マイニング・クラウド・機械学習・ディープラーニング

ビッグデータ・人工知能の産業活用

最終更新日:2016/12/14

推定市場規模
1兆円

 近年インターネットの普及とIT技術の進化によって大容量且つ多様なデータが収集できるようになった。また時代の進化とともに多種多様な分野で急成長や廃れゆく市場の変化が目まぐるしく、多くの企業や人々は豊かな生活のために未来を予測して行動することがこれまで以上に求められるようになった。
 技術や環境さえあれば膨大な情報が取得できるようになった現在、大量のデータを扱う容量・処理速度・情報精度・セキュリティなど物理的解決のみならずその大量の情報をコントロールできる人材の育成も動き出しており、IDC Japan調べによると国内だけでもビッグデータ市場予測の2017年市場規模は1兆1400億円とされている。
 これらの課題を解決することで、売買のビジネスだけでなく環境保全・都市づくり・防犯防災・資源の開拓など多岐にわたる分野で「未来に起きる」危険を回避しながらこれまで以上に技術向上を加速させ、より豊かで安全な生活につながると考えられている。

未来への変化の兆し

  • 自然災害を予知する

     技術向上により便利になった社会でも自然災害という大規模な不測の事態に人類は太刀打ちできずにいた。
    しかし大規模な演算性能を持つシステムにより、地震・津波・火山噴火などの自然災害に関するデータを解析することでシュミレーションが可能となってきた。

     2014年11月に防災科学技術研究所より発表された日立製作所のデータ処理高速化を図った総合理論演算性能は、旧システムの約21倍にあたる298.9TFLOPSで合計3.3ペタバイトのストレージ環境によって従来は難しかった将来発生する地震規模などを不確実性も含めて評価できるようになった。
    これにより地震・津波・火山噴火・地すべり・風水害・雪氷災害など様々な自然災害の大規模シミュレーションの研究・解析が可能となり危険を予知した避難経路の確保や防災対策が可能となる。

     自然災害は人類の天敵であるが技術向上により予測された天災では従来の大規模被害を回避した予防できる事故となり、我々の生活はより安全を持続しやすくなるだろう。 自然災害を予知する
  • 新薬開発スピードの改善

     新薬開発の現場において、最も頭を悩ませる問題のひとつに「処理能力の限界」というものがあった。研究施設内の電力や設置スペースは限られており、スピーディな新薬開発に必要な高性能スーパーコンピュータやシミュレーションに必要な計算環境を用意する事も容易では無かった。
     しかし、クラウドコンピューティングの広まりによってこうした膨大な計算と処理能力を必要とするシミュレーションが可能となり、画期的な新薬開発に必要な環境は日に日に改善されつつある。

     従来、新薬の開発には10年以上の長い期間と膨大な費用が掛かるものの実用化されるのはそのうち僅か3万分の1程度のものと言われており、こうした過酷な状況を東京大学先端科学技術研究センターと富士通がスーパーコンピュータのクラウド化によって打開しようと動き出している。
     2014年から解析シミュレーション向けクラウドサービス「FUJITSU Technical Computing Solution TCクラウド(TCクラウド)」が始動し、生体内における高精度なシミュレーションを可能にすることで新薬開発が加速すると期待されている。
     このクラウド化を進めたことにより強力な計算能力を確保できるだけでなく共同開発をも促進させ、電力消費というコストも低減することが可能となった。

     これまで新薬の開発には長い月日と膨大なコストが掛かると共に実用化に至らない研究が数多くある等、様々な困難と隣り合わせだったが、こうしたクラウドの力によってより効率的且つ安全に精度高く新薬開発研究を進められる環境が実用化されつつある。 新薬開発スピードの改善
  • 基礎研究を活かす最新ビジネス

     大きな可能性を持った人工知能の研究も、具体的なサービス・市場への展開がされなければ意味がない。
     日本の人工知能は古くから研究の歴史があるが、具体的な用途展開においては米国をはじめとした諸外国に遅れを取っているともいわれている。

     その鍵の1つといえるのが「大学、研究機関で生み出された基礎研究」と「急成長するベンチャー企業による研究の活用」だ。
     2017年3月、資産運用サービスTATERUを展開するインベスターズクラウド社と、言語解析や機械学習技術を持つパークシャーテクノロジー社は共同で資産運用チャットボットサービスを提供開始すると発表した。

     パークシャーテクノロジー社は、国内AI研究の第一人者と言われる東京大学松尾豊准教授の研究室の卒業生によって創業されている。
     一方で、インベスターズクラウド社も資産管理・資産運用関連の各種サービスを展開する急成長中のベンチャー企業、
     両社の提携は、優れた研究をリスクを負いスピード感を持ってビジネス展開するベンチャー企業が具体的なサービスに採用した例と言える。

     こうした取り組みが今後増えることで、研究側には具体的なビジネス展開のチャンスや技術活用のノウハウの場が多く与えられ、
    ベンチャー企業側にとっては、成長を加速するための強力な武器として、優れた研究成果を活用する文化が形成されるかもしれない。 基礎研究を活かす最新ビジネス

現在集まっている公募課題

  • 世界の研究・投資・事業を 有機的に連動させ イノベーションを導く

    多くの企業が膨大な労力と費用をかけて新たな市場や事業を生み出そうとしている中「イノベーション」にかかわるデータのニーズはかつてないほどの高まりを見せいます。一方でイノベーションそれ自体の定義や発生プロセスなどがまだ判然としない中、「イノベーション必要とされているデータ」もまた多様な広がりをもっている…

    • スポンサー企業:アスタミューゼ株式会社
    • 公開日:2017/08/30
    募集していること
    • 技術・アイデア

    詳細を確認する

  • あなたもastamuseに課題を掲載してみませんか?
    astamuseには月間150万人の技術者がサイトを訪れています。

    astamuseに課題掲載しませんか? あなたの技術的な課題に応えられる技術者がastamuseにはいるかもしれません。 技術分野問わず、未来につながる技術課題をastamuseに掲載してみませんか?

    課題掲載について問い合わせる

本ページに掲載されている公募案件については時点での内容を掲載しております。
各公募内容における報酬や条件、詳細につきましては各リンク先に記載されている内容を
ご確認頂けますようよろしくお願いいたします。

この課題を解決するために共有する

この課題に関連する成長市場

関連する成長市場はありません

「ビッグデータ・人工知能の産業活用」に関連する未来の課題