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目的

他の単量体との重合反応における共単量体として用い得る、ラクトンから誘導した反応性単量体を含む組成物の製造方法を提供する。

構成

酸素を含有する雰囲気中、ラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとを200ppm 以下の触媒及び1000ppm 以下の抑制剤の存在下に、100〜140℃の温度において反応させることを特徴としている。

概要

背景

カプロラクトンヒドロキシエチルアクリラート及びメタクリラートとの反応生成物は文献中に記載されている。例えば、米国特許第3,655,631号明細書の例1には、ε−カプロラクトンと開始剤としてのヒドロキシエチルアクリラートとを触媒として0.1重量%のp−トルエンスルホン酸の存在下で重合させることが記載されており、この反応は45℃の温度で4時間行われる。この触媒は、トリクロロ酢酸以外のハロゲン置換脂肪族カルボン酸アルカンスルホン酸ベンゼンスルホン酸、及び低級アルキル置換ベンゼンスルホン酸、及び低級アルキル置換ベンゼンスルホン酸よりなる群より選ばれる有機酸触媒として記載されている。前記の例1において、生成物は約960の分子量を有する固体不飽和ポリエステルとして記載されている。前記特許の例8には、0.1重合%のp−トルエンスルホン酸触媒を用いてヒドロキシエチルメタクリラートとε−カプロラクトンとを重合させることが記載されている。このポリエステル生成物は437の分子量を有し、そして粘稠液体であると記載されている。これらの例1及び例8では重合は完了する旨述べられている。

前記特許で製造されるポリエステルは、比較的大量の残留酸触媒を有する(すなわち、約1000ppm )。ポリエステル生成物中にこのような強酸触媒が存在することは、生成物の劣化を招く恐れがある。また、触媒の存在は、ポリエステル生成物及びある種の橋かけ剤を含むオリゴマーから製造される被覆系保存性貯蔵寿命)及びポットライフ(pot life)を縮めることになる。さらに、このような強い残留酸を含むポリエステル生成物を使用すると、或る種の被覆用途によっては有害となる高度に着色された副生物を生じる恐れもある。

米国特許第4,188,472号明細書には(a)ラクトンと、エステル含有アクリル又はα−置換アクリリル基及び1個又は2個のヒドロキシル基とを反応させ、そして(a)の生成物とイソシアナートとを反応させることが記載されている。特に例I〜例III では130℃(例I)又は120℃(例II及び例III )に加熱したε−カプロラクトンにヒドロキシエチルアクリラートを加えている。大量の触媒、例えばTPTチタナート(例Iで2000ppm 以上)又はオクタン酸第一スズとジブチルスズジラウレートの混合物(例II及び例III で1500ppm以上)が反応混合物に加えられている。さらに、これらの例で行なわれる反応では大量の抑制剤、すなわち5000ppm 以上を使用する。この反応は130℃の温度で6時間(例I)及び120℃の温度で8時間(例II及び例III )にわたって行なわれている。これらの例の反応生成物は、ヒドロキシル価162(例I)、318(例II)及び122(例III )を有すると記載されている。例IIでは反応は完了する旨述べられている。

米国特許第4,188,472号明細書に記載された重合で、大量の触媒及び抑制剤を使用すると、重合又は共重合反応及び/又は橋かけ反応においてラクトン変性樹脂を引き続き用いる上で有害な効果をもたらす恐れがある。

「ヒドロキシル基を有し、かつε−カプロラクトンで変性した(メタアクリレート樹脂製法」なる発明の名称の欧州特許出願第0044393A2号公報には、アクリル酸又はメタクリル酸と2〜4炭素原子を有するアルカンジオールとのモノエステル少なくとも1種と、ε−カプロラクトンとをモル比1.5:1〜1:3で反応させることが記載されている。この反応は有機スズ化合物の存在下に60〜130℃の温度で生じると記載されている。特に例Iでは、2−ヒドロキシエチルアクリラート及びε−カプロラクトンから付加物が製造されている。2−ヒドロキシエチルアクリラート及びジブチルスズオキシドを120℃に加熱し、そしてε−カプロラクトンを2時間にわたって加えている。この混合物を120℃で2時間以上加熱する。この例がくり返され、そして反応生成物は25重合%以上の未反応2−ヒドロキシエチルアクリラートを含むことが示されている。

概要

他の単量体との重合反応における共単量体として用い得る、ラクトンから誘導した反応性単量体を含む組成物の製造方法を提供する。

酸素を含有する雰囲気中、ラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとを200ppm 以下の触媒及び1000ppm 以下の抑制剤の存在下に、100〜140℃の温度において反応させることを特徴としている。

目的

本発明が解決しようとする課題は、他の単量体との重合反応において共単量体とし使用することのできる、ラクトンから誘導した反応性単量体を含む組成物であって、残留反応物残留副生物及び残留触媒の量が少量である前記組成物の製造方法を提供することである。

効果

実績

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請求項1

酸素を含有する雰囲気中、ラクトンヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとを200ppm よりも少ない触媒及び1000ppm よりも少ない、ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートの重合を防ぐための抑制剤の存在下に、100〜140℃の温度で、反応させることより成る(i)ラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとの反応から生成され、下記一般式

請求項

ID=000002HE=030 WI=120 LX=0450 LY=0550(式中 R、R1、R2及びR3は独立的に水素又はメチルであり、R4及びR5は独立的に水素であるか、又は1〜12炭素原子アルキルであり、xは4〜7であり、そしてn及び組成物中のnの平均値は1に等しいか又は1よりも大きい)で表わされる反応性単量体、(ii)残留ラクトン、(iii)残留ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラート、(iv)ジアクリラート副生物、(v)ミカエル付加、アクリル重合、エステル交換又はその他の副反応から得られる副生物、及び(vi)上記(i)におけるラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとの反応に使用される触媒、を包含し、ここに、(ii)の含量は0〜10重量%、(iii)の含量は0重量%よりも多く、20重量%まで、(iv)の含量は2重量%又はそれ以下、(v)の含量は10重量%又はそれ以下、(vi)の含量は200ppm よりも少なく、そして(i)の含量は100重量%に対する残余分、である組成物の製造方法。

請求項2

ラクトンがε−カプロラクトンである請求項1の方法。

請求項3

ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートがヒドロキシエチルアクリラート又はメタクリラートである請求項1又は請求項2の方法。

請求項4

触媒が有機金属化合物ルイス酸プロトン酸、及びそれらの混合物より成る群から選択される一員である請求項1の方法。

請求項5

触媒がオクタン酸第一スズ、ジブチルスズジラウレートチタン酸テトライソプロピルチタン酸ブチル及びそれらの混合物より成る群から選択される一員である請求項4の方法。

請求項6

反応を120℃ないし130℃において行う請求項1の方法。

請求項7

反応を2ないし20時間にわたって行う請求項1の方法。

請求項8

反応を3ないし11時間にわたって行う請求項7の方法。

技術分野

0001

本発明は、ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートラクトンとの反応生成物から誘導した反応性単量体を含む組成物の製造方法に関する。これらの組成物は他のエチレン性不飽和単量体と反応させて、種々の慣用橋かけ剤及びその他の通常用いられる配合成分の添合により高品質工業用仕上剤塗料)となし得る硬化性オリゴマー及び重合体を製造することができる。

背景技術

0002

カプロラクトンヒドロキシエチルアクリラート及びメタクリラートとの反応生成物は文献中に記載されている。例えば、米国特許第3,655,631号明細書の例1には、ε−カプロラクトンと開始剤としてのヒドロキシエチルアクリラートとを触媒として0.1重量%のp−トルエンスルホン酸の存在下で重合させることが記載されており、この反応は45℃の温度で4時間行われる。この触媒は、トリクロロ酢酸以外のハロゲン置換脂肪族カルボン酸アルカンスルホン酸ベンゼンスルホン酸、及び低級アルキル置換ベンゼンスルホン酸、及び低級アルキル置換ベンゼンスルホン酸よりなる群より選ばれる有機酸触媒として記載されている。前記の例1において、生成物は約960の分子量を有する固体不飽和ポリエステルとして記載されている。前記特許の例8には、0.1重合%のp−トルエンスルホン酸触媒を用いてヒドロキシエチルメタクリラートとε−カプロラクトンとを重合させることが記載されている。このポリエステル生成物は437の分子量を有し、そして粘稠液体であると記載されている。これらの例1及び例8では重合は完了する旨述べられている。

0003

前記特許で製造されるポリエステルは、比較的大量の残留酸触媒を有する(すなわち、約1000ppm )。ポリエステル生成物中にこのような強酸触媒が存在することは、生成物の劣化を招く恐れがある。また、触媒の存在は、ポリエステル生成物及びある種の橋かけ剤を含むオリゴマーから製造される被覆系保存性貯蔵寿命)及びポットライフ(pot life)を縮めることになる。さらに、このような強い残留酸を含むポリエステル生成物を使用すると、或る種の被覆用途によっては有害となる高度に着色された副生物を生じる恐れもある。

0004

米国特許第4,188,472号明細書には(a)ラクトンと、エステル含有アクリル又はα−置換アクリリル基及び1個又は2個のヒドロキシル基とを反応させ、そして(a)の生成物とイソシアナートとを反応させることが記載されている。特に例I〜例III では130℃(例I)又は120℃(例II及び例III )に加熱したε−カプロラクトンにヒドロキシエチルアクリラートを加えている。大量の触媒、例えばTPTチタナート(例Iで2000ppm 以上)又はオクタン酸第一スズとジブチルスズジラウレートの混合物(例II及び例III で1500ppm以上)が反応混合物に加えられている。さらに、これらの例で行なわれる反応では大量の抑制剤、すなわち5000ppm 以上を使用する。この反応は130℃の温度で6時間(例I)及び120℃の温度で8時間(例II及び例III )にわたって行なわれている。これらの例の反応生成物は、ヒドロキシル価162(例I)、318(例II)及び122(例III )を有すると記載されている。例IIでは反応は完了する旨述べられている。

0005

米国特許第4,188,472号明細書に記載された重合で、大量の触媒及び抑制剤を使用すると、重合又は共重合反応及び/又は橋かけ反応においてラクトン変性樹脂を引き続き用いる上で有害な効果をもたらす恐れがある。

0006

「ヒドロキシル基を有し、かつε−カプロラクトンで変性した(メタアクリレート樹脂製法」なる発明の名称の欧州特許出願第0044393A2号公報には、アクリル酸又はメタクリル酸と2〜4炭素原子を有するアルカンジオールとのモノエステル少なくとも1種と、ε−カプロラクトンとをモル比1.5:1〜1:3で反応させることが記載されている。この反応は有機スズ化合物の存在下に60〜130℃の温度で生じると記載されている。特に例Iでは、2−ヒドロキシエチルアクリラート及びε−カプロラクトンから付加物が製造されている。2−ヒドロキシエチルアクリラート及びジブチルスズオキシドを120℃に加熱し、そしてε−カプロラクトンを2時間にわたって加えている。この混合物を120℃で2時間以上加熱する。この例がくり返され、そして反応生成物は25重合%以上の未反応2−ヒドロキシエチルアクリラートを含むことが示されている。

発明が解決しようとする課題

0007

本発明が解決しようとする課題は、他の単量体との重合反応において共単量体とし使用することのできる、ラクトンから誘導した反応性単量体を含む組成物であって、残留反応物残留副生物及び残留触媒の量が少量である前記組成物の製造方法を提供することである。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、酸素を含む雰囲気中、ラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとを、約200ppm よりも少ない触媒及び1000ppm よりも少ない、ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートの重合を防ぐための、抑制剤の存在下に、約100〜約140℃の温度で反応させることより成る、(i)ラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとの反応から生成され、下記一般式(I):

0009

0010

(式中 R、R1、R2及びR3は独立的に水素又はメチルであり、R4及びR5は独立的に水素であるか、又は1〜12炭素原子のアルキルであり、xは4〜7であり、そしてn及び組成物中のnの平均値は1に等しいか又は1よりも大きい)で表わされる反応性単量体、(ii)残留ラクトン、(iii)残留ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラート、(iv)ジアクリラート副生物、(v)ミカエル付加、アクリル重合、エステル交換又はその他の副反応から得られる副生物、及び(vi)上記(i)におけるラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとの反応に使用される触媒、を包含し、ここに、(ii)の含量は0〜10重量%、(iii)の含量は0重量%よりも多く、20重量%まで、(iv)の含量は2重量%又はそれ以下、(v)の含量は10重量%又はそれ以下、(vi)の含量は200ppm よりも少なく、そして(i)の含量は100重量%に対する残余分、である組成物の製造方法である。

0011

本発明方法は、ラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとを反応させることより成る。このラクトンは下記の一般式:

0012

0013

(式中、R4 及びR5 は水素であるか又は1〜12炭素原子のアルキルであり、そしてxは4〜7である)で特徴づけられる。好ましいラクトンはε−カプロラクトンである。

0014

ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートには、2−ヒドロキシエチルアクリラート、ヒドロキシプロピルアクリラート、ヒドロキシブチルアクリラート、2−ヒドロキシエチルメタクリラート、2−ヒドロキシプロピルメタクリラート、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピルメタクリラート、2−ヒドロキシ−3−クロロプロピルアクリラート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリラート、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリラート等、又はこれらの混合物が含まれる。ヒドロキシエチルアクリラート又はメタクリラートが好ましい。

0015

本発明方法は、約200ppm 以下、好ましくは100ppm 以下の触媒の存在下に、ラクトンとヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートとを反応させることによって行う。本発明で用い得る触媒は、1種又は2種以上の有機金属化合物及びその他の金属化合物、例えば塩化第二スズ又は塩化第二鉄、及びその他のルイス酸並びにプロトン酸が含まれる。好ましい触媒には、オクタン酸第一スズ、ジブチルスズジラウラート、及びその他のスズ化合物チタン酸テトライソプロピル及びチタン酸ブチルのようなチタナート等が含まれる。

0016

この反応は約100〜140℃、好ましくは約120〜約130℃の温度で行なう。この反応は大気圧下で行なうが、但しより高圧又はより低圧を用いてもよい。この反応は一般に酸素の存在下に行なって、ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートの重合を抑制させる。この反応は約2〜約20時間、好ましくは約3〜約11時間にわたって行なう。

0017

この反応は適当な抑制剤の存在下に行なってヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラート二重結合の重合を阻止する。これらの抑制剤には、ヒドロキノンモノメチルエーテルベンゾキノンフェノチアジンメチルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルキノン、ヒドロキノン、及び当業界で公知のその他の通常のフリーラジカル遊離基)抑制剤が含まれる。使用する抑制剤の量は、1000ppm 以下、好ましくは800ppm 以下、そして最も好ましくは600ppm以下である。

0018

好ましい具体例では、本発明の方法は窒素のような不活性ガスでラクトンをスパージ(分散)しつつ、ラクトンを反応容器に加え、そしてこれを反応温度(約100℃〜140℃)に加熱することによって行なう。このラクトンは、反応容器に加えるのに先立って、例えばモレキュラーシーブのような慣用の作用物を用いて乾燥してもよい。反応温度に達した際、、又はその直後に、不活性ガスのスパージを、不活性ガス及び酸素(例えば空気)の混合物に変える。種々の別法を用いてもよい。例えば系を不活性ガス及び酸素の混合物で短時間、すなわち約5〜10分の間、スパージし、その後スパージを中断し、次いで反応全体にわたって反応器蒸気空間フラッシュするためにだけこのガス混合物を使用してもよい。或は、この不活性ガスのスパージを停止し、そして反応全体にわたって混合物を用いて系をフラッシュする。あるいは、系を通してガス混合物をスパージし、他方、反応時間の間、さらに不活性ガスを用いて蒸気空間をフラッシュしてもよい。所望によりこれらの別法の組合せを用いてもよい。

0019

ヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートは、触媒及び抑制剤と混合し、そしてこの混合物を加熱したラクトンに加える。別法では、加熱に先立って抑制剤をラクトンに加えてもよい。また、加熱しておいたヒドロキシアルキルアクリラート又はメタクリラートにラクトンを加えるか、又はすべての反応剤を最初に反応器に加え、そして反応を行なってもよい。ラクトン、アクリラート又はメタクリラート、触媒及び抑制剤を加える方式において種々の変法を用いることができる。最終的反応混合物は、反応温度で約2〜約20時間保つ。

0020

この反応混合物を回収し、そして精製せずに用いることができる。所望により、この反応混合物は真空ストリッピングのような慣用の方法で精製することができる。

0021

また、例えば、活性水素又は重合可能エチレン性不飽和基を含まない適当な溶媒の存在下に本方法を行なってもよい。これらの溶媒には、ケトン、エステル、エーテル芳香族及び脂肪族炭化水素等、又はこれらの混合物が含まれる。好ましい溶媒にはセロソルブアセタートのようなエステル類がある。

0022

好ましくは、本明細書記載の方法に従って、1〜12モルのラクトンに対し1モルのアクリラート又はメタクリラートの割合でε−カプロラクトンをヒドロキシエチルアクリラート又はメタクリラートと反応させる。これらの組成物は固体又は液体であることができ、そして最も好ましい組成物は液体である。

0023

最も好ましい組成物は、2〜3モルのε−カプロラクトンに対して1モルのヒドロキシエチルアクリラート又はメタクリラートの割合で、ε−カプロラクトンをヒドロキシエチルアクリラート又はメタクリラートと反応させることによって製造する。これらの組成物は一般式(I)の反応性単量体、0〜5重量%のラクトン、10重量%以下のヒドロキシエチルアクリラート又はメタクリラート、少量のその他の反応生成物、400〜600ppm の抑制剤、及び約50ppm の量の触媒残留物を含有する。

0024

以下、実施例を掲げて本発明の特定な具体例を説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。

0025

[例1]500mlのガラス反応フラスコに、撹拌機温度計冷却器、及び窒素導入及び排出管取付け、そして反応容器として用いた。ε−カプロラクトンをモレキュラーシーブと約30分間接触させて乾燥した。次いで、228gの乾燥ε−カプロラクトンを反応容器に導入し、そして140℃に加熱し、この間窒素を用いてこの系をスパージした。温度が140℃に達したとき、窒素のスパージを空気のスパージに切替え、そして116gの2−ヒドロキシエチルアクリラート、0.0366g(106ppm )のオクタン酸第一スズ及び0.027g(78ppm)のヒドロキノンモノエチルエーテルの混合物を10分間にわたって加えた。この反応混合物を140℃で6時間保ち、室温(約25℃)に冷却し、そして残留生成物として回収した。この生成物は148.7のヒドロキシル価、3.41の酸価及び98センチポアズ(25℃)のブルックフィールド粘度を有していた。

0026

[例2]例1に記載したようにスパージした5リットルのガラス製の反応フラスコを反応容器として用いた。仕込み量2,736gのε−カプロラクトンを反応容器に導入して140℃に加熱し、この間窒素でスパージした。温度が140℃に達したとき、窒素のスパージを空気のスパージに切換えて約5分間用い、次いで空気のフラッシュに切換えて反応時間の間続けた。次いで、1,392gの2−ヒドロキシエチルアクリラート、0.208g(50ppm )のオクタン酸第一スズ、及び1.30g(315ppm )のヒドロキノンモノメチルエーテルの混合物を25分間にわたって加えた。この反応混合物を140℃で5時間保ち、室温(約25℃)に冷却し、そして残留生成物として回収した。この残留生成物は159のヒドロキシル価、3.29の酸価、及び115センチポアズ(25.5℃)のブルックフィールド粘度を有していた。C−13核磁気共鳴で検討した結果、最終生成物は2−ヒドロキシエチルアクリラート7.8重量%、一般式Iにおけるnの平均値2.8及びε−カプロラクトン0重量%を含有することが示された。

0027

[例3]例1に記載したように取付けた500mlのガラス製反応フラスコを反応容器として用いた。仕込量456gのε−カプロラクトンを反応容器に導入して140℃に加熱し、この間窒素でスパージした。温度が140℃に達したとき、窒素のスパージを空気のスパージに切換え、そして260gの2−ヒドロキシエチルメタクリラート、0.036g(50ppm )のオクタン酸第一スズ、及び0.217g(303ppm )のヒドロキノンモノメチルエーテルの混合物を5〜6分間にわたって加えた。この反応混合物を140℃で6時間保ち、室温(約25℃)に冷却し、そして残留生成物として貯蔵した。この生成物は141.7のヒドロキシル価を有していた。

0028

[例4〜8]例1に記載したものと同じ適当なガラス製反応容器を用いた。使用した成分を表1に示す。

0029

表 1
例4 例5 例6 例7 例8
ε−カプロラクトン(g) 2,046 684 912 3,529 3,747
2-ヒドロキシエチルアクリラート(g) 2,082 232 232 599 381
オクタン酸第一スズ
(g) 0.208 0.052 0.073 0.208 0.208
(ppm) 50 57 64 50 50
ヒドロキノンのモノメチルエーテル
(g) 1.30 0.325 0.325 1.30 1.30
(ppm) 315 355 284 315 315

0030

ε−カプロラクトンを反応容器に導入して140℃に加熱し、この間、窒素でスパージした。温度が140℃に達したとき、窒素のスパージを空気のスパージに切換え、そして他の3成分の混合物をカプロラクトンに加えた。この混合物を供給する時間及び140℃の反応温度で保つ時間を表2に示す。この反応時間を経過した後、生成物を室温(約25℃)に冷却し、そして残留生成物として貯蔵した。この残留生成物の分析値を表2に示す。

0031

表 2
例4 例5 例6 例7 例8
供給時間(分) 20 5 4 5 1
反応時間(時間) 5 6 6 5.5 7
ヒドロキシル価244.5 114.3 84.5 75.3 42.5
酸 価 3.69 1.85 1.31 2.44 2.47
粘度(cps)(室温) 151 189 − − −
外 観液体軟泥固体固体 固体

0032

[例9]5000mlのガラス製反応フラスコに、撹拌機、温度調節器付き温度計、冷却器、及びガススパージ管を取付けた。仕込量2052gの乾燥ε−カプロラクトン(H2O 100ppm 以下)及び0.975gのヒドロキノンモノメチルエーテルをフラスコに加えた。原料を130℃に加熱する際に、窒素のスパージを液面下で泡立てた。このスパージを窒素から空気に切替え、そして液面下に10分間保持し、次いでスパージ管を液面上に上げ、そして残りの反応の間は空気の空間を空気でフラッシュした。

0033

0.155gのオクタン酸第一スズを含む仕込量1044gの2−ヒドロキシエチルアクリラートを30分間に亘って加え、次いでこの反応を130℃で約10時間保持し、次に室温まで放冷した。

0034

13CのNMR分析の結果、2−ヒドロキシエチルアクリラート7.6重量%、ε−カプロラクトン0重量%、及び一般式Iにおけるnの平均値2.7であることが示された。。生成物の粘度は84cpsであった。

0035

[例10]5000mlのガラス製反応フラスコに、温度調節器付き温度計、冷却器、及びガススパージ管を取付けた。仕込量2052gの乾燥ε−カプロラクトン(H2O 100ppm 以下)及び1.625gのヒドロキノンモノメチルエーテルをフラスコに加えた。原料を130℃に加熱する際、及び130℃に達した後、30分の間、窒素のスパージを液面下で泡立てた。この液面下のスパージを窒素から空気に切替え、そして液面上の空気空間窒素フラッシュを開始した。

0036

0.155gのオクタン酸第一スズを含む仕込量1044gの2−ヒドロキシエチルアクリラートを単一バッチに加えた。この反応を130℃で8時間保持し、次いで室温まで放冷した。

0037

生成物を液体クロマトグラフィーで分析した結果、この生成物は例3のものと同一であることが示された。

0038

[例11]窒素でフラッシュした189リットル(50ガロン)のガラス張り反応器に、約109.8kg(約242ポンド)乾燥ε−カプロラクトン(H2O 100ppm 以下)及び100gのヒドロキノンモノメチルエーテルを仕込んだ。原料を100℃に約1.5時間にわたって加熱する際に、液体中に窒素をスパージした。次いで、このスパージを空気に切換え、次いで残りの反応の間はさらに窒素のフラッシュを反応器の蒸気空間に加えた。空気を用いた1.5時間のスパージの後、オクタン酸第一スズ8.8gを含む56.2kg(124ポンド)に2−ヒドロキシエチルアクリラート仕込原料を約2時間にわたって125〜130℃に加熱した。反応をこの温度で約8.5時間保持し、次いで取出す前に約65℃まで1.5時間にわたって冷却した。

0039

この生成混合物は、7.7重量%の2−ヒドロキシエチルアクリラート、4%以下のカプロラクトン、及び約580ppmのヒドロキノンモノメチルエーテルを含有していた。一般式Iにおけるnの平均値は2.7であり、そしてこの生成物は84cpsの粘度を有していた。

発明の効果

0040

本発明により、他の単量体との重合反応における共単量体として用い得る組成物を製造することができる。本発明により製造される組成物は、アクリル、ビニル又は類似の単量体のような共単量体と重合すると、橋かけした際に高い可撓性、耐衝撃性耐溶媒性加水分解定性、及び化学的溶性を有する被覆剤(塗料)又は接着剤を生成するオリゴマー及び/又は共重合を与える。また本発明により製造さる組成物を単独重合して同様な所望特性を有するオリゴマー又はホモポリマーを与えることもできる。

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