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図面 (20)

目的

搬送された記録紙の種類やセット状態、及び記録済み画像の有無を判別して、画像の記録ミスや無駄な画像記録動作、及び記録紙やトナー及び電力の無駄な消費を回避できる画像形成装置を提供する。

構成

記録紙通過センサS3により記録紙の通過開始が検知された瞬間の記録紙通過センサS1,S2の状態と、記録紙通過終了時に記録紙通過センサS1,S2により切欠きf1,f2が検知された瞬間の記録紙通過センサS3及び各記録紙通過センサS1,S2の状態と、消去判別センサS4の状態により、記録紙の種類、片面TCフィルムの裏面セット、TCフィルムの上下逆セット、及びTCフィルムの使用の有無を判別する。TCフィルムのセットミス時にTCフィルムへの作像及び感光体10の現像を行なわずに排紙する。使用済みのTCフィルムの検知時のみ発熱ヘッド3による消去を行なう。

概要

背景

近年、森林資源をはじめとする地球環境の保護が多方面の産業分野で大きな課題の一つとなっている。OA機器業界においても、複写機等の画像形成装置に用いられる記録シートの再利用が、この環境保護対策一環として着実に実行されている。現在実施されている記録シートの再利用方法は、使用済みの記録シートをまとめて回収し、製紙工場等の再処理プラント化学処理を施して、再生紙を生産することが一般的である。但し、このような化学処理方法では、再処理回数物理的な限界繊維分解の進行)が存在し、再処理する際にある程度の新しい木材を必要としている。

一方、記録シートの他の再利用方法として、書換えが可能であり、何度でも反復使用が可能な記録材料、詳しくは、所定の温度に加熱することにより初期化される再利用可能な記録材料(以下、可逆性感熱記録フィルム;TCフィルムと称す)を用いた方法が、その取扱の簡便さから種々の検討提案がなされている。

概要

搬送された記録紙の種類やセット状態、及び記録済み画像の有無を判別して、画像の記録ミスや無駄な画像記録動作、及び記録紙やトナー及び電力の無駄な消費を回避できる画像形成装置を提供する。

記録紙通過センサS3により記録紙の通過開始が検知された瞬間の記録紙通過センサS1,S2の状態と、記録紙通過終了時に記録紙通過センサS1,S2により切欠きf1,f2が検知された瞬間の記録紙通過センサS3及び各記録紙通過センサS1,S2の状態と、消去判別センサS4の状態により、記録紙の種類、片面TCフィルムの裏面セット、TCフィルムの上下逆セット、及びTCフィルムの使用の有無を判別する。TCフィルムのセットミス時にTCフィルムへの作像及び感光体10の現像を行なわずに排紙する。使用済みのTCフィルムの検知時のみ発熱ヘッド3による消去を行なう。

目的

本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、その目的は、搬送された記録紙の種類やセット状態、及び記録済み画像の有無を判別して、画像の記録ミスや無駄な画像記録動作、及び記録紙やトナー及び電力の無駄な消費を回避できる画像形成装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

感光体画像情報静電潜像として書き込む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通紙シート画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記感光体上に形成されたトナー像転写する転写手段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させる定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送して、この初期化された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されているトナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去する構成の画像形成装置において、普通紙シートと、画像記録面が片面のみに形成され上端に第1の切欠きを有し且つ透明である場合に裏面の特定の一部に着色層を有する片面可逆性感熱記録フィルムと、画像形成面が両面に形成され上記第1の切欠き及びこの第1の切欠きに対し左右対称位置に第2の切欠きを有する両面可逆性感熱記録フィルムとが使用され、記録紙の搬送路上における上記第1の切欠き通過位置に配置された第1の切欠き検知手段と、上記搬送路上における上記第2の切欠き通過位置に配置された第2の切欠き検知手段と、上記搬送路上における上記各切欠き以外の部分の通過位置に配置された記録紙検知手段とが、記録紙の搬送方向に対して直角方向に並んで配置されてなり、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了が検知された瞬間に上記着色層が通過すると予想される位置に発光部と受光部とからなる反射光検知手段を有し、可逆性感熱記録フィルムの記録時には、この可逆性感熱記録フィルムの特定部分強制的に記録を行なう画像形成装置であって、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段及び各切欠き検知手段の状態を検知するとともに、記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミングでの上記反射光検知手段の状態を検知し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が普通紙シートであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱記録フィルムが正常にセットされていると判断された場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用済みであると判断することを特徴とする画像形成装置。

請求項2

感光体に画像情報を静電潜像として書き込む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させる定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送して、この初期化された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されているトナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去する構成の画像形成装置において、普通紙シートと、画像記録面が片面のみに形成され上端に第1の切欠きを有し且つ透明である場合に裏面の特定の一部に着色層を有する片面可逆性感熱記録フィルムと、画像形成面が両面に形成され上記第1の切欠き及びこの第1の切欠きに対し左右対称位置に第2の切欠きを有する両面可逆性感熱記録フィルムとが使用され、記録紙の搬送路上における上記第1の切欠き通過位置に配置された第1の切欠き検知手段と、上記搬送路上における上記第2の切欠き通過位置に配置された第2の切欠き検知手段と、上記搬送路上における上記各切欠き以外の部分の通過位置に配置された記録紙検知手段とが、記録紙の搬送方向に対して直角方向に並んで配置されてなり、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了が検知された瞬間に上記着色層が通過すると予想される位置に発光部と受光部とからなる反射光検知手段を有し、可逆性感熱記録フィルムの記録時には、この可逆性感熱記録フィルムの特定部分に強制的に記録を行なう画像形成装置であって、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段及び各切欠き検知手段の状態を検知するとともに、記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミングでの上記反射光検知手段の状態を検知し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が普通紙シートであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱記録フィルムが正常にセットされていると判断された場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用済みであると判断することを特徴とする画像形成装置。

請求項3

請求項1及び請求項2記載の画像形成装置において、上記画像形成部より手前の記録紙搬送経路上に上記各切欠き検知手段、記録紙検知手段、及び反射光検知手段を配置し、これらの各検知手段により、搬送された記録紙が裏面セット、上下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合には、少なくとも、この可逆性感熱記録フィルムへのトナー転写工程以降の、転写、照射、トナー除去のプロセスを行なわずに排紙することを特徴とする画像形成装置。

請求項4

請求項2記載の画像形成装置において、上記画像形成部より手前の記録紙搬送経路上に上記各切欠き検知手段、記録紙検知手段、及び反射光検知手段を配置し、これらの各検知手段により、搬送された記録紙が裏面セット、上下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合には、少なくとも、上記感光体上に形成された静電潜像の顕像化工程以降の、現像、転写、照射、トナー除去のプロセスを行なわずに排紙することを特徴とする画像形成装置。

請求項5

請求項1及び請求項2記載の画像形成装置において、可逆性感熱記録フィルムに記録された画像を消去するための発熱手段を配設するとともに、この発熱手段より手前の記録紙搬送経路上に上記反射光検知手段を配置し、上記反射光検知手段により、搬送された記録紙が使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合にのみ、上記発熱手段による可逆性感熱記録フィルムの記録済み画像の消去を行なうことを特徴とする画像形成装置。

技術分野

0001

本発明は、複写機ファクシミリ、あるいは、プリンター等の電子写真プロセスによる普通紙シート可逆性感熱記録フィルムとの画像記録に兼用可能な画像形成装置に関する。

背景技術

0002

近年、森林資源をはじめとする地球環境の保護が多方面の産業分野で大きな課題の一つとなっている。OA機器業界においても、複写機等の画像形成装置に用いられる記録シートの再利用が、この環境保護対策一環として着実に実行されている。現在実施されている記録シートの再利用方法は、使用済みの記録シートをまとめて回収し、製紙工場等の再処理プラント化学処理を施して、再生紙を生産することが一般的である。但し、このような化学処理方法では、再処理回数物理的な限界繊維分解の進行)が存在し、再処理する際にある程度の新しい木材を必要としている。

0003

一方、記録シートの他の再利用方法として、書換えが可能であり、何度でも反復使用が可能な記録材料、詳しくは、所定の温度に加熱することにより初期化される再利用可能な記録材料(以下、可逆性感熱記録フィルム;TCフィルムと称す)を用いた方法が、その取扱の簡便さから種々の検討提案がなされている。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、前述した従来技術のうち、再利用が可能なTCフィルムに関して検討するものである。ところで、前記従来のTCフィルムへの画像形成方法は、すべて発熱手段(サーマルヘッド)をフィルム面上へ直接接触させて画像情報を記録するように構成されていた。また、このTCフィルムの用途は様々に考えられているが、一般に広く普及し、且つ、その紙の使用量が膨大であり、用紙の再利用の効果が大きく期待されている複写機、レーザーファクシミリ、あるいは、レーザービームプリンタ等の画像形成装置においては、このTCフィルムを適用可能とした装置が未だ実用化されていない。これは、従来の画像形成装置では、通常、その画像形成方法として電子写真プロセスを用いているため、この種の画像形成装置にTCフィルムを適用可能とするためには、従来の電子写真プロセス手段以外に、TCフィルム専用の画像形成手段(例えば、発熱手段、搬送手段、制御手段等)を新たに設けなければならない点にある。すなわち、このようなTCフィルム専用の画像形成手段を付加した構成の画像形成装置は、言い換えれば、従来の複写機等にTCフィルムの作像装置を単に組み合わせた程度の装置であり、特別な技術的困難性は認められないが、その装置全体から見れば、大幅なコストの増加、大型化、及び、画像形成制御系の複雑化を招くことは必至であり、この点が未だに実用化されない原因と考えられる。

0005

そこで、このTCフィルム専用の画像形成手段(トナー除去手段、発熱手段、搬送手段等)と、普通紙シート専用の画像形成手段とのうちの互いに共通する手段を共用するように構成することにより、TCフィルム専用の大掛かりな作像手段を付加することなく、既存の普通紙シートへの作像を行なう電子写真プロセスを利用してTCフィルムへの作像が可能となる。ところで、この普通紙シート及びTCフィルムを適用可能とした画像形成装置において、普通紙シートと、フィルムの片面にのみ画像記録可能な片面TCフィルム、及び、フィルムの両面に画像記録可能な両面TCフィルムを選択的に使用できるように構成した場合には、設定された画像記録モード適合した種類の記録紙が搬送されなかったり、TCフィルムの表裏が反対にセット(裏面セット)されたり、TCフィルムの上下が逆にセット(上下逆セット)されることにより、画像の記録ミスや無駄な画像記録動作が発生して、記録紙やトナーが無駄に消費される虞れがある。また、上記の画像形成装置に発熱手段を配設して、搬送されるTCフィルムを常時初期化(記録済み画像消去)するように構成した場合には、予め初期化されたTCフィルムを給紙した場合にも上記の発熱手段が作動するため、電力が無駄に消費される不具合がある。

0006

本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、その目的は、搬送された記録紙の種類やセット状態、及び記録済み画像の有無を判別して、画像の記録ミスや無駄な画像記録動作、及び記録紙やトナー及び電力の無駄な消費を回避できる画像形成装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0007

本発明は、上述の課題を解決するために、感光体に画像情報を静電潜像として書き込む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記感光体上に形成されたトナー像転写する転写手段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させる定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送して、この初期化された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されているトナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去する構成の画像形成装置において、普通紙シートと、画像記録面が片面のみに形成され上端に第1の切欠きを有し且つ透明である場合に裏面の特定の一部に着色層を有する片面可逆性感熱記録フィルムと、画像形成面が両面に形成され上記第1の切欠き及びこの第1の切欠きに対し左右対称位置に第2の切欠きを有する両面可逆性感熱記録フィルムとが使用され、記録紙の搬送路上における上記第1の切欠き通過位置に配置された第1の切欠き検知手段と、上記搬送路上における上記第2の切欠き通過位置に配置された第2の切欠き検知手段と、上記搬送路上における上記各切欠き以外の部分の通過位置に配置された記録紙検知手段とが、記録紙の搬送方向に対して直角方向に並んで配置されてなり、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了が検知された瞬間に上記着色層が通過すると予想される位置に発光部と受光部とからなる反射光検知手段を有し、可逆性感熱記録フィルムの記録時には、この可逆性感熱記録フィルムの特定部分強制的に記録を行なう画像形成装置であって、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段及び各切欠き検知手段の状態を検知するとともに、記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミングでの上記反射光検知手段の状態を検知し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が普通紙シートであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱記録フィルムが正常にセットされていると判断された場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用済みであると判断する構成とする。

0008

また、本発明は、上述の課題を解決するために、感光体に画像情報を静電潜像として書き込む潜像書き込み手段と、上記感光体上に形成された静電潜像をトナーにより顕像化する現像手段と、画像記録用の普通紙シートを画像形成部へ給紙搬送する給紙搬送手段と、上記画像形成部に給紙搬送された普通紙シート上に上記感光体上に形成されたトナー像を転写する転写手段と、転写されたトナー像を普通紙シート上に定着させる定着手段とを有し、所定の温度に加熱することにより初期化される再利用可能な可逆性感熱記録フィルムを上記給紙搬送手段により上記画像形成部へ給紙搬送して、この初期化された可逆性感熱記録フィルム上に上記潜像書き込み手段及び上記現像手段によって上記感光体上に形成されたトナー像を上記転写手段により転写するとともに、トナー像の転写された可逆性感熱記録フィルムを照射して転写されたトナー像を加熱させる照射手段により可逆性感熱記録フィルム上に画像を形成し、この画像形成後、上記可逆性感熱記録フィルムに坦持されているトナーをトナー除去手段によりフィルム面上から除去する構成の画像形成装置において、普通紙シートと、画像記録面が片面のみに形成され上端に第1の切欠きを有し且つ透明である場合に裏面の特定の一部に着色層を有する片面可逆性感熱記録フィルムと、画像形成面が両面に形成され上記第1の切欠き及びこの第1の切欠きに対し左右対称位置に第2の切欠きを有する両面可逆性感熱記録フィルムとが使用され、記録紙の搬送路上における上記第1の切欠き通過位置に配置された第1の切欠き検知手段と、上記搬送路上における上記第2の切欠き通過位置に配置された第2の切欠き検知手段と、上記搬送路上における上記各切欠き以外の部分の通過位置に配置された記録紙検知手段とが、記録紙の搬送方向に対して直角方向に並んで配置されてなり、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了が検知された瞬間に上記着色層が通過すると予想される位置に発光部と受光部とからなる反射光検知手段を有し、可逆性感熱記録フィルムの記録時には、この可逆性感熱記録フィルムの特定部分に強制的に記録を行なう画像形成装置であって、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段及び各切欠き検知手段の状態を検知するとともに、記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミングでの上記反射光検知手段の状態を検知し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が普通紙シートであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた両面可逆性感熱記録フィルムであると判断し、上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱記録フィルムが正常にセットされていると判断された場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用済みであると判断する構成とする。

0009

更に、本発明は、上述の課題を解決するために、上記の各画像形成装置において、上記画像形成部より手前の記録紙搬送経路上に上記各切欠き検知手段、記録紙検知手段、及び反射光検知手段を配置し、これらの各検知手段により、搬送された記録紙が裏面セット、上下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合には、少なくとも、この可逆性感熱記録フィルムへのトナー転写工程以降の、転写、照射、トナー除去のプロセスを行なわずに排紙する構成とする。

0010

更に、本発明は、上述の課題を解決するために、上記の画像形成装置において、上記画像形成部より手前の記録紙搬送経路上に上記各切欠き検知手段、記録紙検知手段、及び反射光検知手段を配置し、これらの各検知手段により、搬送された記録紙が裏面セット、上下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合には、少なくとも、上記感光体上に形成された静電潜像の顕像化工程以降の、現像、転写、照射、トナー除去のプロセスを行なわずに排紙する構成とする。

0011

更に、本発明は、上述の課題を解決するために、上記の画像形成装置において、可逆性感熱記録フィルムに記録された画像を消去するための発熱手段を配設するとともに、この発熱手段より手前の記録紙搬送経路上に上記反射光検知手段を配置し、上記反射光検知手段により、搬送された記録紙が使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合にのみ、上記発熱手段による可逆性感熱記録フィルムの記録済み画像の消去を行なう構成とする。

0012

本発明によれば、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段及び各切欠き検知手段の状態が検知されるとともに、記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミングでの上記反射光検知手段の状態が検知されることにより、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が普通紙シートであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた両面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱記録フィルムが正常にセットされていると判断された場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用済みであると判断される。

0013

また、本発明によれば、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段の状態と、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段及び各切欠き検知手段の状態が検知されるとともに、記録紙の通過開始あるいは記録紙の通過終了のタイミングでの上記反射光検知手段の状態が検知されることにより、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が普通紙シートであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の上記各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が片面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が両面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第2の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第1の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合、あるいは、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が切欠き未検知状態で、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙検知状態であり第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態である場合は、搬送された記録紙が裏面セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の第1の切欠き検知手段が切欠き検知状態で第2の切欠き検知手段が切欠き未検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた片面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記記録紙検知手段により記録紙の通過開始が検知された瞬間の各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態であり、且つ、記録紙通過終了時に第1の切欠き検知手段または第2の切欠き検知手段により切欠きが検知された瞬間の記録紙検知手段が記録紙未検知状態で各切欠き検知手段が共に切欠き検知状態である場合は、搬送された記録紙が上下逆セットされた両面可逆性感熱記録フィルムであると判断され、上記片面可逆性感熱記録フィルムあるいは両面可逆性感熱記録フィルムが正常にセットされていると判断された場合の上記反射光検知手段の状態が、反射光検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは消去済み、反射光未検知状態であればこの可逆性感熱記録フィルムは使用済みであると判断される。

0014

更に、本発明によれば、上記各検知手段により、搬送された記録紙が裏面セット、上下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合には、少なくとも、この可逆性感熱記録フィルムへのトナー転写工程以降の、転写、照射、トナー除去のプロセスが行なわれずに記録紙が排紙される。

0015

更に、本発明によれば、上記各検知手段により、搬送された記録紙が裏面セット、上下逆セット、使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合には、少なくとも、上記感光体上に形成された静電潜像の顕像化工程以降の、現像、転写、照射、トナー除去のプロセスが行なわれずに記録紙が排紙される。

0016

更に、本発明によれば、上記反射光検知手段により、搬送された記録紙が使用済みの可逆性感熱記録フィルムであると判断された場合にのみ、上記発熱手段による可逆性感熱記録フィルムの記録済み画像の消去が行なわれる。

0017

以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に説明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得る範囲の構成・作用等のについては、説明の煩雑化を避ける上から、その開示を省略、もしくは簡略化する。

0018

本発明が実施される画像形成装置は、普通紙シート(以下、単に普通紙という)、及び、可逆性感熱記録フィルム;サーモクロミックフィルム(以下、TCフィルムと略す)に対して、共通の作像手段を使用して画像を記録できるように構成されている。その基本的な構成の画像形成装置は、図1に示すように、給紙トレイAと、給紙トレイBとの2つの給紙トレイを有している。これらの給紙トレイA,Bは、それぞれ並列に配置されており、どちらの給紙トレイも差異なく構成されている。ここでは、説明の便宜上、給紙トレイAにTCフィルムが、給紙トレイBに普通紙がセットされているものとする。

0019

先ず、この画像形成装置における普通紙への画像記録について説明する。図1において、給紙トレイBにセットされた束状の普通紙は、給紙ローラ1により給紙トレイBから引き出され、分離パット35により最上位の1枚のみが給紙ローラ1の回転により搬送される。給紙ローラ1により搬送された普通紙は、搬送ローラ37により、レジスト駆動ローラ9及び発熱ヘッド3のニップ部に突き当てられるまで搬送される。この際、レジスト前センサー31により普通紙の先端が検知されて、この普通紙に対する画像書き込みのタイミングがとられる。ここで、レジスト駆動ローラ9と発熱ヘッド3との当接力は、レジスト駆動ローラ9とTCフィルムとの摩擦力が、発熱ヘッド3とTCフィルムとの摩擦力よりも大きくなるように設定されている。これにより、普通紙はレジスト駆動ローラ9の回転に従って搬送される。

0020

一方、上述のようにして普通紙が給紙搬送されている間に、感光体10には光学ユニット5により原稿画像が潜像として書き込まれ、この感光体10上の潜像が、現像手段4から供給されるトナーによって可視像化される。次いで、レジスト前センサー31によりタイミングをとられて回転するレジスト駆動ローラ9により感光体10に向けて送り出された普通紙は、転写分離手段8により、感光体10からトナー画像を転写される。トナー画像を転写された普通紙は、搬送ガイド板13の裏面側に配設されているファン36の吸引力により、搬送ガイド板13に吸着されながら定着手段34に向けて搬送される。定着手段34に搬送された普通紙は、一対の加圧ローラ19及び加熱ローラ20により、加圧・加熱されて転写されたトナー画像を定着される。

0021

この定着手段34の下流部には、TCフィルムへの画像記録時のみに機能するTCクリーニング手段24が配設されており、普通紙への画像記録時には、このTCクリーニング手段24が、図1において矢印a方向に変位した位置(実線で示す位置)に退避している。これにより、定着出口ガイド板22及び定着出口下ガイド板23によってガイドされて、定着手段34から排出された普通紙は、そのままの状態で搬送ローラ38により更に搬送され、排紙ガイド板28を通して、排紙ローラ29により排紙トレイ30上に排出される。

0022

次に、この画像形成装置におけるTCフィルムへの画像記録について説明する。図1において、給紙トレイAにセットされた束状のTCフィルムは、給紙ローラ1により給紙トレイAから引き出され、分離パット35により最上位の1枚のみが給紙ローラ1の回転により搬送される。給紙ローラ1により搬送されたTCフィルムは、搬送ローラ37により、レジスト駆動ローラ9と発熱ヘッド3のニップ部に突き当てられるまで搬送される。この際、レジスト前センサー31によりTCフィルムの先端が検知されて、このTCフィルムに対する画像書き込みのタイミングがとられる。ここで、レジスト駆動ローラ9と発熱ヘッド3との当接力は、レジスト駆動ローラ9とTCフィルムとの摩擦力が、発熱ヘッド3とTCフィルムとの摩擦力よりも大きくなるように設定されている。これにより、普通紙はレジスト駆動ローラ9の回転に従って搬送される。

0023

また、発熱ヘッド3は、TCフィルムの透明部画像部)が白濁色に変色して初期化される温度にTCフィルムを加熱する機能を有している。従って、この第2の実施例では、TCフィルムがレジスト駆動ローラ9と発熱ヘッド3のニップ部を通過することによって、この発熱ヘッド3によりTCフィルムの全面が白濁色に変色する温度に加熱され、記録済みのTCフィルムが搬送された場合であってもその記録画像を自動的に消去するように構成されている。

0024

一方、上述のようにしてTCフィルムが給紙搬送されている間に、感光体10には光学ユニット5により原稿画像が潜像として書き込まれ、この感光体10上の潜像が、現像手段4から供給されるトナーによって可視像化される。次いで、レジスト前センサー31によりタイミングをとられて回転するレジストローラにより感光体10に向けて送り出されたTCフィルムは、転写分離手段8により、感光体10からトナー画像を転写される。そして、このTCフィルムへの画像記録時には、トナー画像を転写されたTCフィルムが、搬送ガイド板13の裏面側に配設されているファン36の吸引力により、搬送ガイド板13に吸着されながら搬送される際に、この搬送ガイド板13に対して、搬送経路を挾んで対向して配設された照射手段15の照射ランプ16が点灯する。この照射ランプ16の照射光は、反射板17及び集光レンズ18により、搬送ガイド板13上のTCフィルムのフィルム面に集光・照射される。このとき、TCフィルム自体は前記の消去工程における発熱ヘッド3の作用により白濁状態に初期化され、また、その表面には未定着のトナー画像が転写されている。従って、照射ランプ16、及び、反射板17、集光レンズ18により照射・集光された照射光は、TCフィルムのフィルム面の黒部となる未定着のトナー画像部では吸収されて、この黒部の温度を上昇させるも、このフィルム面の他の白濁状態となる部分(非画像部)では反射されて、何らの作用も与えない。これにより、TCフィルムのフィルム面のトナー画像部と非画像部との間に温度差が生じ、このTCフィルムのトナー画像部のみが、この温度差により白濁状態から透明状態に変色することによって、このTCフィルム面上に、白濁部(非画像部)と透明部(トナー画像部)とからなる画像が記録される。

0025

このような白濁部の加熱変色により画像が記録されたTCフィルムは、ファン36の吸引力により搬送ガイド板13に吸着されながら定着手段34に向けて搬送される。ここで、このTCフィルムへの画像記録時においては、定着手段34に搬送されたTCフィルムのフィルム面が加熱ローラ20に当接して再加熱されることにより、このフィルム面上に記録された画像が失われないようにするために、この定着手段34の加熱ローラ20が、予め、図1において矢印b方向に変位され、TCフィルムのフィルム面に接触しない位置(鎖線位置)、すなわち、TCフィルムに加熱ローラ20の熱が伝わらない位置に退避されている。

0026

また、このTCフィルムへの画像記録時には、TCクリーニング手段24が、図2において矢印aと反対の方向に変位した位置(鎖線で示す位置)に予め上昇し、一対のローラからなる搬送ローラ38のうちのTCフィルムの背面(トナー像が転写されていない面)に位置するローラ38aの周面に、このクリーニング手段24のブレード25が当接されている。ここで、このローラ38aに対するブレード25の当接力は、ローラ38aとTCフィルムとの摩擦力が、ブレード25とTCフィルムとの摩擦力よりも大きくなるように設定されている。これにより、再加熱されずに定着手段34を通過したTCフィルムは、定着出口上ガイド板22及び定着出口下ガイド板23によりガイドされて、ローラ38aの回転に従って搬送される。そして、このTCフィルムは、ローラ38aにより搬送される際に、そのフィルム面上に転写されたトナーがブレード25によって掻き落される。このTCフィルムのフィルム面上から掻き落されたトナーは、クリーニング手段24内に配設された回収ローラ26により回収ボトル27内に回収される。このようにして転写トナーを掻き落されることによって白濁部(非画像部)と透明部(画像部)とからなる画像が記録されたTCフィルムは、一対のローラからなる搬送ローラ38により更に搬送され、排紙ガイド板28によりガイドされて、排紙ローラ29により排紙トレイ30上に排出される。

0027

なお、図1において、給紙ガイド板2は、給紙ローラ1により給送された普通紙及びTCフィルムがレジスト駆動ローラ9及びレジスト従動ローラ40まで搬送される間をガイドする機能を有している。転写前ガイド板11は、レジスト駆動ローラ9及びレジスト従動ローラ40により搬送された普通紙あるいはTCフィルムを感光体10に向けてガイドする機能を有している。定着入口上ガイド板14及び定着入口下ガイド板39は、感光体10から分離搬送された普通紙あるいはTCフィルムを定着手段34の加圧ローラ19及び加熱ローラ20のニップ部にガイドする機能を有している。定着手段34に配設されたサーミスタTAは、加熱ローラ20の表面温度を検知する機能を有しており、この検知信号に基づいて加熱ローラ20内に配置されたヒーター21の発熱量が制御されることにより、加熱ローラ20の加熱温度可変される。レジスト駆動ローラ9に配設されたサーミスタTBは、レジスト駆動ローラ9の表面温度を検知する機能を有しており、この検知信号に基づいて発熱ヘッド3の発熱量が制御されることにより、レジスト駆動ローラ9の加熱温度が可変される。感光体10の周囲に配設された帯電手段6は、放電により感光体10の表面電位を初期化する機能を有している。排紙ガイド板28の搬送経路に配置された排紙センサー32は、定着手段34から搬送された普通紙あるいはTCフィルムの所定タイミングでの通過の有無を検知して、普通紙あるいはTCフィルムのジャム等の検知を行なっている。

0028

上述のように、この画像形成装置によれば、従来の普通紙への作像を行なう電子写真プロセスを用いてTCフィルムへの作像ができるので、TCフィルムの画像記録のために大掛かりな専用の作像手段を付加する必要がなく、コストや装置容積の増加、及び、画像形成制御系の複雑化を抑制することができるとともに、画像形成プロセス内に、使用済みのTCフィルムを初期化するための消去手段が配設されているので、如何なる状態のTCフィルムがセットされていても、このTCフィルムへの作像が不具合なく作像され、装置の利便性が向上される。

0029

次に、図2に示す全体制ブロック図を参照して、上述した画像形成装置の制御動作について説明する。この画像形成装置の各種入力、出力、及び制御信号は、図2に示すメイン制御部901において一括して処理される。図2において、メイン制御部109への動作要求入力としては、図5に示す操作部903からの操作者キー押下による設定入力や、ファックス受信装置またはホスト・コンピュータなどに代表される画像情報入力部904からの画像情報、コマンドなどがある。また、本装置制御のための入力としては、レジスト前センサー31、排紙センサー32によるタイミング検知信号、サーミスタTA及びTBによる温度検知信号、及び機内温度センサー906による温度検知信号などがある。メイン制御部901からの出力、制御信号は、給紙ローラ1、レジスト駆動ローラ9、発熱ヘッド3、光学ユニット5、現像手段4、帯電手段6、転写分離手段8、感光体10、搬送切り替え手段12、照射手段15、加圧ローラ19、加熱ローラ20、ヒーター21、TCクリーニング手段24、排紙ローラ29などの制御対象にそれぞれ出力される。ここで、制御のためのプログラムプログラム実行に必要な種々の設定データなどは、例えばROMのような記憶部902に納められており、また、動作時のタイミング生成には、内部タイマー905が利用される。

0030

また、この画像形成装置のようなONE−PATH方式の制御例として、TCフィルムへの画像記録動作のタイミングチャート図3に、普通紙への画像記録動作のタイミングチャートを図4にそれぞれ示す。すなわち、TCフィルムへの画像記録時には、図3に示すように、先ず、スタート信号を受けることにより、給紙ローラ1を起動してTCフィルムの給紙を開始し、これと同時に、現像手段4、帯電手段6、排紙ローラ29の動作を開始するとともに、TCフィルムの定着部通過状態となるように定着手段34の位置を遷移させる。ここで、TCフィルムの記録済画像を消去する場合には、発熱ヘッド3を事前オンしておく。次に、画像情報入力部904より画像情報の受信を開始し、レジスト前センサー31のTCフィルム先端検出信号に基づいて、給紙ローラ1を停止し、光学ユニット5による感光体10への画像情報の書込を開始するとともに、タイミングをとってレジスト駆動ローラ9を起動し、その後、転写分離手段8、照射手段15、TCクリーニング手段24をそれぞれ起動する。そして、画像情報の入力が終了した時点で、光学ユニット5及び帯電手段6の動作を停止し、レジスト前センサー31のTCフィルム後端の検出信号に基づいて、レジスト駆動ローラ9を停止する。更に、排紙センサー32によってTCフィルムの排紙完了が検知されることにより、転写分離手段8、及び現像手段4を停止させ、追って、排紙ローラ29、照射手段15、定着手段34、TCクリーニング手段24の動作をそれぞれ停止させる。

0031

また、普通紙への画像記録時には、図4に示すように、先ず、スタート信号を受けることにより、給紙ローラ1を起動して普通紙の給紙を開始し、これと同時に、現像手段4、帯電手段6、排紙ローラ29の動作を開始するとともに、普通紙の定着部通過状態となるように定着手段34の位置を遷移させ、ヒーター21をオンにして定着手段34を起動させる。このとき、発熱ヘッド3は、事前にオフしておく。次に、画像情報入力部904より画像情報の受信を開始し、レジスト前センサー31の普通紙先端の検出信号に基づいて、給紙ローラ1を停止し、光学ユニット5による感光体10への画像情報の書込を開始するとともに、タイミングをとってレジスト駆動ローラ9を起動し、その後、転写分離手段8を起動する。そして、画像情報の入力が終了した時点で、光学ユニット5及び帯電手段6の動作を停止し、レジスト前センサー31の普通紙後端の検出信号に基づいて、レジスト駆動ローラ9を停止する。更に、排紙センサー32によって普通紙の排紙完了が検知されることにより、転写分離手段8、及び現像手段4を停止させ、追って、排紙ローラ29、定着手段34の動作をそれぞれ停止させる。

0032

一方、図5において、タイマーキー701は、タイマー時刻をセットするときに押され、このタイマーキー701によりタイマーがセットされているとき、及びタイマーが作動しているときには、タイマー表示702が点灯される。また、プログラムキー703は、プログラムを記憶させるとき、及びプログラムの呼び出しをするときに押され、このプログラムを使用しているときには、プログラム表示704が点灯される。エンターキー705は、寸法変倍や編集機能プログラムナンバーの設定時に押される。テンキー706は、コピー(画像記録)枚数をセットするとき、寸法変倍のとき、綴代幅をセットするとき、プログラムをセットするとき、及びプログラムナンバーの設定時に押される。ガイダンスキー707は、コピー操作の方法や、各キーの操作の説明をガイダンス表示部708に表示したいときに押され、このガイダンスキー707を使用しているときには、ガイダンスキー表示708が点灯される。表示パネル709には、各種の情報が表示される。寸法変倍キー710は、原稿の寸法を入力するときに押され、この寸法変倍選択状態のときには、寸法変倍表示711が点灯される。センタリングキー712は、コピー画像を用紙(普通紙またはTCフィルム)の中央に移動させたいときに押され、センタリング選択状態のときには、センタリング表示713が点灯される。綴代調整キー714は、コピーの左右に綴代(余白)をつくりたいときに押され、綴代表示715には、選択された綴代が表示される。ソーターキー719は、ソーターを使用するときに押され、ソーター使用時で、ソート状態のときには、ソート表示717が点灯される(オプション)。スタック表示718は、ソーター使用時で、スタック状態のときに点灯される(オプション)。両面キー720は、両面コピーをとるときに押され、この両面コピーの状態のときには、両面表示716が点灯される。ページ連写キー722は、見開き原稿を自動的に片面ずつコピーするとき、及び両面原稿(但し、この両面原稿にはオプションの自動給紙装置DFが必要)を自動的に片面ずつコピーするときに押され、このページ連写状態のときには、ページ連写表示721が点灯される。消去キー724は、枠消去、外消去、内消去等の編集コピーをとるときに押され、この編集コピーの状態のときには、消去表示723が点灯される。用紙指定変倍キー726は、用紙指定変倍コピーをとるときに押され、この用紙指定変倍コピーの状態のときには、用紙指定変倍表示725が点灯される。ズーム変倍キー727は、コピー倍率を自由に選択するときに押される。縮小キー728は、縮小コピーをとるときに押される。拡大キー729は、拡大コピーをとるときに押される。当倍キー730は、当倍コピーに戻すときに押される。用紙選択キー731は、コピー用紙のサイズを選択するときに押される。自動用紙選択キー732は、コピー用紙のサイズを自動的に選択するときに押される。濃度調整キー733は、コピー画像の濃淡を調整するときに押される。自動濃度キー734は、コピー画像の濃淡を自動的に濃度調整させるときに押される。クリアストップキー735は、セット枚数を変更したいときや、連続コピーを途中で停止させたいとき、及びプログラムナンバーの設定時に押される。スタートキー736は、コピーをとるとき、すなわち、普通紙またはTCフィルムに画像を形成させるときに押される。割込みキー737は、連続コピーの途中で、他の原稿を割り込ませてコピーしたいときに押される。予熱表示738は、装置の発熱部が予熱状態のときに点灯される。モードクリア・予熱キー739は、各種モードを標準モードに戻すときや、予熱状態と通常の状態を切り替えるとき、及びプログラムナンバーの設定時に押される。カバーモードキー740は、表紙をつけてコピーするときに押される。TCモードキー741は、TCフィルムに画像を記録するときに押される。追加作像モードキー742は、TCフィルムに追加作像するときに押される。ワンタッチプリントキー743は、TCフィルムに試し記録後に、普通紙に再度記録するときに押される。

0033

図5において、1つのキーに複数の表示があるものは、キーの押下によりローテーション表示をするものであって、モードとしては両立しない。また、この操作部903のガイダンス表示部は、前述した画像形成装置の操作及び警告のためにメッセージを表示するように構成されている。なお、ここでは、画像形成装置として複写機を例にとって説明したが、複写機以外の画像形成装置、例えば、プリンタやファクシミリ等においても同様に構成される。

0034

図6に、本発明の画像形成装置におけるTCモード初期設定のプログラムの構成を示す。このTCモード初期設定のプログラムでは、TCモードが選択されているか否かを表すTCモードフラグをクリアし、操作部903上に設けられているTCモード表示用LEDを消灯する。

0035

図7に、本発明が実施される画像形成装置におけるTCモードの設定の制御プログラムを示す。このTCモード設定のプログラムでは、先ず、操作部903からの入力の有無を判断し、次いで、この操作部903からの入力が、TCモードキー741からの入力であるか否かを判断する。ここで、操作部903からの入力があり、且つ、この入力がTCモードキー741であった場合に、TCモードフラグが「0」であれば、このTCモードフラグを「1」にして、TCモード表示用のLEDを点灯させる。また、ここで、操作部903からの入力があり、且つ、この入力がTCモードキー741であった場合に、TCモードフラグが「1」であれば、このTCモードフラグを「0」にして、TCモード表示用のLEDを消灯させる。これにより、TCモードキー741によって、TCモード設定のトグル動作を行なう。ここでは、TCモードという特殊なモードを設けたが、装置の保守を行ない易くするために、既に一般的に行なわれているような、記録枚数ジャム枚数ロギングを、TCフィルム専用にカウンタを設けて行なうようにしてもよい。

0036

本発明の画像形成装置に使用される片面TCフィルムF1には、図8に示すように、その搬送方向後端側の一端に、大きさがd×dの切欠きf1(この切欠きを第1の切欠きとする)が設けられている。また、本発明の画像形成装置に使用される両面TCフィルムF2には、図9に示すように、その搬送方向後端側の両端に、片面TCフィルムと同様の大きさがd×dの第1の切欠きf1と第2の切欠きf2とが設けられている。ここで、図10に示すように、サーモクロッミク層Faの裏面に着色層Fbが形成されているような裏打ちのある片面TCフィルムF1、あるいは、図11に示すように、サーモクロッミク層Faが着色層Fbの両面に形成されているような両面TCフィルムF2の場合には、特に何の工夫もせずそのままでよいが、裏打ちのない透明な片面TCフィルムF1の場合には、図12及び図13に示すように、その切欠きf1の対角部の裏面に、大きさが2d×dの着色層Fbが設けられる。

0037

また、本発明における画像形成装置の記録紙の搬送路上には、図14に示すような、フィラーフォトインタラプタからなる切欠き検知手段としての記録紙通過センサS1,S2、及び、記録紙検知手段としての記録紙通過センサS3がそれぞれ配置されている。ここで、記録紙通過センサS1は、片面TCフィルムF1の第1の切欠きf1に対応する位置に、また、記録紙通過センサS2は、両面TCフィルムF2の第2の切欠きf2に対応する位置に、更に、記録紙通過センサS3は、片面TCフィルムF1または両面TCフィルムF2の第1の切欠きf1または第2の切欠きf2と対応しない位置に、それぞれ配置されている。また、これらの各記録紙通過センサS1,S2,S3は、記録紙の搬送方向に対して直角をなすようにそれぞれ配置されており、通常は、オフの状態にあり、搬送された記録紙の先端部により、それぞれのフィラーが押されることによってオンとなるように構成されている。

0038

一方、この実施例の記録紙の搬送路上には、図15に示すように、記録紙通過センサS1に対して、X軸方向に距離W−d、Y軸方向に距離L−2dだけ離間した位置(上記の着色層Fbに対応する位置)に、発光素子受光素子とからなる反射光検知手段としての消去判別センサS4が設けられている。

0039

この実施例における全体制御手段のブロック図を図16に、この制御手段の記録紙判別制御の動作のフローチャート図17に示す。すなわち、この実施例では、図17に示すように、先ず、記録紙通過センサS3のオンに注目し、この記録紙通過センサS3がオンの時、記録紙通過センサS1,S2が共にオンであればよいが、そうでない場合は、記録紙のセットミス、例えば、給紙トレイに対してTCフィルムの上下を逆にしてセットしたと判断してエラーにする。一方、ここで、記録紙の給紙により、この記録紙通過センサS3がオンで、且つ、記録紙通過センサS1,S2が共にオンの場合には、次いで、記録紙通過センサS1のオフに注目し、この記録紙通過センサS1がオフの時、記録紙通過センサS2,S3が共にオフであれば、搬送された記録紙が、普通紙であると判断する。また、この記録紙通過センサS1がオフで、記録紙通過センサS2,S3が共にオンとなった場合には、片面TCフィルムであると判断する。更に、この記録紙通過センサS1がオフで、記録紙通過センサS2がオフで記録紙通過センサS3がオンとなった場合には、両面TCフィルムであると判断する。また、上記の条件以外の場合には、セットミス、例えば、給紙トレイに対して片面TCフィルムの表裏を逆にしてセットしたと判断してエラーにする。なお、上記実施例では、記録紙通過センサとして、フィラーとフォトインタラプタからなるセンサを使用したが、この記録紙通過センサは、例えば、光学センサマークの組み合わせや、メカニカルなセンサであってもよい。

0040

一方、消去判別センサS4は、上述したように、各記録紙通過センサS1,S2,S3が全てオンとなった後における記録紙通過センサS1のオフに注目し、この記録紙通過センサS1がオフになった時、TCフィルムの表面の着色層Fbの2d×d部分に照射された発光素子からの反射光をその受光素子で判別する。ここで、TCフィルムの記録時には、その裏面の2d×d部分に相当する表面の2d×d部分に強制的に記録を行なう。すなわち、このTCフィルムの記録時には、図8乃至図11に示すように、TCフィルムF1またはF2の切欠きf1の対角部分に透明部f3を、両面TCフィルムF2の裏面記録の場合には切欠きf2の対角部分に透明部f4を必ず形成する。従って、TCフィルムが使用済みである場合には、この透明部f3(またはf4)に照射された消去判別センサS4の発光素子の照射光が着色層Fbに当って吸収され、消去判別センサS4の受光素子からは反射光が検出されない。一方、TCフィルムが消去(初期化)されている場合には、そのサーモクロミック層Fa(表面)が白濁化しているので、消去判別センサS4の発光素子の照射光がTCフィルムから反射され、消去判別センサS4の受光素子から反射光が検出される。これにより、消去判別センサS4の受光素子から反射光が検出されない場合には、搬送されたTCフィルムが使用済みであり、消去判別センサS4の受光素子から反射光が検出された場合には、搬送されたTCフィルムが初期化済みであることが判別される。

0041

図18のフローチャートに、前述のような記録紙の判別によって、片面TCフィルムF1の表裏または上下が逆(片面TCフィルムの裏面セットやTCフィルムの上下逆セット)であるとのエラーが生じた場合、及び、使用済みのTCフィルムが給紙された場合のような、TCフィルムのセットミス時における作像制御の動作を示す。この制御では、TCモードで給紙された記録紙にミスがなく、また、TCフィルムが初期化済みの場合には、そのままTCモードによる画像記録を行ない、TCモードで給紙された記録紙にセットミスがある場合、及び、TCフィルムが使用済み(未消去状態)の場合には、このTCフィルムへのトナー転写工程以降の、転写、照射、クリーニング(トナー除去)のプロセス、あるいは、感光体10上に形成された静電潜像の顕像化工程以降の、現像、転写、照射、クリーニング(トナー除去)のプロセスを行なわずにTCフィルムを排紙するように制御される。但し、この制御は、図19に示すような、TCフィルムの消去手段(発熱ヘッド3)を具備していない装置に適用される制御であり、使用済みのTCフィルムを初期化してから記録を行なう装置では行なわない。

発明の効果

0042

本発明によれば、搬送された記録紙の種類の判別や、片面TCフィルムの裏面セット、TCフィルムの上下逆セット、及び、TCフィルムが使用済みか否かの判別を容易に行なうことができる。また、本発明によれば、TCフィルムのセットミスが検出された場合、及び、使用済みのTCフィルムが給紙された場合に、このTCフィルムへの作像が行なわれないので、TCフィルムの汚染を回避できる。

0043

更に、本発明によれば、TCフィルムのセットミスが検出された場合、及び、使用済みのTCフィルムが給紙された場合に、このTCフィルム及び感光体への作像及び現像が行なわれないので、TCフィルムの汚染や、トナーの無駄な消費を回避できる。

0044

更に、本発明によれば、使用済みのTCフィルムが給紙されたことを検出した時のみ、発熱手段によるTCフィルムの初期化を行なうことにより、発熱手段の無駄な電力消費を回避できる。

図面の簡単な説明

0045

図1本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の構成を示す概略断面図である。
図2本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の全体制御ブロック図である。
図3本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと普通紙シートとに記録可能な画像形成装置におけるTCフィルム記録時の全体制御タイミングチャートである。
図4本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと普通紙シートとに記録可能な画像形成装置における普通紙記録時の全体制御タイミングチャートである。
図5本発明が実施される可逆性感熱記録フィルムと普通紙シートとに記録可能な画像形成装置の操作部を示す概略図である。
図6本発明の実施例におけるTCモード初期設定の動作を示すフローチャートである。
図7本発明の実施例におけるPPモード初期設定の動作を示すフローチャートである。
図8本発明の画像形成装置に使用される片面TCフィルムの概略平面図である。
図9本発明の画像形成装置に使用される両面TCフィルムの概略平面図である。
図10本発明の画像形成装置に使用される片面TCフィルムの概略断面図である。
図11本発明の画像形成装置に使用される両面TCフィルムの概略断面図である。
図12本発明の画像形成装置に使用される他の片面TCフィルムの概略平面図である。
図13本発明の画像形成装置に使用される他の片面TCフィルムの概略断面図である。
図14本発明の画像形成装置におけるTCフィルムの切欠き検知手段及び記録紙検知手段の配置を示す概略正面図である。
図15本発明の画像形成装置におけるTCフィルムの切欠き検知手段及び反射光検知手段の配置を示す概略平面図である。
図16本発明の画像形成装置における全体制御ブロック図である。
図17本発明の画像形成装置における記録紙判別制御の動作を示すフローチャートである。
図18本発明の画像形成装置におけるTCフィルムセットミス時の制御動作を示すフローチャートである。
図19本発明の他の画像形成装置における全体制御ブロック図である。

--

0046

1給紙ローラ
2給紙ガイド板
3発熱ヘッド
4現像手段
5光学ユニット
6帯電手段
7感光体のクリーニング手段
8転写分離手段
9レジスト駆動ローラ
10 感光体
11転写前ガイド板
12 搬送切り替え手段
13搬送ガイド板
14定着入口ガイド板
15照射手段
16照射ランプ
17反射板
18集光レンズ
19加圧ローラ
20加熱ローラ
21ヒーター
22定着出口上ガイド板
23 定着出口下ガイド板
24 TCクリーニング手段
25ブレード
26回収ローラ
27回収ボトル
28排紙ガイド板
29排紙ローラ
30排紙トレイ
31レジスト前センサー
32排紙センサー
34定着手段
35分離パット
36ファン
37,38搬送ローラ
39 定着入口下ガイド板
40レジスト従動ローラ
901メイン制御部
902 記憶部
903 操作部
904画像情報入力部
905内部タイマー
906機内温度センサー
A,B給紙トレイ
F1 片面TCフィルム
F2 両面TCフィルム
Fb着色層
f1 第1の切欠き
f2 第2の切欠き
f3,f4透明部
S1,S2,S3記録紙通過センサ
S4消去判別センサ
TA,TB サーミスタ

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