スマートモビリティ・自動運転

交通渋滞のない社会を実現する

最終更新日:2018/06/18

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交通渋滞のない社会を実現すると、移動時のストレスがなくなり、廃棄ガス量の減少など環境問題の解決にも大きく貢献します。

交通渋滞によって生じる経済的な損失は非常に大きく、2017年には国内だけで年間約12兆円にのぼりました。
都市部への人口集中状況などを踏まえ、より効果的な渋滞解消の仕組みが今後求められています。

そこで現在、シェアサイクルなどの自動車以外による移動、自動運転の実現による人為的な渋滞の解消、リアルタイムでの交通量把握や相互通信による次世代交通システムの構築など、様々なシステム開発が進んでいます。

交通渋滞のない社会を実現する

未来への変化の兆し

  • 信号のAI化「Surtrac」

    Surtrac社は、AIを活用した信号機管理システムを開発しているベンチャー企業です。
    信号機に取り付けたセンサー類やカメラから集まるデータをAIで処理し、最適な信号切り替えのタイミングを決定します。

    ピッツバーグ市街で行った実験では、このシステムの導入により、自動車の移動時間が最大で25%短縮、アイドリング時間は40%短縮、さらに二酸化炭素排出量も推定2割ほど削減といった結果が得られました。
    車輌とのデータ通信を目的とした無線装置も設置されており、近い将来には自動車のドライバーに混雑状況を伝えたり、信号の変わるタイミングを事前に知らせることも想定しています。

    自動運転車がいずれ公道を走るようになった際には、この信号機システムとの連動により、効率の良い交差点を実現する可能性がすでに視野に入っています。

    このようなインフラへのアプローチも、渋滞解消の大きな手助けになるのではないかと期待されています。 信号のAI化「Surtrac」
  • 円滑に駐車場をマッチングし都市部の渋滞解消に貢献「SPACEBAR」

    SPACEBARは交通渋滞が社会問題化しているバングラデシュ発のベンチャー企業です。

    彼らが開発したスマホアプリ「SPACEBAR」は、駐車場の空きを共有し、スマホアプリで近くの駐車スペースを探すことができます。また駐車場を提供した側にも収益が入るためシェアリングエコノミーの要素を持っている点も特徴です。

    人口が集中し、車の台数が多い都市部においては駐車スペースの確保が難しく、空きの駐車場を探す間の非効率な移動とそれによる渋滞、また路上への迷惑駐車が渋滞に拍車をかける状態にあります。

    また本来駐車場として提供されているスペースだけでは供給不足なケースも多いため、SPACEBARの仕組みを導入することでAirBnBやUberのように提供者側が「本来は駐車場として運営していない場所」を提供することが可能です。

    2018年3月に創業したばかりの企業ですが、既にバングラデシュでのサービスを提供し始めており、着実に利用者を広げて渋滞解消に貢献し始めています。 円滑に駐車場をマッチングし都市部の渋滞解消に貢献「SPACEBAR」
  • イスラエル発・走る車の台数自体を減らす「La‘zooz」

    La‘zoozは仮想通貨を利用して「車の空席」を売買するプラットフォームを提供する、イスラエルのベンチャー企業です。

    La‘zoozは、走っている車の「空席」をP2Pで仲介者なしに仮想通貨で売買し、移動におけるシェアリングエコノミー基盤の構築を行う点が大きな特徴です。
    位置情報を提供することで近くを走っている車に同乗しやすくなるほか、友人・知人を招待して一緒に移動することも可能となっています。

    交通渋滞における経済的損失は都市部で深刻化しており、アメリカでは年間約70億時間が無駄となり、石油30億ガロン以上が費やされ、1,600億米ドル(16兆円以上)もの損失になるといわれています。

    既にLa‘zoozはアプリの提供を開始しており、今後はサービス拡大によって「走る車の台数自体を減らす」ことで交通渋滞やそれに関連する損失をなくすよう活動していく予定です。 イスラエル発・走る車の台数自体を減らす「La‘zooz」
  • 高解像度・広範囲の視野を得る「Innoviz Technologies」

    Innoviz Technologiesは、レーザー光を用いて高解像度・広範囲の視野を得る自動運転システムを開発する、イスラエルのベンチャー企業です。

    彼らの技術LiDARは、車の周囲の環境を高解像度・広範囲の視野で得る「InnovizPro」、そしてその技術を活用した道路のナビゲーションや物体追跡、車線・物体検出を自動で行う「InnovizOne」という機器の開発に役立てています。
    また、この一連のシステムは低コストで既存の車に後から組み込んで取り付けることが可能です。

    交通渋滞は人為的なブレーキ・減速操作、そして周辺状況を鑑みない経路の選択などによって引き起こされる点も大きく、今後自動運転車による走行速度の調節や、リアルタイムで変化する状況に合わせた最適なルート選択などによって交通渋滞の減少が期待されています。

    既に「InnovizPro」は一般向けの販売が開始されており、「InnovizOne」も2019年の発売を予定している段階にあり、投資家から得た約90億円の資金も投入し、意欲的に開発・生産体制を整えている段階です。 高解像度・広範囲の視野を得る「Innoviz Technologies」

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