人口減少・自動検出・老朽化

持続性のある交通システムを実現する

最終更新日:2018/06/19

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持続性のある交通システムが実現すると、過疎化が進む地方の暮らしを守ることができるかもしれません。

都市への一極集中が進行し、地方の過疎化が加速しています。
利用者が減少した公共交通機関は、老朽化しても整備ができず、事故発生の原因に繋がります。
また、運転手などを雇用出来ないために、近隣住民が求める需要に見合った運航が行われず、さらに利用者が減るという悪循環に陥ります。

しかし、維持や整備にかかるコストを削減できれば、過疎地周辺でも利便性の高い交通システムを提供することができます。
それだけでなく、電車やバスといった手段が選べれば、高齢者の運転による事故などを減らすことにも繋がり、安全面においてもメリットがあります。

そこで現在、少ない人手でもインフラを持続させる新技術が誕生しています。
たとえば、交通インフラの整備・維持を行うドローンや、道路や線路の状態をセンサーとAIで検知して補修時期を予測する技術などが開発されています。

持続性のある交通システムを実現する

未来への変化の兆し

  • ドローンでインフラ監視「テラドローン」

     テラドローンは、ドローンの産業活用を目指すベンチャー企業です。
     ドローン運行システムや、画像認識を用いた採掘場での活用のほか、インフラ点検にも技術が活用されています。

     ドローンに搭載されたSLAMと呼ばれる自己位置推定・自動地図作成技術と、小さな傷も検知する撮影技術によって、従来は人間が行っていた目視の点検作業をドローンが行うことが可能になり、時間、コスト共に大幅な削減が叶います。
     また、従来では数日間かかる足場の作成や、高所作業車によって行われていた近接目視作業をドローンに置き換えることも可能となります。

    これまで、膨大な人手を必要としていた点検作業を効率化するテラドローンのような取り組みは、人手・コストの問題を解消するとともに、インフラの問題点の早期発見にも繋がるかもしれません。

    (関連記事)
    ドローンが飛び交う時代を見据え、「空のインフラ」を世界展開する ー テラドローン株式会社
    http://astavision.com/contents/interview/3320 ドローンでインフラ監視「テラドローン」
  • 補修時期を予測する道路組み込み型システム

     株式会社イージステクノロジーズは、静岡大学初の超小型センサーの設計・開発を行っているベンチャー企業で、道路に敷設する超小型センサーの実証実験を沼津市内で行っています。
     自動車の振動をビッグデータとして取り込み、道路の振動や傾きをリアルタイムで監視し、AIを活用して補修時期を予測するシステムの確立を目指しています。
     同社のセンサーは従来製品より重量を6分の1、価格を約10分の1に抑えています。基板は数センチ四方の極小サイズながら、位置情報や加速度、傾き、気圧、温度などを計測出来る複数のセンサーが組み込まれます。

     現在、インフラの点検手法の多くは、通常目視や映像によって行われているため、すべての道路での常時点検は実施出来ていません。
     同社の技術により、設置するだけで自動でインフラの状態を点検し、適切な補修時期を事前に見通すことが出来れば、インフラ管理の負荷が軽減し、リソースが不足しやすい場所でのインフラ維持を容易にするかもしれません。 補修時期を予測する道路組み込み型システム
  • 相乗りシステムによるタクシーの積極利用

     Bandwagonは、公共の交通問題のを解決するために、相乗りのシステムを作っています。
     自分が行きたい場所のルートや現在地などから相乗りする相手を探し、タクシーを共有することが可能です。このサービスはSMSを用いてやり取りが出来るため、アプリのダウンロードは不要です。相乗りすることによって、交通渋滞や待ち時間のコスト、排気ガスによるCO2の削減はもちろん、タクシー利用のハードル低下が期待できます。

     既にニューヨークを中心にアメリカの5つの空港やバスターミナルなどでサービスを開始しています。 相乗りシステムによるタクシーの積極利用
  • 最適経路での運行による破格のライドシェアリングサービス「Via」

    Viaはニューヨークを本拠とするライドシェアリングサービス提供事業者です。
    2013年より運行を開始し、ニューヨーク、シカゴとワシントンDCと対象エリアを拡大しています。

    アプリで場所を指定すると、その近くの交差点に大型の車がやって来てピックアップしてくれる。
    大型車を使ってより多くの人を運び、最寄りの交差点でピックアップとドロップオフを行うことによって、乗合いにも関わらずタクシーに限りなく近い利便性を実現しています。

    たとえばニューヨークのマンハッタン内であれば朝6時~夜8時までは一律5ドルで利用できるなど、価格も競合他社と比べて破格です。

    すでにテキサス州アーリントン市では、市営バスを廃止してViaに切り替えるなど、行政との連携も始まっています。 最適経路での運行による破格のライドシェアリングサービス「Via」

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