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技術 包装容器

出願人 日本テトラパック株式会社
発明者 菊地英世
出願日 1992年6月19日 (28年6ヶ月経過) 出願番号 1992-161016
公開日 1994年1月11日 (26年11ヶ月経過) 公開番号 1994-001337
状態 特許登録済
技術分野 紙器
主要キーワード 流動体状 製造当初 ゲーブル アルミ箔層 外装面 食品香料 含有樹脂層 ボトル状
関連する未来課題
重要な関連分野

この項目の情報は公開日時点(1994年1月11日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

図面 (4)

目的

包装容器充填(じゅうてん)、又は包装容器を開封した後、時間の経過した飲料を嗜好(しこう)性を高くした状態で飲むことができるようにする。

構成

包装容器の外装面を形成するとともに大気に接触する外側層と、収容される飲料に接触する内側層とを有し、該内側層は飲料の匂(にお)いに対応する食品香料樹脂に混合した複合材成形される。したがって、収容される飲料に接触する内側層から前記食品香料が飲料中溶出し、包装容器の内壁吸着されたり包材2を透過して大気中に消散した分を補充する。また、包装容器に飲料を充填する際に、包装容器の内壁に吸着されたり大気中に消散する分を見込んで、飲料中に食品香料をあらかじめ多めに添加しておく必要がなくなる。

概要

背景

従来、牛乳清涼飲料などの液体状又は流動体状の飲料は、一般に、紙の外面及び内面ポリエチレン被覆した包材から成る包装容器に収容され、販売されている。そして、前記構成の包装容器に収容される飲料には、飲料の嗜好(しこう)性を高めるために食品香料フレーバー)が添加されている。すなわち、無果汁か少量の天然果汁を含む果汁フレーバー飲料、10%以上の天然果汁を含む果汁入り清涼飲料、50%以上の天然果汁を含む果汁飲料、天然果汁飲料等の各種飲料があるが、天然果汁感を出すために、果汁フレーバー飲料の場合には乳化香料が、果汁入り清涼飲料や果汁飲料の場合にはエッセンスが添加される。

前記乳化香料は、オイルを適当な乳化剤や安定剤を使用して微粒子として水中に分散させたものであり、必要に応じて呈味成分着色料を添加することができる。また、エッセンスは、天然香料合成香料を種々合成したベースを、40〜60%の希エチルアルコールに溶かしたものであり、必要に応じてチンキエキス類、果汁質を添加することができる。

該エッセンスは水溶性を有しており、飲料に対し1/500〜1/1000の範囲で添加され、透明に溶解し分散するため、飲料用として適している。また、乳飲料の場合も、牛乳の嗜好性を高めたラクト飲料においては、コーヒー、オレンジ等のエッセンスが添加される。

概要

包装容器に充填(じゅうてん)、又は包装容器を開封した後、時間の経過した飲料を嗜好(しこう)性を高くした状態で飲むことができるようにする。

包装容器の外装面を形成するとともに大気に接触する外側層と、収容される飲料に接触する内側層とを有し、該内側層は飲料の匂(にお)いに対応する食品香料を樹脂に混合した複合材成形される。したがって、収容される飲料に接触する内側層から前記食品香料が飲料中溶出し、包装容器の内壁吸着されたり包材2を透過して大気中に消散した分を補充する。また、包装容器に飲料を充填する際に、包装容器の内壁に吸着されたり大気中に消散する分を見込んで、飲料中に食品香料をあらかじめ多めに添加しておく必要がなくなる。

目的

本発明は、前記従来の飲料の問題点を解決して、包装容器に飲料を充填する際に添加される食品香料の量を少なくすることができ、しかも、包装容器に充填した後又は包装容器を開封した後において長時間が経過していても、嗜好性を高くした状態で飲料を飲むことができる包装容器を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項1

内部に飲料を収容する包装容器において、(a)包装容器の外装面を形成するとともに大気に接触する外側層と、(b)収容される飲料に接触する内側層とを有し、(c)該内側層は、飲料の匂いに対応する食品香料樹脂に混合した複合材成形されたことを特徴とする包装容器。

技術分野

0001

本発明は、包装容器に関するものである。

背景技術

0002

従来、牛乳清涼飲料などの液体状又は流動体状の飲料は、一般に、紙の外面及び内面ポリエチレン被覆した包材から成る包装容器に収容され、販売されている。そして、前記構成の包装容器に収容される飲料には、飲料の嗜好(しこう)性を高めるために食品香料フレーバー)が添加されている。すなわち、無果汁か少量の天然果汁を含む果汁フレーバー飲料、10%以上の天然果汁を含む果汁入り清涼飲料、50%以上の天然果汁を含む果汁飲料、天然果汁飲料等の各種飲料があるが、天然果汁感を出すために、果汁フレーバー飲料の場合には乳化香料が、果汁入り清涼飲料や果汁飲料の場合にはエッセンスが添加される。

0003

前記乳化香料は、オイルを適当な乳化剤や安定剤を使用して微粒子として水中に分散させたものであり、必要に応じて呈味成分着色料を添加することができる。また、エッセンスは、天然香料合成香料を種々合成したベースを、40〜60%の希エチルアルコールに溶かしたものであり、必要に応じてチンキエキス類、果汁質を添加することができる。

0004

該エッセンスは水溶性を有しており、飲料に対し1/500〜1/1000の範囲で添加され、透明に溶解し分散するため、飲料用として適している。また、乳飲料の場合も、牛乳の嗜好性を高めたラクト飲料においては、コーヒー、オレンジ等のエッセンスが添加される。

発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、前記従来の飲料においては、時間が経過するとともに包装容器に収容された飲料の中の食品香料が包装容器の内壁吸着されたり、包材を透過して大気中に消散したりするため、購買者購入して開封した時には、製造当初より食品香料の含有量が少なくなってしまう。

0006

特に、ゲーブルトップタイプの包装容器の場合には、飲料の収容量が比較的多いため、包装容器を押し開いて注出口を開封した後、飲料を一度だけで飲み切るのではなく、繰り返し注出口を開閉して飲むことが多い。したがって、注出口を開封した後は、大気中に揮発してかなりの量の食品香料が消散してしまう。このように、食品香料が包装容器の内壁に吸着されたり大気中に消散したりする結果、天然果汁や牛乳の嗜好性が低下してしまい、飲んだ時に十分な満足感を得ることができない。

0007

そこで、時間の経過と共に消散する量、又は注出口を開封した後に消散する量を補うため、包装容器に飲料を充填する際に食品香料の添加量を多くすると、天然果汁より香りが強くなってしまい、違和感を与えるだけでなく、食品香料として合成香料を使用している場合には添加量が多くなる分だけ安全性が低下してしまう。

0008

本発明は、前記従来の飲料の問題点を解決して、包装容器に飲料を充填する際に添加される食品香料の量を少なくすることができ、しかも、包装容器に充填した後又は包装容器を開封した後において長時間が経過していても、嗜好性を高くした状態で飲料を飲むことができる包装容器を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

0009

そのために、本発明の包装容器においては、包装容器の外装面を形成するとともに大気に接触する外側層と、収容される飲料に接触する内側層とを有し、該内側層は飲料の匂(にお)いに対応する食品香料を樹脂に混合した複合材成形される。

0010

本発明によれば、前記のように包装容器の外装面を形成するとともに大気に接触する外側層と、収容される飲料に接触する内側層とを有し、該内側層は飲料の匂いに対応する食品香料を樹脂に混合した複合材で成形される。したがって、収容される飲料に接触する内側層から前記食品香料が飲料中溶出し、包装容器の内壁に吸着されたり包材を透過して大気中に消散した分を補充する。

0011

また、包装容器に飲料を充填する際に、包装容器の内壁に吸着されたり大気中に消散する分を見込んで、飲料中に食品香料をあらかじめ多めに添加しておく必要がなくなる。

0012

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の包装容器における第1の実施例の断面図、図2は本発明の包装容器における第1の実施例の一部破断斜視図である。図において、1は包装容器であり、積層体から成る包材2を例えば図1に示すような煉瓦れんが)状に加工することによって形成される。3は包材2の支持体層を構成する紙材である。本実施例においては、支持体層として紙材3を使用しているが、ガラスプラスチック等を使用してボトル状に加工しても、金属などを使用して状にしてもよい。

0013

前記紙材3の内側(包装容器1の内側)表面には、接着性樹脂層4を介して金属箔はく)層、例えばアルミ箔層5が被覆される。該アルミ箔層5は、包装容器1内に収容される飲料に対する光及びガスバリヤを形成し、飲料の変質や食品香料の消散を防止する。そして、該アルミ箔層5の更に内側(包装容器1の内側)表面には、接着性樹脂層4を介して香料含有樹脂層6が被覆される。該香料含有樹脂層6は飲料の匂いに対応する食品香料をポリエチレン樹脂に混合した複合材を押出成形することによって得られる。

0014

前記二つの接着性樹脂層4は、紙材3とアルミ箔層5間、及びアルミ箔層5と香料含有樹脂層6間の接着性を向上させるために設けられる。一方、前記紙材3の外側(包装容器1の外側)表面にはポリエチレン樹脂層7が被覆される。ところで、清涼飲料や牛乳などの飲料を収容した包装容器1から飲料を注出する場合、例えば包装容器1に形成された封止部にストロー尖鋭(せんえい)部を突き刺して注出口を開封するようにしているが、前記包装容器1内に飲料を充填してから長時間が経過している場合には、注出口を開封した時点で食品香料のかなりの部分が包装容器1の内壁に吸着されたり、包材2を透過して大気中に消散したりしている。

0015

また、ゲーブルトップタイプの包装容器1の場合には、包装容器1の屋根状部を押し開いて注出口を開封した後は、繰り返し注出口が開閉されるため、大気中に揮発してかなりの量の食品香料が消散してしまう。前記構成の包装容器1においては、包装容器1の飲料に接触する香料含有樹脂層6から食品香料が飲料中に溶出し、包装容器1の内壁に吸着されたり包材2を透過して大気中に消散した分を補充することができ、嗜好性を高めることができる。

0016

また、包装容器1に飲料を充填する際に、包装容器1の内壁に吸着されたり大気中に消散する分を見込んで、飲料中に食品香料をあらかじめ多めに添加しておく必要がなくなる。その分、飲料中の食品香料の添加量を低減することができ、安全性が向上する。次に、本発明の包装容器1(図2)における第2の実施例について説明する。

0017

図3は本発明の包装容器における第2の実施例の断面図である。図において、2は包材、3は紙材、4は接着性樹脂層、5はアルミ箔層、7はポリエチレン樹脂層、8は香料含有樹脂層である。包装容器1に収容される飲料がジュースなどの場合、ジュースなどによって図1に示すような香料含有樹脂層6のポリエチレン樹脂が酸化されてしまうことがある。そこで、本実施例においては、飲料の匂いに対応する食品香料をポリエチレンテレフタレート(PFT)樹脂に混合した複合材を押出成形することによって香料含有樹脂層8を形成し、該香料含有樹脂層8をアルミ箔層5の内側表面に接着性樹脂層4を介して被覆している。

0018

この場合、ポリエチレンテレフタレート樹脂は、ジュースなどの酸性物質に対して耐性があるため、長時間が経過していても前記包材2の品質は低下しない。なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形することが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。

発明の効果

0019

以上詳細に説明したように、本発明によれば、包装容器の外装面を形成するとともに大気に接触する外側層と、収容される飲料に接触する内側層とを有し、該内側層は、飲料の匂いに対応する食品香料を樹脂に混合した複合材で成形される。

0020

飲料に接触する内側層から前記食品香料が飲料中に溶出し、包装容器の内壁に吸着されたり包材を透過して大気中に消散したりした分を補充する。したがって、飲料の嗜好性を高めることができる。また、包装容器に飲料を充填する際に、包装容器の内壁に吸着されたり大気中に消散する分を見込んで、飲料中に食品香料をあらかじめ多めに添加しておく必要がなくなる。その分、飲料中の食品香料の添加量を低減することができ、安全性が向上する。

図面の簡単な説明

0021

図1本発明の包装容器における第1の実施例の断面図である。
図2本発明の包装容器における第1の実施例の一部破断斜視図である。
図3本発明の包装容器における第2の実施例の断面図である。

--

0022

1包装容器
6,8香料含有樹脂層
7 ポリエチレン樹脂層

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