義手・義足・認知症・麻痺

手足の欠損や麻痺をおぎなう社会を実現する

最終更新日:2018/06/11

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手足の欠損や麻痺をおぎなうことが出来ると、日本国内だけでも約200万人の対象者とその家族の生活を快適にすることができます。

先天性の要因に加え、老化、交通事故、脳出血の後遺症といった後天的な出来事からも発生する欠損や麻痺は、就労条件が厳しくなったり、家族の介護負担を増やす場合があります。

すでに車いすや義手・義足などが実用化されていますが、体形や患部に個人差に対応するためこれらの製品は大量生産が難しく、非常に高価であることから、先進国以外では普及がなかなか進まない状況と言われています。
この問題を解決しようと、現在、筋電技術や3Dプリンターなどによって、安価に提供ができ、個人差にも対応した製品の開発が進んでいます。

手足の欠損や麻痺をおぎなう社会を実現する

未来への変化の兆し

  • 「懐かしい義足」メルティンMMI

     メルティンMMIは、「人類から身体的バリアを取り除く」をテーマとし、義手やリハビリ機器の開発を進めています。

     開発した義手・義足は、指の一本一本を精巧に、直感的に動かすことが可能です。自分で指を動かしていたときの感覚が再現され、実際に利用者からは「懐かしい感覚だ」という声が上がりました。
     また、これまでの義手のほとんどがリアルタイムでは動かず、「指をチョキに」と指令を出してやっと数分後にチョキになるほどの時間が発生していました。メルティンでは、日常生活で使用出来ることを重要だと考え、センサーを少なくする代わりにアルゴリズムを駆使した信号処理を行うことでリアルタイムでの動作を可能にしました。

     このような技術によって、今後も意思を叶える四肢が次々と誕生するのではないかと期待されています。

    (関連記事)
    「友達がみんな3本の手で便利に暮らしていたら、あなたは手が2本のままで本当にいいですか?」 ー メルティンMMI
    http://astavision.com/contents/interview/3753 「懐かしい義足」メルティンMMI
  • あらゆる操作をゲームスティック1つで「Xogo」

    Xogoは、障がいを持つ人があらゆる機器の操作をゲーム用スティックのみで可能にする技術を開発するピッツバーグのベンチャー企業です。

    USB、Bluetooth、Wifi、3.5mm端子など幅広いデバイスに互換性があるため、複雑な機器の操作が困難な障害を持つ方や、電子機器の操作が不得意な高齢者にも適応できます。
    テレビやゲーム機だけでなく、周囲の人と意思疎通するための機器なども操作し、バリアフリー社会を目指しています。

    2017年からはアメリカ最大級の電気機器見本市CESにも出展し、マイクロソフトなど著名企業とのパートナーシップを強化し、デバイスの提供を拡大している段階です。 あらゆる操作をゲームスティック1つで「Xogo」
  • 芝生もデコボコも安全走行「WHILL」

    WHILLは、次世代型電動車椅子を開発し、「暮らしを楽しくするクルマ」を提供する日本のベンチャー企業です。

    誰もが当たり前の日常を快適に過ごせる未来を目指し、現在はModel CとModel Aの2種類の車いすを開発しています。

    従来の車椅子と違い、多様なデザインや様々な場所に行くことが可能となる機能を多く備えています。例えば、芝生や凸凹な道でも安全に走行することができ、音声ガイド機能により急な坂などを検知するシステムによって安全に走行することができます。

    また、縦方向だけでなく横方向にも回ることが可能な前輪があるため、買い物なども楽に動くことができます。

    車いすで過ごす人たちには「100m先のコンビニに行くのを諦める」という声があり、すぐ近くの場所へ行くにも移動する時の安全面に不安を抱く人がいます。
    また、今までの車椅子はデザイン性が低く、個人に合わせた機能を持ち合わせた車椅子が少なく行動範囲が狭まってしまうという問題点があります。

    2017年度に「WHILL Model C」がグッドデザイン賞を獲得し、海外でも話題になるなど手足がなくても人々の生活に制限をかけず、安全で快適な生活をもたらすパーソナルモビリティとしての役割を担おうとしています。 芝生もデコボコも安全走行「WHILL」
  • 神経疾患を細胞薬で再生する「サンバイオ」

    サンバイオは、再生細胞薬の開発を手掛ける日本の企業です。

    脳梗塞や外傷性脳損傷、パーキンソン病など根治治療が確立されていない中枢神経系疾患を対象として、患者本人がもつ自然な再生プロセスを誘引・促進させることを目指しています。

    長年の成果によって再生細胞薬の量産化に成功し、既にFDAから承認を得て臨床試験を開始している段階です。
    現在は慢性期の脳梗塞を対象に日本と米国での試験を進めており、既に一部の技術は国内の大手メーカーにライセンスアウトしています。今後は適応疾患の拡大と、欧州やその他の地域への展開拡大を見込んでいる状況です。 神経疾患を細胞薬で再生する「サンバイオ」

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