雇用・就労支援・迫害・差別

障がいを持つ人が活躍する社会 を実現する

最終更新日:2018/06/11

関連する社会課題: 文化の未来

障がいを持つ人が周囲と同じように生活し、活躍する社会の実現には雇用だけでなく交通機関や施設の利用を断られるなど差別の解消も不可欠となります。

日本国内では現在約50万人の障がい者が働いており、低賃金雇用や周囲からの差別などで定着率が低く、高い離職率が問題となっています。2013年に障がい者差別解消法が制定され、制度上の平等性は保証されたものの、いまだ社会全体において障がい者を分離する意識が根強く残っています。

地域社会や職場に「無理やり合流」させるのではなく、むしろ個々の特性を活かして活躍する社会の実現を目指し、それぞれの障がいに特有の習得方法に合わせた学習プログラムや就労支援、障がいを持つ人でも健常者と同等にサービスを受けられるユニバーサルデザインを重視したサービスなど、多くの場で健常者よりも活躍できる場所や仕事の機会提供が拡がりつつあります。

障がいを持つ人が活躍する社会 を実現する

未来への変化の兆し

  • 発達障がい者のためのプログラミングやデザインに特化した就労支援

    GIFTED ACADEMYは、大人の発達障がい者向けの就労移行支援施設を提供するベンチャー企業です。
    同社の施設「GFTD WORKS」では、プログラミング・デザイン教育を通じてプログラマーやデザイナーとして世界で活躍できるスキルを学ぶことが出来ます。苦手なことを克服するのではなく、特性を把握し偏りを活かした働き方を見つけ、経済的な自立と精神的な自律を目指しています。
     
    障がい者は、彼らの方が向いている仕事がある一方で、就労そのものに対する不安やストレスを抱えたり、就労出来ないことによってさらに自信をなくす場合もあります。
    同社のような特性を活かして伸ばす支援が、生活の基盤と自信を得るきっかけになるのではないかと期待されています。

    (関連記事)
    「良い教育」をブロックチェーンで実現。GIFTED ACADEMYとCOMMONS OSが作る「新しい経済圏と社会システム」
    http://astavision.com/contents/interview/4051 発達障がい者のためのプログラミングやデザインに特化した就労支援
  • 遠隔手話通訳と手話データベース

    NPO法人ShuRは、手話とITを組み合わせたサービスを展開しています。

    提供するサービスの一つが、遠隔地からテレビ電話で手話通訳する「モバイルサイン」です。パソコンやスマートフォンで、短時間でも手話通訳者を呼び出すことが可能です。電話の通訳はもちろんのこと、会議や講演といった社内での利用、駅や役所、店舗などの窓口での利用など様々な場面が想定されます。

    また、オンライン手話データベース「SLinto」も提供しています。手話を入力出来る専用キーボードによって、ユーザー同士がオンライン上に手話を登録します。流行語などの新しい言葉を意味する手話を共有出来るだけでなく、手話が意味する日本語を調べることが可能で、手話を学びたい人の支援にも繋がります。

    このようなサービスが聴覚障がい者と周囲のコミュニケーションを助け、雇用の促進がもたらされるのではないかと期待されています。 遠隔手話通訳と手話データベース
  • 発達障がいを活かして働く

    LITALICOは、障害のない社会の確立に向け、就労支援や教育サービスを展開している企業です。
    ビジネススキル向上のためのワークショップ、求人開拓、就職後の対人関係サポートまで、就労全般のサービスを提供。
    また、企業に向けたコンサルティングや、精神障がいの予防・再発を目的としたサービス等、障がいによる問題を幅広く支援しています。

    障がい者の雇用には健常者と違う対応が求められる点もある反面、1人1人が持つ能力を育て、発揮できる社会の実現に向けてこうしたサービスの拡大が貢献するかもしれません。 発達障がいを活かして働く
  • 難聴者との会話を支援する製品「common」

    ユニバーサルサウンドデザイン株式会社は、難聴者との会話を支援する製品「comuoon」を提供している会社です。

    音の聴き取りにくさは、多くが「こもって聴こえるために認識しづらい」ために起こります。そこで「comuoon」はマイクから入力された音を明確に分解し、聴き取りやすいクリアな音へと変換しています。クリアな音をまっすぐに届けるために卵形状を採用し音の拡散を防ぎ、指向性を高めることで、聴こえやすさを飛躍的に向上させています。バッテリー駆動のものや卓上で話しかけるもの、ワイヤレスのマイクで使うもの、テレビ・パソコンのためのものなど様々な用途に合わせたタイプがあります。

    また、企業向けには「comuoon」を活用した音質改善によるコミュニケーション改善を行っています。

    障害者が日々の生活を健常者とほとんど変わらず行えるようにすることは、障害者のQOLを高めるだけでなく、健常者側に取ってもコミュニケーションの円滑化など様々なメリットがあります。

    「comuoon」にような日々の生活におけるコミュニケーション支援のサービスは健常者と障害者が一緒に暮らす社会で非常に重要になるかもしれません。 難聴者との会話を支援する製品「common」
  • 障害者の就労支援「depaul industries」

    depaul industriesは、障害を抱える人の雇用を支援する、アメリカの企業です。

    彼らは障害者向けの就労支援プログラム提供を通じて、航空会社や食品会社で採用される人材の育成を、アメリカ国内の7拠点で提供しています。
    支援プログラムは事務職、警備・セキュリティ、製造など多岐に渡っており、障害者だけでなく雇用における問題を抱えた人を広く支援している点が特徴です。

    そして、アメリカ国内の人材紹介会社や派遣会社にも育成した人材を送る提携を結んでおり、地域を問わず就労できるような工夫を行っています。

    すでにノースウェスト航空など一部の大企業では派遣・アウトソーシングでの取引が最大規模となっており、今後もアメリカ国内を始めとした労働人口不足の問題解決を通じて、障害を持つ人が社会で受け入れられる土台つくりを進めていく予定です。
    障害者の就労支援「depaul industries」

現在集まっている公募課題

  • あなたもastamuseに課題を掲載してみませんか?
    astamuseには月間150万人の技術者がサイトを訪れています。

    astamuseに課題掲載しませんか? あなたの技術的な課題に応えられる技術者がastamuseにはいるかもしれません。 技術分野問わず、未来につながる技術課題をastamuseに掲載してみませんか?

    課題掲載について問い合わせる

本ページに掲載されている公募案件については時点での内容を掲載しております。
各公募内容における報酬や条件、詳細につきましては各リンク先に記載されている内容を
ご確認頂けますようよろしくお願いいたします。

この社会課題に関連するタグ

この課題を解決するために共有する

公募課題を投稿しませんか

この社会課題に取り組んでいる企業

関連する企業はありません

「障がいを持つ人が活躍する社会 を実現する」に関連する挑戦したい社会課題