分極処理 の意味・用法を知る
分極処理 とは、圧電、電歪、磁歪装置 やインクジェット(粒子形成、飛翔制御) などの分野において活用されるキーワードであり、株式会社リコー やTDK株式会社 などが関連する技術を8,448件開発しています。
このページでは、 分極処理 を含む技術文献に基づき、その意味・用法のみならず、活用される分野や市場、法人・人物などを網羅的に把握することができます。
分極処理の意味・用法
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分極処理 とは、焼結後の圧電組成物に抗電界以上の直流電界を印加する工程であり、焼結後の圧電組成物は圧電特性を有していないが、分極処理を行うことで自発分極を一定の向きに揃え、圧電特性を付与することができる。
- 公開日:2017/05/18
- 出典:圧電組成物および圧電素子
- 出願人:TDK株式会社
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圧電素子16の製造方法における 分極処理 する工程では、コロナ放電もしくグロー放電により発生した電荷が単位面積辺り均一の電荷量で供給される電荷供給領域内に、電極パッド18と電極パッド20とを同時に位置させて、電極パッド18及び電極パッド20に、コロナ放電もしくはグロー放電により発生した電荷を供給し、圧電膜16を分極処理する。
- 公開日:2017/11/30
- 出典:液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置
- 出願人:株式会社リコー
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請求項1乃至7のいずれかの電気機械変換素子の製造方法であって、基板又は下地膜上に直接又は間接的に第1の電極を形成する工程と、前記第1の電極上に前記電気機械変換膜を形成する工程と、前記電気機械変換膜上に第2の電極を形成する工程と、コロナ放電により正帯電した電荷を発生させて前記電気機械変換膜の 分極処理 を行う工程と、を有することを特徴とする電気機械変換素子の製造方法。
- 公開日:2016/12/28
- 出典:電気機械変換素子、電気機械変換素子の製造方法、液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
- 出願人:株式会社リコー
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電気−機械変換素子を有するアクチュエータ基板に対し、アクチュエータ基板の面内において均一に 分極処理 を実施することができる分極処理装置を提供する。
- 公開日:2016/05/30
- 出典:分極処理装置、液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
- 出願人:株式会社リコー
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保持基板に設けた共通電極パッドを露出するための共通パッド用開口部26cと、個別電極パッドを露出するための個別パッド用開口部26dとを介して、放電により共通電極パッド及び個別電極パッドに電荷を供給して圧電素子を 分極処理 するよう、共通パッド用開口部及び個別パッド用開口部を放電電極より供給される電荷が所定量以上となる領域に配置する。
- 公開日:2015/10/05
- 出典:液滴吐出ヘッドの製造方法
- 出願人:株式会社リコー
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共通電極161、圧電膜162、個別電極163が積層された電気機械変換素子を変位可能に覆うように設けられる保持基板26を備えた電気機械変換部材において、電気機械変換素子は、アース用端子電極19と保持基板26上面とをボンディングワイヤ171aで接合し、保持基板26をアースと接続した状態で電荷供給用端子電極21に電荷を供給し、電気機械変換素子の電極間に電界を形成して 分極処理 する。
- 公開日:2015/12/07
- 出典:電気機械変換部材、液滴吐出ヘッド、画像形成装置、及び、電気機械変換素子の分極処理方法
- 出願人:株式会社リコー
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PZTからなる圧電体膜を有する電気機械変換素子の初期の負極性側の抗電界を−Ecとし、正極性の電圧を印加する 分極処理 を行った後の負極性側の抗電界及び正極性側の抗電界をそれぞれ−EcP及びEcPとし、抗電界−EcP及びEcPそれぞれの絶対値の平均値をEcPav(=(|−EcP|+EcP)/2)としたとき、下記の式(1)及び式(2)を満たす。
- 公開日:2015/10/05
- 出典:電気機械変換素子の製造方法、電気機械変換素子、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置
- 出願人:株式会社リコー
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本発明のタンタル酸リチウム単結晶基板では、単一 分極処理 を施すことを特徴とするが、この分極処理は、Li拡散処理後に施すことが好ましく、この分極処理を施こせば、分極処理を施さないものと比較して、そのQ値を大きくすることができるからである。
- 公開日:2016/12/08
- 出典:接合基板の製造方法
- 出願人:信越化学工業株式会社
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放電により複数の圧電素子を一括して 分極処理 することができ、その分極処理後の圧電素子の脱分極を回避できるとともに、分極処理による圧電素子のクラックの発生を抑制することができる電気機械変換部材を提供する。
- 公開日:2015/09/03
- 出典:電気機械変換部材及びその製造方法、並びに、その電気機械変換部材を備える液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
- 出願人:株式会社リコー
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本発明は、電気−機械変換素子や基板または下地膜を破損させることなく十分に 分極処理 を施すことができる電気−機械変換素子の製造装置を提供することを目的とする。
- 公開日:2014/09/22
- 出典:電気-機械変換素子の製造装置、電気-機械変換素子の製造方法
- 出願人:株式会社リコー
分極処理の問題点 に関わる言及
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上述したように、初期 分極処理 工程で、所望の分極状態に至らない分極状態まで分極する。従って、初期分極処理工程において、分極のために必要な印加電圧を、従来よりも著しく低下させることができる。
- 公開日: 1998/06/19
- 出典: 圧電セラミックの分極方法
- 出願人: TDK株式会社
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圧電振動ジャイロ用振動子の支持および圧電振動ジャイロ用振動子の入出力用電極からのリード端子の役割をするワイヤーと圧電振動ジャイロ用振動子の表面に形成された電極とを導電性接着剤で接着する必要がある。圧電振動ジャイロ用振動子の振動を効率よく伝える極細のワイヤーと圧電振動ジャイロ用振動子の細径化により、電極とワイヤーの接着面積が小さくなる。また、油中で 分極処理 により、圧電振動ジャイロ用振動子表面に油の残渣が付着し、導電性接着剤の剥離強度の低下を招くという問題点があった。
- 公開日: 2007/02/15
- 出典: 圧電振動ジャイロ用振動子の分極方法
- 出願人: NECトーキン株式会社
分極処理の特徴 に関わる言及
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送信用圧電層、電極層、および、受信用圧電層をこの順に有する超音波を送受信する超音波探触子であり、該受信用圧電層の上に剥離可能な誘電体層を設けて受信用圧電層の 分極処理 を行うことを特徴とする超音波探触子。
- 公開日: 2009/12/24
- 出典: 超音波探触子、超音波探触子の製造方法
- 出願人: コニカミノルタ株式会社
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圧電体膜を破壊することなく、圧電体膜の自発分極を所定の向きに配向させる圧電体膜の分極方法、および、圧電体膜に 分極処理 を施す工程を含む圧電素子構造体の製造方法を提供する。
- 公開日: 2009/12/24
- 出典: 圧電体膜の分極方法および圧電素子構造体の製造方法
- 出願人: 富士フイルム株式会社
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ここで、上記第2工程において、モニタ用圧電振動子を、超音波探触子に配列される圧電振動子と同一の寸法に切り出すことが好ましい。また超音波探触子製造用の圧電振動子については、上記第1工程乃至上記第3工程により分極条件を定めた後に、その分極条件に従って、超音波探触子製造用の圧電振動子を 分極処理 してもよく、あるいは上記第1工程において、モニタ用圧電振動子とともに超音波探触子製造用の圧電振動子を分極処理してもよい。
- 公開日: 1995/02/07
- 出典: 超音波探触子の製造方法
- 出願人: 富士通株式会社