遺伝子・難治性疾患・トレーニング

先天性疾患を解決する

最終更新日:2018/02/08

関連する社会課題: 体の未来

 国内では、生まれつき心臓が悪かったり生存が困難とされる遺伝子異常を持った赤ちゃんが100人に1人産まれている。

 先天性疾患とは先天性の遺伝子疾患であり、例えばダウン症候群から内臓逆位といったものまでさまざまな種類が存在する。自然に治癒される症状もあれば、手術を要する疾患もある。

 稀少で難治性の高い疾患については、疾患を再現出来る動物を誕生・成長させることが難しく、治療薬の開発が立ち遅れている。また、心臓疾患に関しては、他の臓器よりも手術の難易度が高く、長時間の手術や大量の輸血が必要となるために患者にとって危険性が高い。

 この問題の解決に向け、心臓の3D模型を作成し外科手術の成功率を高めたり、遺伝子に異常を持ちながらも健常に成長するブタの生育など、様々な研究開発が進んでいる。

先天性疾患を解決する

未来への変化の兆し

  • 株式会社ポル・メド・テック

     株式会社ポル・メド・テックは、難病に対する薬の有用性の研究を進めているバイオベンチャーです。

     代表的な研究対象は、難病とされる3種類のX連鎖性遺伝病、重症複合免疫不全症、デュシェンヌ型筋ジストロフィー。

     それらの疾患の原因となる変異遺伝子を持ちながらも健常に成長するキメラブタを作出し、そのブタの繁殖により後代の研究用モデルを生産、あるいは精子を採取して凍結保存する一連のシステムを確立しています。

     ポル・メド・テックのように「発明のための環境を整える発明や技術」は、新薬の誕生に大きな貢献をもたらすと考えられ、特に先天性疾患のような難病の解決につながると期待されています。 株式会社ポル・メド・テック
  • リアルな心臓模型で術前シミュレーション「クロスメディカル」

     先天性心疾患では、新生児の段階で手術を受けなければいけない場合があります。しかし、手術の成功率は67.3%しかありません。その背景には、新生児の心臓が極めて小さく構造が複雑なために手術トレーニングの重要性が高いものの、トレーニングやシミュレーションに適したツールが存在しない点が挙げられます。

     株式会社クロスメディカルは、術前シミュレーターの開発と普及に取り組んでいる企業です。
     開発した心臓の3D模型は、表面や内腔に至る患部の形状と、柔らかい質感を再現。新生児心臓の複雑な構造の理解に役立ちます。特別な準備をせずに卓上でもトレーニングが出来るように考慮されており、糸ホルダーなどの周辺環境を含め、実際の手術に極めて近い状態の再現を目指しています。また、若手医師でも繰り返し購入可能なコストを目標とし、必要な部分(心房から大血管部)のみに限定し販売価格を抑えたり、心臓部を使い捨て形式にする事によってリピート購入価格を設定しています。

     こうした製品は手術成功率の向上はもちろんのこと、新しい手技の開発にも繋がると期待されています。 リアルな心臓模型で術前シミュレーション「クロスメディカル」

現在集まっている公募課題

  • あなたもastamuseに課題を掲載してみませんか?
    astamuseには月間150万人の技術者がサイトを訪れています。

    astamuseに課題掲載しませんか? あなたの技術的な課題に応えられる技術者がastamuseにはいるかもしれません。 技術分野問わず、未来につながる技術課題をastamuseに掲載してみませんか?

    課題掲載について問い合わせる

本ページに掲載されている公募案件については時点での内容を掲載しております。
各公募内容における報酬や条件、詳細につきましては各リンク先に記載されている内容を
ご確認頂けますようよろしくお願いいたします。

この社会課題に関連するタグ

この課題を解決するために共有する

この社会課題に取り組んでいる企業

関連する企業はありません

「先天性疾患を解決する」に関連する解決すべき社会課題