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技術 電動格納式アウタミラー構造

出願人 トヨタ自動車株式会社
発明者 松浦昭
出願日 1992年10月6日 (27年8ヶ月経過) 出願番号 1992-266923
公開日 1994年4月26日 (26年2ヶ月経過) 公開番号 1994-115400
状態 未査定
技術分野 車外に取付けた後視鏡装置
主要キーワード 許容最大負荷 ガタ防止機構 後方傾倒 前方傾倒 アウタミラー 通常使用状態 電動格納式 停止部材
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この項目の情報は公開日時点(1994年4月26日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (5)

目的

電動格納式アウタミラーにおいて、中立位置でギアに逆回転方向外力を付与することによって、ギアのバックラッシュによるガタの発生を抑制し、アウタミラーの中立位置でのガタをなくす。

構成

アウタミラー本体14と一体的に回動する回動体1と、該回動体の動きを中立位置以前で規制する停止部材10と、前記回動体と一体に取り付けられ所定値以上の負荷で停止するモータ3と、前記モータの動力を停止部材に伝達するギア4とを有する。

概要

背景

従来、電動格納式アウタミラーにおいては、実開昭61−71537号公報に開示されているような構造が一般に知られている。図3にその構造についての分解図を示す。これによると、アウタミラーの回動体1の電動回動範囲が、前方傾倒位置から後方傾倒位置までであり、前方あるいは後方傾倒位置から回動してきたアウタミラーを中立位置で停止させるために、電気的な中立位置検出装置2を設けていた。この中立位置検出装置2によりアウタミラーが中立位置にあることを検出すると、モータ3を停止させることによってギア4の動き規制してアウタミラーを中立位置で停止保持させる構造である。しかし、一般にギアの構造上、ギアの歯車同士の噛み合いには適度な遊びがなければ円滑に作動しないようになっている。このため、モータ3の停止によりギア4をロックさせても、バックラッシュと呼ばれる前記したギア4の遊びにより、ガタが生じる。このガタを抑えるために、図4に示すように、ミラーベース5(図3参照)に固定されたベース部8に凹部6cを設け、ベース部8に対し回動する回動体1にベース部8に向かってバネ6bにより付勢されたボール6aを設けることにより、中立位置において凹部6cとボール6aを係合させて、ガタを防止する機構6を設定している。

概要

電動格納式アウタミラーにおいて、中立位置でギアに逆回転方向外力を付与することによって、ギアのバックラッシュによるガタの発生を抑制し、アウタミラーの中立位置でのガタをなくす。

アウタミラー本体14と一体的に回動する回動体1と、該回動体の動きを中立位置以前で規制する停止部材10と、前記回動体と一体に取り付けられ所定値以上の負荷で停止するモータ3と、前記モータの動力を停止部材に伝達するギア4とを有する。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

電動で格納可能な電動格納式アウタミラー構造において、アウタミラー本体と一体的に後方傾倒位置から前方傾倒位置までを軸芯に対しての回動範囲とする回動体と、中立位置で該回動体の前方傾倒位置への回動規制する停止部材と、前記回動体と一体に取り付けられ所定値以上の逆回転方向負荷で停止するモータと、前記モータの動力を停止部材に伝達するギアとを有することを特徴とする電動格納式アウタミラー構造。

技術分野

0001

本発明は、車両等に用いられる電動格納式アウタミラー構造に関するものである。

背景技術

0002

従来、電動格納式アウタミラーにおいては、実開昭61−71537号公報に開示されているような構造が一般に知られている。図3にその構造についての分解図を示す。これによると、アウタミラーの回動体1の電動回動範囲が、前方傾倒位置から後方傾倒位置までであり、前方あるいは後方傾倒位置から回動してきたアウタミラーを中立位置で停止させるために、電気的な中立位置検出装置2を設けていた。この中立位置検出装置2によりアウタミラーが中立位置にあることを検出すると、モータ3を停止させることによってギア4の動き規制してアウタミラーを中立位置で停止保持させる構造である。しかし、一般にギアの構造上、ギアの歯車同士の噛み合いには適度な遊びがなければ円滑に作動しないようになっている。このため、モータ3の停止によりギア4をロックさせても、バックラッシュと呼ばれる前記したギア4の遊びにより、ガタが生じる。このガタを抑えるために、図4に示すように、ミラーベース5(図3参照)に固定されたベース部8に凹部6cを設け、ベース部8に対し回動する回動体1にベース部8に向かってバネ6bにより付勢されたボール6aを設けることにより、中立位置において凹部6cとボール6aを係合させて、ガタを防止する機構6を設定している。

発明が解決しようとする課題

0003

しかし、このガタ防止機構6は、ギア4の遊びを残したまま回動体1をミラーベース5に対して保持させることによって、アウタミラーのガタを抑えようとするもので、ギア4に直接作用させるものではない。よって、構成上、このガタ防止機構6は、モータ3の許容最大負荷値よりも小さな力で解除されるものでなければならない。つまり、それ以上の保持力をもたせると、中立位置からアウタミラーを電動で回動させようとしても、モータ3の力がガタ防止機構6の保持力に負けて、アウタミラーが回動不能になってしまうので、ガタ防止機構6の保持力をモータ3の力よりも上げることができないのである。したがって、モータを停止させることによってギアの動きを規制し、さらに上記したようなガタ防止機構を備えた電動格納式アウタミラー構造では、ギアのバックラッシュにより生じるアウタミラーのガタを充分に抑えることができなかった。すなわち、高速走行時、あるいはアイドリング時等における様々な振動によってアウタミラーがびびりを発生し、アウタミラーの視認性が悪化するという問題があった。そこで、本発明の課題は、中立位置においてギアに逆回転方向外力を付与することによって、ギアのバックラッシュによるガタの発生を抑制し、アウタミラーの中立位置でのガタをなくすことにある。

課題を解決するための手段

0004

上記課題を解決するために、本発明においては、電動で格納可能な電動格納式アウタミラー構造において、アウタミラー本体と一体的に後方傾倒位置から前方傾倒位置までを軸芯に対しての回動範囲とする回動体と、中立位置で該回動体の前方傾倒位置への回動を規制する停止部材と、前記回動体と一体に取り付けられ所定値以上の逆回転方向の負荷で停止するモータと、前記モータの動力を停止部材に伝達するギアとを有することを特徴とする。

0005

上記手段により、アウタミラー本体と一体の回動体を後方傾倒位置から中立位置まで電動で回動させると、中立位置において前方傾倒位置から中立位置へと付勢された停止部材に回動体が当接する。停止部材に当接した回動体は前方への回動を規制され、これまで正回転していたギアに逆回転方向の力が加わる。ギアはモータの動力により正回転しようとし、停止部材によるモータからの反力、すなわち逆回転させようとする力が加わるので、ギアの遊びがない状態となる。この状態において、モータは所定値以上の負荷を受けているので停止する。ここで、外部からアウタミラーを前方に傾倒させる力を作用させた場合、停止部材が回動体と一体となって軸芯に対して回動することによりアウタミラーが前方に傾倒する。

0006

次に、本発明の第1実施例を説明する。図1は、本発明の第1実施例におけるアウタミラー構造の斜視図を示したものであり、Fは車両前方、Rは車両後方を表している。また、図2は、本発明の第1実施例におけるアウタミラー構造の部分断面図を示したものである。車両に設けられたミラーベース5に一体で取り付けられた枢支軸9がある。その枢支軸9と同心で枢支軸9のまわりに回動可能な停止部材10が設けられている。さらにその外側に枢支軸9と同心で停止部材10のまわりに回動可能な回動体1が設けられている。

0007

この回動体1はアウタミラー本体14と一体で回動可能となっており、中立位置で停止部材10に設けられた突起部10bと当接する突起部1aと、後方傾倒位置で停止部材10に設けられた突起部10bと当接する突起部1bとを有している。ここで中立位置とは、車両走行時に運転車が後方確認できる通常使用状態を指し、後方傾倒位置とは、アウタミラーを後方に傾倒させ、格納した状態を指す。

0008

前記した停止部材10は、前方傾倒位置から中立位置へ向けて(矢印R方向)コイルバネ13により付勢されている。ここで、前方傾倒位置とは、アウタミラーに何らかの前方への外力が作用したときにアウタミラーが傾倒する限界位置を指し、後方傾倒位置から180度前方へ回動した位置が望ましい。但し、それは作用した外力を吸収するべく傾倒すればよく、特に限定されるものではない。このコイルバネ13は、ミラーベース5に設けられた突起部5aと停止部材10に設けられた突起部10aとによりそれぞれ両端部を支持されている。そして、停止部材10の中立位置以後の回動を抑制するために、中立位置においてミラーベース5に設けられた支持棒15に当接する突起部10cが停止部材10に設けられている。また、コイルバネ13による付勢力に抗して、停止部材10が前方傾倒位置へと回動させられた場合に、前方傾倒位置で停止部材10の回動を停止させるために、前方傾倒位置で支持棒15に当接する突起部10dが停止部材10に設けられている。

0009

一方、アウタミラーを電動で格納するために、アウタミラー本体14にモータ3が一体で取り付けられている。そして、モータ3に取り付けられたウォームギア4bは、クラッチ11を介して停止部材10に係合しているギア4aと噛合している。このモータ3は、所定値以上の負荷を受けると停止するように構成されている。そして、ギア4aはコイルバネ12によって停止部材10に対し付勢されており、回動体1とは相対回動可能に嵌合している。ここではモータ3に取り付けられたウォームギア4bとギア4aとを直結とした構成をとっているが、より減速が必要な時、あるいはモータ3の配置の都合等によって、モータ3とギア4aとの間に減速機構等が入ったものであっても一向に構わない。

0010

以上のような第1実施例の構成により、中立位置と後方傾倒位置の間では、モータ3の動力で回動体1が停止している停止部材10に対して回動する。そして、中立位置まで回動してくると、回動体1の突起部1aが停止部材10の突起部10bと当接することによって、回動体1の回動が規制される。また、後方傾倒位置まで回動してくると、回動体1の突起部1bが停止部材10の突起部10bと当接することによって、回動体1の回動が規制される。このとき、中立位置においては、突起部1aが停止部材10の突起部10bに当接しても、停止部材10はギア4aと一体であるので、回動体1を駆動しているモータ3に停止部材10の突起部10bからの反力が負荷される。この負荷によってモータ3は停止し、回動体1は回動しない。また、後方傾倒位置においては、突起部1bが停止部材10に設けられた突起部10bに当接しても、停止部材10に設けられた突起部10cがミラーベース5に設けられた支持棒15に当接しているので、それより後方へは回動体1は回動しない。

0011

中立位置において、回動体1の回動が規制されることにより、ギア4aとウォームギア4bは逆回転方向の力を停止部材10から受け、正回転方向の力をモータ3より受ける。これにより、ギア4aとウォームギア4bの遊びがない状態となる。 この状態のまま、モータ3には所定値以上の負荷がかかっているのでモータ3が停止して、回動体1はその位置で停止保持される。ここで、モータ3が停止する所定値以上の負荷とは、通常、モータ3が回動体1を中立位置から後方傾倒位置の間で、何ら支障もなく回動させるために必要な力以上の負荷を表す。

0012

また、回動体1と一体であるアウタミラー本体14に何らかの後方への外力が作用した場合、コイルバネ12により付勢されているギア4aのクラッチ11が外れ、アウタミラー本体14と一体の回動体1とモータ3とがギア4aと一体となって、停止している停止部材10に対して回動する。

0013

次に、停止部材10を付勢しているコイルバネ13の付勢力以上の前方への外力が、回動体1と一体であるアウタミラー本体14に作用した場合に、回動体1は停止部材10とともにミラーベース5に設けられた枢支軸9に対して回動する。そして、その外力から開放されたときに、回動体1と停止部材10は一体的に、コイルバネ13の付勢力により中立位置へと復帰する。

0014

以上第1実施例の作用により、アウタミラー本体14が中立位置にあるときには、ギア4aとウォームギア4bとの遊びによるガタの発生を抑えることで、中立位置におけるガタを抑制することができる。

発明の効果

0015

本発明における電動格納式アウタミラー構造は、中立位置において、ギアの遊びがない状態でアウタミラーを停止保持するので、ギアのバックラッシュによるガタの発生を抑え、アウタミラーの中立位置における停止保持時のガタを抑制することができる。

図面の簡単な説明

0016

図1本発明の第1実施例におけるアウタミラー構造の斜視図。
図2本発明の第1実施例におけるアウタミラー構造の部分断面図。
図3従来技術におけるアウタミラーの分解斜視図。
図4従来技術におけるガタ防止機構の断面図。

--

0017

1 ・・・回動体
1a、1b ・・・突起部
3 ・・・モータ
4、4a ・・・ギア
4b ・・・ウォームギア
5 ・・・ミラーベース
5a ・・・ 突起部
9 ・・・枢支軸
10 ・・・停止部材
10a、10b、10c、10d ・・・ 突起部
11 ・・・クラッチ
13 ・・・コイルバネ
14 ・・・アウタミラー本体
15 ・・・ 支持棒

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