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目的

免疫機能の異常亢進によって惹起される疾患、たとえば慢性関節リウマチ全身性エリテマトーデス慢性腎炎慢性甲状腺炎自己免疫性溶血性貧血等のいわゆる自己免疫疾患治療並びに臓器移植時の拒絶反応抑制のための治療、さらにはアレルギー性疾患炎症性疾患などの治療、とくに慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患の治療に有効な免疫機能抑制剤を提供する。

構成

〔式中、R1は水素原子アルキル基など、R2は水素原子又はアルキル基、R3は水素原子又はハロゲン原子、R4は水素原子、置換されてもよいシリル基など、R5及びR6は水素原子、水酸基などを示す〕で表されるエノン誘導体又はその塩を有効成分とする免疫機能抑制剤。

概要

背景

一般に、免疫機能抑制剤は、免疫機能の異常亢進によって惹起される疾患、たとえば慢性関節リウマチ全身性エリテマトーデス慢性腎炎慢性甲状腺炎自己免疫性溶血性貧血などのいわゆる自己免疫疾患治療並びに臓器移植時の拒絶反応の抑制のための治療に用いられる。従来からの免疫機能抑制剤としては、ステロイドホルモンアザチオプリンシクロホスファミドなどが用いられている。

概要

免疫機能の異常亢進によって惹起される疾患、たとえば慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、慢性腎炎、慢性甲状腺炎、自己免疫性溶血性貧血等のいわゆる自己免疫疾患の治療並びに臓器移植時の拒絶反応抑制のための治療、さらにはアレルギー性疾患炎症性疾患などの治療、とくに慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患の治療に有効な免疫機能抑制剤を提供する。

〔式中、R1は水素原子アルキル基など、R2は水素原子又はアルキル基、R3は水素原子又はハロゲン原子、R4は水素原子、置換されてもよいシリル基など、R5及びR6は水素原子、水酸基などを示す〕で表されるエノン誘導体又はその塩を有効成分とする免疫機能抑制剤。

目的

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
2件

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請求項1

一般式(I)

請求項

ID=000003HE=035 WI=078 LX=0210 LY=0450(式中、R1は水素原子アルキル基アルケニル基アルキニル基、−OSO2R7基、ハロゲン原子、−OCOR7基、−NHCOR8基、アルコキシ基置換されてもよいフェニル基又は糖誘導体残基であり、R2は水素原子又はアルキル基であり、R3は水素原子又はハロゲン原子であり、R4は水素原子、−COR9基、置換されてもよいシリル基又は置換されてもよいアルキル基であり、R5及びR6はそれぞれ水素原子、水酸基、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルコキシ基、糖誘導体残基、置換されてもよいシクロアルキルオキシ基又は−OCOR10基であり、R4及びR5は一緒になって単結合を形成してもよく、R7、R9及びR10はそれぞれアルキル基又は置換されてもよいフェニル基であり、R8はアルキル基、置換されてもよいフェニル基又はベンジルオキシ基である。)で表されるエノン誘導体又はその塩を有効成分として含有することを特徴とする免疫機能抑制剤

技術分野

0001

本発明は一般式(I)で表されるエノン誘導体を有効成分として含有する免疫機能抑制剤に関する。

背景技術

0002

一般に、免疫機能抑制剤は、免疫機能の異常亢進によって惹起される疾患、たとえば慢性関節リウマチ全身性エリテマトーデス慢性腎炎慢性甲状腺炎自己免疫性溶血性貧血などのいわゆる自己免疫疾患治療並びに臓器移植時の拒絶反応の抑制のための治療に用いられる。従来からの免疫機能抑制剤としては、ステロイドホルモンアザチオプリンシクロホスファミドなどが用いられている。

発明が解決しようとする課題

0003

しかしながら、従来の免疫機能抑制剤は、免疫細胞だけでなく、非選択的に広い範囲の細胞にも作用してその機能・増殖に対して影響を与えるため、顆粒球減少症腎機能障害などの重篤副作用が問題視されている。従って、免疫機能の抑制活性が強く、かつ副作用ができるだけ少ない薬剤出現が希求されている。

発明の開示

0004

本発明者達は従来の免疫機能抑制剤の有効成分とは全く化学構造の異なるエノン誘導体が免疫機能抑制作用を示すことを見出し、本発明を提案するに至った。

0005

本発明は、一般式(I)

0006

ID=000004HE=035 WI=078 LX=1110 LY=0650
(式中、R1は水素原子アルキル基アルケニル基アルキニル基、−OSO2R7基、ハロゲン原子、−OCOR7基、−NHCOR8基、アルコキシ基置換されてもよいフェニル基又は糖誘導体残基であり、R2は水素原子又はアルキル基であり、R3は水素原子又はハロゲン原子であり、R4は水素原子、−COR9基、置換されてもよいシリル基又は置換されてもよいアルキル基であり、R5及びR6はそれぞれ水素原子、水酸基、置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルコキシ基、糖誘導体残基、置換されてもよいシクロアルキルオキシ基又は−OCOR10基であり、R4及びR5は一緒になって単結合を形成してもよく、R7、R9及びR10はそれぞれアルキル基又は置換されてもよいフェニル基であり、R8はアルキル基、置換されてもよいフェニル基又はベンジルオキシ基である。)で表されるエノン誘導体又はその塩を有効成分として含有する免疫機能抑制剤に関する。

0007

一般式(I)のR1、R2、R4、R5、R6、R7、R8、R9及びR10で表わされるアルキル基或は官能基を構成するアルキル部分としては、メチルエチルプロピルブチルペンチル、ヘキシルヘプチルオクチル、ノニルデシルテトラデシルペンタデシル、オクタデシル、ノナデシルなどのC1〜C20のものがあげられ、また、それらは直鎖又は枝分れ脂肪鎖構造異性のものを含む。R1で表わされるアルケニル基としては、エテニルプロペニルブテニルなどのC2〜C20のものがあげられ、それらは直鎖又は枝分れ脂肪鎖の構造異性のものを含む。R1で表わされるアルキニル基としては、エチニルプロピニルブチニルなどのC2〜C20のものがあげられ、これらも直鎖又は枝分れ脂肪鎖の構造異性のものを含む。一般式(I)のR1及びR3で表わされるハロゲン原子としては、弗素原子塩素原子臭素原子沃素原子があげられる。一般式(I)のR1、R5及びR6で表わされる糖誘導体残基としては、

0008

0009

などがあげられる。一般式(I)のR5及びR6で表わされるシクロアルキルオキシ基のシクロアルキル部分としては、シクロプロピルシクロブチルシクロペンチルシクロヘキシルシクロヘプチルシクロオクチルなどのC3〜C8のものがあげられる。

0010

一般式(I)のR1、R7、R8、R9及びR10で表わされる置換されてもよいフェニル基の置換基としてはハロゲン原子、アルキル基、ニトロ基があげられる。一般式(I)のR4で表わされる置換されてもよいシリル基の置換基としては、アルキル基、フェニル基があげられる。一般式(I)のR4、R5及びR6で表わされる置換されてもよいアルキル基、置換されてもよいアルコキシ基又は置換されてもよいシクロアルキルオキシ基の置換基としては、アルコキシ基、フェニル基、水酸基があげられる。これらの置換基は1ケ又は2ケ以上置換されていてもよく、2ケ以上の場合互いに同一であっても異っていてもよい。

0011

一般式(I)で表わされるエノン誘導体の塩としては、医学上許容されるものであればいずれのものでもよく、例えば塩酸硫酸などの鉱酸との塩があげられる。

0012

一般式(I)で表わされる化合物には文献未記載の化合物が含まれる。たとえば、一般式(I′)

0013

0014

(式中、R1′はアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、−OSO2R7基、ハロゲン原子、置換されてもよいフェニル基又は糖誘導体残基であり、R4、R5、R6及びR7は前述の通りである。但し、R1′が臭素原子であり、R4及びR5が単結合を形成し、かつR6が水素原子である場合を除く。)で表わされる化合物又はその塩は、新規化合物である。

0015

次に前記一般式(I)で表わされるエノン誘導体又はその塩を表1及び表2に例示する。

0016

0017

0018

前記一般式(I)で表わされるエノン誘導体又はその塩は種々の方法により製造することができる。例えば、1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−β−D−グリセロヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロースの3位をハロゲン化して所望の化合物を生成し、更にこの3位反応物カップリング反応によりアルキル化アルケニル化、アルキニル化、アリール化して所望の化合物を生成することができる。また、1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース或はその3位、4位又は5位置換誘導体を酸条件で処理し、アセタール開環と同時に1位をエーテル化し、或は1位及び6位をアシル化して所望の化合物を生成することができる。更に1位をエーテル化した化合物の6位をエーテル化、アシル化、シリル化して所望の化合物を生成することができる。生成した化合物は加水分解によって1位或は1位及び6位を脱アシル化することができる。一方グルコースガラクトースマンノースなどの天然型糖を原料として酸化反応により2−ケトン誘導体とし、3位に酸素或は窒素官能基を持つ所望のエノン誘導体を生成することができる。これら反応の実施に際しては通常窒素ガスヘリウムガスアルゴンガスなどの不活性雰囲気下に反応を行うことにより、副反応及び収率の低下を防止することができる。以下にこれらの反応を用いた一般的製造方法を記載する。

0019

A.ハロゲン化反応
(A−1)臭素化
1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロースを含む乾燥四塩化炭素クロロホルムなどのハロゲン化炭素溶液に、0.9当量以上望ましくは1.5〜2当量の臭素を0℃以下望ましくは−10〜−15℃でゆっくり加える。反応混合物を0℃以下望ましくは−10〜−15℃で10〜30分撹拌して反応を行う。ここへピリジントリエチルアミンジイソプロピルエチルアミンなどの塩基を5当量以上望ましくは8〜10当量加え12時間撹拌して反応を行う。反応溶液に水を加えた後、常法により後処理して精製、分離を行う。

0020

(A−2)沃素
1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロースを含む乾燥ピリジン−四塩化炭素溶液に、5当量以上望ましくは8〜10当量の沃素の乾燥ピリジン−四塩化炭素溶液を5℃以下、望ましくは0〜5℃で徐々に加える。反応混合物を室温望ましくは15〜25℃で2時間撹拌して反応を行う。酢酸エチルを加えた後、常法により後処理して精製、分離を行う。この方法についてはCarl R.Johnsonらの方法に従って合成した〔Tetrahedron Lett.33.917−918.(1992)〕。エノンから直接のα−沃素誘導体の合成については他にJohn M.McIntoshの方法〔Can.J.Chem.49,3045−3047,(1971)〕或はT.H.Kimらの方法〔Chem.Express 5,221,(1990)〕がある。

0021

B.カップリング反応
1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−3−ヨード−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロースを含む乾燥N−メチルピロリジノン溶液に、0.01〜0.3当量望ましくは0.05〜0.15当量の第一沃化銅、0.01〜0.3当量望ましくは0.05〜0.15当量のトリフェニル砒素、0.01〜0.1当量望ましくは0.03〜0.07当量の塩化ビスベンゾニトリルパラジウム(II)などのパラジウム系触媒を用いて反応を行う。反応混合物に有機錫化合物或は有機亜鉛化合物を加え、0〜100℃望ましくは25−80℃で1〜10時間望ましくは2〜6時間反応を行う。酢酸エチルを加えた後、常法により後処理して精製、分離を行う。この方法についてはC.R.Johnsonらの方法〔Tetrahedron Lett.33,919−922,(1992)〕に従って合成できる。

0022

C.アセタールの開環反応
1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース或はその1位、3位、4位又は5位置換誘導体を含む適当な酸無水物或は対応する酸無水物の乾燥クロロホルム溶液に、−20℃〜15℃望ましくは−10℃〜0℃で硫酸、或は三フッ化ホウ素エチレートなどのルイス酸を0.05〜0.5当量望ましくは0.08〜0.15当量を徐々に加える。反応混合物を10分〜2時間望ましくは15〜30分撹拌した後、反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水に加えた後、常法により処理して精製、分離を行う。〔Carbonvdr,Res.71,169−191(1979)〕一方、1−アルコキシ誘導体を合成する場合には、対応する乾燥メタノールエタノールプロパノールなどのアルコール溶液濃硫酸1〜5%望ましくは3〜4%を加え、10〜30℃望ましくは15〜25℃で5〜48時間望ましくは12〜36時間撹拌する。反応溶液を炭酸水素ナトリウムなどの塩基で中和した後、常法により処理して精製、分離を行う。この時生じた6位のアルコールは常法によりエーテル化、アシル化などを行い対応する誘導体に変換することができる。

0023

D.加水分解
1,6−ジ−O−アシル−3,4−ジデオキシ−α−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース或はその1位、3位、4位又は5位置換誘導体を含む水もしくはメタノール、エタノール、イソプロパノールなどのアルコール溶液に水酸化リチウム水酸化ナトリウム水酸化カリウムなどの塩基を0.05〜0.3当量望ましくは0.1〜0.15当量加え、10〜30℃望ましくは15〜25℃で10〜45分望ましくは20〜30分撹拌する。反応生成物に酢酸エチルを加えた後、沈澱濾過して除き、減圧下濃縮生成物を得、常法により精製、分離を行う。

0024

E.酸化反応
3,4−ジデオキシ−ヘキソ−3−エノピラノース或はその誘導体を含む乾燥塩メチレン溶液に、ピリジニウムクロロクロメートを1〜10当量望ましくは2〜5当量を加え、0〜40℃望ましくは10〜20℃で1〜20時間望ましくは2〜12時間撹拌して反応させる。ジエチルエーテルを加え、シリカゲルで濾過した後濾液濃縮し、粗生成物を得、常法により精製、分離を行う。

0025

合成例1 1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−3−ヨード−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.5)の合成
窒素ガスの不活性雰囲気下、1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(米国特許第3,926,947号明細書に記載)5gの乾燥ピリジン−四塩化炭素(1:1)150mlの溶液に沃素40gの乾燥ピリジン−四塩化炭素(1:1)150mlの溶液を0℃でゆっくり加えた。室温で2時間撹拌した後、薄層クロマトグラフィー原料物質消失を確認し、200mlの酢酸エチルを加えた。200mlの飽和食塩水で2回、20%チオ硫酸ナトリウム200mlで1回洗浄した。有機層無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。得られたシロップ状の粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:3)で精製し、目的物(化合物NO.5)を淡黄色結晶として6.1gを得た。このもののNMR分析値及び物性値は次のとおり。
1H NMR(CDCl3,400MHz):3.81(1H,d,J=6.8Hz);3.87(1H,dd,J=6.8,5.0Hz);4.93(1H,t,J=5.0Hz);5.57(1H,s);7.96(1H,d,J=5.0Hz)
m.p.66−67℃

0026

合成例2 1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−3−メチル−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.2)の合成
窒素ガスの不活性雰囲気下、1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−3−ヨード−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース5g、第一沃化銅0.4g、トリフェニル砒素0.6g及び塩化ビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)0.4gの混合物を含む20mlの乾燥N−メチルピロリジノン溶液にテトラメチル錫5.3gを加え、80℃で4時間撹拌した。酢酸エチル200mlを加え、10%フッ化カリウム水溶液100mlで3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。得られたシロップ状の生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:へキサン=1:3)で精製した後、減圧下で蒸留を行い目的物(化合物NO.2)を無色透明液体として1.61g得た。このもののNMRの分析値は次のとおり。
1H NMR(CDCl3,40OMHz):1.79(3H,s),;3.68(1H,d,J=6.8Hz);3.83(1H,dd,J=6.8,4.8Hz);4.95(1H,t,J=4.8Hz);5.36(1H,s);6.96(1H,dq,J=4.8,1.6Hz)
b.p.150−170(40mmHg)

0027

前記合成例2の場合に準じて下記の化合物が合成されたが、それらの物性を記載する。
化合物NO.42
1H NMR(CDCl3,400MHz):2.36(3H,s);3.85(1H,d,J=6.8Hz);3.95(1H,dd,J=6.6,4.8Hz);5.15(1H,t,J=4.8Hz);5.50(1H,s);7.19(2H,br,d,J=8.1Hz);7.23(1H,d,J=4.8Hz);7.32(2H,br,d,J=8.1Hz)
m.p.117−119℃

0028

化合物NO.9
1H NMR(CDCl3,400MHz):1.82(1H,dt,J=11.5,4.8Hz);1.90(1H,m);1.98(1H,dt,J=11.5,3.3Hz);2.22(1H,m);2.64(1H,dddd,J=20.0,3.5,3.5,3.5Hz);3.15(1H,m);3.62(1H,d,J=6.9Hz);3.88(1H,d,J=7.3Hz);3.79(1H,dd,J=7.3,4.7Hz);3.87(1H,dd,J=6.9,4.3Hz);4.40(1H,d,J=4.7Hz);5.01(1H,t,J=4.7Hz);5.17(1H,s);5.35(1H,s);6.80(1H,dd,J=4.7,1.2Hz);6.93(1H,q,J=3.5Hz)

0029

合成例3メチル3,4−ジデオキシ−3−メチル−α−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.20)の合成
1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−3−メチル−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.2)500mgの乾燥メタノール溶液30mlに濃硫酸0.1mlを加え、室温で48時間撹拌した。飽和炭酸水素ナトリウム水30mlを加え、室温で15分撹拌した後減圧下で濃縮した。ここに、酢酸エチル200mlを加え飽和食塩水200mlで3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。得られたシロップ状の粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=2:3)で精製し、目的とする化合物(化合物NO.20)350mgを無色液体として得た。このもののNMRの分析値は次のとおり。
1H NMR(CDCl3,400MHz):1.86(3H,m);1.95(1H,t,J=6.0Hz);3.54(3H,s);3.76(1H,ddd,J=11.2,6.8,6.0Hz);3.84(1H,ddd,J=11.2,6.0,3.6Hz);4.83(1H,m,);4.80(1H,s);6.68(1H,m)

0030

合成例4 1,6−ジ−O−プロピオニル−3,4−ジデオキシ−α−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.19)の合成
1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース100mgを無水プロピオン酸3mlに溶かし、−20℃にまで冷却した。ここに濃硫酸0.06mlを加え30分撹拌した後、反応混合物を氷−飽和炭酸水素ナトリウム水100mlに加えた。30分撹拌した後、酢酸エチル100mlで抽出し飽和食塩水100mlで3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。得られたシロップ状の粗生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)で精製することにより目的物(化合物NO.19)を無色透明な液体として100mgを得た。このもののNMRの分析値は次のとおり。
化合物NO.19
1H NMR(CDCl3,400MHz):1.14(3H,t,,J=5.2Hz);1.16(3H,t,J=5.2Hz);2.38(4H,m);4.22(1H,dd,J;11.4,4.6Hz);4.41(1H,dd,J=11.4,4.7Hz);4.81(1H,m,);6.20(1H,s);6.28(1H,dd,J=10.6,2.4Hz);7.05(1H,dd,J=10.6,1.9Hz)

0031

前記合成例4の場合に準じて下記の化合物が合成されたが、それらの物性を記載する。
化合物NO.16
1H NMR(CDCl3,400MHz):2.10(3H,s);2.13(3H,s);4.20(1H,dd,J=11.4,5.0Hz);4.38(1H,dd,J=11.4,5.0Hz);4.88(1H,td,J=5.0,1.9Hz);6.34(1H,s);7.43(1H,d,J=1.9Hz)

0032

合成例5 6−O−アセチル−3−ブロモ−3,4−ジデオキシ−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.18)の合成
Carbohydrate Research 1981年、93巻、284−287頁に記載の方法によって得られた1,6−アンヒドロ−3−グロモ−3,4−ジデオキシ−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.4)から前記合成例4に準じて合成された1,6−ジ−O−アセチル−3−ブロモ−3,4−ジデオキシ−α−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース200mgをテトラヒドロフラン−水(5:1)6mlに溶解し、水酸化リチウム−水和物70mgを加え室温で30分撹拌した。反応溶液に酢酸エチル100mlを加え、飽和食塩水100mlで3回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で溶媒を留去した。得られたシロップ状の粗生成物を分取用薄層クロマトグラフィー(メルク社、NO−5744、酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製することにより目的物(化合物NO.18)を淡黄色な液体として40mg得た。このもののNMRの分析値は次のとおり。
1H NMR(CDCl3,400MHz):2.12(0.9H,s);2.13(0.1H,s);4.24(0.1H,dd,J=11.2,5.0Hz);4.26(0.9H,dd,J=11.5,5.0Hz);4.35(0.9H,dd,J=11.5,5.0Hz);4.47(0.1H,dd,J=11.2,6.5Hz);4.78(0.1H,dddd,J=6.5,5.0,1.9,1.0Hz);5.00(0.9H,td,J=5.0,2.2Hz);5.31(0.1H,br,s);5.46(0.9H,br,s);7.38(0.9H,d,J=2.2Hz);7.44(0.1H,d,J=1.9Hz)

0033

前記合成例5に準じて下記化合物が合成されたが、それらの物性を記載する。
化合物NO.17
1H NMR(CDCl3,400MHz):2.09(2.25,s);2.10(0.75H,s);4.26(0.25H,dd,J=11.5,5.0Hz);4.27(0.75H,dd,J=11.5,4.3Hz);4.34(0.75H,dd,J=11.5,5.3Hz);4.42(0.25H,dd,J=11.5,6.2Hz);4.79(0.25H,m);4.93(0.75H,m);5.19(0.25H,br,d,J=5.7Hz);5.26(0.75H,br,d,J=3.3Hz);6.19(0.75H,dd,J=10.4,2.5Hz);6.27(0.25H,dd,J=10.0,2.8Hz);6.99(0.75H,dd,J=10.4,1.7Hz);6.99(0.25H,dd,J=10.0,1.9Hz)

0034

合成例6 1,6−アンヒドロ−3−O−p−トルエンスルホニル−4−デオキシ−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.3)の合成
1,6−アンヒドロ−3−O−p−トルエンスルホニル−4−デオキシ−β−D−エリスロ−ヘキソ−3−エノピラノース50mgの乾燥塩化メチレン溶液20mlに、ピリジニウムクロロクロメート360mgを加え、室温で48時間撹拌した。薄層クロマトグラフィーで原料物質の消失を確認し、60mlのジエチルエーテルを加えた。室温で更に15分撹拌した後、反応混合物をシリカゲルで濾過し、200mlのジエチルエーテルで洗浄した。洗浄液は濾液とともに減圧下に濃縮した。得られたシロップ状の粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:2)で精製し、目的物(化合物NO.3)34mgを無色透明な液体として得た。このもののNMRの分析値は次のとおり。
1H NMR(CDCl3,400MHz):2.45(3H,s);3.83(1H,d,J=7.2Hz);3.92(1H,dd,J=7.2,4.8Hz);5.14(1H,t,J=4.8Hz);5.36(1H,s);7.17(1H,d,J=4.8Hz);7.35(2H,br,d,J=8.0Hz);7.82(2H,dt,J=8.8,2.0Hz)
m.p.81−86℃

0035

合成例7 1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−4−メチル−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.43)の合成
窒素ガスの不活性雰囲気下、ジイソプロピルアミン0.45ml(mmol)とブチルリチウム1.75mlより、無水テトラヒドロフラン25ml中で常法により調製したリチウムアミド溶液に1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−4−C−メチル−β−D−エリスロ−ヘキソピラノース−2−ウロース300mgの1mlテトラヒドロフラン溶液を−78℃で加えた。1時間撹拌したあと、フェニルセレニルクロライド500mg(mmol)と燐酸ヘキサメチルトリアミド0.75mlのテトラヒドロフラン溶液3mlを加え、−78℃で30分撹拌した。飽和塩アンモニウム水溶液を加え、減圧下で溶媒を留去した後酢酸エチルで抽出した。飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除くことによりシロップ状の粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=1:10)で精製することによりセレン誘導体を106mgを得た。上記反応で得られたセレン誘導体を窒素ガスの不活性雰囲気下、20mlの乾燥塩化メチレンに溶解し、−78℃でm−クロロ過安息香酸60mgを加えた。20分撹拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え塩化メチレンで2回抽出した。有機層をあわせて飽和食塩水で2回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で溶媒を留去した。得られたシロップ状の粗生成物をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(塩化メチレン)で精製すると目的とする1,6−アンヒドロ−3,4−ジデオキシ−4−メチル−β−D−グリセロ−ヘキソ−3−エノピラノース−2−ウロース(化合物NO.43)1.7mgを無色透明な液体として得た。このもののNMRの分析値は次の通り。
1H NMR(CDCl3,400MHz):2.08(3H,d,J=1.2Hz);3.71(1H,d,J=6.8Hz);3.91(1H,dd,J=6.8,4.8Hz);4.80(1H,d,J=4.8Hz);5.32(1H,d,J=1.2Hz):5.87(1H,m)

0036

本発明の免疫機能抑制剤は、免疫機能の異常亢進によって惹起される疾患、たとえば慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、慢性腎炎、慢性甲状腺炎、自己免疫性溶血性貧血等のいわゆる自己免疫疾患の治療並びに臓器移植時の拒絶反応抑制のための治療さらにはアレルギー性疾患炎症性疾患などの治療、特に慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患の治療に用いられる。薬剤投与は、経口、静脈内、筋肉内、皮膚経路粘膜経路などの方法でおこなうことができる。投与剤形としては、散剤細粒剤顆粒剤錠剤カプセル剤注射剤点鼻剤懸濁剤滴剤軟膏剤シロップ持続性放出製剤などがあげられる。これらの製剤は、通常の医薬の場合と同様に製剤担体を用い、常法により製造することができる。この場合の有効成分量は、投与条件の違いにより一概に規定できないが、通常成人日当り約50mg〜5000mgである。

0037

次に本発明でいう化合物の合成のための具体例を下記するが、この方法に限定されるものでない。
薬理試験
(1)コラーゲン誘発関節炎発症抑制効果
4〜6週齢雄性DBA/1JNCrjマウスを1群4〜5匹で用い、ウシコラーゲンタイプII(コラーゲン技術研修会製、製品No.K41)3mg/mlを等容量の完全フロイントアジュバント(ICNイムノバイオロジカルズ社製、製品No.642851)で懸濁したものを0.1mlマウスの尾根部の皮内に注射し、、さらに3週間後に同様に再免疫して、コラーゲン関節炎誘起した。関節炎の強さは、以下のように点数化し(一肢あたり0〜3点、四肢合計最高12点)評価した。
0点 変化なし
1点 弱い指の膨張と弱い紅斑
2点 弱い膨張と紅斑
3点 強い膨張と紅斑、あるいは骨の変形を伴うもの
上記試験基本操作は、ザ・ジャーナルオブ・イミュノロジー(The Journal of Immunology)140巻、1477〜1484頁、(1988年)を参考とした。初回免疫から3週間後の2回目抗原感作時から前記一般式(I)の化合物の投与(10mg/kg)を開始し、1日1回腹腔内に4週間連日投与して関節炎症状の観察をおこなった。なお、コントロール対象群としては生理食塩水を用いて同様に試験した。その結果を図1に示す。

0038

(2)種々の培養細胞に及ぼす作用
(a)マウス胸腺細胞を用いた幼若化反応に及ぼす作用
BALB/cマウス胸腺細胞を用いてコンカナバリンA(以下ConAと略す、ベクターラボラトリーズ社製、製品No.L−1000)刺激によるリンパ球幼若化反応に及ぼす一般式(I)の化合物の作用を検討した。即ち、胸腺細胞4×105個を5μg/mlのConA及び一般式(I)の化合物と共に10%牛胎児血清を含むRPMI1640溶液(以下10%FCS−RPMI液と略す)にて96穴マイクロプレート内に48時間培養した(インキュベーター中、5%CO2、37℃)。その後、0.5μClの3H−チミジン(以下3H−TdRと略す)を添加し、さらに4時間培養後、セルハーベスターにて細胞を採取し、細胞内に取り込まれた3H−TdRの放射活性(dpm)を測定した。これらの測定された3H−TdRの細胞内への取り込み量を胸腺細胞幼若化反応の指標とし、一般式(I)の化合物共存下での放射活性値をConA単独処理対照値と比較して、IC50値を算定し、この結果を表3に示した。この表3において胸腺細胞(Thymus)の結果を(a)として示す。これらの基本操作については、細胞免疫実験操作法、144〜146頁(今井勝行他訳、理工学出版、1982年)を参考とした。

0039

(b)マウス腹腔マクロファージからのインターロイキン1産生に及ぼす作用
BALB/cマウスに3%チオグリコレート溶液1〜1.5mlを腹腔内投与し、3〜4日後に腹腔滲出細胞を採取した。10%FCS−RPMI液で懸濁した5×105個のマウス腹腔マクロファージ細胞を48穴マイクロプレートに添加し、一晩静置した(インキュベーター中、5%CO2、37℃)。次に、RPMI1640溶液を洗浄液として3回繰り返し洗浄し、浮遊細胞を除去した。続いて、付着細胞リポポリサッカライド(以下LPSと略す、和光製薬工業(株)製、製品No.520,02051)2μg/mlを一般式(I)の化合物と共に2時間反応し、RPMI1640溶液で3回繰り返し洗浄した後、10%FCS−RPMI液で18時間培養した(インキュベーター中、5%CO2、37℃)。ここで腹腔滲出付着性細胞の採取操作については、細胞免疫実験操作法、6〜8頁(今井勝行他訳、理工学社出版、1982年)を参考とした。この培養液中のインターロイキン1(以下IL1と略す)活性を下記の方法で測定した。C3H/HeJマウスの胸腺細胞1×106個をこの培養上清フィトヘムアグルチニン(以下PHAと略す、シグマ社製、製品No.L−8754)2μg/mlと共に10%FCS−RPMI液にて96穴マイクロプレート内に48時間培養した(インキュベーター中、5%CO2、37℃)。その後、0.5μClの3H−TdRを添加し、さらに4時間培養後、セルハーベスターにて細胞を採取し、細胞内に取り込まれた3H−TdRの放射活性(dpm)を測定した。これらの測定された3H−TdRの細胞内への取込み量をIL1活性の強さの指標として、一般式(I)の化合物共存下での放射活性値をLPS単独処理対照値と比較して、IC50値を算定し、この結果を表3に示した。この表3において、マクロファージ−IL1活性(IL−1)の結果を(b)として示す。これらの基本操作については、日本生化学会網新生化学実験講座12、275〜276頁(東京化学人出版、1989年)を参考とした。

0040

(c)マウスリンパ球混合培養反応に及ぼす作用
BALB/c及びC57BL/6マウスの牌臓細胞を用いて、2方向性のリンパ球混合培養反応に及ぼす一般式(I)の化合物の作用を検討した。即ち、両系統のマウスの脾臓細胞各々5×106個を混合し、一般式(I)の化合物と共に10%FCS−RPMI液にて96穴マイクロプレート内に48時間培養した(インキュベーター中、5%CO2、37℃)。その後、0.5μClの3H−TdRを添加し、さらに16〜18時間培養後、セルハーベスターにて細胞を採取し、細胞内に取り込まれた3H−TdRの放射活性(dpm)を測定した。これらの測定された3H−TdRの細胞内への取込み量をリンパ球混合培養反応の指標とし、一般式(I)の化合物共存下での放射活性値を無処理対照値と比較して、IC50値を算定し、この結果を表3に示した。この表3において、リンパ球混合培養反応(MLR)の結果を(c)として示す。これらの基本操作については、細胞免疫実験操作法、147〜149頁(今井勝行他訳、理工学社出版、1982年)を参考とした。

0041

(d)マウス脾臓細胞抗体産生に及ぼす作用
マウス脾臓B細胞を用いてLPS及びインターロイキン4(以下IL4と略す)刺激により誘発されるIgGl、IgE及びIgM抗体産生に及ぼす一般式(I)の化合物の作用を検討した。即ち、BALB/cマウスの脾臓細胞をマウス抗Thy−l抗体とウサギ補体で処理してT細胞を除去した後の脾臓B細胞3×105をLPS(10μg/ml)、マウス−リコンビナントIL4(100U/ml、ジェンザイム社−No.MIL−4C)及び一般式(I)の化合物と共に10%FCS−RPMI液にて96穴マイクロプレート内に7日間培養した(インキュベーター内、5%CO2、37℃)。これらの基本操作については、ジャーナル・オブ・イムノロジー第136巻、4538頁、1986年を参考とした。ここで得られた細胞培養上清液中の各抗体量を下記に示すような酵素免疫測定法により測定した。まず、96穴マイクロプレート上にウサギ抗マウスIgGl抗体(カッペル社−No.36243)1μg/ml又は、ヤギ抗マウスIgM抗体(カッペル社−No.0611−0201)1μg/ml、ラット抗IgEモノクローナル抗体エクスペリメンタルイムノロジー社−No.LO−ME−2)10μg/ml(50μl/穴、室温、60分間)で吸着させた後、0.1%牛血清アルブミン含有10mMリン酸ナトリウム緩衝生理食塩水(pH7.2)により、非特異的結合ブロックした(室温、60分間)。次に上記の細胞培養上清又は、その希釈液50μl/穴を添加し、室温で60分間反応させ、更に1000倍希釈したアルカリホスファターゼ標識ウサギ抗マウスIgGl抗体(ザイメット社一No.61−0122)又は、2000倍希釈したアルカリホスファターゼ標識ウサギ抗マウスIgM抗体(ザイメット社一No.61−6822)、500倍希釈したアルカリホスファターゼ標識ヒッジ抗マウスIgE抗体バインディングイトリミテッド社一No.PA−284)を各々50μl/穴添加し、室温で60分間反応させた。酵素基質としてパラニトロフェニルホスフェートを含有する10%ジエタノールアミン緩衝液(pH9.8)100μl/穴を反応させ、405nmの吸光度を測定した。各抗体量は各標準抗体検量線より算出し、一般式(I)の化合物の各濃度共存下での値を一般式(I)の化合物非共存下での対照値と比較して、IC50値を算定し、この結果を表3に示した。この表3において、マウス脾臓細胞抗体産生(Antileody IgGl、IgM、IgE)の結果を(d)として示す。

0042

0043

毒性試験)DBAl/Jマウス、6週齢、雄、4匹を1群として、一般式(I)の化合物の投与(10mg/kg)を1日1回腹腔内で1週間、連日投与して体重変化、及び死亡数を調べた。その結果、一般式(I)の化合物すべてで顕著な体重変化はなく、また死亡例もなかった。

発明の効果

0044

本発明は前記一般式(I)で表わされる化合物を有効成分として含有する免疫機能抑制剤を提供するものであり、具体的には免疫機能の異常亢進によって惹起される疾患、たとえば慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、慢性腎炎、慢性甲状腺炎、自己免疫性溶血性貧血等のいわゆる自己免疫疾患の治療並びに臓器移植時の拒絶反応抑制のための治療さらにはアレルギー性疾患、炎症性疾患などの治療、特に慢性関節リウマチなどの自己免疫疾患の治療に有効である。

0045

図面の簡単な説明

0046

0046
図1
0047一般式(I)の化合物及び対照群によるコラーゲン関節炎発症抑制効果を示す図である。

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