。
図5図4と異なる状態を示す図である。
図6図5と異なる状態を示す図である。
図7図6と異なる状態を示す図である。
図8図5と異なる状態を示す図である。
図9図1のメモリに格納された識別情報の2進データの便宜上配列を示す図である。
図10図9の一部を示す図である。
図11 従来例を示す可変表示装置の要部正面図である。

--

0095

1可変表示装置
2LCDカラーパネル
3パチンコ機本体
4遊技盤
5表示制御回路
7 C-G.ROM
9 V.RAM
17 Xドライバ回路
18 Yドライバ回路
19 X−Y制御回路
イ〜ヘ分割表示面

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