都市の再整備・風通し・緑化推進

ヒートアイランド現象のない社会を実現する

最終更新日:2018/06/18

関連する社会課題: 環境の未来

ヒートアイランド現象のない社会を実現することで、健康被害や生態系への悪影響を防ぎ、地球温暖化対策など多くの問題解決につながります。

ヒートアイランド現象は、熱中症の危険性を増加させ、冷房などの利用率増加で電力消費量にも悪影響があります。また集中豪雨の原因になるなど、環境への影響もあります。
これらの変化は地球温暖化に繋がる原因にもつながるため、今後の都市集中が進む人口増加の面からも、ヒートアイランドのない都市実現は重要といわれています。

コンクリート中心のヒートアイランドの要因になる都市から、緑のあふれるヒートアイランド現象のない社会の実現は、現在進む様々なアプローチの中には、屋上緑化や壁面緑化など都市部でより多くの場所を緑化するための技術などの開発が進められています。

ヒートアイランド現象のない社会を実現する

未来への変化の兆し

  • TOKYOに緑を「カイト」

    ヒートアイランド現象の大きな要因の一つが「都市形態の高密度化」だと言われています。

    カイト株式会社は、東京に5%緑を増やすことを目標に新しいコンセプトの観葉植物「GLANET COLLECTION」を販売している会社です。
    アートとしての観葉植物を販売することで、植物のある暮らしを楽しんで提供し、LINEやワークショップを通じて日々のお世話もサポートしています。

    都市の一人ひとりの日常に少しずつ緑が増えることによって、ヒートアイランド現象への長期的な効果が期待されています。 TOKYOに緑を「カイト」
  • 都市の灌漑技術「Aquaten」

    aquatenは、汚染物質の吸収や、洪水に繋がる降雨の吸収、屋根に設置して温度と水分量をコントロールする高吸水性のパネル「Aquaten Clean」を開発・提供するイギリスのベンチャー企業です。

    彼らが開発した製品は水分だけでなく、酸性ガスや化学物質を抽出して吸着させる技術が特徴であり、大気汚染に関しては100平方メートルの大きさで最大100トンの自動車の排気ガスやスモッグなどの汚染物質を吸着し、その技術を応用した「Aquaten Blue Roof」は屋根に設置することで吸水と再蒸発量を調整し、3日間分の降雨量を貯めることで洪水の予防となります。
    また、「Aquaten Fleece」は吸水性ポリマーを含む素材で作られているため設置した屋根を灌漑システム化することで、都市のヒートテック対策や景観保護、温度・湿度の調節を行います。

    地盤工学や緑化産業に長年関わった中心メンバーの知見をもとに、イギリス国内の金融施設の灌漑システムや文化遺産を汚染物質から守るプロジェクトを担っており、今後も商業施設や都市の緑化、防災、生物多様性の保全などを行っていく予定です。 都市の灌漑技術「Aquaten」
  • インド発 次世代都市インフラ「Lavasa」

    Lavasaは、最新技術を駆使した都市インフラプロジェクトを展開する、インド・ムンバイのベンチャー企業です。

    彼らの都市開発サービスはGIS(地理情報システム)や環境管理を念頭に置いた水力植栽などの技術を駆使し、再植林や斜面緑化を行うことで、環境面に配慮し汚染物質を出さない2万エーカーを超える広大な都市を建築することができます。
    デザイン面は国際的な賞を受賞したチームが日常生活に必要な機能にも配慮してデザインしているため、利便性と美しい景観を両立させている点も特徴です。

    すでにインド国外でもスイスの政府機関・教育機関と提携しているほか、オーストラリアのスポーツ施設と提携する等、より住みやすい将来の都市設計をインド以外の世界に向けて展開しようとしています。
    インド発 次世代都市インフラ「Lavasa」
  • お手入れ簡単な芝ブロック、猛暑と水害から都市をまもる

    柳川建設株式会社は、高い断熱性と保水性を備えた「エコ環境基盤」を製造し、施工まで実施しています。
    このエコ環境基盤は、火砕流堆積物の特性を生かして作られ、緑化用の芝生ブロックと、舗装用の平板ブロックがあります。

    この製品を敷いた鹿児島市では、緑化によって地表面の温度が下がり、具体的には中央分離帯では約70℃から約40℃まで、緑化軌道敷内では約70℃から約50℃まで下がり、ヒートアイランド現象の劇的な改善効果が実証されました。
    また、高い透水性・吸水性・保水性を有しているため、ゲリラ豪雨などによる都市型水害の緩和、下水道の負担軽減にも有効です。

    ヒートアイランド現象によって都市部の気温が高まると、同時にエネルギー消費量も増加します。
    たとえば東京で1℃気温が上昇した場合、冷房などの電力需要が約166万kwh増加し、これを火力発電で提供しようとすると、発電所増設のために3,000億円以上かかります。
    都市化が進む街と共存できるエコシステムによって、こうした経済・環境問題を解決しながら生活の便利さを保つことができるかもしれません。 お手入れ簡単な芝ブロック、猛暑と水害から都市をまもる

現在集まっている公募課題

  • あなたもastamuseに課題を掲載してみませんか?
    astamuseには月間150万人の技術者がサイトを訪れています。

    astamuseに課題掲載しませんか? あなたの技術的な課題に応えられる技術者がastamuseにはいるかもしれません。 技術分野問わず、未来につながる技術課題をastamuseに掲載してみませんか?

    課題掲載について問い合わせる

本ページに掲載されている公募案件については時点での内容を掲載しております。
各公募内容における報酬や条件、詳細につきましては各リンク先に記載されている内容を
ご確認頂けますようよろしくお願いいたします。

この社会課題に関連するタグ

この課題を解決するために共有する

公募課題を投稿しませんか

この社会課題に取り組んでいる企業

関連する企業はありません

「ヒートアイランド現象のない社会を実現する」に関連する挑戦したい社会課題