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発達障がいをおぎなう社会を実現する

最終更新日:2018/06/11

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発達障がいによって発生する問題をおぎなうことができると、本人と、支える周囲の負担を取り除くことができます。

発達障害とは、脳機能障害の一種で、遺伝子と環境の双方が絡み合って引き起こされると言われています。具体的な原因や、障がいをなくす医学的手法は解明されていません。

能力によっては平均以上の力を発揮するケースもあり、治療が必要な症状だとは言い切れません。
しかし、発達障がいに特有の多動や不注意などの行動によって、周囲とのトラブルが生じることがあります。その記憶が元になり、うつ病や引きこもりといった行動につながることも少なくありません。

現在ではこうしたトラブルの元となる行動を抑える薬物療法も存在していますが、発達障がいによる生きにくさを解消するには、平均的な行動の枠組みを外し、個性を発揮して生きることによって自己肯定感を得ることが重要だと考えられています。

こうした動きを受け、近年では発達障がいに関係する遺伝子が次々と同定されているだけでなく、発達障害に特有の習得方法に合わせた学習プログラム・就労支援サービスの開発など、本人の能力を活かした支援も進み始めています。

発達障がいをおぎなう社会を実現する

未来への変化の兆し

  • 発達障がい児が自信や可能性を得られる学習サービス「WOODY」

    株式会社WOODYは、子どもが興味のある分野とそれを教える大学生を遠隔マッチングするサービスや、療養士と保護者を繋ぐサービスを展開するベンチャー企業です。
    「好きで自信を作り、好きで社会とつながる」をビジョンに掲げ、発達障がい児の好きなことを伸ばす環境作りに取り組んでいます。

    現状の発達障がい児への支援サービスは、「集団に溶け込めない」「学校の授業が苦手」といったマイナスをなるべくゼロに近づけようとするアプローチに偏りやすく、得意なことを伸ばすアプローチは少ないと言えます。

    WOODYの特徴は、不足している学力や知識ではなく、まずは本人が好きなものに打ち込み、それを周囲の大人に受け入れられ褒められることから自信を得たり、興味の対象が近い子ども同士が繋がるサービスである点です。

    また、発達障がい児本人だけでなく、その親に向けたサービスも展開しています。
    発達障がい児の親は同じ悩みを共有できる相手がいないことや、子どもの興味関心に対して「学業に繋がる可能性があるかどうか」という期待を元に判断してしまう傾向があるため、WOODYのサービスはこうした「親としてどうあるべきか」についてもケアしようとしています。

    発達障がいは、脳や遺伝子・環境などを要因として発生しますが、治療を必須とする病とは定義されていません。
    WOODYのようなサービスが拡がることで、既存の幼児教育ではケアの難しい発達障がい児の可能性を伸ばす社会が実現するかもしれません。

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    発達障がいの子供が【好きなこと】で自信や可能性を手にする。その先にある「学びのCtoCサービス」――株式会社WOODY
    http://astavision.com/contents/interview/3228 発達障がい児が自信や可能性を得られる学習サービス「WOODY」
  • 「Voice4U」が意思を伝えるお手伝い

    Spectrum Visionsは、自閉症などにより会話が困難な人のサポートをするアプリを開発しました。

    会話の補助を目的とし、日本語を含めた30ヶ国語に対応した2つのアプリを提供しています。
    「Voice4u AAC」では多くの絵のカードを通して直感的に。「Voice4u TTS」では、キーボードで打った文字や撮影した写真にあるテキストを自動的に読み上げることで、どちらも相手に自分の意思を的確に伝えることができます。

    App Store総合売上げランキングで最高第4位、App Store教育カテゴリの有料アプリランキングで最高第1位を獲得しました。 「Voice4U」が意思を伝えるお手伝い
  • スキル習得を手助けする「DrOmnibus」

    DrOmnibusは、効果的な療法を用いて自立サポートするツールを提供する、ポーランドのベンチャー企業です。

    彼らは、応用行動分析学(ABA)を用いた療法を採用し、発達障害の子どもが身につけたいスキルを習得する手助けするサービスを提供しています。
    療法を適用した結果は自動で分析されるレポートにまとめられ、それを元に臨床心理士が更に適切なサポートを行うことも可能です。

    このプログラムでは、習得したいスキルがあるものの注意・集中能力が低いことで効率よく習得できない子供でも、長時間楽しみながら療法を受けられる工夫がなされています。

    既にグーグルのアクセラレータープログラムによって支援されており、既にこのサービスを利用している子どもが約3,000人、ツールを駆使して子どものサポートを行うセラピストや専門家が156カ国500人にまで拡大しています。
    スキル習得を手助けする「DrOmnibus」
  • 子どもだけでなく親もサポート「Autism Pro」

    Autism Proは、自閉症や発達障害の子を持つ親のためのサービスを展開する、アメリカのベンチャー企業です。

    彼らのサービスは、自閉症スペクトラム、社会的なスキル習得、能動的な行動のサポート、学習意欲のある勉強のサポート、など細分化されたプログラムを、発達障害や自閉症の子供がいる家庭向けに提供している点が特徴です。
    子ども自身だけでなく、家族や周囲の人のためのサポートもプログラムに含まれており、自分らしく社会で生きていくための社会的・感情的なスキルを習得することを助けます。

    対人関係上の問題や、コミュニケーション能力や言語化がひとりひとり違う点を最適化し、普通の人よりも高い能力を示す分野をいち早く発見して、その能力を伸ばすことも考えられています。

    すでにサービスはアメリカ国内で提供を開始しており、次のサービスに向けた研究開発にも力を入れています。 子どもだけでなく親もサポート「Autism Pro」

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