外来生物・原生種保護・養殖技術

生態系崩壊を解決する

最終更新日:2018/01/23

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生態系は「生き物」と「大気・水・土壌・太陽エネルギー」から成り立ち、科学技術の発展はこのバランスを大きく崩し野生生物種の絶滅などを引き起こしている。
一例として、近年シカの増殖により農作物や花が食い荒らされ農家や観光地の収益が激減し、一部のチョウは絶滅した。その結果害獣みなされたシカは積極的に駆除され、国内だけで年間18万頭が駆除されている。
このようにして人間の開発に合わせ、すべての生物種は生態系の大きな変化を余儀なくされている。

植物は土壌に根を張り、水と太陽エネルギーと二酸化炭素を利用して有機物や酸素を生産する。動物はその有機物を消費し、酸素を吸収して二酸化炭素を排出する。
細菌は土壌に生息し、動植物の死骸を分解する。巡って動物が排出した二酸化炭素や、細菌の分解物は植物の栄養となる。一度絶滅した生物種は人間の手で再び作り出すことが難しく、種の絶滅が現在のスピードで進行すれば地球の生態系は崩れていき人間の生活にも多大な影響を与える。
絶滅危惧種の積極的な交配や、害獣駆除への報奨金制度等の実施と共に、現在はCo2を排出しない人工光合成技術、輸送時の外来種持ち込みによる害を防ぐ処理装置の開発、野生動物を監視するためのドローンや観測技術など、生態系を保護するための様々な活動が行われている。

生態系崩壊を解決する

未来への変化の兆し

  • ウェアラブルデバイスとドローンで、動植物と共存

     近年、日本各地で野生動物が人に危害を加えたり、農作物を荒らしたりする問題が急増しており、農作物の被害総額は軽視できない大きさに広がっています。
     野生動物に電波発信器を装着し行動を監視するシステムもありますが、従来の電波技術を採用しているため、大きく重い、電池寿命が短い、動物の方向や距離が緻密に計測できないという問題があります。また、動物に装着する発信器が大きく重いことは、動物愛護の見地から好ましくありません。

     株式会社スカイロボットが開発した野生動物追跡システムは、小型で軽量、防水性能付きの動物用ウェアラブル端末を開発しました。電池寿命も長く、追跡装置はドローンに装備することが可能です。里山にドローンを飛ばし、タグを付けた動物の行動をPCやタブレット上で観察・追跡。 ドローンに爆竹音やサイレンを鳴らす装置を付け、野生動物を見つけたら鳴らして退散させることも出来ます。
     さらに、ドローンに高性能赤外線カメラや3Dスキャナを搭載し、農地・農作物の状態を観察することも目指しています。

     こうした技術によって、人と植物、動物が共存しあう環境の構築が進むと期待されています。 ウェアラブルデバイスとドローンで、動植物と共存
  • 道路で動物を轢かないシステム

     ViaFAUNAは、乗り物による動物の殺害を防ぐコンサルティングを行っています。
     道路の動物検知システムを提供し、運転手に何百メートルも前に衝突の可能性を警告することが可能です。
    また、動物の生息域やよく被害の起きる場所の分析、野生生物のモニタリングを組み合わせて被害を防止し、野生動物の救助も行っています。この活動によって、衝突の数を90%削減したという実績もあります。

     人間が開発を進めた場所で暮らす動物たちは、車に轢かれるなどの危険と隣り合わせで暮らしており、例えばタスマニアでは毎年50万匹の動物が轢かれて殺されています。
     しかし、被害の減少を目的として開発を元に戻すことは非常に困難です。こうした技術が、人の暮らしと生態系の保護の両立に繋がるのではないかと期待されています。 道路で動物を轢かないシステム

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