温室ガス・予測技術・電磁波

気象災害・異常気象を解決する

最終更新日:2018/01/26

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 冷夏や豪雨、干ばつなど特定地域における稀な気象現象は、現地に暮らす人々の生活と人命、地域経済に多大な影響を与える。
 近年、異常気象を原因とする気象災害は年間300件以上発生し、2007年以降増加傾向にある。たった一件の竜巻で数百人の命が奪われることも多く、経済基盤の弱い小国・低所得国では干ばつやハリケーンが対GDP比40%超の被害をもたらしたこともあった。
 また、ゆるやかな気候変動であったとしても、労働生産性の低下、感染症の拡大、熱波や公害の発生など多くの問題を引き起こすと見られている。

 こうした短期・長期的な気象変動による経済的損失は、「ランセット・カウントダウン」がこのほど初めて発表した報告書によると約14兆円と言われている。

 この問題の解決に向け、異常気象の原因となる温室効果ガスの削減に世界各国が取り組んでいるが、現在はさらに異常気象を素早く・正確に察知するシステム開発や、電磁波の測定による前兆現象を捉える試みなど、多くの技術が生まれつつある。

気象災害・異常気象を解決する

未来への変化の兆し

  • 「いざというとき水に浮く」FOMM

     FOMMは世界最小クラスの4人乗り小型電気自動車ですが、これに加えて「いざというとき水に浮く」という大きな特徴を持っています。

     洪水が起きると、病院等の重要施設への移動手段がなくなり、二次被害を生む場合があります。そこで水害時にも浮いて移動できる車が開発されました。
     水陸両用車ではなく、あくまで「万が一、水に浸かった時でも大丈夫」を想定し作られたこの車は、水中用部品を搭載しないことで無駄なコストを省いています。前輪が回転して水を吸い込み、その水を一か所に集めて後方へ吐き出すことによって推進力が生まれ、陸上走行に必要なパーツだけでも水面を移動できるように設計されました。

     このように、日常生活に組み込む形で有事への備えが出来るモビリティ製品は、今後重要性が高まっていくと期待されています。


    (関連記事)
    震災をきっかけに、水害時にも移動可能な電気自動車で起業。――株式会社FOMM
    http://astavision.com/contents/interview/4433 「いざというとき水に浮く」FOMM
  • 世界最先端学術成果を駆使した地震予知法「予知するアンテナ」

     株式会社テンダは、大規模地震の前兆現象に関するモニタリングを行い、独自の観測データを解析して定期的に地震予測情報を配信しています。

     このサービス「予知するアンテナ」は電気通信大学発ベンチャーの株式会社早川地震電磁気研究所の観測データを活用し、複合的な解析を元に作られています。
     具体的には、地震の前に発生する電磁波を直接受信し地下での前兆現象をとらえる方法と、地上から送信される電波の異常を観測し宇宙での前兆現象をとらえる2つの方法を組み合わせています。その精度は、1週間前の予測でおよそ7割程度という高い的中率です。

     また、同社では予測配信とともに地震や防災に関するセミナーや、webサイト上での啓発を行っています。
     「防災チェックリスト」は個々のライフスタイルに合わせた防災グッズの項目が表示され、持ち歩き用、一次の備え、二次の備えと重要度別に3段階での準備を促します。準備の有無をグッズごとにチェック出来、パソコンやスマートフォンでいつでも編集することが可能です。また、入力した賞味期限が近づくと、パソコンやスマートフォンにお知らせが届きます。

     防ぐことのできない自然災害に対しては、同社のような事前の通知と対策の呼びかけが多くの効果をもたらすと期待されています。 世界最先端学術成果を駆使した地震予知法「予知するアンテナ」

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