仕上げ圧延 の意味・用法を知る
仕上げ圧延 とは、金属圧延一般 や鋼の加工熱処理 などの分野において活用されるキーワードであり、JFEスチール株式会社 や新日鐵住金株式会社 などが関連する技術を5,682件開発しています。
このページでは、 仕上げ圧延 を含む技術文献に基づき、その意味・用法のみならず、活用される分野や市場、法人・人物などを網羅的に把握することができます。
仕上げ圧延の意味・用法
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...06×Se:0.003〜0.05%を含有する鋼素材を、所定の温度〜1350℃の温度で加熱した後に熱間圧延する工程と、焼鈍鋼板を得る工程と、冷間圧延して冷間圧延鋼板を得る工程と、脱炭焼鈍して脱炭焼鈍鋼板を得る工程と、二次再結晶を生じさせる工程と、窒化処理を行う工程と、を有し、熱間圧延鋼板を得る工程は、 仕上げ圧延 を990℃以下の温度域で90%以上の累積圧延率、及び700℃以下の温度域で巻きとり、焼鈍鋼板を得る工程では、1000〜1150℃の範囲内の温度にまで加熱して再結晶させた後、850〜1100℃の温度で焼鈍する二段階の工程で行う方向性電磁鋼板の製造方法。
- 公開日:2017/06/15
- 出典:方向性電磁鋼板の製造方法
- 出願人:新日鐵住金株式会社
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厚さが0.10mm以下のステンレス箔の製造方法において、 仕上げ圧延 を行うとき、ワークロール直径:30〜90mm、ワークロール表面粗さ(Ra):0.03μm以下のワークロールを用いて、圧下率:18〜30%、圧延速度:150m/min以下、潤滑油粘度:10mm2/S以下の条件で冷間圧延を行って、表面粗さ(Ra)を0.03μm以下とするステンレス箔の製造方法。
- 公開日:2015/09/28
- 出典:ステンレス箔の製造方法
- 出願人:日立金属株式会社
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請求項1〜5のいずれか一項に記載の高強度鋼板の製造方法であって、請求項1〜5のいずれか一項に記載の成分組成を有する鋼素材に対して粗圧延と 仕上げ圧延 とを施して鋼板を得る熱間圧延工程と、前記仕上げ圧延終了後の鋼板を、仕上げ圧延終了時から後続の中間徐冷工程開始までの間の平均冷却速度:30℃/s以上で冷却する第1急冷工程と、前記第1急冷工程終了後の鋼板を、650℃超750℃以下の開始温度から、1〜10sの間、平均冷却速度:10℃/s未満で徐冷する中間徐冷工程と、前記中間徐冷終了後の鋼板を、中間徐冷終了時から後続の巻取り開始までの間の平均冷却速度:10℃/s以上で冷却する第2急冷工程と、前記第2急冷工程...
- 登録日:2017/07/14
- 出典:高強度鋼板およびその製造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
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...形成するための粗圧延用大径ロール部が軸線方向に並んで形成された粗圧延用段付きロールと、半径が軸線方向に沿って一定とされた粗圧延用平ロールとからなる粗圧延ロールにより、平板状銅合金素材を挟み込んで圧延加工して粗異形断面銅合金板を製造する粗圧延加工工程と、前記粗厚肉部を押圧して前記厚肉部を形成するための 仕上げ圧延 用小径ロール部および前記粗薄肉部を押圧して前記薄肉部を形成するための仕上げ圧延用大径ロール部が軸線方向に並んで形成された仕上げ圧延用段付きロールと、半径が軸線方向に沿って一定とされた仕上げ圧延用平ロールとからなる仕上げ圧延ロールにより、前記粗異形断面銅合金板を挟み込んで圧延加工して異形断面...
- 公開日:2012/12/10
- 出典:Niめっき特性に優れた異形断面銅合金板およびその製造方法
- 出願人:三菱伸銅株式会社
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連続鋳造したブルーム1を粗圧延して棒鋼7の圧延用素材6としたのち、該圧延用素材に 仕上げ圧延 を施して棒鋼を製造するに際し、粗圧延直後の圧延用素材に対して、表面温度をMS点超Ar3点以下まで冷却する冷却処理を施すと共に、該冷却処理後、仕上げ圧延開始までに次式(1)0.15×D−8.2≦t≦1.5×D−63.6---(1)但し、Dは粗圧延後の圧延用素材の断面短辺寸法(mm)の範囲を満足する待機時間t(秒)を設け、圧延用素材の表面温度をAc3点以上、(Ac3点+50℃)以下に調整したのち、仕上げ圧延に供する。
- 公開日:2011/05/12
- 出典:棒鋼の圧延方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
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請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の成分を有する鋼片を熱間圧延する際に粗圧延を1100℃以下で終了し、その後の 仕上げ圧延 を400mpm以上の圧延速度で合計圧下率が85%以上となるように1080℃以下で開始し、Ar3変態点温度以上920℃以下の温度域で終了し、冷却開始から700℃までの温度域を20℃/sec未満の冷却速度で冷却し、巻き取ることを特徴とする低降伏比型高バーリング性高強度熱延鋼板の製造方法。
- 公開日:2009/11/12
- 出典:低降伏比型高バーリング性高強度熱延鋼板及びその製造方法
- 出願人:新日鐵住金株式会社
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...n:1.0〜3.0%、P:0.10%以下、S:0.005%以下、Al:0.01〜0.5%、N:0.010%以下およびV:0.10〜1.0%を含み、かつ(10Mn+V)/C≧50を満足し、残部はFeおよび不可避的不純物の組成からなる鋼スラブを、1000℃以上に加熱後、粗圧延によりシートバーとし、ついで 仕上げ圧延 出側温度:800 ℃以上の条件で仕上げ圧延を施したのち、仕上げ圧延完了後3秒以内に、平均冷却速度:20℃/s以上の速度で、400〜600℃の温度範囲で、かつ次式(1) 11000−3000[%V]≦24×Ta≦15000−1000[%V] ・・・ (1) ...
- 公開日:2011/05/26
- 出典:高強度熱延鋼板の製造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
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...塗布する工程と、前記脱炭焼鈍鋼帯の仕上げ焼鈍を行って、二次再結晶を生じさせる工程と、を有し、更に、前記脱炭焼鈍の開始から仕上げ焼鈍における二次再結晶の発現までの間に、前記脱炭焼鈍鋼帯のN含有量を増加させる窒化処理を行う工程を有し、前記熱間圧延を行って熱間圧延鋼帯を得る工程は、終了温度が950℃以下の 仕上げ圧延 を行う工程と、前記仕上げ圧延の終了から2秒間以内に冷却を開始し、700℃以下の温度で巻取りを行う工程と、を有し、前記焼鈍を行って焼鈍鋼帯を得る工程における前記熱間圧延鋼帯の800℃〜1000℃の温度範囲内での昇温速度を5℃/sec以上とし、前記仕上げ圧延の終了から前記巻取りを行うまでの間の...
- 登録日:2012/07/13
- 出典:一方向性電磁鋼板の製造方法
- 出願人:新日鐵住金株式会社
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質量%で、C:0.03〜0.2%、Si:0.005〜0.1%、Mn:0.1〜2%、sol.Al:0.08%以下を含有し、残部Feおよび不純物からなる鋼板を熱間圧延で 仕上げ圧延 する方法であって、仕上げ圧延前および圧延途中での高圧水噴射による脱スケール時に、鋼板の表面温度が下記(A1)式または(A2)式で求まる温度T℃未満の温度とならないように温度制御して仕上げ圧延する熱延鋼板の製造方法。
- 公開日:2002/12/03
- 出典:表面性状に優れた熱延鋼板の製造方法
- 出願人:新日鐵住金株式会社
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を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物からなるスラブを、1160℃以下に加熱して、累積圧下率を85%以上、かつ、最終パス終了温度を 950℃以上とする粗圧延を行い、次いで、累積圧下率を90%以上、かつ、最終パス終了温度を900 ℃以上とする 仕上げ圧延 を行い、その後、酸洗、冷間圧延および焼鈍を施す。
- 公開日:2000/05/26
- 出典:耐リジング性に優れたTi含有フェライト系ステンレス鋼板の製造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
仕上げ圧延の問題点 に関わる言及
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最初の圧延パスのみ圧延する圧延機以外の圧延機として最初の圧延パスで圧延しない圧延機を配して圧延することにより、当該圧延機は 仕上げ圧延 専用の圧延機となり、最初の圧延パスでの噛み込み不良や圧下不足を防止しつつ仕上げ圧延時の板温の低下及び板材品質の低下を防止することが可能となる。
- 公開日: 1995/01/20
- 出典: 熱間圧延設備及び熱間圧延方法
- 出願人: ルネサスエレクトロニクス株式会社
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従来、鋼片の熱間圧延ラインでは、圧延すべき鋼片を一本ずつ加熱、粗圧延、 仕上げ圧延 して、所望の厚さになる熱間圧延板に仕上げられていたが、このような圧延方法では、仕上げ圧延での圧延材の噛み込み不良によるラインの停止が避けられず、又、圧延材の先後端形状不良に起因した歩留り低下も著しい不利があった。
- 公開日: 1997/10/03
- 出典: 連続熱間圧延における圧延材接合部板端形状測定方法
- 出願人: JFEスチール株式会社
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従来、熱間圧延では、被圧延材を一本ずつバッチ圧延する方法が採られていたが、最近、粗圧延を終えたシートバーを 仕上げ圧延 の前に接合し、仕上げ圧延を連続的に行う方法が開発されている。この連続圧延では、バッチ圧延では不可能な薄板の製造が可能になるほか、先端および後端の非定常圧延部がなくなるため、歩留りの向上が図れる、圧延能率が向上するなどの多くの利点がある。
- 公開日: 1998/04/21
- 出典: 板材の熱間圧延方法
- 出願人: JFEスチール株式会社
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従来、シートバーやスラブ等の被圧延材を連続して圧延する熱間圧延設備では、圧延すべき被圧延材を一個づつ粗圧延、 仕上げ圧延 して所望の厚さの圧延板に圧延していた。しかし、このようにすると、仕上げ圧延機での被圧延材の噛み込み不良によるラインの停止や、被圧延材の先端、後端部の形状不良に起因した歩留り低下が発生していた。
- 公開日: 1995/06/13
- 出典: コイル移送装置
- 出願人: 株式会社IHI
仕上げ圧延の特徴 に関わる言及
仕上げ圧延の使用状況 に関わる言及
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前述したように、薄板用熱間圧延機における 仕上げ圧延 機105の仕上げ圧延段の変形抵抗が圧延材の材質と強い相関を示すことから、この変形抵抗を圧延材の材質制御に用いる。
- 公開日: 2013/08/08
- 出典: 薄板用熱間圧延機の制御装置および薄板用熱間圧延機の制御方法
- 出願人: ルネサスエレクトロニクス株式会社
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公知の方法の実施の際に、粗輪郭の減少された圧延変形の間コンパクト圧延群は 仕上げ圧延 のために使用されるのではなくかつ方法の達成のための装置の全能率が制限されることは不利である。
- 公開日: 1995/08/01
- 出典: 可逆運転で作動する圧延装置による粗輪郭から仕上げ輪郭に圧延するための方法及び装置
- 出願人: エスエムエスシュレーマン・ジーマグアクチエンゲゼルシャフト
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例えば金属材料等の板材の一つである鋼板の熱間での連続圧延プロセスにおいて、被圧延材である鋼板を 仕上げ圧延 する連続圧延機は、複数の圧延スタンドを備えて構成される。また、圧延スタンド間の被圧延材のループ量Lを維持すると共に、被圧延材の張力Fを安定に保つために、ルーパと呼ばれる装置が、圧延スタンド間に配置されていることが多い。
- 公開日: 2010/02/12
- 出典: 連続圧延機の張力及びルーパ角度制御装置並びに制御方法
- 出願人: 新日鐵住金株式会社
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近年、棒鋼や鋼線材などの連続熱間圧延ラインにおいて、 仕上げ圧延 温度を従来よりも低下することにより圧延製品の材質を改善する技術が開発され、実用化されている。その際、従来の仕上げ圧延最終スタンドの後面に、クーリングトラフとそれに続く圧延機を設置する動向にある。すなわちクーリングトラフで圧延材温度を低下させたのちに、低温圧延可能な新設圧延機で圧延することが行われる。
- 公開日: 2002/01/22
- 出典: 棒線材圧延機の張力制御方法
- 出願人: 新日鐵住金株式会社
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