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技術 細径高発泡絶縁電線の製造装置

出願人 古河電気工業株式会社
発明者 阪本一秀
出願日 1992年7月3日 (28年7ヶ月経過) 出願番号 1992-200404
公開日 1994年1月28日 (27年0ヶ月経過) 公開番号 1994-020543
状態 特許登録済
技術分野 プラスチック等の押出成形 プラスチック等の特殊発泡成形、タイヤ成形 電線ケーブルの製造(2)
主要キーワード テーパ度 高発泡率 高速伝送特性 発泡率 テーパ角度 外径変動 ニップル ハイドロクロロフルオロカーボン
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重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年1月28日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (10)

目的

細径で高発泡絶縁電線を高い作業性と高い精度とで製造することができる。

構成

ニップル16は、先端部20の直径が導体1の直径の1.5〜5倍で、先端テーパ部22のテーパ角度Tnが5度≦Tn≦20度である。また、ダイス18は、平行もしくは平行に近いテーパを有するランド部24と、相互に異なるテーパ角度Ta、Tbを有する少なくとも2つの空隙部A、Bとから成っている。空隙部Aのテーパ角度Taは、90度≦Ta≦180度であり、また空隙部Bのテーパ角度Tbは、Tb≦45度、好ましくはTb≦30度である。ニップル16の先端テーパ部22のテーパ角度Tnとダイス18の空隙部Bのテーパ度Tbとの差は、10度以下である。

概要

背景

電子計算機等の配線に用いられる同軸ケーブルは、例えば伝播遅延時間3.9ns/m以下の高速伝送特性と例えば90Ω以下の低特性インピーダンスとが要求されるが、このような同軸ケーブルに用いられる発泡絶縁電線は、外径が1mm以下で発泡率が70%以上であることが要求されている。

このような細径高発泡絶縁電線を製造するため、図5に示すように、先端部20の直径が小さくランド部22が先端部20の直径と同じ直径を有するニップル16を用いるか、または図6及び図7に示すように、先端部20の直径が大きく、且つ/又は先端部のテーパ角度が大きいニップル16を用いてこれらのニップル16に導体を通していた。

一方、このような細径高発泡絶縁電線を製造するため、図8又は図9に示すように、出口側の先端から順次、平行若しくは平行に近いテーパ角度を有するランド部24と1段又は複数段テーパを有する空隙部A、Bとから成るダイス18を用いてコアに付着された絶縁被覆成形していた。尚、空隙部A、Bのテーパ角度は90度以下であった。

概要

細径で高発泡絶縁電線を高い作業性と高い精度とで製造することができる。

ニップル16は、先端部20の直径が導体1の直径の1.5〜5倍で、先端テーパ部22のテーパ角度Tnが5度≦Tn≦20度である。また、ダイス18は、平行もしくは平行に近いテーパを有するランド部24と、相互に異なるテーパ角度Ta、Tbを有する少なくとも2つの空隙部A、Bとから成っている。空隙部Aのテーパ角度Taは、90度≦Ta≦180度であり、また空隙部Bのテーパ角度Tbは、Tb≦45度、好ましくはTb≦30度である。ニップル16の先端テーパ部22のテーパ角度Tnとダイス18の空隙部Bのテーパ度Tbとの差は、10度以下である。

目的

本発明の目的は、上記の欠点を回避し、細径で高発泡の絶縁電線を高い作業性と高い精度とで製造することができる細径高発泡絶縁電線の製造装置を提供することにある。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

熱可塑性樹脂発泡剤とを押出機内で溶融混合して溶融樹脂を形成し、前記押出機のクロスヘド部のダイスから前記溶融樹脂を吐出して前記クロスヘッド部のニップルを通過して供給される導体上に被覆を施して細径発泡絶縁電線を製造する装置において、前記ニップルは、先端部の直径が前記導体の直径の1.5〜5倍で、且つ先端部のテーパ角度Tnが5度≦Tn≦30度の構造を有し、また前記ダイスは、出口側の先端部から後方に向けて順次平行もしくは平行に近いテーパを有するランド部と相互に異なるテーパ角度Ta、Tbを有する少なくとも2つの空隙部A、Bとから成り、前記空隙部Aのテーパ角度Taは90度≦Ta≦180度であり、かつ前記空隙部Bのテーパ角度TbはTb≦45度であり、更に前記ニップルの先端部のテーパ角度Tnと前記ダイスの空隙部Bのテーパ角度Tbとの差が10度以下であることを特徴とする細径高発泡絶縁電線の製造装置

技術分野

0001

本発明は、例えば、電子計算機等の配線に用いられる同軸ケーブル用発泡絶縁電線押出機を用いて製造する装置の改良に関するものである。

背景技術

0002

電子計算機等の配線に用いられる同軸ケーブルは、例えば伝播遅延時間3.9ns/m以下の高速伝送特性と例えば90Ω以下の低特性インピーダンスとが要求されるが、このような同軸ケーブルに用いられる発泡絶縁電線は、外径が1mm以下で発泡率が70%以上であることが要求されている。

0003

このような細径高発泡絶縁電線を製造するため、図5に示すように、先端部20の直径が小さくランド部22が先端部20の直径と同じ直径を有するニップル16を用いるか、または図6及び図7に示すように、先端部20の直径が大きく、且つ/又は先端部のテーパ角度が大きいニップル16を用いてこれらのニップル16に導体を通していた。

0004

一方、このような細径高発泡絶縁電線を製造するため、図8又は図9に示すように、出口側の先端から順次、平行若しくは平行に近いテーパ角度を有するランド部24と1段又は複数段テーパを有する空隙部A、Bとから成るダイス18を用いてコアに付着された絶縁被覆成形していた。尚、空隙部A、Bのテーパ角度は90度以下であった。

発明が解決しようとする課題

0005

しかし、この従来技術の細径高発泡絶縁電線の製造装置では作業性が低く、また絶縁電線を所定の特性に製造することが困難であった。即ち、例えば図5に示すニップル16は、ランド部22が曲がり易いため作業性が低い上に細径部分が長くニップル16の作成が極めて困難であった。

0006

また、例えば図5及び図6に示すニップル16を図8及び図9に示すダイス18に組合せて外径が1mm以下で発泡率が70%以上の細径高発泡絶縁電線を製造しようとすると、発泡率が高くならないで外径変動が大きくなり、更に絶縁電線の外観が著しく悪くなる欠点があった。製造すべき絶縁電線の直径が細く且つ発泡率が高くなるにつれてダイスの口径を小さくする必要があるが、この際、ダイスの内部にかかる背圧が大きくなる。従って、図5及び図6に示すニップルを図8及び図9に示すダイスに組合せると、ダイス内部の体積が大きくなるため、溶融樹脂流路が局部的に高くなって溶融樹脂の圧力が高くなるため、発泡率の低下と外径変動とが生ずると考えられる。

0007

本発明の目的は、上記の欠点を回避し、細径で高発泡の絶縁電線を高い作業性と高い精度とで製造することができる細径高発泡絶縁電線の製造装置を提供することにある。

課題を解決するための手段

0008

本発明は、上記の課題を解決するため、熱可塑性樹脂発泡剤とを押出機内で溶融混合して溶融樹脂を形成し、この押出機のクロスヘド部のダイスから溶融樹脂を吐出してクロスヘッド部のニップルを通過して供給される導体上に被覆を施して細径発泡絶縁電線を製造する装置において、ニップルは、先端部の直径が前記導体の直径の1.5〜5倍で、且つ先端部のテーパ角度Tnが5度≦Tn≦30度の構造を有し、またダイスは、出口側の先端部から後方に向けて順次平行もしくは平行に近いテーパを有するランド部と相互に異なるテーパ角度Ta、Tbを有する少なくとも2つの空隙部A、Bとから成り、空隙部Aのテーパ角度Taは90度≦Ta≦180度であり、且つ空隙部Bのテーパ角度TbはTb≦45度であり、更にニップルの先端部のテーパ角度Tnとダイスの空隙部Bのテーパ角度Tbとの差が10度以下であることを特徴とする細径高発泡絶縁電線の製造装置を提供することにある。

0009

ニップルの先端部の直径及びテーパ角度を上記のように特定し、またダイスの出口側のランド部及びその後方の複数の空隙部のテーパ角度を上記のように特定し、これらのニップルとダイスとを組合せると、ニップルをダイスの奥深くに挿入することができるので、ダイス内部、特にニップルとダイスとの間の空間の体積が小さくなるため、ダイス内部の圧力の増加を抑制することができ、溶融樹脂の吐出量の変動を抑制することができ、従って細径高発泡絶縁電線、特に外径が1mm以下であり、且つ発泡率が70%以上の発泡絶縁電線を精度よく製造することができる。

0010

本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべると、図1は本発明に係る細径高発泡絶縁電線の製造装置10の要部を示し、この細径高発泡絶縁電線の製造装置10は、図示しない押出機内で熱可塑性樹脂と発泡剤とを溶融混合して形成された溶融樹脂が供給されるクロスヘド12を備え、このクロスヘッド12は、押出機から入口14aを経て溶融樹脂2が供給されるクロスヘッド本体14と、このクロスヘッド本体14内に設けられ樹脂が被覆されるべき導体1が通過するニップル16と、クロスヘッド本体14内でニップル16の前方に設けられ溶融樹脂を吐出してニップル16を通過して供給される導体1上に被覆3を施すダイス18とから成っている。

0011

ニップル16は、図2に示すように、先端部20の直径が導体1の直径の1.5〜5倍で、且つ先端テーパ部22のテーパ角度Tnが5度≦Tn≦30度の構造を有する。

0012

ダイス18は、図3に示すように、出口側の先端部から後方に向けて順次平行もしくは平行に近いテーパを有するランド部24と、相互に異なるテーパ角度Ta、Tb(図4参照)を有する少なくとも2つの空隙部A、Bとから成っている。空隙部Aのテーパ角度Taは、90度≦Ta≦180度であり、また空隙部Bのテーパ角度Tbは、Tb≦45度、好ましくはTb≦30度である。

0013

更に、ニップル16とダイス18とは、ニップル16の先端テーパ部22のテーパ角度Tnとダイス18の空隙部Bのテーパ度Tbとの差が10度以下であるような関係を有するように設定されている。

0014

ニップル16の先端部20の直径及び先端テーパ部22のテーパ角度を上記のように設定し、またダイス18の出口側のランド部24及びその後方の複数の空隙部A、Bのテーパ角度Ta、Tbを上記のように設定して、これらのニップル16とダイス18とを組合せると、図1に示すように、ニップル16の先端部20をダイス18の奥深くに挿入することができる。従って、ダイス18の内部、特にニップル16とダイス18との間の空間の体積が小さくなるため、ダイス18の内部の圧力の増加を抑制することができ、溶融樹脂2の吐出量の変動を抑制することができるので、細径高発泡絶縁電線4を精度よく製造することができる。

0015

ダイス18の空隙部Aのテーパ角度Taが90度よりも小さいと、ダイス18の内部の圧力が変動し易く、所定の発泡率の被覆を得ることができない上に静電容量と外径との変動が大きく、またテーパ角度Taが180度よりも大きいと、実用性がなくなる。また、空隙部Bのテーパ角度Tbが45度よりも大きいと、ダイス18の内部の圧力が変動し易く、同様に所定の発泡率の被覆を得ることができない上に静電容量と外径との変動が大きくなる。尚、空隙部Bのテーパ角度が小さ過ぎると、ニップル16が入り難くなるので、45度以下でニップル16が入るのを阻害しない程度とする必要がある。

0016

次に、本発明の具体例1乃至6を下記の表1に示す。尚、樹脂が被覆されるべき導体は直径が0.26mmであり、また導体上に形成された被覆の外径(電線の外径)は0.80mmであり、ニップルの孔径は、0.28mmであった。更に、樹脂としてはMIメルトインデックス)1.0の低密度ポリエチレンが用いられ、また発泡剤にはハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)22が用いられた。

0017

0018

また、表1の各具体例の特性を下記の表2に示す。尚、表2中記号『◎』は良好であることを示す。

0019

0020

次に、本発明の比較例1乃至5を下記の表3に示す。これらの比較例でも、樹脂が被覆されるべき導体は直径が0.26mmであり、また導体上に形成された被覆の外径(電線の外径)は0.80mmであり、ニップルの孔径は、0.28mmであった。更に、これも具体例と同様に、樹脂としてはMI1.0の低密度ポリエチレンが用いられ、また発泡剤にはハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)22が用いられた。

0021

0022

また、表3の各比較例の特性を下記の表4に示す。尚、表4中記号『△』はやや不良であることを示し、『×』は不良であることを示す。

0023

0024

表1及び2から解るように、具体例1乃至6では高発泡率が得られる上に、静電容量と外径との変動値が非常に小さく、表面の外観は滑らかで良好であった。これに対して、表3及び4から解るように、比較例1乃至5では発泡率は上がらない上に、静電容量と外径との変動値が非常に大きく、表面の外観が著しく悪かった。

発明の効果

0025

本発明によれば、上記のように、細径で高発泡率を有し表面外観の良好な絶縁電線を静電容量と外径との変動値を抑制しつつ製造することができる実益がある。

図面の簡単な説明

0026

図1本発明に係る細径高発泡絶縁電線の製造装置の断面図である。
図2本発明に用いられるニップルの一例の側面図である。
図3本発明に用いられるダイスの一例の断面図である。
図4図3のダイスの要部の拡大断面図である。
図51つの従来技術のニップルの側面図である。
図6他の従来技術のニップルの側面図である。
図7更に他の従来技術のニップルの側面図である。
図81つの従来技術のダイスの断面図である。
図9他の従来技術のダイスの断面図である。

--

0027

1導体
2溶融樹脂
3被覆
10細径高発泡絶縁電線の製造装置
12クロスヘッド
14 クロスヘッド本体
16ニップル
18ダイス
20 先端部
22 先端テーパ部
24ランド部
A 空隙部
B 空隙部

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