淡水化・汚染処理・膜・微生物

水質汚染を解決する

最終更新日:2018/01/23

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水質汚染の解決は、日々の生活に必要な生活用水の確保、生態系の崩壊を防ぐうえで欠かせない課題と言える。
水は生きるために必要不可欠な資源だが、地球上の水のうち人間生活に利用可能な淡水は約2.5%しかなく、水処理技術が未発達な途上国では病気・死因にも繋がる。
また水質汚染の主要因である生活排水は、微生物のエサとなり水中の生態系を崩壊させることで生活面にも影響を及ぼす。
オハイオ州で発生した藻の大量発生は、水道水に毒素が混じったことで数日間飲料・調理・入浴用の水が確保できないという事態を引き起こした。
工場排水の浄化、洗剤に使用される成分の見直しは進んでいるものの、長期に渡って徐々に影響が出るものもあるため、微生物が好む物質の分解過程の解明などの研究も進んでいる。
他にも、工場排水の処理に適した油分解能力を有する微生物製剤による処理技術や、手軽に使用できる水質調査機器の開発、汚染物資を特定する技術などが世界中で生まれつつある。

水質汚染を解決する

未来への変化の兆し

  • 汚泥をエネルギーに変えて運ぶ「フード・グリーン発電システム」

     株式会社TBMは、飲食店や食品工場等から排出される排水油脂を、バイオマス燃料につくり変えて発電する、「フード・グリーン発電システム」を開発しました。

     これまでは汚泥として産廃処分されるしかなかった排水油脂から、独自の燃料“SMO”を製造し、ディーゼル発電機でバイオマス発電を行うシステムです。発電した電力は車で運搬可能で、市街地やイベント会場へエネルギー供給を行うことが出来ます。市販の軽油でも発電できるため、災害時の独立電源としても機能します。
     以前は処分費用が発生していた植物油脂を今後はTBMへ有償で売却出来るようになり、飲食店にとっても導入しやすい形態と言えます。

     こうした地域の経済活動を後押しする形での環境対策によって、持続可能な水質汚染対策が展開されることが期待されています。 汚泥をエネルギーに変えて運ぶ「フード・グリーン発電システム」
  • 農業用水を海水から確保

     世界的な人口増加とそれに伴う食糧需要の急激な上昇によって、農業の効率化や農作物生産のため利用可能な水源の確保が今後重要となる。
     地球上で人類が使用できる水のうち、97.5%は塩分を含んだ海水であり残り僅か2.5%が淡水である。これは今後海水の淡水化技術が確立されることでまだまだ多くの水をわたしたちの生活に活用できる可能性がある事を意味する。

     日立製作所は2010年からモルディブの上下水道事業全般の合理化に取り組んでおり、設置された海水淡水化装置によってモルディブの水資源確保と水のインフラ改善、徹底した水質管理によって安全な水を生活用水として供給しており、農業用水など幅広い領域で現地の生活を潤している。
     さらに現在ではこれらの水が生活用水・農業用水に留まらず、飲料水としてペットボトルに詰めたものが出荷され商品化されるにまで至っている。

     膨大な量が存在する海水の淡水化は、持続可能な生活用水や食物生産活動に役立つため近年この研究に期待が高まっている。 農業用水を海水から確保

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