再生技術・保存技術

伝統文化財の消失を解決する

最終更新日:2018/01/25

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 伝統文化財の消失を防ぐことができれば、有形・無形伝統文化財の維持と活用が可能となる。

 例えば、自然災害により建物が崩れ修復に莫大な時間がかかったり、後継者不足により伝統が受け継がれずに消滅する可能性が問題となっている。外国人による伝統の継承や職人の技術をデータとして可視化するなどの取り組みがされているものの、建物の修復及び再現技術は現代の技術を持ってしてもすぐに劣化してしまう問題をはらんでいる。さらに、建築業界では深刻な人手不足となっているため、高いコストが想定される。

 これらの問題の解決に向け、VR・ARによる仮想空間を用いた再現技術が開発されているほか、消滅する危機があった伝統建築の利活用が進められている。

伝統文化財の消失を解決する

未来への変化の兆し

  • 「日本の文化を紡ぐ」バリューマネジメント

     株式会社バリューマネジメントは「日本の文化を紡ぐ」ことをテーマに、歴史的建造物や街並み、旅館等を後世に残す取り組みをしています。

     空き家になっている歴史的建造物を旅館やアニバーサリープレイスとして再開発し、運営することでビジネスでの利活用、利益化による維持継続を目指しています。
     旅館ではその土地の文化の体験を重視し、当時の地域の暮らしを体験することができるようにしており、古い建物の不便さもあえて残しています。

     日本の人口が減り、都市部への人口集中が進む中で文化財の保護は容易ではありませんが、観光資源として活用することで、伝統文化財の消失を防ぐことが出来ると期待されています。 「日本の文化を紡ぐ」バリューマネジメント
  • VR/AR/MRを用いて遺跡を体験


     株式会社アスカラボは、VR/AR/MR技術を用いて遺跡復元や建築シミュレーションを手がける、東京大学発ベンチャーです。

     飛鳥時代の建造物をコンピュータ・グラフィックスで復元し、その成り立ちや当時の歴史背景などの解説をつけ、当時と現在の風景を重ね合わせたVR映像として提供するアプリなどを提供しています。
     実際の場所にある光源環境のデータを取得し仮想物体の全方位から明るさを計算することで、物体表面の明るさを表現したり、影付けした情報を組み合わせることで、どこから見ても実際の空間との融合に違和感なく仮想物体、遺跡を見られるようになりました。

     遺跡復元はこれまで、当時の遺跡を実際に復元する手法が主流でしたが、数百億円の投資が必要となり、遺構を破壊する可能性もあります。ITを活用した復元法もありましたが、コンピュータ・グラフィックスを活用した復元では臨場感が不足したり、ARによる遺跡復元には陰影付けや人物の重ね込みができないという問題がありました。
     アスカラボのような質の高いARによる遺跡復元は、伝統文化材をデータとして残すだけでなく、既になくなってしまったものの再現にも効果を発揮するでしょう。 VR/AR/MRを用いて遺跡を体験

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