中心偏析 の意味・用法を知る
中心偏析 とは、連続鋳造 や鋼の加工熱処理 などの分野において活用されるキーワードであり、新日鐵住金株式会社 やJFEスチール株式会社 などが関連する技術を150件開発しています。
このページでは、 中心偏析 を含む技術文献に基づき、その意味・用法のみならず、活用される分野や市場、法人・人物などを網羅的に把握することができます。
中心偏析の意味・用法
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エッジング法で圧延することによって 中心偏析 部が、ウェブとフランジとが交錯する部分、いわゆる「フィレット部」と呼ばれる部分においてさらに凝集し、介在物、硬質相が局所的に増加することで靱性が低下し、低温割れが発生しやすくなる。
- 公開日:2018/03/22
- 出典:圧延H形鋼及びその製造方法
- 出願人:新日鐵住金株式会社
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鋼材の断面のエッチプリント画像の2値化により得られる偏析領域から、ミクロ偏析を除外し高精度に 中心偏析 を検出できる評価方法を提供する。
- 公開日:2017/10/05
- 出典:鋼材の中心偏析評価方法
- 出願人:株式会社神戸製鋼所
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鋳片厚み中心部のデンドライト1次アーム間隔を微細化し、 中心偏析 をも低減して、鋼の靱性をはじめとする品質を向上することのできる鋼の連続鋳造方法を提供する。
- 公開日:2017/05/18
- 出典:鋼の連続鋳造方法
- 出願人:新日鐵住金株式会社
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特定の成分組成に調整するとともに、フェライト、パーライトおよびベイナイトの面積率が合計で95%以上であり、 中心偏析 部の硬さが300以下であり、中心偏析部に存在する空隙、MnS系介在物、Nb及び/又はTiからなる介在物、Al及び/又はCaからなる介在物クラスタの長径が200μm未満であり、Al及びCaを含む酸化物におけるAl2O3/CaOがモル比で0.7〜1.3の酸化物の個数割合が30%以上であるミクロ組織とした、板厚が50mm以上であることを特徴とする耐HIC性能に優れた極厚鋼板とする。
- 公開日:2017/03/09
- 出典:極厚鋼板及びその製造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
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近年における内部品質への厳しい要求にも応えられる 中心偏析 のない柱状晶化した等軸晶組織を有する鋳片を製造することができる鋼の連続鋳造方法の提供。
- 公開日:2017/04/20
- 出典:連続鋳造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
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連続鋳造鋳片の内部品質は、鋳片の厚み方向中心部に生成する 中心偏析 やポロシティーによって低下する。
- 公開日:2015/12/07
- 出典:鋳片の連続鋳造方法および連続鋳造鋳片
- 出願人:新日鐵住金株式会社
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中心偏析 部の水素誘起割れに対して優れた耐性を有するとともに、TMCPによる強度および靭性の向上効果を十分に活用した、ラインパイプ用鋼板を提供する。
- 公開日:2017/04/27
- 出典:ラインパイプ用鋼板及びその製造方法とラインパイプ用鋼管
- 出願人:JFEスチール株式会社
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前記鋼板の 中心偏析 部の硬さが下記(4)式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の高張力鋼板。記Hvmax/Hvave≦1.35+0.006/[C]−t/500 ・・・・・(4)ここで、Hvmax:中心偏析部のビッカース硬さの最大値、Hvave:表裏面から板厚の1/4までと中心偏析部とを除く部分のビッカース硬さの平均値、[C]:C含有量(質量%)t:鋼板の板厚(mm)
- 公開日:2017/04/13
- 出典:高張力鋼板およびその製造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
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特定の成分組成からなり、表層から1/8t(tは板厚)〜7/8t位置のミクロ組織は、アスペクト比が1.5以下の旧オーステナイト粒から生成したベイナイトが全ミクロ組織の90%以上を占め、 中心偏析 部のビッカース硬さが300以下であり、中心偏析部に存在する空隙、MnS系介在物、NbもしくはTiまたはその両方を含有する化合物からなる介在物、AlもしくはCaまたはその両方を含有する化合物からなる介在物クラスタが、いずれも長径200μm未満であり、鋼中のAlとCaを含む酸化物の個数の30%以上が、モル比でAl2O3/CaO=0.7〜1.3の酸化物である板厚50mm以上の耐HIC性能に優れた極厚鋼板。
- 公開日:2016/05/23
- 出典:耐HIC性能に優れた極厚鋼板およびその製造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
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...≦0.0050%、O≦0.0030%に加え、Cu≦0.50%、Ni≦1.00%、Cr≦0.50%、Mo≦0.50%、Nb≦0.050%、V≦0.100%、Ti≦0.020%、B≦0.0030%の1種以上を含有し、Pcm≦0.180、表層から1/8〜7/8t位置のミクロ組織の90%以上がベイナイトで、 中心偏析 部のHV≦270、空隙、介在物、介在物クラスタが長径100μm未満、鋼中Al・Ca含有酸化物の30%以上がAl2O3/CaO=0.7〜1.3の板厚50mm以上の耐HIC性能に優れた極厚鋼板。
- 公開日:2015/10/08
- 出典:耐HIC性能に優れた極厚鋼板およびその製造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社
中心偏析の問題点 に関わる言及
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このように従来の 中心偏析 評価方法は鋳造終了後に行っているので、鋳造中に鋳造条件の変動が生じて中心偏析が悪化しても鋳造時には分からず、そのまま中心偏析が劣化した鋳片を鋳造せざるを得ないという問題点がある。鋳造中の鋳片の中心偏析を評価することができれば、その都度鋳造条件を変更して中心偏析の少ない鋳片を鋳造することができるが、鋳造中の鋳片の中心偏析を評価する方法は未だ提案されていない。
- 公開日: 2001/09/25
- 出典: 連続鋳造鋳片の中心偏析低減方法
- 出願人: JFEスチール株式会社
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上述のように、鋳片の未凝固部を含む位置を圧下することにより薄鋳片を得る方法において、 中心偏析 や内部割れの発生を防止でき、かつ、目標とする厚みの薄鋳片を得る方法は、実用化されていないのが現状である。
- 公開日: 2000/12/05
- 出典: 薄鋳片の連続鋳造方法
- 出願人: 新日鐵住金株式会社
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中心偏析 およびセンターポロシティを低減するための方法として、鋳片の未凝固圧下法がある。中心偏析およびセンターポロシティは凝固末期における凝固収縮が原因となっており、未凝固軽圧下法は凝固収縮量を補償するために収縮量に見合うだけの圧下を加えるものである。
- 公開日: 1999/01/19
- 出典: 鋳片の未凝固圧下方法
- 出願人: 新日鐵住金株式会社
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