再生医療・細胞医療・遺伝子治療

癌(5大疾病)のない社会を実現する

最終更新日:2018/06/11

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癌のない社会を実現すると、全世界の患者約1,750万人を助け、年間約760万人の亡くなる命を救うことができます。

厚労省が定めた五大疾病に含まれる癌は、周囲の組織を破壊し、治療が遅れると全身に転移するケースもあります。
近年、医療技術の発展により死亡率は低下傾向にあるものの、高額な治療費や副作用がその後の患者・家族の人生に与える影響は少なくありません。

こうした状況を改善しようと、再生医療や遺伝子治療、体調変化の早期発見技術などによって、癌を解決する研究やビジネスが世界中で生まれつつあります。

癌(5大疾病)のない社会を実現する

未来への変化の兆し

  • 唾液でがん検査を実現「サリバテック社」

    株式会社サリバテックは、唾液でがんをはじめとした様々な疾患検査技術を開発し、国民の健康寿命延長への貢献を使命とするベンチャー企業です。

    同社は「SALIVA CHECKER」というスクリーニング検査を開発しています。この技術は、最新の測定装置で唾液中に含まれる体中で生成される多数の代謝物質を高精度に分析し、がんに罹患している場合に異常値を示す物質の濃度を解析できます。これを用いることで、痛みを伴わない手法で複数のがんを同時に検査できます。

    サリバテックのこうした検査簡易化の試みは、がん検診・検査のハードルを下げ、早期発見・早期治療につながると期待されています。 唾液でがん検査を実現「サリバテック社」
  • 次世代間治療法、CAR-T細胞療法の研究・開発

    ノイルイミューン・バイオテックは、国立がん研究センター・山口大発のベンチャー企業で、CAR-T細胞療法の研究開発を進めています。

    CAR-T細胞療法は、一般的にがんと呼ばれる「肺がん、胃がん、乳がん、大腸がん」などを含む多くのがんに有効な免疫療法の一種です。
    この療法は、患者から取り出したT細胞にキメラ抗原受容体を遺伝子導入し、CAR-T細胞を作成し投与します。がん細胞を特異的に認識し、活性化・増殖してがん細胞を殺傷するとされています。

    これまでの薬とは異なる作用をするため、効果や副作用の発症タイミング、副作用の発症部位は現在まだ明らかになっていませんが、従来の化学療法に比べると副作用の発症率が少ないという報告が上がっています。
    こうした新技術の研究が積極的に進み、少しでも効果的で副作用の少ない薬の誕生に繋がることが期待されています。 次世代間治療法、CAR-T細胞療法の研究・開発
  • 迅速で適切、低コストながん治療方針決定「Guardant Health」

    Guardant Healthは、簡単に癌の治療効果を計測するサービスを開発したアメリカのベンチャー企業です。

    彼らが開発した「Guardant360」は、血流内の死んだ癌細胞のDNAを測定することで癌治療に対するがん細胞の反応を調べられます。
    癌検査は癌にかかっているかどうかだけでなく、適切で効果的な治療法を知る必要があります。それには画像検査や血液検査、生検など様々な検査が不可欠です。

    Guardant Healthの技術は、通常病院で行う血液検査とほぼ変わらないため、検査に掛かる手間やコストを大幅に削減することができます。
    この技術は未だ実用化されておらず、2018年6月時点で開発途中段階にあります。既に2017年にはソフトバンクなどから約410億円の出資を受けて、実用化に向けた取り組みが進んでいます。

    「Guardant360」のようなサービスが実用化して広まることで、膨大な手間や金額を掛けずに素早く正確に最適な癌治療を進められると期待されています。 迅速で適切、低コストながん治療方針決定「Guardant Health」
  • 簡易検査で早期発見、最適な治療法の確立

    Freenomeは、がんの初期兆候をスクリーニングする血液検査を開発している会社です。

    Freenomeのサービスは、機械学習を活用して、採取した血液から癌をスクリーニングします。同時に腫瘍のタイプも特定できるため、患者に最適な治療法の決定に役立てることができます。現在、アメリカで臨床試験を進めています。

    癌は発見時の進行具合によって、生存率・治療費ともに非常に大きな差がある病気です。しかし、現在、早期発見にはPET検査などの時間的・金銭的コストの高い手段しかありません。

    Freenomeのような手軽な検査技術が広まることで、早期発見が促されます。また、寿命をのばすことはもちろん、治療のための費用の軽減も叶えることが出来ます。 簡易検査で早期発見、最適な治療法の確立
  • がん、脳腫瘍を撲滅「Tocagen」

    Tocagenは、脳疾患を解決する遺伝子治療を推進する、アメリカのベンチャー企業です。

    彼らは、脳腫瘍に特化した免疫チェックポイント阻害薬「Toca 521」の臨床を進めるほか、転移性のがんを含む脳腫瘍の再発を防止する研究「Toca 511 & Toca FC」などを展開しています。2018年にはこれらの研究が神経膠腫(グリオーマ)の希少疾病用医薬品として認定されました。

    脳腫瘍は1万人に1人の確率で発症し、細かく分類すると約130種類もの違いがあり、一部の脳腫瘍は治療法自体が確立していない状態にあります。

    彼らの技術は脳腫瘍に限らず、細胞が原因で引き起こされるがんなどに効果があると期待されており、既に総額200億円の資金を投資家から得ました。今後も脳腫瘍やがんの撲滅に向けて活動していくと期待されています。 がん、脳腫瘍を撲滅「Tocagen」

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