メンタルヘルス・死念慮・孤独

自殺のない社会を実現する

最終更新日:2018/06/15

関連する社会課題: 生活の未来

自殺のない社会を実現することで、日本国内だけで年間2万人の命と、2兆円以上の経済損失を救うことにつながります。

自殺を図る人は外部からみて判断しやすい変調が無いケースが多く、周囲が未然に防ぐのも困難であり、自殺を図る人の約75%が患う精神疾患ではある程度症状が改善したタイミングで起こりやすいとも言われています。

しかし一方で、自宅や病院での療養を終え社会復帰したあとのケアによって、効果的な防止につながる可能性についても指摘されています。

現在、精神疾患からの復職者の行動記録を人工知能で分析し、自殺の予兆を早期に発見する仕組みや、学校や職場などで精神的な変調をきたす人をゲームのプレイ状況などから判断して周囲へ伝える仕組みなど、新しい試みがはじまっています。

自殺のない社会を実現する

未来への変化の兆し

  • 行動分析から自殺を早期予防「LITALICO」

    LITALICOは「障がいの無い社会をつくる」をテーマとしたベンチャー企業です。
    過去、約7,000人の精神障がいを持つ方への支援を行った知見を活かし、FRONTEO社の人工知能「KIBIT」と共同で自殺の予兆や可能性の高まりを早期発見する仕組みを構築しました。

    日本国内においては、自殺を図った人のうち約75%が何らかの精神障がいを患っていたとの調査結果もあり、自殺による犠牲を増やさないためにこうした精神障がいを持つ方への対策が重要だとされています。
    しかし、周囲の環境や心身のちょっとした変化など、客観的に状況を把握しづらいため、今後こうした「行動記録の解析による、早期のケア」を重視したサービスが重要となります。 行動分析から自殺を早期予防「LITALICO」
  • ゲーム内での行動から、事前にリスクを把握する。

    Lulioは2015年に設立された「学生の自殺防止」に取り組む香港発のベンチャー企業です。

    彼らのアプローチは「ゲーム内での行動分析」。
    従来の対象者アンケートでは、本人ですら自覚していない自殺の兆候を見つけるには不十分であるため、ゲームプレイ中に現れる無意識の行動や反応を分析することで、自殺リスクを計測する手法を取り入れています。

    また、他プレイヤーとの競争などで対象者が長くゲームを続けるよう工夫されているため、継続的に精神状態の変化を把握・分析できるようになっています。

    検出されたリスクは学校側へもデータ提供され、教育現場におけるケアなどその後の対策にも役立てられます。

    既に2016年1月の時点で香港の25の学校・3000人以上の学生にゲームを提供し、自殺者防止の取り組みが行われています。 ゲーム内での行動から、事前にリスクを把握する。
  • スマホのビデオチャットで相談・診断「Lybrate」

    Lybrateはスマートフォンのビデオ電話機能を用いた、自宅で診療が受けられるサービスを提供するインドのベンチャー企業です。

    ヘルスケアに関する様々な症状に対応した15万人の医師に、ウェブ上からスケジュールを抑えるだけで相談が可能です。モバイルアプリも提供しているため突発的・緊急時の相談にも対応しています。

    体の痛みなど身体的な症状から、メンタルヘルスなど精神面でのケアにも対応しており、近くに専門医のいない僻地における医師や病院不足を補うようにサービスが拡大しています。

    アプリは450万以上ダウンロードされており、数億円規模の投資家の支援を受けて更にビジネスを拡大する見込みです。 スマホのビデオチャットで相談・診断「Lybrate」
  • 対人コミュニケーションによる自己肯定感をアプリで

    TalkLifeは、助けを必要とする人が助けとなれる人とコミュニケーションを取る為のアプリです。

    現代社会では4人に1人が精神的に深刻な悩みを抱えているといいます。
    TalkLifeは悩みを抱える人々に「孤独ではない」というメッセージを届けるサービスで、ユーザーはアプリから「良かったこと」「そんなに良くなかったこと」を投稿し、コミュニティでテキストベースの対話をしたり、同じ悩みを抱える人と直接通話をしたり、自分が大切だと思っているモノをシュアすることができます。

    TalkLifeの調べによると、アプリを通した対人コミュニケーションによって社会的能力の向上、レジリエンスとウェルビーイングの意識向上、自己肯定感と効力感の向上が認められる、としています。

    複数回の投資により130万ドルを超える額を調達し、多くのユーザーに利用されています。 対人コミュニケーションによる自己肯定感をアプリで

現在集まっている公募課題

  • あなたもastamuseに課題を掲載してみませんか?
    astamuseには月間150万人の技術者がサイトを訪れています。

    astamuseに課題掲載しませんか? あなたの技術的な課題に応えられる技術者がastamuseにはいるかもしれません。 技術分野問わず、未来につながる技術課題をastamuseに掲載してみませんか?

    課題掲載について問い合わせる

本ページに掲載されている公募案件については時点での内容を掲載しております。
各公募内容における報酬や条件、詳細につきましては各リンク先に記載されている内容を
ご確認頂けますようよろしくお願いいたします。

この社会課題に関連するタグ

この課題を解決するために共有する

公募課題を投稿しませんか

この社会課題に取り組んでいる企業

関連する企業はありません

「自殺のない社会を実現する」に関連する挑戦したい社会課題