脳梗塞・脳出血

脳卒中(5大疾病)のない社会を実現する

最終更新日:2018/06/11

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長年、死亡原因の上位にランクインする脳卒中・脳梗塞。
たとえ一命を取りとめても、麻痺や言語障害・意識障害が残る場合が少なくありません。
その結果、介護を必要としたり、長期間のリハビリで200万円以上の医療費がかかることが課題となっています。

そこで現在、再生医療の活用や、発症前のケアを可能にする脳波センサーの開発などに多くの企業が取り組み、治療と予防の両方の観点からこの課題の改善が進められています。

脳卒中(5大疾病)のない社会を実現する

未来への変化の兆し

  • 体温や血圧のように気軽に脳波測定「PGV株式会社」

    PGV株式会社は、絆創膏のように装着できる「パッチ式脳波センサー」を開発・展開するベンチャー企業です。
    伸縮性の高いシートを肌に貼るだけで脳波が測定できるため、低侵襲で剥がれにくく装着中も自然に過ごすことができます。
    これにより、将来的には体温や血圧のように「自宅で定期的に脳波を測定」することを目指しています。

    現状、脳波の診断機器は高価なため限られた病院でのみ測定が可能です。
    そのため脳の異常は違和感を感じてから検査し、そこで初めて脳卒中をはじめとした疾患が見つかるケースが多く、早期発見や未然のケアが難しいと言われています。

    脳の状態をもっと手軽に、日常的にチェックできるこうした技術は脳に関する病気の発見を早め、進行してから発覚して亡くなる人・辛い治療に臨む人を減らせる可能性があるため注目を浴びています。

    (関連記事)
    脳波計でのセルフケアを、体温や血圧のように身近で気軽なものへ ――PGV株式会社

    http://astavision.com/contents/interview/4368 体温や血圧のように気軽に脳波測定「PGV株式会社」
  • 脳梗塞を治療する「サンバイオ」

    サンバイオは、再生細胞薬の開発を手掛ける日本の企業です。

    脳梗塞や外傷性脳損傷、パーキンソン病など根治治療が確立されていない中枢神経系疾患を対象として、患者本人がもつ自然な再生プロセスを誘引・促進させることを目指しています。

    長年の成果によって再生細胞薬の量産化に成功し、既にFDAから承認を得て臨床試験を開始している段階です。
    現在は慢性期の脳梗塞を対象に日本と米国での試験を進めており、既に一部の技術は国内の大手メーカーにライセンスアウトしています。今後は適応疾患の拡大と、欧州やその他の地域への展開拡大を見込んでいる状況です。 脳梗塞を治療する「サンバイオ」
  • 細胞の投与によって、脳卒中や失明を防ぐ

    ReNeuronは、未解決の重篤な病を治療するため、独自の神経幹細胞技術を用いて新しい細胞移植治療法を開発しています。
    同社は必要以上の薬物治療を必要とせず、患者に細胞を投与することで治療する方法を開発しており、現在臨床試験を実施しています。
    例えば、失明する可能性のある網膜に関する病における視力回復や脳卒中などの治療を促進する可能性を秘めています。

    神経幹細胞療法の開発は、これまで厳しい規制があり、初期段階で治験を行う場合、患者の副作用が懸念されるため、開発がなかなか進んでいません。
    しかし、この治療法で治る可能性のある疾患、例えば脳卒中で苦しんでいる人は英国で毎年15万人以上、米国では約80万人います。
    また、失明を引き起こす網膜の病の治療も困難を極めていたり、末梢動脈疾患の場合、多くの患者は身体の一部を切断することを余儀なくされています。

    同社の細胞移植治療法は現在治験が進んでおり、開発したCTX細胞療法によって治験患者21人中15人が統計的に有意な改善がみられたとしています。

    この研究が進むことによって、脳卒中などの疾患から苦しむ人々を救うことが期待されます。 細胞の投与によって、脳卒中や失明を防ぐ
  • 脳疾患やがんを撲滅「Tocagen」

    Tocagenは、脳疾患を解決する遺伝子治療を推進する、アメリカのベンチャー企業です。

    彼らは、脳腫瘍に特化した免疫チェックポイント阻害薬「Toca 521」の臨床を進めるほか、転移性のがんを含む脳腫瘍の再発を防止する研究「Toca 511 & Toca FC」などを展開しており、2018年にはこれらの研究が神経膠腫(グリオーマ )の希少疾病用医薬品として認定されました。

    脳腫瘍は1万人に1人の確率で発症し、細かく分類すると約130種類もの違いがあり、一部の脳腫瘍は治療法自体が確立していない状態にあります。

    彼らの技術は脳腫瘍に限らず、細胞が原因で引き起こされるがんなどに効果があると期待されており、既に総額200億円の資金を投資家から得ており、今後も脳腫瘍やがんの撲滅に向けて活動していくと期待されています。 脳疾患やがんを撲滅「Tocagen」

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