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技術 多室型空気調和機

出願人 松下冷機株式会社
発明者 高谷隆幸北山浩金子孝
出願日 1992年8月26日 (28年4ヶ月経過) 出願番号 1992-226933
公開日 1994年3月15日 (26年9ヶ月経過) 公開番号 1994-074600
状態 未査定
技術分野 空調制御装置 可逆サイクルによる圧縮式冷凍機械 空調制御装置1 その他の冷凍機械
主要キーワード 流路切替機構 冷媒循環量不足 高圧ガス管 各室内 蒸発気化 二方弁 低圧ガス管 開閉装置
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年3月15日)のものです。
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図面 (7)

目的

本発明は多室型空気調和機において、各室内機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型空気調和機の冷凍サイクルに関するもので、室内機冷房運転から暖房運転または暖房運転から冷房運転に切替わる場合、安価な仕様冷媒音の発生の防止及びサイクルの安定を図るとともに、高圧ガス管内冷媒が溜まり込むことを防止し、快適性の向上及び圧縮機の信頼性を確保できる多室型空気調和機を提供することを目的としたものである。

構成

高圧ガス管13と低圧ガス管14を第1の開閉装置17、減圧装置18を介して第1のバイパス管19で接続するとともに、第1の開閉装置17と減圧装置18の間の配管高圧二方弁9の下流側を第2の開閉装置20を介して第2のバイパス管21で接続した構成とする。

概要

背景

従来、この種の多室型空気調和機として、例えば、特開平2−93262号公報に掲載されたものがある。

以下、図面を参照しながら上述した公報の従来の多室型空気調和機について説明する。

図4において、1は多室型空気調和機の室外機であり、圧縮機2、三方換機構としての三方弁3、室外側熱交換器4、室外側膨張弁5から成っている。6は室内機であり、室内側膨張弁7、室内側熱交換器8、高圧二方弁9、低圧側二方弁10、バイパス管11、減圧装置12から成っている。

そして室内側熱交換器8の一方は、高圧側二方弁9を介して室外機1の高圧側と室内機6を接続する高圧ガス管13と連通するとともに、低圧側二方弁10を介して室外機1の低圧側と室内機6を接続する低圧ガス管14と連通しており、高圧側二方弁9と低圧側二方弁10の開閉により、室内側熱交換器8の一方は、高圧ガス管13または低圧ガス管14と切替可能に接続されている。

また室内側熱交換器8の他方は、室内側膨張弁7を介して室外機1の液管部と室内機6を接続する液管15に連通している。さらに高圧ガス管13と低圧ガス管14は減圧装置12を介したバイパス管11で接続されている。尚、室内機6は本従来例では3台接続されており、区別する場合は添字a、b、cを付けることにする。

次に上記構成の多室型空気調和機の動作について説明する。まず冷房運転のみの場合について説明する。この場合の冷媒の流れは実線矢印で表わし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9は閉、低圧側二方弁10は開、各室内膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

圧縮機2より吐出された一部の冷媒は、三方弁3を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁5を通って液管15に導かれる。そして室内側膨張弁7を通って各室内側熱交換器8に流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10を経て低圧ガス管14に導かれる。また残りの冷媒は、高圧ガス管13、第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる。そして各室内側熱交換器8を通ってきた冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、冷房運転を行なう。

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

次に暖房運転のみの場合について説明する。この場合の冷媒の流れは破線矢印で表わし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9は開、低圧側二方弁10は閉、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス管13に流入する。そして一部の冷媒は、高圧側二方弁9を介して各室内側熱交換器8に導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7を介して液管15に流入し、室外側膨張弁5で低圧二相状態まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化し、三方弁3を介して低圧ガス管14流入する。また残りの冷媒は、第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる。そして各室内側熱交換器8を通ってきた冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、暖房運転を行なう。

次に冷房主体での冷暖同時運転(以下冷房主体運転という)の場合について図5を用いて説明する。ここで各室内機6の運転状態は、室内機6a,6b…冷房、室内機6c…暖房とし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9a,9bは閉、高圧側二方弁9cは開、低圧側二方弁10a,10bは開、低圧側二方弁10cは閉、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

圧縮機2より吐出された一部の冷媒は、三方弁3を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁5を通って液管15に導かれる。また圧縮機2より吐出された残りの冷媒は、高圧ガス管13に流入する。高圧ガス管13に流入した一部の冷媒は、高圧側二方弁9cを介して室内側熱交換器6cに導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7cを介して液管15に流入し、室外側熱交換器4を通ってきた冷媒と合流する。そして室内側膨張弁7a,7bを通って室内側熱交換器8a,8bに流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10a,10bを経て低圧ガス管14に導かれる。高圧ガス管13に流入した残りの冷媒は、第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる。そして各室内側熱交換器8を通ってきた冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、冷房主体運転を行なう。

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

次に暖房主体での冷暖同時運転(以下暖房主体運転という)の場合について図6を用いて説明する。ここで各室内機6の運転状態は、室内機6a,6b…暖房、室内機6c…冷房とし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9a,9bは開、高圧側二方弁9cは閉、低圧側二方弁10a,10bは閉、低圧側二方弁10cは開、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス管13に流入する。そして高圧ガス管13に流入した一部の冷媒は、高圧側二方弁9a,9bを介して室内側熱交換器8a,8bに導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7a,7bを介して液管15に流入する。液管15の一部の冷媒は、室内側膨張弁7cを通って室内側熱交換器8cに流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10cを経て低圧ガス管14に流入する。液管15の残りの冷媒は、室外側膨張弁5で低圧二相状態まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化し、三方弁3を介して低圧ガス管14に流入する。高圧ガス管13に流入した残りの冷媒は、第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる。そして室外側熱交換器4、低圧側二方弁10cを通った冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、暖房主体運転を行なう。

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

概要

本発明は多室型空気調和機において、各室内機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型空気調和機の冷凍サイクルに関するもので、室内機が冷房運転から暖房運転または暖房運転から冷房運転に切替わる場合、安価な仕様冷媒音の発生の防止及びサイクルの安定を図るとともに、高圧ガス管内に冷媒が溜まり込むことを防止し、快適性の向上及び圧縮機の信頼性を確保できる多室型空気調和機を提供することを目的としたものである。

高圧ガス管13と低圧ガス管14を第1の開閉装置17、減圧装置18を介して第1のバイパス管19で接続するとともに、第1の開閉装置17と減圧装置18の間の配管と高圧側二方弁9の下流側を第2の開閉装置20を介して第2のバイパス管21で接続した構成とする。

目的

本発明は上記課題に鑑みなされたもので、安価な仕様で室内側熱交換器内の圧力と高圧ガス管またはを低圧ガス管の圧力差を低下させた後、高圧側二方弁または低圧側二方弁を開けるので冷媒音の発生の防止及びサイクルの安定が図れるとともに、各室内機毎に自由に冷暖房ができる多室型空気調和機を提供するものである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

圧縮機、三方換機構室外側熱交換器室外側膨張弁から成る室外機と、室内側膨張弁室内側熱交換器から成る複数の室内機高圧ガス管低圧ガス管及び液管を介して並列に接続し、前記室内側熱交換器の一方は前記高圧ガス管または前記低圧ガス管と高圧二方弁及び低圧側二方弁の開閉により切替可能に接続し、前記室内側熱交換器の他の一方は前記室内側膨張弁を介して前記液管に接続し、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管を第1の開閉装置及び減圧装置を介して第1のバイパス管で接続するとともに、前記第1の開閉装置と前記減圧装置の間の配管と前記高圧側二方弁の下流側を第2の開閉装置を介して第2のバイパス管で接続した多室型空気調和機

技術分野

0001

本発明は多室型空気調和機に係わり、特に各室内機毎に自由に冷暖房が選択可能な多室型空気調和機の冷凍サイクルに関する。

背景技術

0002

従来、この種の多室型空気調和機として、例えば、特開平2−93262号公報に掲載されたものがある。

0003

以下、図面を参照しながら上述した公報の従来の多室型空気調和機について説明する。

0004

図4において、1は多室型空気調和機の室外機であり、圧縮機2、三方換機構としての三方弁3、室外側熱交換器4、室外側膨張弁5から成っている。6は室内機であり、室内側膨張弁7、室内側熱交換器8、高圧二方弁9、低圧側二方弁10、バイパス管11、減圧装置12から成っている。

0005

そして室内側熱交換器8の一方は、高圧側二方弁9を介して室外機1の高圧側と室内機6を接続する高圧ガス管13と連通するとともに、低圧側二方弁10を介して室外機1の低圧側と室内機6を接続する低圧ガス管14と連通しており、高圧側二方弁9と低圧側二方弁10の開閉により、室内側熱交換器8の一方は、高圧ガス管13または低圧ガス管14と切替可能に接続されている。

0006

また室内側熱交換器8の他方は、室内側膨張弁7を介して室外機1の液管部と室内機6を接続する液管15に連通している。さらに高圧ガス管13と低圧ガス管14は減圧装置12を介したバイパス管11で接続されている。尚、室内機6は本従来例では3台接続されており、区別する場合は添字a、b、cを付けることにする。

0007

次に上記構成の多室型空気調和機の動作について説明する。まず冷房運転のみの場合について説明する。この場合の冷媒の流れは実線矢印で表わし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9は閉、低圧側二方弁10は開、各室内膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

0008

圧縮機2より吐出された一部の冷媒は、三方弁3を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁5を通って液管15に導かれる。そして室内側膨張弁7を通って各室内側熱交換器8に流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10を経て低圧ガス管14に導かれる。また残りの冷媒は、高圧ガス管13、第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる。そして各室内側熱交換器8を通ってきた冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、冷房運転を行なう。

0009

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

0010

次に暖房運転のみの場合について説明する。この場合の冷媒の流れは破線矢印で表わし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9は開、低圧側二方弁10は閉、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

0011

圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス管13に流入する。そして一部の冷媒は、高圧側二方弁9を介して各室内側熱交換器8に導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7を介して液管15に流入し、室外側膨張弁5で低圧二相状態まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化し、三方弁3を介して低圧ガス管14流入する。また残りの冷媒は、第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる。そして各室内側熱交換器8を通ってきた冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、暖房運転を行なう。

0012

次に冷房主体での冷暖同時運転(以下冷房主体運転という)の場合について図5を用いて説明する。ここで各室内機6の運転状態は、室内機6a,6b…冷房、室内機6c…暖房とし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9a,9bは閉、高圧側二方弁9cは開、低圧側二方弁10a,10bは開、低圧側二方弁10cは閉、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

0013

圧縮機2より吐出された一部の冷媒は、三方弁3を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁5を通って液管15に導かれる。また圧縮機2より吐出された残りの冷媒は、高圧ガス管13に流入する。高圧ガス管13に流入した一部の冷媒は、高圧側二方弁9cを介して室内側熱交換器6cに導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7cを介して液管15に流入し、室外側熱交換器4を通ってきた冷媒と合流する。そして室内側膨張弁7a,7bを通って室内側熱交換器8a,8bに流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10a,10bを経て低圧ガス管14に導かれる。高圧ガス管13に流入した残りの冷媒は、第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる。そして各室内側熱交換器8を通ってきた冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、冷房主体運転を行なう。

0014

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

0015

次に暖房主体での冷暖同時運転(以下暖房主体運転という)の場合について図6を用いて説明する。ここで各室内機6の運転状態は、室内機6a,6b…暖房、室内機6c…冷房とし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9a,9bは開、高圧側二方弁9cは閉、低圧側二方弁10a,10bは閉、低圧側二方弁10cは開、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

0016

圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス管13に流入する。そして高圧ガス管13に流入した一部の冷媒は、高圧側二方弁9a,9bを介して室内側熱交換器8a,8bに導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7a,7bを介して液管15に流入する。液管15の一部の冷媒は、室内側膨張弁7cを通って室内側熱交換器8cに流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10cを経て低圧ガス管14に流入する。液管15の残りの冷媒は、室外側膨張弁5で低圧二相状態まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化し、三方弁3を介して低圧ガス管14に流入する。高圧ガス管13に流入した残りの冷媒は、第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる。そして室外側熱交換器4、低圧側二方弁10cを通った冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、暖房主体運転を行なう。

0017

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1のバイパス管11、減圧装置12を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

発明が解決しようとする課題

0018

しかしながら上記のような構成では、暖房運転中の室内機を冷房運転に切替える時、例えば高圧側二方弁を閉じると同時に低圧側二方弁を開けると、低圧側二方弁前後の圧力差が大きい為冷媒音が発生し快適性を損ねることが考えられる。更に、高圧ガス冷媒が低圧ガス管に急に流入する為低圧圧力が過昇し、圧縮機の信頼性を損ねるという欠点を有していた。

0019

また、冷房運転中の室内機を暖房運転に切替える時、例えば低圧側二方弁を閉じると同時に高圧側二方弁を開けると、高圧側二方弁前後の圧力差が大きい為冷媒音が発生し快適性を損ねることが考えられる。更に、高圧ガス冷媒が室内側熱交換器内に溜まり込み高圧圧力、低圧圧力が極端に低下し圧縮機の信頼性を損ねるという欠点を有していた。

0020

本発明は上記課題に鑑みなされたもので、安価な仕様で室内側熱交換器内の圧力と高圧ガス管またはを低圧ガス管の圧力差を低下させた後、高圧側二方弁または低圧側二方弁を開けるので冷媒音の発生の防止及びサイクルの安定が図れるとともに、各室内機毎に自由に冷暖房ができる多室型空気調和機を提供するものである。

課題を解決するための手段

0021

上記課題を解決するために本発明の多室型空気調和機は、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管を第1の開閉装置及び減圧装置を介して第1のバイパス管で接続するとともに、前記第1の開閉装置と前記減圧装置の間の配管と前記高圧側二方弁の下流側を第2の開閉装置を介して第2のバイパス管で接続した構成とするものである。

0022

本発明の多室型空気調和機は上記した構成によって、高圧ガス管内に冷媒が溜まり込むことを防ぐとともに、室内機の運転状態を切替える場合、室内側熱交換器内の圧力と高圧ガス管または低圧ガス管の圧力差を低下させるものである。

0023

以下本発明の多室型空気調和機の一実施例について図面を参照しながら説明する。尚、従来と同一部分については同一符号を付しその詳細な説明を省略する。

0024

図1において、16は室内機である。高圧ガス管13と低圧ガス管14は第1の開閉装置17と減圧装置18を介した第1のバイパス管19で接続されている。更に第1の開閉装置17と減圧装置18の間の配管と高圧側二方弁9の下流側は第2の開閉装置20を介した第2のバイパス管21で接続されている。

0025

次に、このような構成においての動作について説明する。まず冷房運転のみの場合について説明する。この場合の冷媒の流れは実線矢印で表わし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9は閉、低圧側二方弁10は開、第1の開閉装置17は開、第2の開閉装置20は閉、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

0026

圧縮機2より吐出された一部の冷媒は、三方弁3を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁5を通って液管15に導かれる。そして室内側膨張弁7を通って各室内側熱交換器8に流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10を経て低圧ガス管14に導かれる。また残りの冷媒は、高圧ガス管13、第1の開閉装置17、減圧装置18を介し低圧ガス管14に導かれる。そして各室内側熱交換器8を通ってきた冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、冷房運転を行なう。

0027

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1の開閉装置17、減圧装置18を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

0028

ここで、冷房運転中の室内機16aが暖房運転に切替わる場合について説明する。まず、低圧側二方弁10aは閉、室内側膨張弁7aは微開とし、冷媒は室内側膨張弁7aを介し室内側熱交換器8a内に導かれる。その為室内側熱交換器8a内の圧力は低圧から上昇してくる。そして室内側熱交換器8a内の圧力と高圧ガス管13の圧力の圧力差が小さくなった時、高圧側二方弁9aを開とすることにより、冷媒音の発生を防止することができる。更に室内側膨張弁7aを微開としているため、中圧の冷媒が徐々に室内側熱交換器8a内に流入するので、室内側熱交換器8a内に冷媒が溜まり込むことによる高圧圧力、低圧圧力の極端な低下も防止することができる。

0029

次に暖房運転のみの場合について説明する。この場合の冷媒の流れは破線矢印で表わし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9は開、低圧側二方弁10は閉、第1の開閉装置17は閉、第2の開閉装置20は閉、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

0030

圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス管13に流入する。そして、高圧側二方弁9を介して各室内側熱交換器8に導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7を介して液管15に流入し、室外側膨張弁5で低圧二相状態まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化し、三方弁3を介して低圧ガス管14流入した後、圧縮機2に戻り、暖房運転を行なう。このとき高圧ガス管13内の冷媒は、従来のように、第1の開閉装置17、減圧装置18を介し低圧ガス管14にバイパスされることがないので、暖房能力の減少もなくなる。

0031

ここで、暖房運転中の室内機16aが冷房運転に切替わる場合について説明する。まず、高圧側二方弁9aは閉、第1の開閉装置17aは閉、第2の開閉装置20aは開、室内側膨張弁7aは全閉となり、室内側熱交換器8a内の冷媒は、第2の開閉装置20a、減圧装置18aを介し低圧ガス管14に導かれる。その為室内側熱交換器8a内の圧力は低下してくる。そして室内側熱交換器8a内の圧力と低圧ガス管14の圧力がほぼ同じになった時、低圧側二方弁10aを開、第1の開閉装置17aは開、第2の開閉装置20aは閉とすることにより、冷媒音の発生及び低圧圧力の過昇を防止することができる。

0032

次に冷房主体運転の場合について図2を用いて説明する。ここで各室内機16の運転状態は、室内機16a,16b…冷房、室内機16c…暖房とし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9a,9bは閉、高圧側二方弁9cは開、低圧側二方弁10a,10bは開、低圧側二方弁10cは閉、第1の開閉装置17は開、第2の開閉装置20は閉、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

0033

圧縮機2より吐出された一部の冷媒は、三方弁3を介し室外側熱交換器4で凝縮液化され、室外側膨張弁5を通って液管15に導かれる。また圧縮機2より吐出された残りの冷媒は、高圧ガス管13に流入する。高圧ガス管13に流入した一部の冷媒は、高圧側二方弁9cを介して室内側熱交換器6cに導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7cを介して液管15に流入し、室外側熱交換器4を通ってきた冷媒と合流する。そして室内側膨張弁7a,7bを通って室内側熱交換器8a,8bに流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10a,10bを経て低圧ガス管14に導かれる。高圧ガス管13に流入した残りの冷媒は、第1の開閉装置17、減圧装置18を介し低圧ガス管14に導かれる。そして各室内側熱交換器8を通ってきた冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、冷房主体運転を行なう。

0034

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1の開閉装置17、減圧装置18を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

0035

尚、冷房運転中の室内機が暖房運転に切替わる場合または暖房運転中の室内機が冷房運転に切替わる場合については、冷房運転のみまたは暖房運転のみで説明した動作と同じである為ここでは省略する。

0036

次に暖房主体運転の場合について図3を用いて説明する。ここで各室内機16の運転状態は、室内機16a,16b…暖房、室内機16c…冷房とし、各弁の開閉状態は次の通りである。即ち、高圧側二方弁9a,9bは開、高圧側二方弁9cは閉、低圧側二方弁10a,10bは閉、低圧側二方弁10cは開、第1の開閉装置17a,17bは閉、第1の開閉装置17cは開、第2の開閉装置20は閉、各室内側膨張弁7は各室内負荷に応じた開度である。

0037

圧縮機2より吐出された冷媒は、高圧ガス管13に流入する。そして高圧ガス管13に流入した一部の冷媒は、高圧側二方弁9a,9bを介して室内側熱交換器8a,8bに導かれ、ここで凝縮液化して室内側膨張弁7a,7bを介して液管15に流入する。液管15の一部の冷媒は、室内側膨張弁7cを通って室内側熱交換器8cに流入し、それぞれ蒸発気化したあと、低圧側二方弁10cを経て低圧ガス管14に流入する。液管15の残りの冷媒は、室外側膨張弁5で低圧二相状態まで減圧され、室外側熱交換器4に入り蒸発気化し、三方弁3を介して低圧ガス管14に流入する。高圧ガス管13に流入した残りの冷媒は、第1の開閉装置17c、減圧装置18cを介し低圧ガス管14に導かれる。そして室外側熱交換器4、低圧側二方弁10cを通った冷媒と合流した後、圧縮機2に戻り、暖房主体運転を行なう。

0038

従って、高圧ガス管13内の冷媒は第1の開閉装置17、減圧装置18を介し低圧ガス管14に導かれる為、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことはない。

0039

尚、冷房運転中の室内機が暖房運転に切替わる場合または暖房運転中の室内機が冷房運転に切替わる場合については、冷房運転のみまたは暖房運転のみで説明した動作と同じである為ここでは省略する。

0040

以上のように、冷房運転中の室内機が暖房運転に切替わる場合、低圧側二方弁10は閉、室内側膨張弁7は微開となり、冷媒は室内側膨張弁7を介し室内側熱交換器8内に導かれる。その為室内側熱交換器8内の圧力は低圧から上昇してくる。そして室内側熱交換器8内の圧力と高圧ガス管13の圧力の圧力差が小さくなった時、高圧側二方弁9を開とすることにより、従来生じていた冷媒音の発生及び高圧圧力、低圧圧力が極端に低下するのを防止でき、快適性の向上及び圧縮機の信頼性を確保できる。

0041

暖房運転中の室内機が冷房運転に切替わる場合、高圧側二方弁9は閉、第1の開閉装置17は閉、第2の開閉装置20は開、室内側膨張弁7は全閉となり、室内側熱交換器8内の冷媒は、第2の開閉装置20、減圧装置18を介し低圧ガス管14に導かれる。その為室内側熱交換器8内の圧力は低下してくる。そして室内側熱交換器8内の圧力と低圧ガス管14の圧力がほぼ同じになった時、低圧側二方弁10を開、第1の開閉装置17は開、第2の開閉装置20は閉とすることにより、従来生じていた冷媒音の発生及び低圧圧力の過昇を防止でき、快適性の向上及び圧縮機の信頼性を確保できる。

0042

また、第1の開閉装置17を開とすることにより、高圧ガス管13内の冷媒は低圧ガス管14に導かれ、高圧ガス管13内に冷媒が溜まり込むことがなくなり、冷媒循環量不足現象を解消し、常に所望の冷媒循環量を確保し冷房及び暖房能力を確保することができる。

発明の効果

0043

以上の説明から明らかなように本発明は、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管を第1の開閉装置及び減圧装置を介して第1のバイパス管で接続するとともに、前記第1の開閉装置と前記減圧装置の間の配管と前記高圧側二方弁の下流側を第2の開閉装置を介して第2のバイパス管で接続した構成とするものである。

0044

そのため本発明の多室型空気調和機は、冷房運転中の室内機が暖房運転に、または暖房運転中の室内機が冷房運転に切替わる場合でも安価な仕様で室内側熱交換器内の圧力と高圧ガス管またはを低圧ガス管の圧力差を低下させた後、高圧側二方弁または低圧側二方弁を開けるので冷媒音の発生の防止及びサイクルの安定を図ることができる。また、高圧ガス管内に冷媒が溜まり込むことがなくなり、冷媒循環量不足現象を解消し、常に所望の冷媒循環量を確保し冷房及び暖房能力を確保することができる。

図面の簡単な説明

0045

図1本発明の一実施例における多室型空気調和機の冷凍サイクル図
図2同実施例の多室型空気調和機の冷房主体運転状態を示す冷凍サイクル図
図3同実施例の多室型空気調和機の暖房主体運転状態を示す冷凍サイクル図
図4従来の多室型空気調和機の冷凍サイクル図
図5従来の多室型空気調和機の冷房主体運転状態を示す冷凍サイクル図
図6従来の多室型空気調和機の暖房主体運転状態を示す冷凍サイクル図

--

0046

1室外機
2圧縮機
3三方弁
4室外側熱交換器
5室外側膨張弁
7室内側膨張弁
8室内側熱交換器
9高圧側二方弁
10低圧側二方弁
11 第1のバイパス管
12減圧装置
13高圧ガス管
14低圧ガス管
15液管
16室内機
17流路切替機構
18 第1の開閉装置
19 減圧装置
20 第1のバイパス管
21 第2の開閉装置
22 第2のバイパス管

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