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技術 音響効果装置

出願人 株式会社河合楽器製作所
発明者 塩田和明
出願日 1992年9月30日 (28年2ヶ月経過) 出願番号 1992-285127
公開日 1994年4月28日 (26年7ヶ月経過) 公開番号 1994-118951
状態 拒絶査定
技術分野 電子楽器 (音楽の発生,合成) 自動演奏 電子楽器4(効果、音色制御、その他) 他に分類されない音響(残響,カラオケ等) 電気楽器
主要キーワード スイッチインターフェース 押しボタン式スイッチ 音響効果装置 遅延時間設定 クロック間隔 演奏手法 演奏状況 二分音符
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年4月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

目的

音響効果装置使用者希望する遅延時間またはテンポを設定するだけで、遅延時間に対応した周波数タイミングクロックを送信して電子楽器同期制御を可能とするとともに、楽音をその遅延時間分遅延させることにより、演奏に優れた反復効果を付加することができる音響効果装置を提供することを目的とする。

構成

アナログまたはディジタルの楽音を遅延手段11、19により所定の遅延時間遅延させて楽音を反復することにより楽音の演奏に音響効果を付加する音響効果装置1において、所定の遅延時間を設定する遅延時間設定手段3、4、5と、電子楽器を制御するためのMIDI信号を送信するMIDI信号送信手段11、18とを有し、MIDI信号送信手段11、18は、設定された遅延時間に応じた周波数のタイミングクロックを送出するようにように構成した。

概要

背景

音楽演奏や合唱等において、演奏特定部分の強調付けや印象付けを行いたい場合に遅延装置により楽器音音声等の楽音遅延させて、演奏や歌唱に反復効果を付加することが、優れた演奏手法として知られている。このため、電子楽器に関連する技術進歩の著しい今日では、遅延装置を備えた音響効果装置により演奏に反復効果を付加することが一般的に行われている。

このような音響効果装置によって演奏または歌唱(以下単に「演奏」という)に反復効果を付加する場合、従来は次のような方法を用いていた。すなわち、音響効果装置使用者は、演奏のテンポから遅延時間を、その都度算出したり、予め用意した変換表を使用して求めたりして、この求めた遅延時間を遅延装置に設定するという操作を行っていた。

概要

音響効果装置使用者が希望する遅延時間またはテンポを設定するだけで、遅延時間に対応した周波数タイミングクロックを送信して電子楽器の同期制御を可能とするとともに、楽音をその遅延時間分遅延させることにより、演奏に優れた反復効果を付加することができる音響効果装置を提供することを目的とする。

アナログまたはディジタルの楽音を遅延手段11、19により所定の遅延時間遅延させて楽音を反復することにより楽音の演奏に音響効果を付加する音響効果装置1において、所定の遅延時間を設定する遅延時間設定手段3、4、5と、電子楽器を制御するためのMIDI信号を送信するMIDI信号送信手段11、18とを有し、MIDI信号送信手段11、18は、設定された遅延時間に応じた周波数のタイミングクロックを送出するようにように構成した。

目的

本発明は、このような問題点に鑑み為されたものであり、音響効果装置使用者が希望する遅延時間またはテンポを設定するだけで、遅延時間に対応した周波数のタイミングクロックを送信して電子楽器の同期制御を可能とするとともに、楽音をその遅延時間分遅延させることにより、演奏に優れた反復効果を付加することができる音響効果装置を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

アナログまたはディジタル楽音遅延手段により所定の遅延時間遅延させて当該楽音を反復することにより当該楽音の演奏音響効果を付加する音響効果装置において、、前記所定の遅延時間を設定する遅延時間設定手段と、電子楽器を制御するためのMIDI信号を送信するMIDI信号送信手段とを有し、当該MIDI信号送信手段は、前記設定された遅延時間に応じた周波数タイミングクロック送出するように構成されていることを特徴とする音響効果装置。

請求項2

前記遅延時間設定手段は、前記楽音の演奏テンポを設定するテンポ設定手段を有し、当該テンポ設定手段により設定されたテンポに基づいて前記所定の遅延時間を設定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の音響効果装置。

請求項3

前記遅延手段は、前記遅延時間設定手段により設定された遅延時間を変更する遅延時間変更手段を有し、当該遅延時間変更手段による変更遅延時間、前記楽音を遅延させるように構成されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の音響効果装置。

技術分野

0001

本発明は、電子楽器等における音響効果装置に関し、詳しくは、音声等の楽音を所定遅延時間遅延させて反復効果を付加するとともに、その所定遅延時間に応じた周波数タイミングクロックMIDI信号として送出できるようにした音響効果装置に関する。

背景技術

0002

音楽演奏や合唱等において、演奏特定部分の強調付けや印象付けを行いたい場合に遅延装置により楽器音や音声等の楽音を遅延させて、演奏や歌唱に反復効果を付加することが、優れた演奏手法として知られている。このため、電子楽器に関連する技術進歩の著しい今日では、遅延装置を備えた音響効果装置により演奏に反復効果を付加することが一般的に行われている。

0003

このような音響効果装置によって演奏または歌唱(以下単に「演奏」という)に反復効果を付加する場合、従来は次のような方法を用いていた。すなわち、音響効果装置使用者は、演奏のテンポから遅延時間を、その都度算出したり、予め用意した変換表を使用して求めたりして、この求めた遅延時間を遅延装置に設定するという操作を行っていた。

発明が解決しようとする課題

0004

しかし、このような従来の方法には以下のような問題点があった。第1として、本来、曲の演奏に反復効果を付加する際には、伴奏される電子楽器の演奏のテンポと楽音を遅延させる遅延時間が完全に同期する必要がある。さもないと楽音の反復音が伴奏にフィットしないため、逆に反復音が演奏を阻害してしまうからである。しかし、従来の方法では、音響効果装置使用者が楽音を遅延させる音響効果装置の遅延時間を電子楽器とは別個に設定していたため、電子楽器の伴奏のテンポと楽音を遅延させる遅延時間との同期を完全に行うことができなかった。その上、演奏中にテンポが変わる場合は、演奏の進行を阻害することになるため、遅延時間の設定変更自体が不可能になる。

0005

第2としては、そのような計算や変換表の使用は、煩雑であるだけでなく、本来感性的である音楽演奏にそぐわない行為として好まれなかった。

0006

本発明は、このような問題点に鑑み為されたものであり、音響効果装置使用者が希望する遅延時間またはテンポを設定するだけで、遅延時間に対応した周波数のタイミングクロックを送信して電子楽器の同期制御を可能とするとともに、楽音をその遅延時間分遅延させることにより、演奏に優れた反復効果を付加することができる音響効果装置を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0007

上記目的を達成すべく本発明の請求項1に係る音響効果装置は、アナログまたはディジタルの楽音を遅延手段により所定の遅延時間遅延させて楽音を反復することにより楽音の演奏に音響効果を付加する音響効果装置において、所定の遅延時間を設定する遅延時間設定手段と、電子楽器を制御するためのMIDI信号を送信するMIDI信号送信手段とを有し、MIDI信号送信手段は、設定された遅延時間に応じた周波数のタイミングクロックを送出するように構成されていることを特徴とする。

0008

この場合、遅延時間設定手段は、楽音の演奏テンポを設定するテンポ設定手段を有し、テンポ設定手段により設定されたテンポに基づいて所定の遅延時間を設定するように構成しても良い。

0009

また、遅延手段は、遅延時間設定手段により設定された遅延時間を変更する遅延時間変更手段を有し、遅延時間変更手段による変更遅延時間、楽音を遅延させるように構成しても良い。

0010

上述した音響効果装置によれば、遅延時間設定手段により所定の遅延時間を設定すれば、その遅延時間に応じた周波数のタイミングクロックをMIDI信号として送信し、MIDI信号送信手段と接続されている電子楽器をこのタイミングクロックに同期させて演奏させる。同時に設定した遅延時間で楽音を遅延させて反復音を出力する。したがって、電子楽器の演奏のテンポと楽音を遅延させる遅延時間が完全に合致するので、優れた反復効果を演奏に付加することができる。

0011

また、請求項2に記載の音響効果装置は、テンポ設定手段によりテンポを設定すれば、上述した作用と同様に作用する。

0012

更に、請求項3に記載の音響効果装置は、遅延時間設定手段により設定した遅延時間を遅延時間変更手段により変更すると、MIDI信号のタイミングクロックのクロック周波数を変更しないで、遅延時間のみを変更することができる。したがって、演奏のテンポが一定で拍子が異なる場合でも楽音を遅延させる遅延時間を電子楽器の演奏のテンポに合わせることができる。

0013

以下、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。まず、本発明に係る音響効果装置の構成について図1、2を用いて説明する。最初に、図1(a)、(b)を用いて音響効果装置1の外観を説明する。表示部2は、液晶で作られており、アナログの音声や電子楽器の楽器音等の楽音を遅延させる遅延時間、演奏する曲のテンポ及び拍子を表示する。

0014

スイッチ3、4は、共に押しボタンスイッチであり、遅延時間を設定する遅延時間設定手段及びテンポ設定手段を構成する。具体的には、スイッチ3を押すと、楽音を遅延させる遅延時間が短く設定されるとともに表示部2に表示される遅延時間の値も小さくなる。また、同時に、テンポの表示値は、遅延時間の短縮に対応して大きくなる。また、スイッチ4を押すと、逆に遅延時間が長く設定されるとともに表示部2に表示される遅延時間の値も大きくなり、テンポの表示値は、遅延時間の延長に対応して小さくなる。

0015

スイッチ5は、拍子切替スイッチであり、遅延時間変更手段を構成する。このスイッチ5を押すと、表示部2の拍子表示切り替えられるとともに、MIDI信号のタイミングクロックのクロック周波数を変更することなく、楽音を遅延させる遅延時間のみを変更することができる。電源スイッチ6は、押しボタン式スイッチであり、この電源スイッチ6を押すと音響効果装置1に電源が供給される。

0016

MIDI信号コネクター7は、シーケンサーコンピューターを使用したMIDI規格の電子楽器をタイミングクロックにより同期制御をするためのMIDI信号を送信するコネクターであって、このMIDI信号コネクター7を使用して、タイミングクロックの信号を図示しない電子楽器に出力する。

0017

コネクター8、9は、楽音の入力用及び出力用のコネクターであり、コネクター8はオーディオアンプに、コネクター9はマイクロホン、電子楽器等に、それぞれ接続される。

0018

次に、音響効果装置1の構成を図2を用いて説明する。同図によれば、音響効果装置1は、CPU11、A/D変換部12、D/A変換部13、スイッチインターフェース部14、ディスプレイインターフェース部15、プログラムROM16、RAM17、MIDI信号インターフェース部18及びディレイ用RAM19を備えている。

0019

具体的には、CPU11は、マイクロコンピューターであり、音響効果装置1における遅延手段としての動作、MIDI信号送信手段としてのMIDI信号データの作成を初めとする種々の動作の制御を行う。A/D変換部12は、楽音のアナログ信号ディジタル信号に変換する。D/A変換部13は、ディジタル信号を楽音のアナログ信号に変換する。スイッチインターフェース部14は、スイッチ3、4、5のON/OFF信号をCPU11に出力する。ディスプレイインターフェース部15は、遅延時間等のデータをCPU11から入力して、表示部2に表示するために表示用データに変換する。

0020

プログラムROM16は、CPU11を動作させるプログラムを格納する。RAM17は、CPU11の演算結果、設定された遅延時間、テンポの値等を一時的に格納する。MIDI信号インターフェース部18は、CPU11と共にMIDI信号送信手段を構成し、MIDI信号コネクター7を介して図示しない電子楽器にMIDI信号を送信するために、CPU11から出力するタイミングクロックを所定のシリアル信号に変換する。ディレイ用RAM19は、CPU11と共に遅延手段を構成し、ディジタル信号を一定時間格納する。このディレイ用RAM19は、特に限定されないが、アドレスが0000〜FFFFの記憶領域を有しており、各アドレスには3バイトのディジタル信号のデータを格納することができる。

0021

以上の音響効果装置1の使用方法を簡単に説明する。演奏に反復効果を付加する際の遅延させる対象となる楽音は特に限定されるものではないが、例えば音声による歌唱に反復効果を付加する場合には、コネクター9にマイクロホンを接続して、音響効果装置1に音声を入力する。そして、コネクター8をオーディオアンプに接続し、オーディオアンプの出力部をスピーカに接続する。また、MIDI信号コネクター7を図示しない電子楽器に接続する。

0022

次に、スイッチ3、4で希望する遅延時間を設定すると、表示部2に遅延時間及び遅延時間に対応した演奏のテンポが表示される。なお、通常この遅延時間の表示は、四分音符に対応した遅延時間を表示しており、演奏状況に応じて、二分音符、八分音符、十六分音符等に相当する遅延時間で遅延させたい場合には、後述するようにスイッチ5を使用して遅延時間の変更をすることができる。

0023

以上により、音響効果装置1に入力した音声は、設定された遅延時間経過後にコネクター8から図示しないオーディオアンプに出力される。したがって、マイクロホンから出力される音声と音響効果装置1から出力される音声をオーディオアンプでミキシングすると、スピーカから遅延されない音声と遅延された音声が出力されるので、歌唱に反復効果を付加することができる。

0024

また、同時に、MIDI信号コネクター7から、設定された遅延時間に対応した周波数のタイミングクロックが送信される。したがって、送信されたタイミングクロックに同期して電子楽器の演奏が行われる。これによって、楽音を遅延させる遅延時間と電子楽器の演奏のテンポが完全に同期するため、優れた反復効果を演奏に付加することができる。

0025

また、遅延時間を変更する場合は、スイッチ3または4を押すと、表示部2の遅延時間表示が変更されるとともに、楽音を遅延させる遅延時間も自動的に変更される。なお、スイッチ3で曲のテンポも設定することができるので、テンポの設定により楽音を遅延させる遅延時間及び電子楽器の演奏テンポを決定することもできる。更に、スイッチ5により拍子切替を行うと、MIDI信号のタイミングクロックのクロック周波数を変更しないで遅延時間のみを変更することができる。この場合、表示部2の拍子表示が切り替わる。

0026

次に、音響効果装置1の動作を図3、4のフローチャートを用いて詳細に説明する。電源スイッチ6を投入すると、音響効果装置1に所定の電源が供給され(ステップ31)、CPU11は、プログラムROM16に格納されたプログラムに従い、所定のシステムリセット(ステップ32)を行った後に、楽音を遅延させるためのプログラムであるメインルーチンを開始する(ステップ33)。

0027

このメインルーチンは以下のように実行される。CPU11は、電源スイッチ6をOFFにした時のデータの状態をRAM17から読み出し、表示部2に表示する。希望する遅延時間を設定するためにスイッチ3または4が押されると、CPU11は、スイッチインターフェース部14からスイッチ3、4のON/OFFデータを入力し、ONデータが入力されている時間に対応して、遅延時間が短くまたは長くなるように表示する。また、遅延時間に対応するテンポも表示する。以上の表示動作とともに、楽音を遅延させる遅延時間に対応したディレイ用RAM19の読出しアドレスを決定する(ステップ34)。この読出しアドレスについては後述する。

0028

次に、楽音をA/D変換部12でディジタル信号に変換した後に、ディジタル信号のデータ(以下「データ」という)を、システムバス20を介してディレイ用RAM19に書き込む(ステップ35)。このディレイ用RAM19への書込みは、以下のようにして行われる。まず、最初に書込みアドレス0000にデータを書き込む。次に、このメインルーチンが1回実行されると、アドレス0000に書き込まれたデータを、次のアドレス0001に1つ移動させる。そして、次のデータをアドレス0000に格納する。このような動作をメインルーチンの実行毎に繰り返して行うことによって、最初に書き込んだデータを、メインルーチンの実行に伴いアドレス0000からアドレスFFFFに向かって順次移動させるとともに、全てのデータをディレイ用RAM19の連続した所定のアドレス領域に書き込む(ステップ35)。

0029

次に、ステップ34で決定した読出しアドレスからデータを読み出す(ステップ36)。ここで、読出しアドレスは、以下のように決定される。上述したように、データは、メインルーチンが1回実行される毎に1つずつ上位アドレスに移動する。したがって、アドレスを1つ移動する時間はメインルーチンを1回実行する時間となるので、設定された遅延時間をメインルーチンの実行時間で除算した数値を読出しアドレスとし、この読出しアドレスを常時読み出していると、設定された遅延時間でデータを読み出すことになる。

0030

また、このステップ34で決定した読出しアドレスは、四分音符での遅延時間であり、他の音符の場合には、スイッチ5の設定により以下のように読出しアドレスを変更する。すなわち、四分音符を基準値1とし、全音符、二分音符、八分音符及び十六分音符の基準値をそれぞれ4、2、0.5及び0.25とする。この基準値を前述した読み出しアドレスアドレス値乗算して、その乗算した値のアドレスの読出しを行うことによって、各音符に対応した遅延時間で楽音を遅延させることができる。なお、上述した音符以外の音符の場合は、その基準値は、その音符の長さに比例した値として求める

0031

次に、MIDI信号のタイミングクロックの周波数の算出ルーチンについて図3(c)を用いて説明する。まず、設定された遅延時間からタイミングクロックの周波数を算出する(ステップ37)。この算出は以下のように行われる。すなわち、タイミングクロックは四分音符当たり24回発生するので、タイミングクロックのクロック間隔は、遅延時間(mSec)を24で除算した時間となる。したがって、タイミングクロックの周波数は、タイミングクロックのクロック間隔時間の逆数として演算する。

0032

この算出結果のタイミングクロックのクロック間隔時間をRAM17に格納する(ステップ38)。次に、スイッチインターフェース部14から入力されるスイッチ3、4の遅延時間の設定信号の入力を常時監視し、変更された場合には、ステップ37に戻る(ステップ39)。

0033

次に、クロック発生ルーチンについて図4(a)を用いて説明する。RAM17からタイミングクロックのクロック間隔時間のデータを読み出し(ステップ41)、その時間分タイマーをセットする(ステップ42)。次に、所定時間毎にタイミングクロックのクロック間隔時間が経過したかを監視し(ステップ43)、時間が経過した場合には、タイミングクロックをMIDI信号インターフェース部18を介して電子楽器に出力する(ステップ44)。

0034

次に、遅延時間変更ルーチンについて図4(b)を用いて説明する。このルーチンでは、遅延時間の設定が変更されたかを常に監視し(ステップ45)、変更された場合には、その遅延時間のデータをRAM17に格納する(ステップ46)。次に、遅延時間のデータから曲のテンポを算出する(ステップ47)。ここで、テンポは、1分間にカウントされる四分音符の数であるから、60000(mSec)を遅延時間で除算した数値として求める。このテンポのデータをRAM17に格納する(ステップ48)。

0035

以上により求めたテンポと遅延時間のデータをRAM17から読み出し、ディスプレイインターフェース部15を介して表示部2に表示する(ステップ49)。この後に、ステップ45に戻り、遅延時間変更ルーチンが繰り返される。

0036

なお、本実施例においては、遅延時間の設定により楽音を遅延させる遅延時間及びタイミングクロックの周波数を決定する場合を中心に説明したが、テンポの設定により上述した動作と同様な動作を行えるのはもちろんである。

0037

以上のように本実施例によれば、遅延時間またはテンポの設定により、楽音を遅延させることができるとともに、MIDI信号を電子楽器に送信することができるので、楽音を遅延させる遅延時間が電子楽器の演奏のテンポに完全に同期し、したがって、演奏に優れた反復効果を付加することができる。

0038

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、各ルーチンの実行は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。また、本実施例においては、遅延しない楽音と遅延した楽音を加算する加算器を音響効果装置の外部に設けた例を説明したが、加算器を音響効果装置の内部に設けても良い。この場合、CPU11は、読出しアドレスのデータとアドレス0000の2つのデータを読み出した後、加算すれば良い。更に、複数の読出しアドレスを設けて、複数のデータを読み出して加算すると、複数の反復音が出力されて、演奏に、より優れた反復効果を付加することができる。

0039

また、曲の途中でテンポが変わる場合は、自動的にテンポが変わるようにデータを予めRAMに記憶させるようにしても良い。

発明の効果

0040

以上のように本発明によれば、音響効果装置使用者が希望する遅延時間またはテンポを設定するだけで、遅延時間に対応した周波数のタイミングクロックを送信して電子楽器の同期制御を可能とするとともに、楽音をその遅延時間分遅延させることにより、演奏に優れた反復効果を付加することができる。

図面の簡単な説明

0041

図1本発明の音響効果装置の外観を示す図である。
図2本発明の音響効果装置のブロック図である。
図3本発明の音響効果装置の動作のフローチャートである。
図4本発明の音響効果装置の動作のフローチャートである。

--

0042

1音響効果装置
3 スイッチ
4 スイッチ
5 スイッチ
11 CPU
18MIDI信号インターフェース部
19ディレイ用RAM

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