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技術 紙壁紙

出願人 凸版印刷株式会社
発明者 中河原満高橋勇司鳥海臣吾
出願日 1992年7月15日 (28年5ヶ月経過) 出願番号 1992-210941
公開日 1994年2月8日 (26年10ヶ月経過) 公開番号 1994-033399
状態 特許登録済
技術分野 合成皮革、内装材、柔軟なシート材料 積層体 (注:バック分の一部は、4F005) 紙(4) 積層体(2)
主要キーワード 発泡表面 ビニルクロス 防湿材 樹脂塗布量 着色紙 難燃性材料 カプセル発泡剤 塩ビ壁紙
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年2月8日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (2)

目的

施工性に優れた難燃性紙壁紙を提供する。

構成

難燃性の裏打紙2の裏面に無機材層3を設け、表面には順に防湿材層4、無機材層5、柄印刷層6および発泡アクリルエマルジョン層7を設ける。

概要

背景

従来、この種の壁紙としては、紙基材の上に塩化ビニル樹脂層を形成したいわゆる塩ビ壁紙が広く利用されていたが、燃焼時に有毒ガスを発生することから火災等において有毒ガスによる人体への影響度の大きさがしばしば問題となっている。

そこで、難燃性裏打紙を使用し、これに色や柄を印刷し、表面に樹脂加工エンボスを施した難燃性の紙壁紙が開発されたが、通気性透湿性バランスをとりにくく、施工後の経時変化により目開きが起こりやすい、塩ビ壁紙と比べて施工時のフレキシブル性に劣る、ボリューム感が少なく、施工面の形状を拾いやすい、貼替時にきれいに剥れにくい(いわゆるピーラブル性が劣る)等、全体として施工性に劣るという理由からあまり利用されていないのが現状である。

概要

施工性に優れた難燃性の紙壁紙を提供する。

難燃性の裏打紙2の裏面に無機材層3を設け、表面には順に防湿材層4、無機材層5、柄印刷層6および発泡アクリルエマルジョン層7を設ける。

目的

本発明は、このような従来の課題に鑑みなされたもので、施工性に優れた難燃性の紙壁紙を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
2件

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請求項1

難燃性裏打紙の裏面に無機材層を設けると共に、表面に防湿材層、無機材層および発泡アクリルエマルジョン層を順に設けて成ることを特徴とする紙壁紙

技術分野

0001

本発明は、内装材として使用する壁紙に関するもので、詳しくは施工性に優れた難燃性紙壁紙に関するものである。

背景技術

0002

従来、この種の壁紙としては、紙基材の上に塩化ビニル樹脂層を形成したいわゆる塩ビ壁紙が広く利用されていたが、燃焼時に有毒ガスを発生することから火災等において有毒ガスによる人体への影響度の大きさがしばしば問題となっている。

0003

そこで、難燃性の裏打紙を使用し、これに色や柄を印刷し、表面に樹脂加工エンボスを施した難燃性の紙壁紙が開発されたが、通気性透湿性バランスをとりにくく、施工後の経時変化により目開きが起こりやすい、塩ビ壁紙と比べて施工時のフレキシブル性に劣る、ボリューム感が少なく、施工面の形状を拾いやすい、貼替時にきれいに剥れにくい(いわゆるピーラブル性が劣る)等、全体として施工性に劣るという理由からあまり利用されていないのが現状である。

発明が解決しようとする課題

0004

本発明は、このような従来の課題に鑑みなされたもので、施工性に優れた難燃性の紙壁紙を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0005

上記目的を達成するために、本発明に係る紙壁紙は、難燃性の裏打紙の裏面に無機材層を設けると共に、表面に防湿材層、無機材層および発泡アクリルエマルジョン層を順に設けて成ることを特徴としている。

0006

以下、本発明を詳述する。

0007

図1は本発明の紙壁紙の構成を示す断面図である。

0008

本発明の紙壁紙の一態様は、図1に示すように、裏打紙2の裏面に無機材層3を設け、また裏打紙2の表面に順に防湿材層4、無機材層5、柄印刷層6および発泡アクリルエマルジョン層7を設けたものである。

0009

ここで使用する裏打紙2は、化粧材基材として一般的に用いられる難燃性のものを任意に使用することができるが、特に不透明度の高い壁紙用難燃紙などが好ましく、着色紙を使用してもかまわない。

0010

裏打紙2の裏面の無機材層3は、壁紙を貼布する下地とのピーラブル性を改良するためのもので、例えば水酸化アルミニウムなどが好適である。かかる無機材の塗布量は3〜10g/m2が好ましい。無機材層3を塗布形成するのには公知の方法を任意に用いて行えばよい。

0011

裏打紙2の表面の防湿材層4は、この上に設ける無機材層5、発泡アクリルエマルジョン層7とともに、壁紙に通気性と透湿性の適度なバランスをもたせるためのもので、例えばアクリル酸エステル/Al(OH)3 =60/40の混合物などが好適である。また、防湿材層4は不透明度の改良にも寄与する。

0012

防湿材層4の上に設ける無機材層5は、前述と同様に水酸化アルミニウムなどが好適である。

0013

ところで、本発明に係る紙壁紙は、通気性と透湿性の適度なバランスをもたせるため、具体的には、透湿度1000〜2000(g/m2・24hr)、透気度4000〜5000(秒)(これらの測定方法はJISP8117−1980による。)の範囲に設定されることが望ましく、これによって従来のビニルクロスと同等の良好な施工性が得られる。このためには、上記防湿材層4に使用する防湿材の塗布量は3〜5g/m2であり、また上記無機材層5に使用する無機材の塗布量は3〜10g/m2であることが好ましい。

0014

これらの防湿材層4および無機材層5の形成は前述の無機材層3と全く同様な方法で行なうことができる。

0015

無機材層5の上の柄印刷層6は、必要に応じて設けられるもので、グラビア印刷などにより所望の印刷を施すことによって形成することができる。

0016

柄印刷層6(該柄印刷層6を有しない場合には無機材層5)の上に設けられる発泡アクリルエマルジョン層7は、例えばカプセル発泡剤を含有するアクリルエマルジョンを塗設し、これを加熱してカプセル発泡剤を発泡せしめることによって形成することができる。

0017

カプセル発泡剤を使用することにより、ソフトイメージな風合いを表現でき、また発泡表面を滑らかにすることができる。

0018

用いられるカプセル発泡剤は、熱可塑性樹脂中空粒子で、中空部分に揮発性物質(例えばイソブタンなどの揮発性炭化水素)が封入されている。カプセルを形成する樹脂には、塩化ビニリデンアクリロニトリル共重合体などが使用される。カプセルの粒径としては好ましくは5μ〜20μのものが使用される。かかるカプセル発泡剤は加熱により封入されている揮発性物質が揮発することによって発泡する。既に市販されているものとしては、日本フェライト(株)製の「エクスパンセル商品名)」、本油脂製薬(株)製の「ミクロパールF−40(商品名)」などがある。

0019

アクリルエマルジョンを構成する樹脂としては、アクリル酸エステル系の樹脂が好適である。

0020

樹脂中に添加するカプセル発泡剤の量及び樹脂の塗布量によってボリューム感やフレキシブル性はコントロールすることが可能であるが、本発明においては、カプセル発泡剤は例えばアクリル酸エステル系樹脂100重量部に対して5〜15重量部使用するのが好ましく、また樹脂の塗布量は30〜 100g/m2であることが好ましい。

0021

また前記の樹脂中にはカプセル発泡剤の他、可塑剤、安定剤、難燃剤などの添加剤が含有されている。

0022

発泡アクリルエマルジョン層7を形成するのには、グラビアコートロールコート、リバースコートナイフコート等、公知の方法を任意に用いて行えばよい。カプセル発泡剤を加熱発泡せしめる方法は例えば加熱炉等に入れるなど任意である。

0023

発泡アクリルエマルジョン層7の層厚は、発泡後膜厚で 0.3〜 0.5 m/m 程度とするのが好ましい。

0024

このような本発明の紙壁紙にあっては、基本的な使用材料難燃性材料で構成すると共に有機材料の使用を出来る限り少なくする構造としたことにより、燃焼時の煙濃度が少なくなり、有毒ガスの発生も非常に少なくなる。

0025

また、裏打紙の表面に防湿材層、無機材層および発泡アクリルエマルジョン層を設けることにより、通気性と透湿性の適度なバランスを設定でき、さらにボリューム感およびフレキシブル性を付与できる。また、裏打紙の裏面に無機材層を設けることにより、下地とのピーラブル性を改良できる。したがって、全体として施工性に優れた紙壁紙が得られる。

0026

以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明する。

0027

坪量160g/m2の裏打紙TT− 160P(特殊製紙社製)を用い、その裏面に水酸化アルミニウムを塗布量6g/m2で塗布し、上記裏打紙の表面には、アクリル酸エステルと水酸化アルミニウムの60:40(重量比)混合物を塗布量4g/m2で塗布し、その上にさらに水酸化アルミニウムを塗布量6g/m2で塗布した。次いで、この上に、下記に示す組成のアクリルエマルジョン塗布液をナイフコート法にて、樹脂塗布量60g/m2(乾燥時)となるように塗布した。

0028

塗布液組成(単位は重量部)
アクリル酸エステルAD−46(カネボウNSC社製) 100
分散剤ポイズ− 520(花王社製) 1
消泡剤ディフォーマ154(サンノブコ社製) 0.5
酸化チタンPVW−7T(住化カラー社製) 15
水酸化アルミニウムH−32(昭和電工社製) 80
カプセル発泡剤#551DU(エクスパンセル社製) 15
増粘剤FX− 928(日本カーバイド工業社製) 1.5
増粘剤アロンA20l(東亜合成化学社製) 0.12
これを 140℃で50秒間加熱、発泡させることにより、本発明に係る紙壁紙が得られた。

0029

得られた紙壁紙は以下に示すように、燃焼時の煙濃度が少なく、有毒ガスの発生も非常に少なかった。また、施工後の経時変化による不都合も起こらなかった。

0030

発明の効果

0031

以上詳細に説明したように、本発明の紙壁紙によれば、難燃性の裏打紙の裏面に無機材層を設け、表面に防湿材層、無機材層および発泡アクリルエマルジョン層を順に設けることにより、燃焼時の煙濃度が少なく且つ有毒ガスの発生も非常に少ない難燃性の紙壁紙が得られる。

0032

また、本発明の紙壁紙によれば、壁紙の通気性と透湿性の適度なバランスを保つことができて施工後の経時変化による不都合が起こらない。さらに、壁紙としてのボリューム感や施工時のフレキシブル性を持たせることができ、貼替時のピーラブル性も改良され、全体として施工性に優れた紙壁紙が得られる。すなわち、本発明の紙壁紙は難燃性を有するとともに、従来の紙壁紙があまり利用されていなかった最大の要因である施工性を改良することが出来た。

図面の簡単な説明

0033

図1本発明の紙壁紙の構成を示す断面図である。

--

0034

1紙壁紙
2裏打紙
3無機材層
4防湿材層
5 無機材層
6柄印刷層
7発泡アクリルエマルジョン層

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