重労働・熟練技術・技術による無人化

次世代の農業を実現する

最終更新日:2018/06/11

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次世代の農業が確立すると、日本国内にいる約200万人の農業従事者の肉体的負荷を減らすことができ、後継者を増やす可能性が広がります。

世界第五位の農業大国である日本の食卓を支えるのは、平均年齢68.5歳の農家です。
その農家の多くは彼ら自身が中心となり、農作業のすべてを切り盛りしている状況です。

近年では次世代の農家育成のため、行政において助成金の活用を積極的に推奨しています。
ですが、生産の担い手を増やすには、高額な初期投資や難易度の高い生産技術、不安定な収入などのイメージを変えていくことが求められます。

現在では、生産技術のモデル化、肥料を効率的に散布できるドローン技術の開発などの農業へ新規参入するための経済的・肉体的なハードルが少しずつ改善されつつあります。

次世代の農業を実現する

未来への変化の兆し

  • 作りたい人を作るに変える「seak」

    農業は、数年の座学・研修や、大規模の農地や機材を要し、さらに栽培や販売ノウハウも必要であることから参入障壁が高い現状があります。

    seakはこの障壁をなくすため、栽培ノウハウを一般公開することを目指しています。

    LEAPと呼ばれる仕組みは、未経験者が即日で農業をスタートできるよう設計されました。
    栽培はビニールハウス内で最少の区画から始めることが出来、育った野菜は栄養価が高く、おいしくて安全な無農薬野菜です。この栽培手法を、農業未経験者でもすぐに再現可能にし提供しています。また、そうして作られた野菜に「ゆる野菜」というブランドをつけて、seakがその販路を提供しています。

    生産から販売まで一貫した仕組みが構築され、新規参入の障壁が小さくなれば、農家の高齢化・後継者問題の解決に繋がるのではと期待されています。

    (関連記事)
    農業を始める際の障壁をなくし、未経験者がその日のうちに就農する世界 ――seak株式会社
    http://astavision.com/contents/interview/4212 作りたい人を作るに変える「seak」
  • 都心部で必要な作物を必要な時に「Plenty」

    Plentyは個々の作物に応じた最適な生育環境を構築し、必要な農作物を生産する作物工場を運営するアメリカ・ベイエリアのベンチャー企業です。
    独自の生育システム・センサー・AI技術を活用し、作物に応じた生育環境と必要なタイミングで必要な量を生産する垂直農法技術が大きな特色です。

    単位面積当たりの収穫量・廃棄率・収穫サイクルを改善し、収穫効率を従来の数100倍に高め、都心部での大規模な作物生産を可能とします。
    都心部での生産が可能になることで、品質劣化防止や水分・肥料などの生産コスト削減にもつながります。

    既に多くの著名投資ファンドから総額200億円以上の資金調達を実施し、作物工場の設立ペースを加速させると同時に新商品開発にも着手しています。 都心部で必要な作物を必要な時に「Plenty」
  • 微生物が収穫量を増やす「indigoag」

    indigoagは、微生物のゲノム情報を活用して、作物の収穫量と収益性を増大させるアメリカのベンチャー企業です。

    彼らの技術はゲノム情報解析とバイオインフォマティクスを駆使し、微生物が植物に与える影響を予測した上で、必要な微生物を作物に適用する特徴を持っています。
    小麦、麺か、トウモロコシ、大豆、米に適用が可能であり、農業従事者は自分たちが育てる作物と耕地の広さなどを提供することで、自分たちの収穫量がどれくらい増加するかの予測も可能です。
    また、バイヤー向けには自分が扱いたい作物に応じた微生物と、それを育てる農家側とのマッチングなども提供しています。

    既に投資家から5億円以上の資金調達をうけ、大手研究所と大規模な農業研究拠点を構えるなど、微生物を活用した次世代農業モデルを推進しています。


    微生物が収穫量を増やす「indigoag」
  • 12時間除草し続ける、全自動ロボット

    ecorobotixは、太陽光発電によって12時間連続で除草し続ける「Robot Weeder」を開発しました。

    この全自動ロボットは、雑草の位置をカメラとリアルタイムキネマティック測量センサーで確認しながら、GPSとコンパスを用いてロボット自身の現在地を把握し、雑草だけを狙い撃ちして除草剤を撒いて進みます。
    この無駄のない動きによって除草剤の使用量は1/20になるほか、ロボット自体の価格も通常人が運転するタイプの肥料散布機に比べ3割程度安くなっています。

    ボディは軽量化されており、土壌への負荷も少なくなっています。また、スマホのアプリで制御・設定することも可能です。
    この畑と農家に優しいロボット「Robot Weeder」は既に農家で使用され始めています。

    こうした革新的な農業機械の導入によって仕事の一部が自動化されることで、労働環境の改善を図ることが出来れば、農家の成りて不足の解消に繋がるのではないかと期待されています。 12時間除草し続ける、全自動ロボット

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