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技術 印刷機の版胴に印刷版をクランプする装置

出願人 エムアーエヌローラントドルツクマシーネンアクチエンゲゼルシヤフト
発明者 ゲオルクハルツングヘルムートシルト
出願日 1993年4月30日 (27年7ヶ月経過) 出願番号 1993-104189
公開日 1994年2月1日 (26年10ヶ月経過) 公開番号 1994-023955
状態 特許登録済
技術分野 版および印刷用紙の供給、装着、排除
主要キーワード 伸張姿勢 圧縮空気モータ 機械式ストッパ 上方区域 鉢状体 クランプレール 右ねじ山 そう入
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重要な関連分野

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図面 (9)

目的

自動式交換システム協働して、版のくわえじりを簡単かつ確実に相応クランプレールへそう入できるようにする。

構成

上下クランプ片2,3を有するクランプレール1が、順次に2つの旋回軸線A,Bを中心として、大きな旋回半径とより小さい旋回半径で、全開位置からくわえ位置まで旋回可能にした。

概要

背景

枚葉オフセット印刷機の場合、シリンダギャップ内に配置され、それぞれくわえ端とくわえじりとに配属されたクランプレールを介して、版胴上に印刷版取付けられる。その場合、先ず印刷版のくわえ端が相応のクランプレール内へそう入(クランプ)され、次いでくわえじりが第2のクランプレール内に、同じくクランプされてから、張力を加え張り締めが行なわれる。使用済みの版を取外し、新しい版を取付けるのに要する時間を短縮するためには、くわえじりのクランプレールの構成が極めて重要である。新しい印刷版のくわえじりのそう入は、版が大きい場合には、事情により著しく時間を要する。

DE3940795C2、DE3940796C2、EP0431575A2により公知の自動式交換システムの場合、使用済み印刷版と新しいそれとの交換が自動的に行なわれる。このシステムは、印刷版の受容貯留区域のほかに新旧の版を供給ないし送出する搬送装置をも有している一方、版胴は相応の方向に旋回せしめられる。版を版胴に取付けるクランプレールは、前記の各明細書に記載の通り、相応にクランプないし張り締めを行なうための遠隔操作可能の装置を有している。

EP0431575A2による解決策の場合、新たに供給される版のくわえじりのエッジ面取りされており、この面取り部が2つのクランプ片の間の半径方向に向ったギャップ内へそう入される。次いで、これら双方のクランプ片は、クランプと最終的な張り締めとのために、ほぼ方位方向偏心軸により旋回せしめられる。この場合の欠点は、新たに供給される版のくわえじりが特別な装置によって面取りされる点である。この面取りは極めて慎重に行なう必要がある。なぜなら、場合により面取り区域が波形になり、版が傾き、クランプレールのギャップへのそう入時に問題が生じることがあるからである。波状になることによって生じる問題のため、この種のシステムでは中古の版は、ほとんど使用できない。面取りされたくわえじりは、単一のロールスリットを有する搬送システムでは、同じく直ちには搬送できない。

DE3940795C2ないしDE3940796C2による版交換システムの場合は、特殊な構成のくわえじりクランプレールのため、面取された版は使用できない。このために、版をくわえるクランプ部材には、DE3626936C1により公知の旋回瞬間中心が特別に備えられている。このクランプ部材により印刷版のくわえじりが下方クランプ装置に載せることができるが、そのさいのクランプ部材の旋回角が比較的大である。このため、開位置に旋回したクランプ部材が、版胴の部分円周から相応に著しく突出することになり、このために印刷版を版胴に載せる送りローラを妨害することになる。

DE−GM6941597により公知の、印刷版のくわえじりに配属された印刷機版胴のクランプレールは、互いに可動の2つのクランプ片から成り、これらのクランプ片により印刷版のくわえじりが掴まれる。2つのクランプ片から成るこのクランプレールは、張り締めのため、版胴と平行に延びる軸を中心として旋回可能に支承されている。この装置の欠点は、自動式版交換システムとの協働が不可能なことである。

更にUS−PS1521665、US−PS3107609、EP0453323A1により、すでに印刷版を圧縮ばねの力によって張り締めすることも公知である。この場合には、除圧は、ばね力に抗して相応の力を消費することによって行なわれる。

概要

自動式版交換システムと協働して、版のくわえじりを簡単かつ確実に相応のクランプレール内へそう入できるようにする。

上下クランプ片2,3を有するクランプレール1が、順次に2つの旋回軸線A,Bを中心として、大きな旋回半径とより小さい旋回半径で、全開位置からくわえ位置まで旋回可能にした。

目的

本発明の課題は、請求項1の上位概念による、印刷機版胴に印刷版をクランプする装置を次のように構成することにある。すなわち、印刷版のくわえじりを自動式版交換システムと協働して、簡単かつ確実に相応のクランプレール内へそう入できるようにするのである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
1件

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請求項1

印刷機版胴印刷版クランプする装置であって、くわえ端が取付けられた印刷版が、くわえじり区域シリンダギャップ内に配置されたクランプレールによってくわえ可能であり、この目的のためにクランプレールは、上下クランプ片の2つのクランプ面を有する印刷版受容ギャップを有し、このギャップはクランプ片配属されている器具により閉じることができ、更にクランプレールが、印刷版取付けのため版胴の軸線と平行に旋回可能である形式のものにおいて、クランプレール(1)に2つの旋回軸線(A,B)が配属され、この結果、クランプレール(1)が、リンク結合された操作装置を介して、全開位置から先ずギャップ(9)までの間隔に規定される大きな旋回半径で旋回軸線(A)を中心として旋回可能であり、次いでギャップ(9)までの間隔により規定されるより小さい旋回半径で、旋回軸線(B)を中心として旋回可能であることを特徴とする、印刷機の版胴に印刷版をクランプする装置。

請求項2

旋回軸線(A,B)がシリンダ固定配置されたストッパとして構成されており、これらストッパが、クランプレール(1)のところに形成された区域(11,24)と協働するようにすることによって、クランプレール(1)が、それぞれこれらストッパ(12,23)のうちの1つを中心として旋回可能であることを特徴とする、請求項1記載のクランプ装置

請求項3

旋回軸線(A)を形成するストッパ(12)が、シリンダギャップ(4)の底部に形成された段として構成されており、クランプレール(1)が、その下部に設けられたエッジ(11)を介して、エッジを介したリンクの形式で前記段のところに支えられていることを特徴とする、請求項2記載のクランプ装置。

請求項4

旋回軸線(B)を形成するストッパ(23)が、クランプレール(1)の端部に配属された、シリンダに固定取付けされている各1個のピン(23.1)として構成されており、このピンが、クランプレール(1)に形成されている各1つの輪郭部(24)と、回り継手の形式で協働することを特徴とする、請求項2又は3記載のクランプ装置。

請求項5

形成された区域(11,24)がクランプレール(1)の上方クランプ片(2)に設けられていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項6

クランプレール(1)が上方クランプ片(2)の下側に支持面(18)を有し、全開位置ではこの支持面(18)をシリンダギャップ(4)の底部に密着させることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項7

操作装置が、クランプレール(1)を全開位置へ引張る予圧ばねとして構成され、かつクランプレール(1)が、操作装置を介してこのばね力に抗して旋回可能であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項8

前記ばねが、シリンダに固定支持された圧縮ばね(16)として構成され、この圧縮ばねの他端が、引張り棒(14)を介してクランプレール(1)にリンク結合されていることを特徴とする、請求項7記載のクランプ装置。

請求項9

操作装置が、クランプレール(1)の旋回用に版胴(5)の軸と平行に延びる操作軸(19)を有することを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項10

操作軸(19)がクランプレール(1)の下方に配置され、クランプレール(1)が操作軸(19)の外周の一部に合致するように構成された輪郭部(24)を有し、この輪郭部を介してクランプレール(1)が操作軸(19)上に回り継手形式で支えられることにより、操作軸(19)がクランプレール(1)の旋回軸線(13)を形成することを特徴とする、請求項1又は9記載のクランプ装置。

請求項11

操作軸(19)が、特に針軸受形式の軸受(32)を有し、この軸受の外周を介してクランプレール(1)の輪郭部(24)が支えられることを特徴とする、請求項10記載のクランプ装置。

請求項12

操作軸(19)が、少なくとも1個のレバー腕(20)とリンク部材(21)とを介してクランプレール(1)にリンク結合されていることを特徴する、請求項9から11までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項13

操作軸(19)が、少なくとも1個の連行腕を介してクランプレール(1)に作用することを特徴する、請求項9から11までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項14

クランプレール(1)の上下クランプ片(2,3)が、版の幅にわたって複数の等しい部分(13)に下分割されており、かつまたこれら部分(13)が、操作装置を介して一緒に旋回可能であることを特徴とする、請求項1から13までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項15

クランプレール(1)の前記部分(13)に、各1つの予圧ばねが配置されていることを特徴とする、請求項7から14までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項16

クランプレール(1)の各2つの部分(13)が、ピン(23.1)として構成された旋回軸線(B)用ストッパ(23)を間に有することを特徴とする、請求項4から15までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項17

旋回軸線(A)用のストッパ(12)が、シリンダギャップ(4)の底部に取付けられたベースプレート(17)に取付けられていることを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項18

下方クランプ片(3)には、ギャップ(9)の区域に支持面(9.1)が、はさみ込まれる印刷版(10)用の面取り部の形状で設けられていることを特徴とする、請求項1から17までのいずれか1項記載のクランプ装置。

請求項19

クランプレール(1)の各2つの隣接部分(13)が、各1つの、それぞれ左右のねじ山を有するねじスピンドル(31)により、版胴(5)の軸方向に互いに締付け可能であることを特徴とする、請求項14記載のクランプ装置。

技術分野

0001

本発明は、請求項1の上位概念による印刷機、特に枚葉オフセット印刷機版胴印刷版クランプする装置に関するものである。

背景技術

0002

枚葉オフセット印刷機の場合、シリンダギャップ内に配置され、それぞれくわえ端とくわえじりとに配属されたクランプレールを介して、版胴上に印刷版が取付けられる。その場合、先ず印刷版のくわえ端が相応のクランプレール内へそう入(クランプ)され、次いでくわえじりが第2のクランプレール内に、同じくクランプされてから、張力を加え張り締めが行なわれる。使用済みの版を取外し、新しい版を取付けるのに要する時間を短縮するためには、くわえじりのクランプレールの構成が極めて重要である。新しい印刷版のくわえじりのそう入は、版が大きい場合には、事情により著しく時間を要する。

0003

DE3940795C2、DE3940796C2、EP0431575A2により公知の自動式交換システムの場合、使用済み印刷版と新しいそれとの交換が自動的に行なわれる。このシステムは、印刷版の受容貯留区域のほかに新旧の版を供給ないし送出する搬送装置をも有している一方、版胴は相応の方向に旋回せしめられる。版を版胴に取付けるクランプレールは、前記の各明細書に記載の通り、相応にクランプないし張り締めを行なうための遠隔操作可能の装置を有している。

0004

EP0431575A2による解決策の場合、新たに供給される版のくわえじりのエッジ面取りされており、この面取り部が2つのクランプ片の間の半径方向に向ったギャップ内へそう入される。次いで、これら双方のクランプ片は、クランプと最終的な張り締めとのために、ほぼ方位方向偏心軸により旋回せしめられる。この場合の欠点は、新たに供給される版のくわえじりが特別な装置によって面取りされる点である。この面取りは極めて慎重に行なう必要がある。なぜなら、場合により面取り区域が波形になり、版が傾き、クランプレールのギャップへのそう入時に問題が生じることがあるからである。波状になることによって生じる問題のため、この種のシステムでは中古の版は、ほとんど使用できない。面取りされたくわえじりは、単一のロールスリットを有する搬送システムでは、同じく直ちには搬送できない。

0005

DE3940795C2ないしDE3940796C2による版交換システムの場合は、特殊な構成のくわえじりクランプレールのため、面取された版は使用できない。このために、版をくわえるクランプ部材には、DE3626936C1により公知の旋回瞬間中心が特別に備えられている。このクランプ部材により印刷版のくわえじりが下方クランプ装置に載せることができるが、そのさいのクランプ部材の旋回角が比較的大である。このため、開位置に旋回したクランプ部材が、版胴の部分円周から相応に著しく突出することになり、このために印刷版を版胴に載せる送りローラを妨害することになる。

0006

DE−GM6941597により公知の、印刷版のくわえじりに配属された印刷機版胴のクランプレールは、互いに可動の2つのクランプ片から成り、これらのクランプ片により印刷版のくわえじりが掴まれる。2つのクランプ片から成るこのクランプレールは、張り締めのため、版胴と平行に延びる軸を中心として旋回可能に支承されている。この装置の欠点は、自動式版交換システムとの協働が不可能なことである。

0007

更にUS−PS1521665、US−PS3107609、EP0453323A1により、すでに印刷版を圧縮ばねの力によって張り締めすることも公知である。この場合には、除圧は、ばね力に抗して相応の力を消費することによって行なわれる。

発明が解決しようとする課題

0008

本発明の課題は、請求項1の上位概念による、印刷機版胴に印刷版をクランプする装置を次のように構成することにある。すなわち、印刷版のくわえじりを自動式版交換システムと協働して、簡単かつ確実に相応のクランプレール内へそう入できるようにするのである。

課題を解決するための手段

0009

この課題は、請求項1記載の特徴を有する手段により解決された。請求項2以下各項には、別の構成が示されている。

0010

印刷版のくわえじりのそう入や、張り締め並びに相応の取外しのため、本発明によるクランプレールは、旋回位置に応じて、版胴と平行に延びる2個の軸線を中心として旋回可能である。ギャップとして構成されたクランプレールくわえ区域は、したがって、印刷版をそう入するため、印刷版が完全にくわえられる位置まで2つの曲率を有する湾曲コースを描く。印刷版のクランプは、上下のクランプ片を互いに締め付けることにより、ギャップを閉鎖して行なうかないしは、自己ロック式クランプ装置の場合には、ギャップの閉鎖後、印刷版の張り締め段階中に行なわれる。

0011

印刷版の張り締めのためには、クランプレールのくわえ区域は、ギャップの小さい旋回半径を生じさせる軸線を中心として旋回せしめられる。この旋回運動は、必要な引張力が印刷版のくわえじりに及ぼされている間は継続される。

0012

クランプレールが既述の2つの軸線を中心として旋回することにより、一方では、印刷版のくわえじりを掴むための、ギャップの最適ないくぶん湾曲したコースが生じ(大きい旋回半径)、他方では、印刷版を張り締めするための、力を伝達する最適レバー作用(小さな旋回半径)が得られる。

0013

印刷版くわえじりを掴むためのギャップは、したがって全体として長い距離を旋回し、しかも、印刷版に対する張り締め力を調達する単数又は複数のばねは、過度押圧される必要がない(操作部材により、ばね力が蓄えられる)。

0014

本発明によるクランプレールにより新しい印刷版の張り付けが著しく簡単化される。これは、ギャップとして構成されたクランプレールくわえ区域内へ印刷版のくわえじりをそう入する必要がなく、クランプレールの前述の旋回運動によってくわえじりを捉えるだけでよいからである。したがって、版胴にくわえ端を固定され、その長さに応じて版胴円周に延ばされた印刷版は、なおくわえじり区域を平らに当てがうだけでよい。次いで、クランプレールを引続き旋回させることにより、印刷版のくわえじりが確実にくわえられる。印刷版のくわえじりの当てがいは、手動で行なうか、又は相応の供給ローラによる自動式版交換システムと協働させて本発明のクランプレールを用いて行なうかする。後の場合には、供給ローラを一定の圧力で版胴に当て付け、次いで版胴を相応の位置へ回転させる。送りローラ利用時に、版のくわえじりが波状になった場合(中古の版の場合)にも、クランプレールの旋回により確実にくわえることができる。

0015

本発明によれば、特に、印刷版の張り締めに要する力は、少なくとも1個のばね、有利には圧縮ばねによって調達できるようにされている。しかしまた、他の種類のばね、たとえばトーションバー又は板ばねを用いることもできる。圧縮ばねの場合、一端が版胴に固定的に支えられ、他端は、相応の予圧を与えて引張り棒を介して上部クランプ片とリンク結合させておく。このリンク結合と予圧調節とにより、クランプレールが開位置へ旋回できるようにされる。

0016

全開位置からクランプレールを前方へ旋回させるため、言いかえると版胴に載せられた版をくわえるためには、クランプレールは、ばね力に抗して移動せしめられる。この目的のために、シリンダギャップ内には、シリンダ軸と平行に延びる操作軸が備えられている。この操作軸は、たとえばレバー腕及び目板を介してトグル機構形式でクランプレール上方クランプ片のところにリンク結合させておく。

0017

更に、本発明によれば、シリンダギャップ内に配置されたクランプレールを、複数部分に等分し、各部分が既述の形式で旋回可能に支承され、各1個のばね手段を備えて、張り締めができるようにすることも可能である。張り締め力の調達は、したがって版のくわえじりのところで、レール各部分ごとに行なわれる。このため、印刷版サイズが大きい場合に自動的な調整が可能であり、たとえば見当合わせ修正も、前側のクランプレールの位置変更により行なうことができる。

0018

個々のレール部分に配属されるばね手段は、見当合わせ修正のため、相応に予圧を与えることができる。それによって、周方向での印刷版の、非対称的な、ないしは片側への引張りを生じさせることができる。

0019

クランプレールを複数部分に等分することにより、ユニット方式が可能となるので、版胴は使用する印刷版サイズに応じて相応数のレール部分を装備すればよい。3Bサイズの場合には、たとえば7個のレール部分を用いればよい。等分されたレール部分全体に対して1個の操作軸と同じく1個のクランプ軸とが備えられている。クランプ軸はレール部分全部を貫通して延びている。共通の操作軸は、相応数のレバー腕とリンク部材とを介して個々のレール部分に作用する。共通のクランプ軸及び操作軸の回転は、版胴内に配置されたモータ、たとえば圧縮空気モータにより行なわれる。更にまた、印刷機フレームのところに単数又は複数の操作装置固定配置しておき、これによって、版胴の特定位置で、カップリング及びレバー腕を介して相応に軸に作用を与えることができる。

0020

以下で本発明の2つの実施例を図面につき説明する。

0021

図1図3に符号で示したクランプレールは、版胴5のシリンダギャップ4内に旋回可能に配置されており、上下クランプ片2,3から成っている。上方クランプ片2は、図示の断面形状を有している。下方クランプ片3は、ほぼU字形の断面を有し、たとえば単数又は複数の止めねじ6によって上方クランプ片2と結合されることにより、図平面内を上方クランプ片2に対して移動可能である。この移動は、たとえば、クランプ片2,3内の孔寸法を相応にすることにより、止めねじ6の球形ヘッドを介して行なわれる(図1破線で示してある)。下方クランプ片3の上方外側フランクと上方クランプ片2の直線状の面とが、印刷版10のくわえじりを掴むための、ギャップ9のクランプ面7,8を形成している。上方クランプ片2に対して下方クランプ片3は、前述のように移動可能であることにより、ギャップ9内にそう入される版10はクランプ面7,8によりくわえられるか、ないしはクランプされる。

0022

上方クランプ片2は、シリンダギャップ4の底部側の、相応のクランプ面7の位置と直径方向で反対の側に、角柱状のエッジ11を有している。このエッジ11には、シリンダギャップ4の底部にシリンダに固定配置されたストッパ12が配属され、このストッパに、図1の位置で上方クランプ片2のエッジ11が密着するようになっている。したがって、特定角度域では、上方クランプ片2は下方クランプ片3とともに、エッジ11及びストッパ12により形成される旋回軸線Aを中心として旋回可能である。ギャップ9の旋回半径は、その場合、ほぼエッジ11までのクランプ面7の間隔に相応する。

0023

図4から分かるように、クランプレール1は、複数レール部分13に等分されている。これらの部分13は、それぞれ、図1図3に示されているような断面を有している。各レール部分13には、上方クランプ片2のところに引張り棒14の端部がリンク結合されている。引張り棒14は、シリンダ体の方向へ延び、他端が、たとえば相応のねじ山を有する鉢状部材15を介して予圧圧縮ばね16に作用している(図1)。圧縮ばね16は、引張り棒とほぼ同軸的に延び、他端がベース板17のところに支えられている。ベース板17は、たとえばねじを介してシリンダギャップ4の底部に取付けられ、ストッパ12を有している。引張り棒14と鉢状部材15とのねじ山を介して圧縮ねじ16の予圧力が調節できる。上方クランプ片2のエッジ11の隣には、支持面18が配置されている。支持面18を介して上方クランプ片2は、圧縮ばね16の力により精確に図1の位置でベース板17上に支えられる。この位置は、クランプレール1を全開し、クランプ面7に対する支持面18の角度により決定される位置である。

0024

版胴5の軸と平行に、シリンダギャップ4内に支承された操作軸19が延びている。この軸19は、図1図4に示されているように、各レール部分13内でレバー腕20とリンク部材21とを介してクランプ片2にリンク結合されている。このリンク結合は、その場合、特に図4に認められるように、クランプ片2の裏側に取付けられた2つのウエブ2.1を介して行なわれる。これらのウエブ2.1は、図1図3に見られるように、旋回軸線Aのエッジ11と支持面18とを有している。したがって、操作軸19の回転により、レール部分13の各上方クランプ片2が、したがってまたクランプレール1全体が、圧縮ばね16に抗して旋回可能である。

0025

図4から分かるように、クランプレール1の各部分13の両側には支承板22が配属されている。支承板22は、図5にも縮少して示してある。各支承板22は、両側に旋回軸線Bを形成する、円筒形ピン23.1の形式のストッパ23を有している。ピン23.1を中心として、クランプ片2は、圧縮ばね16の力に抗して旋回可能である。版サイズ縁辺部の支承板22は、レール部分13も備えられている側に1個のピン23.1を有しているだけである。

0026

上方クランプ片2は、その断面部の中間区域にピン23.1の輪郭寸法合致する輪郭部24を有している(図1図3)。輪郭部24は、クランプ片2のレール部分13の両端部に設けられ、これによって、輪郭部24は、クランプ片2が旋回軸線Aを中心として一定の旋回角だけ旋回したのちに、支承板22のピン23に密着する。したがって、操作軸19の旋回を続ける場合、クランプ片2の旋回は、ピン23.1の軸を中心として行なわれる。この第2の旋回段階の場合、エッジ11はストッパ12から離れる。ギャップ9の旋回半径は、いまやピン23.1の軸に対するクランプ面7の間隔にほぼ合致し、先行の旋回角の旋回半径より小さくなる。この第2旋回段階では、クランプレール1が、操作軸19を介して図2に示されている位置へ旋回せしめられる。この旋回角の終位置は、機械式ストッパ、又はトグル機構20,21の伸張姿勢により可能になる。

0027

ギャップ9の開閉のためには、下方クランプ片3を、クランプ軸25を介して上方クランプ片2に対して移動させ、クランプ面7に押圧可能である。クランプ軸25は、非円形断面を有し、クランプ片2の下部に相応に形成された切欠き25.1内にはめ込まれている。クランプ軸25には、台形の断面を有する条片26が接続されている。この条片26は、止めねじ6が貫通する単数又は複数の孔(図示せず)を有している。条片26の上面は、ローラ27および下方クランプ片3の内面と、斜め平面の形式で協働する。止めねじ6の遊びを相応に寸法づけしたり、場合によってはばね手段(図示せず)を用いることにより、クランプ片3を付加的にクランプ面7,8の方向へ更に移動させることもできる。くわえ域、すなわちギャップ9でクランプ片3に働く引張力(版10の張り締め時に)は、したがって条片26とローラ27とを介してクランプ力を生ぜしめるか、ないしは増強せしめる。クランプ軸25の旋回により、くわえ域9が開かれるが、この目的のため、クランプ片3は、また図示されていないばね手段を介して出発位置へ戻すことができるようにされている。クランプレール1ないしクランプ片2の全レール部分13は、1個の連続的なクランプ軸25により操作される(図4)。個々のレール部分相互の、場合により生じうる旋回位置偏差は、クランプ軸25の、縦方向の相応の変形により補償される。クランプ軸25には、しかし、レール部分13の間の、支承板22の区域に補償カップリングを配置することもできる。

0028

個々のレール部分13の間に設けられている支承板22は、ピン23のほかに孔28,29を有している。孔28はクランプ軸25を通す孔であり、可能な旋回位置に応じた寸法を有している。孔29は、たとえば、操作軸19の、レール部分毎の支承に役立っている(図4及び図5)。図4に示されているように、クランプレール1のそれぞれ2つの隣接レール部分13は、支承板22の上方区域で各1個のねじスピンドル31と接続されている。このねじスピンドルは、その中央区域が、たとえば6角に構成され、両端にはそれぞれ右ねじ山左ねじ山を有している。これらねじ山は、各レール部分13内の可動ブロック(図示せず)内にねじ込まれ、それによりレール部分13は、印刷方向に対して直角方向に互いにより幅広に、ないしは幅狭に押圧するよう締付け可能である。更に、レール部分13内にねじスピンドル31が可動にリンクされていることにより、部分13は版10の張り締め時に互いに整列することができる。

0029

次に、図1図3について版10のくわえと張り締めの作用形式を述べる。

0030

図1では、印刷版10が版胴5の上に版胴5の回転により完全に載せられ、版10のくわえじりが、たとえば送りローラ30(図1には破線で示す)により、全開位置のクランプレール1の区域に位置している。下方クランプ片3は、版10の側にクランプ面8に続く斜面の形式の支持面9.1を付加的に有している。ギャップ9が開いているさい、操作軸19の回転により、クランプレール1は図2の位置に旋回し、版10はギャップ9内へそう入される。次いでギャップ9が閉じられるか、ないしはクランプが行なわれる(クランプ軸25の旋回による)。次いで、操作軸19の戻り回転により版10の張り締めが行なわれることによって、クランプレール1は、圧縮ばね16(各レール部分13内の)の力によりピン23を中心として、たとえば図3に示した、力に応じて決まる位置へ逆旋回される。印刷版10を外す場合は、以上の経過を逆にたどるようにする。たとえば図3の位置でクランプが解かれたのち、クランプレール1が図1の出発位置へ旋回せしめられる。

0031

本発明によるクランプレール1の第2の実施形式が、図6図8に示されている。これらの図にはクランプレール1の断面が、3つの旋回位置で示されている。図6は全開位置に、図8は完全にくわえた位置に、また図7は旋回軸線A,Bが交替する位置に、それぞれ相当する。

0032

上方クランプ片2は、この実施例でも、下側に設けられたエッジ11がストッパ12に支えられている。ストッパ12は、一方では、たとえばベース板17の、シリンダに固定された面により、他方では、操作軸19の外周、ないし操作軸19上の単数又は複数の軸受32(たとえば釘軸受)によって形成されている。このシリンダに固定された面と操作軸19の外周ないし軸受32とにより形成されたストッパ12が、したがって旋回軸線Aを形成している。この実施例でも、有利には、予圧を与えられたばねを上方クランプ片2にリンク結合させておくようにする(クランプレール1を分割する場合には各レール部分に、それぞれ1個ばねを備えるようにする)。このばねによって、クランプ片2が、支持面18を、たとえばベース板17の、シリンダに固定された面に接触するように引張られる。クランプ片2は、これにより図6の位置となり、この位置が、クランプレール1の全開位置に相当する。図6図8には、ばね手段やそのリンク個所は示されていないが、それらはたとえば図1の実施例同様の位置に配置することができる。

0033

上方のクランプ片2は、図6図8に示した断面を有しており、エッジ11に続く輪郭部24が、操作軸19の外周ないしはこの軸上の軸受32に対応して構成されている。

0034

いま、クランプ片2、つまりはクランプレール1が、たとえば連行腕を介して操作軸19を旋回させることにより、図6の全開位置から旋回軸線Aを中心として旋回せしめられた場合、図7の位置で輪郭部24が操作軸19外周ないし軸受32に接触する。クランプレール1を更に旋回させる場合は、クランプ片2が、旋回軸線Bを形成する操作軸19を中心として旋回せしめられる。

0035

上方クランプ片2のエッジ11が、これにより旋回軸線Aのストッパ12から離れる。クランプレール1は、いまや図7の位置から操作軸19の旋回軸線Bを中心として旋回し、図8の完全くわえ位置をとる。この位置は、図示されていない機械式ストッパ、又は操作軸19の距離制限部により決めることができる。

0036

下方クランプ片3は、図6図8に示されているように、L字形断面を有し、たとえば図1の実施例と似て上方クランプ片2に対して支承されている。クランプ軸25は、この場合も非円形断面を有し、斜平面の形式の、クランプ片2の面に支えられている。クランプ軸25により、上下クランプ片2,3間の、クランプ面7,8により形成されるギャップ9が開閉され、版10が外されたり、くわえられたりする。

0037

クランプレール1は、図6図8の実施例では2つの旋回軸線A,Bを中心として旋回可能であり、そのさいギャップ9は、版10をくわえるため、全開位置(図6)から大きい旋回半径で旋回軸線Aを中心として旋回し、次いで、版10をくわえたのち、より小さい旋回半径で旋回軸線B(図7図8)を中心として旋回する。更に、版10の張り締めは、リンク結合されたばねの力によって操作軸19の除圧後に行なわれる。これによりクランプレール1は、図7の位置と図8の位置との間の、力に応じて得られる位置を占める。

0038

操作軸19は、図6図8の実施例の場合、クランプレール1の前方への旋回は連行腕を介して行なうことができる。この連行腕は、クランプ片2の後部、たとえば支持面18の区域に作用するようにする。しかし、また、操作軸19は、少なくとも1個のレバー腕及び少なくとも1個のリンク部材(図示せず)を介してクランプ片2にリンク結合させておくこともできる。

0039

双方の実施例の場合、旋回軸線Aはエッジを介したリンクの形式で、旋回軸線Bは回り継手として構成されており、このことは、全般的な発明の思想の有利な構成と見なすことができる。

図面の簡単な説明

0040

図1本発明の第1実施例を全開の旋回位置で示した断面図。
図2同じく第1実施例をくわえ位置で示した図。
図3同じく第1実施例を版の張り締め位置で示した図。
図4クランプレールの平面図。
図5等分に分割されたレール部分の支承板。
図6本発明の第2実施例を全開旋回位置で示した断面図。
図7同じく第2実施例を版くわえ位置で示した断面図。
図8同じく第2実施例を版張り締め位置で示した図。

--

0041

1クランプレール
2上方クランプ片
2.1ウエブ
3 下方クランプ片
4シリンダギャップ
5版胴
6止めねじ
7,8クランプ面
9ギャップ
9.1支持面
10印刷版
11エッジ
12ストッパ
13レール部分
14引張り棒
15鉢状体
16圧縮ばね
17ベース板
18 支持面
19操作軸
20レバー腕
22支承板
23 ストッパ
23.1ピン
24輪郭部
25クランプ軸
25.1切欠き
26条片
27ローラ
28,29 孔
30送りローラ
31 ねじスピンドル
32軸受
A旋回軸線
B 旋回軸線

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