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技術 コークス炉の熱間補修工事におけるレンガの接続方法

出願人 新日鐵住金株式会社
発明者 見越和宏菊池昭男隅田勇太郎岡西和也
出願日 1992年7月22日 (28年5ヶ月経過) 出願番号 1992-215701
公開日 1994年2月15日 (26年10ヶ月経過) 公開番号 1994-041541
状態 特許登録済
技術分野 コークス工業
主要キーワード 目張り レンガ壁 操業度 盛上り 仕上り面 レンガ面 部分補修 熱的変化
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年2月15日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

目的

本発明は、製鉄用等に使用されるコークス炉熱間補修工事において、新,旧レンガ接続性を向上するレンガの接続方法を提供する。

構成

補修部のレンガ3と非補修部に接する補修部1のレンガの接続部にそれぞれ段部と、その接続面に開先5a,5b,6a,6bを設け、段部を組み合せて補修部レンガ壁構築し、次いで補修したレンガ壁を昇温膨張させて非補修部レンガ壁との接続面を密着させた後、前記開先部に不定形炉材8を充填してレンガ1,3を接続する。

効果

接続したレンガ面が平滑に仕上げられ、コークス押出時等の引掛り,炉材の研磨剥落が防止され、円滑にコークスの押出しが行われて炉壁耐用時間とともに操業度も向上し、さらに接続部の気密性の向上を図り得る。

概要

背景

製鉄用等に使用されるコークス炉は、永年の使用でレンガの損傷,亀裂,角欠等が発生する。従って定期的にこれを点検し、損傷した壁面レンガ部の全面,あるいは部分補修を行っている。

これらコークス炉内の特に炭化室壁レンガは、隣接する燃焼室より加熱されて常に1000〜1200℃と高温に曝され、その中に湿炭が装入されて炉内レンガが急冷されることや、炭化したコークス押出による摩擦側圧乾留中に発生するカーボン付着とその剥離等,苛酷な条件下で操業を繰り返しているためにレンガの損傷が激しく、これら損傷した壁面レンガ部を熱間レンガ積替え方法により部分補修を行っている。

この場合、補修する炭化室に隣接する燃焼室の温度をあまり低下させると、補修を行わないレンガ壁に亀裂を生じさせることがあるので、補修に際してレンガ及び目地部の熱的変化を最小限にするためにも、非補修部位のレンガ温度は極力高温に維持して補修工事を行う必要がある。

概要

本発明は、製鉄用等に使用されるコークス炉の熱間補修工事において、新,旧レンガの接続性を向上するレンガの接続方法を提供する。

非補修部のレンガ3と非補修部に接する補修部1のレンガの接続部にそれぞれ段部と、その接続面に開先5a,5b,6a,6bを設け、段部を組み合せて補修部レンガ壁を構築し、次いで補修したレンガ壁を昇温膨張させて非補修部レンガ壁との接続面を密着させた後、前記開先部に不定形炉材8を充填してレンガ1,3を接続する。

接続したレンガ面が平滑に仕上げられ、コークス押出時等の引掛り,炉材の研磨剥落が防止され、円滑にコークスの押出しが行われて炉壁耐用時間とともに操業度も向上し、さらに接続部の気密性の向上を図り得る。

目的

本発明は上記問題点を解決し、コークス炉の熱間補修工事において不定形炉材等の吹付け施工性を容易とし、さらに接続部の気密性の向上を図るレンガの接続方法を提供する。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
3件

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請求項1

コークス炉の損傷したレンガ壁熱間補修する際の非補修部と補修部レンガ接続方法において、非補修部のレンガと非補修部に接する補修部のレンガの接続部にそれぞれ段部と、その接続面に開先を設け、該段部を組み合せて補修部レンガ壁を構築し、しかるのち補修したレンガ壁を昇温膨張させて非補修部レンガ壁との接続面を密着させ、前記開先部に不定形炉材充填してレンガを接続することを特徴とするコークス炉の熱間補修工事におけるレンガの接続方法。

技術分野

0001

本発明は、製鉄用等に使用されるコークス炉熱間補修工事において、新,旧レンガ接続性を向上するレンガの接続方法に関する。

背景技術

0002

製鉄用等に使用されるコークス炉は、永年の使用でレンガの損傷,亀裂,角欠等が発生する。従って定期的にこれを点検し、損傷した壁面レンガ部の全面,あるいは部分補修を行っている。

0003

これらコークス炉内の特に炭化室壁レンガは、隣接する燃焼室より加熱されて常に1000〜1200℃と高温に曝され、その中に湿炭が装入されて炉内レンガが急冷されることや、炭化したコークス押出による摩擦側圧乾留中に発生するカーボン付着とその剥離等,苛酷な条件下で操業を繰り返しているためにレンガの損傷が激しく、これら損傷した壁面レンガ部を熱間レンガ積替え方法により部分補修を行っている。

0004

この場合、補修する炭化室に隣接する燃焼室の温度をあまり低下させると、補修を行わないレンガ壁に亀裂を生じさせることがあるので、補修に際してレンガ及び目地部の熱的変化を最小限にするためにも、非補修部位のレンガ温度は極力高温に維持して補修工事を行う必要がある。

発明が解決しようとする課題

0005

ところでレンガの熱間補修工事において、補修区間が比較的小規模の場合や、補修炉壁の端部が開放されている場合は問題はないが、補修区間が広範囲におよび、かつ周囲がレンガ壁等で囲まれている場合は、補修後炉体昇温した場合にレンガの熱膨張により補修部位レンガが周囲のレンガを押し出し,あるいは突き上げ、非補修部位のレンガ壁に亀裂を生じさせることがある。

0006

図3(a),(b)は上記問題に対処する従来の接続方法の一例を示す図面であり、補修するレンガ壁11の始端側のレンガには接続性を良くするために段部12aを設け、また非補修部側のレンガ13にも段部12aに組み合うように段部14aを設け、それぞれの段部12a,14aを組み合せて密着させる。

0007

次いでこの位置を起点としてレンガの構築を開始し、さらに補修の終端側のレンガにもそれぞれ同様に段部12b,14bを設け、かつ補修部位レンガ11の熱膨張代に相当する隙間17を設ける。

0008

このように構成して炉体を昇温させた場合には、補修部側のレンガ11は始端側のレンガを起点として膨張し隙間17を埋め、終端部レンガの段部12b,14bが密着してレンガ壁の気密が保たれる。さらに密着後その構築作業をおこなった炭化室側より、図3(c)に示すようにこの接続目地部に溶射によりウエットモルタル等の不定形炉材18を吹き付けて段部の目張りを行い、気密性をさらに確実にする。

0009

しかしながらこの溶射されたウエットモルタル等の不定形炉材18は、吹き付け後目地部に盛り上がり、この盛り上がりのためにコークス押出時等にコークスケーキ引掛り、不定形炉材18が研磨され、また剥落する。従って段部の目張りとしての機能が損なわれて気密性が失われ、ガス洩れが生じて黒煙発生等の操業障害を起こすという問題点があった。

0010

またこの溶射作業は、接続目地部の認識が困難なためにその隙間にうまく不定形炉材18を充填できずに周辺盛上り、気密性が不充分な上にさらに上記のような弊害を招くものである。

0011

本発明は上記問題点を解決し、コークス炉の熱間補修工事において不定形炉材等の吹付け施工性を容易とし、さらに接続部の気密性の向上を図るレンガの接続方法を提供する。

課題を解決するための手段

0012

本発明は、コークス炉の損傷したレンガ壁を熱間補修する際の非補修部と補修部レンガの接続方法において、非補修部のレンガと非補修部に接する補修部のレンガの接続部にそれぞれ段部と、その接続面に開先を設け、該段部を組み合せて補修部レンガ壁を構築し、しかるのち補修したレンガ壁を昇温膨張させて非補修部レンガ壁との接続面を密着させ、前記開先部に不定形炉材を充填してレンガを接続することを特徴とするコークス炉の熱間補修工事におけるレンガの接続方法である。

0013

本発明によれば、損傷したレンガ壁を熱間補修するに際して、レンガ積替接続部に予め補修部側,非補修部側または双方のレンガ角部を切削して開先とし、補修したレンガ壁を昇温膨張させて非補修部レンガ壁との接続面を突合わせ密着させた後レ形またはY形V形の開先を形成し、この開先部に不定形炉材を充填してレンガを接続する。このようにして吹付炉材等の受付けを容易にするとともに接続部の気密性向上を図るものである。

0014

なおこの開先は、補修部側,非補修部側いずれか一方のレンガの角部を切削したレ形開先でも炉材の充填性や気密性は充分であるが、双方のレンガの角部を切削して形成したY形またはV形開先とすれば、その効果はさらに向上する。

0015

またこのように開先を形成して、この開先に炉材を充填してレンガ壁を気密に保つようにすれば、壁の仕上り面は平滑となり、コークス押出時等のコークスケーキの引掛り,不定形炉材の研磨,また剥落は防止され、円滑にコークスの押出しが行われ、炉壁の耐用時間とともに操業度も向上する。

0016

以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

0017

図1コークス炉炭化室の熱間補修工事におけるレンガの積替補修の一例を示す図面であり、図1(a)は炭化室壁の正面図,図1(b)は接続部の詳細を示す水平断面図,また図1(c)は開先部に不定形炉材を充填した状態を示す図面である。この実施例では補修部,非補修部双方のレンガの角部を切削してY形開先を形成する場合について説明する。

0018

補修するレンガ壁1の始端側のレンガには、接続性を良くするために段部2aを設け、また非補修部側のレンガ3にも段部2aに組み合うように段部4aと、さらに双方のレンガの接続面の角部を切削して開先5a,6aを設ける。次にそれぞれの段部2a,4aを組み合せ、非補修部側のレンガ3との間に、補修部レンガ壁1の熱膨張代に相当する長さのほぼ2分の1に相当する隙間7aを設けて最初のレンガを設置する。

0019

次いでこの位置を起点としてレンガの構築を続け、引き続き補修の終端側においては、レンガ1,3に上記と同様にそれぞれ段部2b,4bと開先5b,6bを設け、レンガ壁1の熱膨張代に相当する隙間のほぼ2分の1に相当する隙間7bを設けて終端側のレンガを設置する。

0020

この実施例では、補修するレンガ壁1の構築はレンガ壁1の一端側を起点として一方向にのみ構築を進めているが、この場合レンガ構築の起点を補修するレンガ壁1のほぼ中央付近とし、この位置を中心としてそれぞれ左右に構築を進めるようにしてもよい。

0021

引き続き構築が完了したレンガ壁1を、所定温度まで昇温膨張させて隙間7a,7bを埋め、両レンガ壁の段部の接続面を完全に密着させる。このようにして接続面に形成されるY形の開先部9に図1(c)に示すように不定形炉材8を充填して双方のレンガを接続し、補修を完了する。

0022

図2(a)は他の実施例を示す水平断面図,また図2(b)はこの実施例の場合の開先部9aに不定形炉材8を充填した状態を示す図面である。この実施例では補修部レンガ側のみ角部を切削してレ形開先を形成し、双方のレンガを接続する。

0023

図2(c)は補修するレンガ壁1の水平方向の接続例を示し、この場合上記縦方向の接続面の場合に設けた段部2b,4bに代わり開先5c,6cを設け、レンガ壁1の高さ方向の熱膨張代に相当する隙間7cを設けて最上段のレンガを構築する。しかるのち形成されたY形の開先部に不定形炉材を充填して双方のレンガを接続する。

0024

上記実施例では、何れも構築の始端側,終端側にそれぞれ補修するレンガ壁の熱膨張代に相当する2分の1の隙間を設けて構築する例を示しているが、構築の始端側は双方のレンガを密着させて構築の起点とし、終端側にのみ熱膨張代に相当する隙間を設けるようにしてもよい。

0025

この場合、補修するレンガ壁の区間が長くなるときは、構築の起点を補修するレンガ壁のほぼ中央付近とし、この位置を中心としてそれぞれ左右均等に構築を進めるようにしたほうが、昇温に際してレンガの熱膨張代を少なくとることができ、安定して膨張させることができ有利である。なお補修区間が短い場合は、終端側にのみ熱膨張代を設けて構築しても支障はない。

発明の効果

0026

以上説明したように本発明は、非補修部と補修部のレンガ壁に開先を形成して密着させ、この開先に不定形炉材を充填してレンガを接続するようにしているので、接続したレンガ面が突出することなく平滑に仕上げることができ、従ってコークス押出時等のコークスケーキの引掛り,不定形炉材の研磨,また剥落は防止され、円滑にコークスの押出しが行われ、炉壁の耐用時間とともに操業度も向上する。

0027

また炉材の吹付けに際しても、開先等の凹部に吹付けられるので、炉材の受付けが容易であり、補修の作業性とともに密着性も向上し、さらに接続部の気密性の向上を図り得る。

図面の簡単な説明

0028

図1本発明のコークス炉炭化室の熱間補修工事におけるレンガの積替補修の一例を示し、図1(a)は補修部の炭化室壁の正面図、図1(b)は接続部の詳細を示す水平断面図、図1(c)は開先部に不定形炉材を充填した状態を示す図面である。
図2図2(a)は他の実施例を示す水平断面図、図2(b)はこの実施例の開先部に不定形炉材を充填した状態を示す図面、図2(c)は補修するレンガ壁1の水平方向の接続例を示す断面図である。
図3従来技術のコークス炉炭化室の熱間補修工事におけるレンガの積替補修の一例を示し、図3(a)は補修部の炭化室壁の正面図、図3(b)は接続部の詳細を示す水平断面図、図3(c)は接続目地部に不定形炉材を吹付けた状態を示す図面である。

--

0029

1,11補修側のレンガ壁
2a,2b,12a,12b 段部
3,13 非補修側のレンガ壁
4a,4b,14a,14b 段部
5a,5b開先
6a,6b 開先
7a,7b,17 隙間
8,18不定形炉材
9,9a 開先部

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