未病・予防・診断技術

医療費負担のない社会を実現する

最終更新日:2018/06/11

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現在、世界的に医療費の高額化が進んでいます。
高齢化によって治療や診断の必要性が増し、新薬の開発コストもかさんだためと見られています。

この問題は、保険制度などから国の財政も圧迫し、国民全体への税負担につながり、課題となっています。
また、最先端の医療の中にはまだ未認可で保険が受けられないものもあるため、一か月で100万円を超える高額な費用を患者が負担するケースもあります。

この問題を改善するため、現在、移植手術を必要としない心臓治療や、医師と患者を適切にマッチングするサービスなどが生まれています。
予防医療や治療における効率化、低コスト化が実現することで、医療費の高額化を防ぎ、医療費の負担のない社会が実現できるのではと期待されています。

医療費負担のない社会を実現する

未来への変化の兆し

  • 名医と出会えるサービス「クリンタル」

    クリンタルは、自分に合った名医と出会うことを目的としたサービスの提供を行うベンチャー企業です。

    医師自身が患者のために特定分野の専門医師を探すことがありますが、その際の手法をアルゴリズム化し、患者に情報提供しています。

    より実績の多い病院で治療を受け最短日数での退院を実現したり、健康相談のチャットで初期症状のシグナルを見つけ早期受診を促すことで医療費の削減を推進しています。

    現在、日本の医療費は40兆円を超えていますが、この原因の一つに診療の非効率性が挙げられます。
    具体例としては患者の半数近くがひとつの症状で2か所以上の医療機関を受診している点や、医療機関をクチコミによる主観的な紹介によって探している点などがネックになっていると言えます。

    クリンタルのサービスの利用によって医療が最適化され、医療の質を保ったまま負担が少なくなることで、結果的に医療費も下がると期待されています。

    (関連記事)
    自分に合った名医と出会えれば、医療費も抑えられ、医療業界全体の質向上にもつながる。 - 株式会社クリンタル
    http://astavision.com/contents/interview/3994 名医と出会えるサービス「クリンタル」
  • 新薬開発にかかる期間を短縮化

    Advera Health Analyticsは、2010年に設立され、薬のデータの分析を通じて、治療をよりよくし、医療費の削減を目指している企業です。

    同社は、薬の臨床結果のデータとその分析ツールを組み合わせたデータ・解析プラットフォーム「Evidex」を提供しています。

    「Evidex」は認可された薬物と臨床中の薬物の両方の安全性プロファイルを包括的にカバーしています。さらに、新しいデータが得られればリアルタイムでデータが更新されます。また、安全性の検出と管理に特化した独自の分析機能を備えています。

    こうしたサービスの活用により新薬の安全性証明にかかる期間を短縮化出来れば、開発コストが削減され、新薬がより安く販売可能になるかもしれません。

    2016年から徐々にサービスの提供を開始した同社は、2017年にはAPCER Life Sciencesとパートナーシップを結び、さらなる展開が期待されています。 新薬開発にかかる期間を短縮化
  • インドで質の高い医療サービスを「BAIRO」

    BAIROは安価で質の高い保険医療サービスを提供する、インドのベンチャー企業です。

    彼らのサービスは年間保険料を支払うことで、インド国内において最大60%の節約になる処方箋サービスや、歯や目の検査と治療、医師の診察を最大30%引きで受けられるサービスを、個人・法人向けに提供しています。
    サービスの利用は24時間365日オンライン上で可能であり、いまいる場所から近い医療施設を探すこともできます。

    日本国内程保険制度・医療制度が整備されていない国や地域では、日々の健康管理や病気治療を行う際に膨大な時間や費用がかかるケースも珍しくなく、生活水準の高くない人は満足できるサービスを受けられない事情を抱えています。

    2015年の創業後、資金調達を経て現在はサービス拡大に向けて事業を推進している段階です。 インドで質の高い医療サービスを「BAIRO」
  • 合併症リスクを最小限に「Saranas」

    Saranasは外科手術による合併症リスクを抑える、アメリカのベンチャー企業です。

    彼らの技術は、カテーテル挿入による内出血、それによる合併症の発生リスクを最小限に抑えるものです。
    この「Early Bird Bleed Monitoring System」は、血管を横切る電気抵抗をセンサーによって測定し、血管内が偶発的に傷つくなどの状況を早期に検出する点が特徴です。

    カテーテルを使用する手術は年間数千万件実施されていますが、そのうち約5%が対処の必要な出欠合併症を経験し、その結果100万円を超える治療費がさらに必要となるケースもあります。
    この技術は現在医療機関での提供を目指して活動しており、すでに
    2018年に開催された世界的な心臓血管技術の競技会で優勝する等、技術力について大きな期待がかけられています。
    合併症リスクを最小限に「Saranas」

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