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図面 (20)

目的

シートバックリクライニング操作が可能であり、座り心地が向上し、使い勝手を良くすることができるとともに、車両の側面衝突に際しては、その衝撃荷重を確実に反対側に伝達でき乗員の生存空間を確保して安全性を向上させることができる車両用安全シートを提供すること。

構成

シートクッション20の後端側及び傾動調整可能なシートバック30の基端側の少なくとも一方に、側面衝突の際に車体側壁側の座席の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達する高剛性補強部材40aを車幅方向に延ばして内装し、座席側方に延出した補強部材40aの両端に荷重入出力部42b,42aを設ける。

概要

背景

従来の技術では、一般に車両の側面衝突の際、ドア等の車体側壁側より衝撃力車室内侵入して車両用シート横幅方向に潰れるように変形しても乗員空間を確保することができるものとして、例えば、実開平3−26652号公報に示すようなものがある。

すなわち、運転席助手席のそれぞれのシートクッションおよびシートバックの双方に、車幅方向に延びるクロスメンバを複数内装し、シートクッションとシートバックとに内装された各クロスメンバの端部同士を上下方向に延びる連結部材で固結している。

概要

シートバックのリクライニング操作が可能であり、座り心地が向上し、使い勝手を良くすることができるとともに、車両の側面衝突に際しては、その衝撃荷重を確実に反対側に伝達でき乗員の生存空間を確保して安全性を向上させることができる車両用安全シートを提供すること。

シートクッション20の後端側及び傾動調整可能なシートバック30の基端側の少なくとも一方に、側面衝突の際に車体側壁側の座席の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達する高剛性補強部材40aを車幅方向に延ばして内装し、座席側方に延出した補強部材40aの両端に荷重入出力部42b,42aを設ける。

目的

本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、シートバックのリクライニング操作が可能であり、座り心地が向上し、使い勝手を良くすることができるとともに、車両の側面衝突に際しては、その衝撃荷重を確実に反対側に伝達でき乗員の生存空間を確保して安全性を向上させることができる車両用安全シートを提供することを目的としている。

効果

実績

技術文献被引用数
2件
牽制数
6件

この技術が所属する分野

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請求項1

車両の側面衝突に際して、座席横幅方向の変形を抑えつつ車体側壁側から受けた衝撃荷重を吸収して着座者生存空間を確保することができる車両用安全シートにおいて、シートクッション後端側に、座席両側部に配したリクライニング装置を介してシートバック基端側を傾動角度調整可能に支持し、該シートクッションの後端側及びシートバックの基端側の少なくとも一方に、側面衝突の際に車体側壁側の座席の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達する高剛性補強部材車幅方向に延ばして内装し、前記補強部材の両端を、前記リクライニング装置に近接させて座席側方に延出させ、該補強部材の両端に車両前後及び上下方向に延出する荷重入出力部を設けたことを特徴とする車両用安全シート。

技術分野

0001

本発明は、車両の側面衝突に際して、座席横幅方向の変形を抑えつつ車体側壁側から受けた衝撃荷重を吸収して着座者生存空間を確保することができる車両用安全シートに関する。

背景技術

0002

従来の技術では、一般に車両の側面衝突の際、ドア等の車体側壁側より衝撃力車室内侵入して車両用シートが横幅方向に潰れるように変形しても乗員空間を確保することができるものとして、例えば、実開平3−26652号公報に示すようなものがある。

0003

すなわち、運転席助手席のそれぞれのシートクッションおよびシートバックの双方に、車幅方向に延びるクロスメンバを複数内装し、シートクッションとシートバックとに内装された各クロスメンバの端部同士を上下方向に延びる連結部材で固結している。

発明が解決しようとする課題

0004

しかしながら、実開平3−26652号公報に示すような従来の技術では、シートクッションとシートバックとに内装された各クロスメンバが、連結部材で一体的に固結されているから、シートクッションに対するシートバックの傾動規制され、座席のシートバックのリクライニング操作を考慮しておらず、座り心地が損なわれ使い勝手が良くないという問題点があった。

0005

本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、シートバックのリクライニング操作が可能であり、座り心地が向上し、使い勝手を良くすることができるとともに、車両の側面衝突に際しては、その衝撃荷重を確実に反対側に伝達でき乗員の生存空間を確保して安全性を向上させることができる車両用安全シートを提供することを目的としている。

課題を解決するための手段

0006

かかる目的を達成するための要旨とするところは、車両の側面衝突に際して、座席の横幅方向の変形を抑えつつ車体側壁側から受けた衝撃荷重を吸収して着座者の生存空間を確保することができる車両用安全シート(10a〜10g)において、シートクッション(20,20b,20f,20g)の後端側に、座席両側部に配したリクライニング装置(50)を介してシートバック(30,30d,30e)の基端側を傾動角度調整可能に支持し、該シートクッション(20,20b,20f,20g)の後端側及びシートバック(30,30d,30e)の基端側の少なくとも一方に、側面衝突の際に車体側壁側の座席の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達する高剛性補強部材(40a,40b,40d〜40g)を車幅方向に延ばして内装し、前記補強部材(40a,40b,40d〜40g)の両端を、前記リクライニング装置(50)に近接させて座席側方に延出させ、該補強部材(40a,40b,40d〜40g)の両端に車両前後及び上下方向に延出する荷重入出力部(42a,42b,42d〜40g)を設けたことを特徴とする。

0007

車両の側面衝突の際、その衝撃エネルギーを受けたドア(B)等の車体側壁は変形しつつ車室内に侵入する。車室内側に変形した車体側壁は、その傍らの車両用安全シート(10a〜10g)の一側部側に衝突する。車両用安全シート(10a〜10g)が受けた衝撃エネルギーは、座席両側に配したリクライニング装置(50)だけでは吸収され得ずに、シートクッション(20,20b,20f,20g)の後端側及びシートバック(30,30d,30e)の基端側の少なくとも一方に内装された補強部材(40a,40b,40d〜40g)の一端の荷重入出力部(42a,42b,42d〜40g)に入力する。

0008

補強部材(40a,40b,40d〜40g)は高剛性を有しており、車幅方向に延びるよう内装されているから、車両用安全シート(10a〜10g)の一側部が受けた衝撃エネルギーは、補強部材(40a,40b,40d〜40g)を介して座席の他側部にそのままずれるようにして伝達される。衝撃エネルギーが伝達された補強部材(40a,40b,40d〜40g)の他端の荷重入出力部(42a,42b,42d〜40g)は、例えばその傍らのリクライニング装置(50)等に打ち当たり、減殺された衝撃エネルギーは車両用安全シート(10a〜10g)の他側部から車体フロア(A)のセンターコンソール(71)や隣接する他座席等に分散しつつ吸収される。

0009

このとき高剛性の補強部材(40a,40b,40d〜40g)は座席内部で横幅方向に突っ張るから、車両用安全シート(10a〜10g)の横幅方向に潰れるような変形が極力防止されて、着座している乗員の生存空間は充分に確保されるため、乗員の安全性が確保される。また、前記補強部材(40a,40b,40d〜40g)は、着座している乗員の付近を支持するシートクッション(20,20b,20f,20g)の後端側及びシートバック(30,30d,30e)の基端側の少なくとも一方に別個独立に内装され、シートバック(30,30d,30e)の傾動の妨げとはならないから、通常の着座状態ではシートバック(30,30d,30e)の十分なリクライニング操作が可能である。

0010

以下、図面に基づき本発明の各種実施例を説明する。図1乃至図8は、本発明の第1実施例を示している。図1および図2に示すように、車両用安全シート10aは、シートクッション20と、シートクッション20の後端部にリクライニング装置50を介して傾動位置を調整可能に支持されたシートバック30とから成る。また、シートバック30の基端部には、側面衝突の際に車体側壁側の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達する高剛性の補強部材40aが車幅方向に沿って内装されている。

0011

シートクッション20は、車体フロアAにシートスライド装置60を介して前後位置調整可能に据え付けられている。シートスライド装置60は、車体フロアAにレッグ部材63,64を介して固設される車体側のレール61と、車体側のレール61に前後移動可能に嵌合し座席を支持する座席側のレール62とから成る。

0012

シートバック30には、バックフレーム31が内装されている。さらに詳しく言えば、図3および図4に示すように、バックフレーム31は、パイプ部材を枠形に折曲して形成されており、両側のサイド部33,33と、両サイド部33,33の上端間を結ぶ略U字形アッパ部32と、両サイド部33,33の下端間を結ぶ略U字形のアンダ部34とを具備して成る。

0013

アンダ部34には、一対の取付ブラケット44,44を介してバー状の補強部材40aが固設されている。補強部材40aは、側面衝突の際に車体側壁側の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達し、座席の横幅方向における変形を防止するための高剛性を有す部材である。

0014

さらに詳しく言えば、補強部材40aは、座席の横幅方向に延びるクロスメンバ41と、その両端に一体的に固結された円板形の荷重入出力部42a,42aとを具備して成る。また、図5から図7に示すように、補強部材40aの両端の荷重入出力部42a,42aには、ゴム等により成形されたカバー部材43が被覆されている。

0015

図3および図4に示すように、バックフレーム31の両側のサイド部33,33の下端間には、シートバック30のトリムカバー掛止するためのアンダトリムワイヤ38aがアンダ部34と平行となるように架設されている。一方、両側のサイド部33,33の上端側には、補強用プレート部材36が架設されている。また、各サイド部33,33には、それぞれサイドプレート部材33a,33aが固設されており、両サイドプレート部材33a,33aの間には、クッション用のSばね部材37,37,37が張設されている。

0016

アッパ部32には、シートバック30の上端部に取付けヘッドレスト30a(図1,2)を支持する一対のステー部材30b,30bを嵌着するためのホルダ部材35,35が固着されている。また、アッパ部32の両端と、両側のサイドプレート部材33a,33aとの間にはそれぞれトリムカバーを掛止するためのアッパトリムワイヤ38,38が取付けられている。

0017

座席両側に配されたリクライニング装置50は、図1および図2に示すように、シートクッション20の後端部両脇に固着するベース部材52と、ベース部材52の後端に枢軸部53を介して傾動位置調整可能に連結されたアーム部材51とから成る。アーム部材51は、バックフレーム31のサイドプレート部材33aの下端部の取付用ナット39,39を介して固着されている。なお、リクライニング装置50は、そのアーム部材51が補強部材40aの荷重入出力部42a,42aの外側で重なり合う位置に配されている。

0018

図8に示すように、車両用安全シート10aは本実施例では、運転席となるものであり、車両用安全シート10aの側方には助手席70が並設されている。また、車両用安全シート10aと助手席70と間にはコンソール71が配設されている。コンソール71の内部には、車両の側面衝突時に、車両用安全シート10aの一側部が近接するドアBから受けた衝撃荷重を、助手席70に伝達する荷重伝達部材(図示省略)が内設されている。荷重伝達部材は、発泡アルミ硬質ウレタンハニカム等の衝撃力をある程度吸収しつつ伝達し得る材質により形成されたものである。

0019

次に作用を説明する。図8に示すように、側方から他の自動車Cが衝突して車両の側面衝突が起きると、自動車Cの前端バンパーが車体側壁側のドアBに打ち当たり、その衝撃エネルギーによりドアBは変形しつつ車室内に侵入しようとする。車室内側に変形したドアBは、直接又は間接的にその傍らの車両用安全シート10aの一側部に衝突する。

0020

車両用安全シート10aの一側部がドアBから受けた衝撃エネルギーは、衝突する側の座席側方に配されているリクライニング装置50だけでは吸収され得ずに、シートバック30に内装されたバックフレーム31の下端に取付ブラケット44,44を介して固結された補強部材40aに伝達する。さらに詳しく言えば、図1に示すように、衝撃エネルギーはリクライニング装置50のアーム部材51だけでは吸収し得ずアーム部材51は内側に曲がるが、それにより、アーム部材51の内側に配された補強部材40aの一端の荷重入出力部42a,42aに衝撃エネルギーが入力する。

0021

補強部材40aのクロスメンバ41は高剛性を有しており、座席の横幅方向に延びるよう内装されているから、車両用安全シート10aの一側部が受けた衝撃エネルギーは、その一部がシートスライド装置60から車体フロアAに伝達され、残りは、クロスメンバ41を介して車両用安全シート10aの他側部にそのまま水平にずれるようにして伝達される。

0022

衝撃エネルギーが伝達された補強部材40aの他端の荷重入出力部42aは、その傍らのリクライニング装置50のアーム部材51に打ち当たり、減殺された衝撃エネルギーはさらに車両用安全シート10aの他側部からコンソール71を介して、車体フロアAや助手席70に分散しつつ吸収される。

0023

このとき高剛性の補強部材40aのクロスメンバ41は座席内部で横幅方向に突っ張るから、車両用安全シート10aの横幅方向に潰れるような入力があった場合に変形が抑制されて、着座している乗員の生存空間確保に効果があり、乗員の安全性が高められる。

0024

また、補強部材40aは、着座している乗員の腰付近を支持するシートバック30の基端側にリクライニング装置50と干渉しないように内装され、シートバック30の傾動の妨げとはならないから、通常の着座状態ではシートバック30の十分なリクライニング操作が可能である。それにより、リクライニング操作が十分に考慮され、使い勝手を良くするとともに、車両の側面衝突に際しては、着座する乗員の生存空間確保に効果があり、安全性を向上させることができる。

0025

図9から図13は、本発明の第2実施例を示している。本実施例に係る車両用安全シート10bでは、シートクッション20bの後端部に、側面衝突の際に車体側壁側の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達する高剛性の補強部材40bが車幅方向に沿って内装されている。なお、第1実施例と同種の部位については、同一符号を付し重複した説明を省略する。

0026

図9および図10に示すように、シートクッション20bにはクッションフレーム21が内装されている。クッションフレーム21は、軟鋼板をわん状に形成して成るいわゆるパンフレームである。図11および図12に示すように、クッションフレーム21の後端部23には、バー状の補強部材40bが直接固設されている。補強部材40bは、側面衝突の際に車体側壁側の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達し、座席の横幅方向における変形を防止するための部材である。

0027

補強部材40bは、座席の横幅方向に延びるクロスメンバ41bの両端に、第1実施例よりもやや大きめの円板形の荷重入出力部42b,42bを固結して成る。図13に示すように、クロスメンバ41bの両端はシートクッション20bの両側部から延出し、その先端に荷重入出力部42bが一体的に固結されている。また、荷重入出力部42bは、座席両側に配されているリクライニング装置50のべース部材52や枢軸部53に側方から見て重なり合うように、荷重入出力部42bの中心よりやや下側がクロスメンバ41bの両端に固結されている。

0028

また、図11及び図12に示すように、クッションフレーム21の両側の前端部22には、シートクッション20bの両側に膨出するサイド部を支持するフレーム材24,24が溶接され、さらに両側の前端部22の下側には、シートクッション20bを被覆するトリムカバーを掛止するためのトリムワイヤ25,25が架設されている。

0029

本実施例では、リクライニング装置50によるシートバック30のリクライニング操作に支障をきたすことなく、車両の側面衝突時に、主としてシートクッション20bの後端側における横幅方向の潰れるような変形を抑制することができ、着座している乗員の生存空間確保に効果がある。

0030

図14および図15は、本発明の第3実施例を示している。本実施例に係る車両用安全シート10cでは、シートクッション20bの後端部及びシートバック30の基端部の双方に、高剛性の補強部材40a,40bをそれぞれ車幅方向に延ばして内装している。

0031

図14および図15に示すように、車両用安全シート10cのシートバック30,バックフレーム31及び補強部材40aは、第1実施例の構成と同様であり、一方、シートクッション20b,クッションフレーム21及び補強部材40bは第2実施例の構成と同様であり、この2つを組み合わせて成るものである。なお、第1実施例及び第2実施例と同種の部位については、同一符号を付し重複した説明を省略する。

0032

本実施例では、シートバック30のリクライニング操作に支障をきたすことなく、車両の側面衝突時にシートクッション20bの後端側およびシートバック30の基端部の双方を合わせた広い範囲における座席の変形を抑制することができ、着座している乗員の生存空間確保を向上させることができる。

0033

図16および図17は、本発明の第4実施例を示している。本実施例に係る車両用安全シート10dでは、シートバック30dの基端部に、高剛性の補強部材40dを車幅方向に延ばして内装している。

0034

図16および図17に示すように、バックフレーム31dは、パイプ部材を図示した形状に折曲して形成されており、両側のサイド部サイド部33,33と、両サイド部33,33の上端間を結ぶ略U字形のアッパ部32と、両サイド部33,33の下端から相互に交叉するように斜め下方に延びるクロスメンバ41d,41dとを具備して成る。

0035

各クロスメンバ41d,41dの略中央は平板状につぶされて交叉部34d,34dを成しており、前後に重なり合う交叉部34d,34dは溶接により一体的に固着されている。各クロスメンバ41d,41dの先端には円板形の荷重入出力部42d,42dが固結されている。各クロスメンバ41d,41dおよびその両端の荷重入出力部42d,42dは補強部材40dを構成するものである。本実施例では、補強部材40dをシートバック30dに内装するバックフレーム31dの一部で構成したことにより、部品点数を減らすことができる。

0036

図18乃至図21は、本発明の第5実施例を示している。本実施例に係る車両用安全シート10eでは、シートバック30eの基端部に、高剛性の補強部材40eを車幅方向に延ばして内装している。図18および図19に示すように、シートバック30eに内装されたバックフレーム31eは、パイプ部材を図示した形状に折曲して形成されており、両側のサイド部33,33と、両サイド部33,33の上端間を結ぶ略U字形のアッパ部32とを具備して成る。

0037

図20および図21に示すように、両サイド部33,33の下端は、それぞれ内側寄り屈曲されて固着部33b,33bを成しており、各固着部33bには補強部材40eのクロスメンバ41eが一体的に溶接されている。また、クロスメンバ41eの先端には円板形の荷重入出力部42eが固結されている。他の構成は第1実施例と同様であり、第1実施例と同種の部位については、同一符号を付し重複した説明を省略する。

0038

本実施例では、略U字形のバックフレーム31eとバー状の補強部材40eとにより枠形のフレームを成しているから、バックフレームのアンダ部にクロスメンバを別途固着する場合に比して、部品点数を減らすことができる。

0039

図22および図23は、本発明の第6実施例を示している。本実施例に係る車両用安全シート10fでは、シートクッション20fの後端部に内装した補強部材40fの両端に、補強リブ45,45を設けたものである。図22および図23に示すように、補強リブ45は直角三角形状であり、その直角を間にする二辺に該当する端縁部が、それぞれ補強部材40fのクロスメンバ41fと荷重入出力部42fとに溶接されている。

0040

他の構成は第2実施例と同様であり、第2実施例と同種の部位については、同一符号を付し重複した説明を省略する。本実施例では、補強部材40fの両端に溶接した補強リブ45,45により、補強部材40fの剛性をさらに高めることができる。

0041

図24乃至図27は、本発明の第7実施例を示している。本実施例に係る車両用安全シート10gでは、シートクッション20gの後端部に、側面衝突の際に車体側壁側の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達する高剛性の補強部材40gが車幅方向に沿って内装されている。なお、第2実施例と同種の部位については、同一符号を付し重複した説明を省略する。

0042

図24および図25に示すように、シートクッション20gにはクッションフレーム21が内装されており、クッションフレーム21の後端部23に補強部材40gが固設されている。補強部材40gは、車体側壁側から車室内側にかけて斜め下方に傾きつつ座席の横幅方向に延びる傾斜クロスメンバ46aと、その下側で略水平にに延びる水平クロスメンバ46bとを有し、各クロスメンバ46a,46bの両端には長円板形の荷重入出力部42g,42gが固結されている。

0043

それにより、本実施例では、図26に示すように、車両の側面衝突の際に、その衝撃エネルギーが図中における白抜き矢印の方向から入力すると、補強部材40gの一方の荷重入出力部42gに入力し、その衝撃荷重は水平クロスメンバ46bを介して車幅方向に水平に伝達されるのみならず、斜め下方に延びる傾斜クロスメンバ46aによって下方の車体フロアA側にも伝達される。このように車両衝突の際、車両用安全シート10gの一側部が受けた衝撃エネルギーは、補強部材40gにより、車両用安全シート10gの他側部の車体フロアA側に伝達される。

0044

なお、前記各種実施例において、座席側方に延出させた補強部材のクロスメンバの両端に固結する荷重入出力部を配設すべき範囲は、図28に示すように、シートクッション20の後端とシートバック30の基端とを含む長円形の範囲Dであれば、リクライニング装置の作動性や座り心地を損なうことなく、車両の側面衝突に際し、その衝撃エネルギーを一方の座席側部から他方の座席側部に確実に伝達でき、乗員の生存空間の確保に効果があり、安全性を向上させることができる。また、第2実施例から第7実施例に係る補強部材の荷重入出力部にも第1実施例に示すゴム等により成形されたカバー部材43を被覆してもよい。

発明の効果

0045

本発明にかかる車両用安全シートによれば、シートクッションの後端側及び傾動調整可能なシートバックの基端側の少なくとも一方に、側面衝突の際に車体側壁側の座席の一側部から受けた衝撃荷重を反対側の他側部に伝達する高剛性の補強部材を車幅方向に延ばして内装し、座席側方に延出した補強部材の両端に荷重入出力部を設けたから、シートバックのリクライニング操作が可能であり、座り心地が向上し、使い勝手を良くすることができるとともに、車両の側面衝突に際しては、その衝撃荷重を反対側に伝達でき乗員の生存空間の確保に効果があり、安全性を向上させることができる。

図面の簡単な説明

0046

図1本発明の第1実施例に係る車両用安全シートを示す正面図である。
図2本発明の第1実施例に係る車両用安全シートを示す側面図である。
図3本発明の第1実施例に係る車両用安全シートのバックフレーム及び補強部材を示す正面図である。
図4本発明の第1実施例に係る車両用安全シートのバックフレーム及び補強部材を示す側面図である。
図5本発明の第1実施例に係る車両用安全シートのシートバックを示す斜視図である。
図6本発明の第1実施例に係る車両用安全シートの補強部材の要部断面図である。
図7本発明の第1実施例に係る車両用安全シートの補強部材の組立図である。
図8本発明の第1実施例に係る車両用安全シートの補強部材の作用説明図である。
図9本発明の第2実施例に係る車両用安全シートを示す正面図である。
図10本発明の第2実施例に係る車両用安全シートを示す側面図である。
図11本発明の第2実施例に係る車両用安全シートのクッションフレーム及び補強部材を示す側面図である。
図12本発明の第2実施例に係る車両用安全シートのクッションフレーム及び補強部材の片側半分を示す平面図である。
図13本発明の第2実施例に係る車両用安全シートのシートクッションを示す斜視図である。
図14本発明の第3実施例に係る車両用安全シートを示す正面図である。
図15本発明の第3実施例に係る車両用安全シートを示す側面図である。
図16本発明の第4実施例に係る車両用安全シートを示す正面図である。
図17本発明の第4実施例に係る車両用安全シートを示す側面図である。
図18本発明の第5実施例に係る車両用安全シートを示す正面図である。
図19本発明の第5実施例に係る車両用安全シートを示す側面図である。
図20本発明の第5実施例に係る車両用安全シートのバックフレーム及び補強部材を示す正面図である。
図21本発明の第5実施例に係る車両用安全シートのバックフレーム及び補強部材を示す側面図である。
図22本発明の第6実施例に係る車両用安全シートを示す正面図である。
図23本発明の第6実施例に係る車両用安全シートを示す側面図である。
図24本発明の第7実施例に係る車両用安全シートを示す正面図である。
図25本発明の第7実施例に係る車両用安全シートを示す側面図である。
図26本発明の第7実施例に係る車両用安全シートのクッションフレーム及び補強部材を示す正面図である。
図27本発明の第7実施例に係る車両用安全シートのクッションフレーム及び補強部材を示す側面図である。
図28本発明の各種実施例に係る車両用安全シートの補足説明図である。

--

0047

10a〜10g…車両用安全シート
20…シートクッション
30…シートバック
40a〜40g…補強部材
42a〜42g…荷重入出力部
50…リクライニング装置

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    【課題】フェンダパネルとフロントピラーとの接続箇所におけるフェンダパネルの剛性を高めることを目的とする。【解決手段】本発明にかかる車体側部構造の構成は、フェンダパネルと、サイドボディアウタパネルと、フ... 詳細

  • 三菱自動車工業株式会社の「 車体構造」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】側面衝突時に、サイドピラーからルーフメンバーに効率よく荷重を伝達できる車体構造を提供する。【解決手段】車体構造は、センターピラー20と、車幅方向に延びるルーフメンバー16と、一端がセンターピラ... 詳細

  • 株式会社クボタの「 作業車」が 公開されました。( 2020/09/24)

    【課題】運転者が運転座席に乗り降りする際に手摺に手を届かせ易い作業車を提供する。【解決手段】作業車には、運転座席14と、運転座席の両横隣において、走行装置3を覆うフェンダー16と、フェンダーのうち運転... 詳細

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