オーステナイト相 の意味・用法を知る
オーステナイト相 とは、薄鋼板の熱処理 や鋼の加工熱処理 などの分野において活用されるキーワードであり、JFEスチール株式会社 や新日鐵住金ステンレス株式会社 などが関連する技術を6,924件開発しています。
このページでは、 オーステナイト相 を含む技術文献に基づき、その意味・用法のみならず、活用される分野や市場、法人・人物などを網羅的に把握することができます。
オーステナイト相の意味・用法
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質量%で、C:0.01〜0.1%、Si:0.1〜3%、Mn:0.1〜6%、P:0.01〜0.05%、S:0.0001〜0.01%、Ni:0.01〜6%、Cr:10〜25%、N:0.01〜0.3%、Al:0.01〜1%、Cu:0.05〜5%を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなり、母相がフェライト相であり、 オーステナイト相 あるいはマルテンサイト相の総和が面積率で10〜60%存在し、母相のフェライト粒径が10μm以下、0.2%耐力×全伸びが19000MPa・%以上、穴拡げ率が30%以上であることを特徴とする加工性に優れた構造部材用ステンレス鋼板。
- 公開日:2017/05/25
- 出典:加工性に優れた構造部材用ステンレス鋼板及びその製造方法
- 出願人:新日鐵住金ステンレス株式会社
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所定の化学組成を有し、 オーステナイト相 の面積率が40%以上70%以下である省合金二相ステンレス鋼材を、溶加材を用いずにレーザ溶接で溶接して溶接金属部を形成した溶接部材であり、溶接金属部は、断面のフェライト相の粒界に析出したオーステナイト相の幅の平均が2.5μm以上であり、溶接部材は、Cr窒化物の析出開始温度の計算値Nprerが1250℃以下であるレーザ溶接部の特性が良好な省合金二相ステンレス鋼レーザ溶接部材とする。
- 公開日:2016/11/10
- 出典:レーザ溶接部の特性が良好な省合金二相ステンレス鋼レーザ溶接部材および省合金二相ステンレス鋼レーザ溶接部材の製造方法
- 出願人:新日鐵住金ステンレス株式会社
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フェライト相と オーステナイト相 とからなる二相ステンレス鋼材であって、C:0〜0.05%、Si:0.1〜2.0%、Mn:0.1〜2.0%、P:0%超0.05%以下、S:0%超0.004%以下、Al:0%超0.05%以下、Ni:2.0〜6.0%、Cr:19.0〜25.0%、Mo:0%超1.0%以下、N:0.01〜0.20%、V:0〜0.01%を含有すると共に、Ta:0.01〜0.30%、REM:0.0005〜0.07%、Zr:0.01〜0.10%のいずれか少なくとも一種を含有する。
- 公開日:2017/01/05
- 出典:二相ステンレス鋼材および二相ステンレス鋼管
- 出願人:株式会社神戸製鋼所
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本発明は、 オーステナイト相 とフェライト相で形成された2相組織を有するリーン二相系ステンレス鋼及びその製造方法に関するものであって、本発明の一実施形態によるリーン二相系ステンレス鋼は、フェライト−オーステナイト系のステンレス鋼であって、オーステナイト相の積層欠陷エネルギー(SFE)値が19〜37で、焼成誘起マルテンサイト相が形成される臨界変形値の範囲が0.1〜0.25であることを特徴とする。
- 公開日:2018/02/08
- 出典:リーン二相系ステンレス鋼及びその製造方法
- 出願人:ポスコ
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オーステナイト系ステンレス鋼板200を圧延加工して、厚みが10〜100μm、銅(Cu)および不可避的不純物を含み、マルテンサイト率が20%未満であり、かつ、 オーステナイト相 のマトリクス中に金属基材の周方向に直交する方向に延びているCuリッチ相が分散した金属組織を有する薄肉金属製シームレスベルト402を製造し、これを定着ベルトの基層とする。
- 公開日:2015/12/10
- 出典:金属基材、定着部材及び熱定着装置
- 出願人:キヤノン株式会社
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複相鋼中のフェライト相、マルテンサイト相、及び オーステナイト相 を分離してナノスケールで明瞭に識別することが可能な、走査型電子顕微鏡での観察による複相鋼中のフェライト相、マルテンサイト相、及びオーステナイト相の分離可視化方法を提供する。
- 公開日:2018/02/15
- 出典:走査型電子顕微鏡での観察による複相鋼中のフェライト相、マルテンサイト相、及びオーステナイト相の分離可視化方法、並びに組織観察用複相鋼片
- 出願人:JFEスチール株式会社
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また、鋼相6の表面には、鋼相6の中心部における組織中の オーステナイト相 の割合に比べてオーステナイト相の割合が20%以上多くなっている高オーステナイト相部が形成されており、多孔質焼結層4の強度が高い。
- 公開日:2017/01/19
- 出典:摺動部材
- 出願人:大同メタル工業株式会社
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また、粒状の鋼相6の表面には、粒状の鋼相6の中心部における組織中の オーステナイト相 に対してオーステナイト相の割合が20%以上多くなっている高オーステナイト相部が形成されている。
- 公開日:2016/12/22
- 出典:摺動部材
- 出願人:大同メタル工業株式会社
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本発明は、アニールされた状態で、40〜60体積%のフェライト相と40〜60体積%の オーステナイト相 を有し、好ましくは45〜55体積%のフェライト相と45〜55体積%のオーステナイト相を有し、改善された冷間加工性と耐衝撃靱性を有する二相フェライト・オーステナイト系ステンレス鋼に関する。このステンレス鋼は、重量%で、0.07%未満の炭素(C)、0.1〜2.0%のケイ素(Si)、3〜5%のマンガン(Mn)、19〜23%のクロム(Cr)、1.1〜1.9%のニッケル(Ni)、1.1〜3.5%の銅(Cu)、0.18〜0.30%の窒素(N)、式(Mo+1/2W)<1.0%で計算された総量において任意のモリブ...
- 公開日:2016/09/05
- 出典:二相フェライト・オーステナイト系ステンレス鋼
- 出願人:オウトクンプオサケイティオユルキネン
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課題を解決するために検討した結果、適切な成分のフェライト系ステンレス鋼に対して熱間圧延後の鋼板を冷間圧延する前に、フェライト相と オーステナイト相 の二相となる温度域で焼鈍を行うことにより、十分な耐食性を有し、成形性と耐リジング特性に優れ、かつ良好な表面性状を有するフェライト系ステンレス鋼が得られることを見出した。
- 公開日:2016/06/23
- 出典:フェライト系ステンレス鋼およびその製造方法
- 出願人:JFEスチール株式会社