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世界でのこの技術分類の技術分布

技術 建物用建具

出願人 発明者
出願日 2008年3月31日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2008-090073
公開日 2009年10月22日 (4年10ヶ月経過) 公開番号 2009-243117
登録日 2012年4月20日 (2年4ヶ月経過) 登録番号 4974179
特許期限 2028年3月31日 (残13年6ヶ月) 状態 特許維持
技術分野
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課題

木造用の建具枠を非木造の建物壁開口部に取付けできると共に、その取付け作業シール作業が簡単な建物用建具とする。

解決手段

取付片33、下取付片34、縦取付片35を除去した木造用の建具枠3を、非木造の建物壁1の開口部2内に挿入して連結手段4で連結して取付け、その連結手段4を建物壁1に設けた被溶接部6と、建具枠3にねじで取付けたアンカー溶接筋7を溶接して連結したものとし、前記建具枠3の室外側部と開口部2との間をシール材シールした建物用建具。

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背景

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建具としては、建具枠に戸、障子などの建具体取付けたものが一般的である。 一方、建物壁としては、木質系材料を用いた木造の建物壁と、RC、PC板ALC板などのコンクリート系材料を用いた非木造の建物壁が知られている。 前記木造の建物壁の場合には、その建物壁に打ち込みすることが可能であるから、建具枠を釘打ちして取付けるのが一般的である。 前記非木造の建物壁の場合には、建物壁に釘を打ち込むことが不可能であるから、建具枠を釘打ち以外で取付けるのが一般的である。 このために、建具枠は、釘打ちで取付ける木造用と、釘打ち以外で取付ける非木造用の2種類を必要とするから、コストが高い等の問題がある。

このことを解決するために、木造の建物壁と非木造の建物壁に兼用して取付けできるようにした建具枠が種々提案されている。 例えば、特許文献1に開示されたように、非木造の建物壁の開口部の内周面補助枠体を取付け、この補助枠体に、木造用の建具枠を取付けるようにしている。 特許第3323763号公報

概要

木造用の建具枠を非木造の建物壁の開口部に取付けできると共に、その取付け作業シール作業が簡単な建物用建具とする。上取付片33、下取付片34、縦取付片35を除去した木造用の建具枠3を、非木造の建物壁1の開口部2内に挿入して連結手段4で連結して取付け、その連結手段4を建物壁1に設けた被溶接部6と、建具枠3にねじで取付けたアンカー溶接筋7を溶接して連結したものとし、前記建具枠3の室外側部と開口部2との間をシール材シールした建物用建具。

目的

本発明の目的は、建具枠の大きさに比べて建物壁の開口部をあまり大きくしなくとも木造用の建具枠を非木造の建物壁の開口部に取付けできること、建具枠を建物壁の開口部に取付ける作業が簡単であること、シール作業が簡単であること、安価にできること、を満足した建物用建具及びその建具の取付け方法とすることである。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項

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請求項1

建物壁開口部内建具枠を設け、この建具枠と建物壁を連結手段で連結して建具枠を開口部に取付け建物用建具であって、前記建物壁は、開口部の内面露出した被溶接部を有した非木造の建物壁で、前記建具枠は、外周面よりも突出した取付片を有し、かつその取付片の全部又は一部を除去した木造用の建具枠で、前記建具枠の室外側部と開口部との間をシール材シールし、前記連結手段は、前記建具枠の外周面に取付けたアンカーと、前記被溶接部とに亘って溶接筋溶接して連結したものであることを特徴とする建物用建具。

請求項2

建具枠の上枠外面に上アンカーをねじで固着して取付け、開口部の上内面に露出した被溶接部と前記上アンカーに亘って溶接筋を溶接して上枠を建物壁に連結し、前記建具枠の下枠の外面に下アンカーをねじで固着して取付け、前記開口部の下内面に露出した被溶接部と前記下アンカーに亘って溶接筋を溶接して下枠を建物壁に連結し、前記建具枠の縦枠の外面に縦アンカーをねじで固着して取付け、前記開口部の縦内面に露出した被溶接部と前記縦アンカーに亘って溶接筋を溶接して縦枠を建物壁に連結した請求項1記載の建物用建具。

請求項3

下アンカーは、面外方向に離隔した室内側取付部、室外側取付部と、この室内側取付部と室外側取付部の面外方向中間の溶接部を有し、この下アンカーの室内側取付部、室外側取付部を、下枠における面外方向に離隔した室内側被取付部と室外側被取付部にそれぞれねじで固着して取付け前記溶接部に溶接筋を溶接した請求項2記載の建物用建具。

請求項4

下枠は、金属製室内側部材と金属製の室外側部材断熱材で連結した断熱形材で、その室内側部材に室内側被取付部を形成すると共に、室外側部材に室外側被取付部を形成し、下アンカーの室内側取付部を前記室内側被取付部にねじで固着し、室外側取付部を前記室外側被取付部に断熱材より成るスペーサを介してねじで固着して取付けるようにした請求項3記載の建物用建具。

請求項5

非木造の建物壁を、その開口部の内周面に被溶接部が露出するように施工する工程と、枠組みされ、外周面から突出した取付片の全部又は一部が除去されると共に、外周面にアンカーが取付けられた建具枠とする工程と、前記建具枠を前記開口部内に挿入する工程と、前記被溶接部とアンカーに亘って溶接筋を溶接する工程と、前記建具枠の室外側部と開口部の内周面との間にシール材を設けてシールする工程を備えていることを特徴とする建具取付け方法

詳細

以下の情報は 公開日時点 (2009年10月22日)のものです。

技術分野

0001

本発明は、建物壁開口部に建具枠取付け建物用建具及び、その建具枠を開口部に取付ける建具の取付け方法に関する。


背景技術

0002

建具としては、建具枠に戸、障子などの建具体を取付けたものが一般的である。 一方、建物壁としては、木質系材料を用いた木造の建物壁と、RC、PC板ALC板などのコンクリート系材料を用いた非木造の建物壁が知られている。 前記木造の建物壁の場合には、その建物壁に打ち込みすることが可能であるから、建具枠を釘打ちして取付けるのが一般的である。 前記非木造の建物壁の場合には、建物壁に釘を打ち込むことが不可能であるから、建具枠を釘打ち以外で取付けるのが一般的である。 このために、建具枠は、釘打ちで取付ける木造用と、釘打ち以外で取付ける非木造用の2種類を必要とするから、コストが高い等の問題がある。

0003

このことを解決するために、木造の建物壁と非木造の建物壁に兼用して取付けできるようにした建具枠が種々提案されている。 例えば、特許文献1に開示されたように、非木造の建物壁の開口部の内周面補助枠体を取付け、この補助枠体に、木造用の建具枠を取付けるようにしている。 特許第3323763号公報


発明が解決しようとする課題

0004

前述した従来の補助枠体は、補助上枠補助下枠補助縦枠方形状枠組みしたもので、その補助上枠、補助下枠、補助縦枠が建物壁の開口部における上内面、下内面、縦内面にそれぞれ取付けてあると共に、建具枠の上枠、下枠、縦枠が、補助上枠、補助下枠、補助縦枠に、その各内面よりも内側張り出すようにして取付けてある。 このために、建具枠の大きさに比べて建物壁の開口部が著しく大きくなってしまう。 また、補助枠体の開口部内面への取付け作業と、その補助枠体への建具枠の取付け作業が必要であるから、その建具枠を建物壁の開口部に取付ける作業が面倒である。 また、開口部の内面と補助枠体との間及び補助枠体と建具枠との間から雨水等が浸入する恐れがあるので、それぞれの間をシールしなければならず、シール作業が面倒である。 また、方形状の補助枠体を用いているので、その補助枠体のコストが高く、高価となってしまう。

0005

本発明の目的は、建具枠の大きさに比べて建物壁の開口部をあまり大きくしなくとも木造用の建具枠を非木造の建物壁の開口部に取付けできること、建具枠を建物壁の開口部に取付ける作業が簡単であること、シール作業が簡単であること、安価にできること、を満足した建物用建具及びその建具の取付け方法とすることである。


課題を解決するための手段

0006

本発明の建物用建具は、建物壁の開口部内に建具枠を設け、この建具枠と建物壁を連結手段で連結して建具枠を開口部に取付けた建物用建具であって、 前記建物壁は、開口部の内面に露出した被溶接部を有した非木造の建物壁で、 前記建具枠は、外周面よりも突出した取付片を有し、かつその取付片の全部又は一部を除去した木造用の建具枠で、 前記建具枠の室外側部と開口部との間をシール材でシールし、 前記連結手段は、前記建具枠の外周面に取付けたアンカーと、前記被溶接部とに亘って溶接筋溶接して連結したものであることを特徴とする建物用建具である。

0007

本発明の建物用建具においては、建具枠の上枠の外面に上アンカーをねじで固着して取付け、開口部の上内面に露出した被溶接部と前記上アンカーに亘って溶接筋を溶接して上枠を建物壁に連結し、 前記建具枠の下枠の外面に下アンカーをねじで固着して取付け、前記開口部の下内面に露出した被溶接部と前記下アンカーに亘って溶接筋を溶接して下枠を建物壁に連結し、 前記建具枠の縦枠の外面に縦アンカーをねじで固着して取付け、前記開口部の縦内面に露出した被溶接部と前記縦アンカーに亘って溶接筋を溶接して縦枠を建物壁に連結することができる。 このようにすれば、建具枠の上枠、下枠、縦枠を、上・下・縦アンカーと溶接筋で建物壁の開口部の内周面に露出した被溶接部に連結できるので、建具枠を強固に取付けできる。 また、上・下・縦アンカーはねじで固着して取付けてあるので、アルミ材の上枠、下枠、縦枠に上・下・縦アンカーを取付けることができ、アルミ材の建具枠でも強固に取付けできる。

0008

本発明の建物用建具においては、下アンカーは、面外方向に離隔した室内側取付部、室外側取付部と、この室内側取付部と室外側取付部の面外方向中間の溶接部を有し、 この下アンカーの室内側取付部、室外側取付部を、下枠における面外方向に離隔した室内側被取付部と室外側被取付部にそれぞれねじで固着して取付け 前記溶接部に溶接筋を溶接するようにできる。 このようにすれば、下アンカーの室内外側方向に離隔した2ヶ所が下枠に固着され、その室内外側方向に離隔した2つの固着部の面外方向中間が溶接筋で支持されるので、下枠を建物壁の開口部の下内面部分にしっかりと取付けできる。

0009

本発明の建物用建具においては、下枠は、金属製室内側部材と金属製の室外側部材断熱材で連結した断熱形材で、 その室内側部材に室内側被取付部を形成すると共に、室外側部材に室外側被取付部を形成し、 下アンカーの室内側取付部を前記室内側被取付部にねじで固着し、室外側取付部を前記室外側被取付部に断熱材より成るスペーサを介してねじで固着して取付けることができる。 このようにすれば、下枠の室外側部材と室内側部材とに亘って下アンカーを介して熱が伝わることがなく、下アンカーを断熱形材の下枠と通常の下枠とに兼用することができる。

0010

本発明の建具の取付け方法は、非木造の建物壁を、その開口部の内周面に被溶接部が露出するように施工する工程と、 枠組みされ、外周面から突出した取付片の全部又は一部が除去されると共に、外周面にアンカーが取付けられた建具枠とする工程と、 前記建具枠を前記開口部内に挿入する工程と、 前記被溶接部とアンカーに亘って溶接筋を溶接する工程と、 前記建具枠の室外側部と開口部の内周面との間にシール材を設けてシールする工程を備えていることを特徴とする建具の取付け方法である。


発明の効果

0011

本発明の建物用建具によれば、木造用の建具枠を非木造の建具壁の開口部に取付けできると共に、建具枠の大きさに比べて建物壁の開口部をあまり大きくしなくとも良い。 また、建具枠を建物壁の開口部に挿入し、溶接筋をアンカーと被溶接部に溶接すれば良いから、建具枠を建物壁の開口部に取付ける作業が簡単である。 また、建具枠の室外側部と開口部の内周面との間にシール材を設ければ良いので、シール作業が簡単である。 また、アンカーと被溶接部と溶接筋を用いて溶接すれば良いから、安価である。


発明を実施するための最良の形態

0012

図1図2図3に示すように、建物壁1の開口部2内に建具の建具枠3を設け、この建具枠3と建物壁1を連結手段4で連結して建具枠3を開口部2に取付ける。 前記建具枠3に障子、戸などの建具体(図示せず)を取付けて建物用建具としてある。 前記開口部2は、上内面2aと下内面2bと左右の縦内面2cで矩形状の内周面を有している。

0013

前記建具枠3は、上枠30と下枠31と左右の縦枠32で矩形状で、その外周面の形状は開口部2の内周面の形状と合致している。 前記連結手段4は、上枠30を上内面2a側に連結する上連結手段4aと、下枠31を下内面2b側に連結する下連結手段4bと、縦枠32を縦内面2c側に連結する縦連結手段4cを有している。

0014

前記上連結手段4aは、上枠30にねじで固着して取付けた上アンカー5と、建物壁1の上内面2a側に設けた被溶接部6と、溶接筋7を備え、その溶接筋7を上アンカー5と被溶接部6に溶接して固着することで上枠30を建物壁1の上内面2a側に連結している。 前記下連結手段4bは、下枠31にねじで固着して取付けた下アンカー8と、建物壁1の下内面2b側に設けた被溶接部6と、溶接筋7を備え、その溶接筋7を下アンカー8と被溶接部6に溶接して固着することで下枠31を建物壁1の下内面2b側に連結してある。 前記縦連結手段4cは、縦枠32にねじで固着して取付けた縦アンカー9と、建物壁1の縦内面2c側に設けた被溶接部6と、溶接筋7を備え、その溶接筋7を縦アンカー9と被溶接部6に溶接して固着することで縦枠32を建物壁1の縦内面2c側に連結してある。 前記各アンカー、被溶接部6、溶接筋7は鉄製である。

0015

前記建物壁1は非木造である。例えば、RC(現場でコンクリート打設して成形したコンクリート)、PC板、ALC板などのコンクリート製である。

0016

前記上枠30は図2に示すように、その面内方向の外面(つまり、上面)30aよりも面内方向の外方(つまり、上方)に張り出した上取付片33を有し、その上取付片33から釘を建物壁に打ち込んで取付けできるようにしてある。 前記下枠31は図2に示すように、その面内方向の外面(つまり、下面)31aよりも面内方向の外方(つまり、下方)に張り出した取付片34を有し、その下取付片34から釘を建物壁に打ち込んで取付けできるようにしてある。 前記縦枠32は図3に示すように、その面内方向の外面(つまり、側面)32aよりも面内方向の外方(つまり、側方)に張り出した縦取付片35を有し、その縦取付片35から釘を建物壁に打ち込んで取付けできるようにしてある。

0017

このように、建具枠3は四周(外周面)に取付片を有し、その各取付片を釘等で建物壁に固着して取付けることができるので、木造の建物壁に取付ける木造用の建具枠である。

0018

前記木造用の建具枠を、前述の非木造の建物壁1に取付けるために、前記上取付片33、下取付片34、縦取付片35は、その張り出し方向の全部又は一部を切断等して除去している。 例えば、上取付片33は上枠30の外面30aに一体的に設けてあり、その上取付片33の全部を除去している。図2では除去した上取付片33を仮想線で図示してある。 前記下取付片34は下枠31の外面31aに一体的に設けてあり、その一部分を除去している。除去した部分を図2で仮想線で図示してある。 前記縦取付片35は縦枠32の外面32aに一体的に設けてあり、その一部分を除去している。除去した部分を図3で仮想線で図示してある。

0019

これによって、建具枠3を開口部2内に挿入する際に取付片が開口部2の内周面に干渉することがないようにできると共に、溶接筋7を溶接する際に取付片が邪魔にならないようにできる。

0020

前記建具枠3の室外側部と開口部2の内周面との間がシール材でシールしてある。 例えば、図2に示すように、上枠30の外面30aにおける室外側部と開口部2の上内面2aとの間が上シール材10でシールしてある。 前記下枠31の外面31aにおける室外側部と開口部2の下内面2bとの間が下シール材11でシールしてある。 図3に示すように、前記縦枠32の外面32aにおける室外側部と開口部2の縦内面2cとの間が縦シール材12でシールしてある。

0021

次に、建物壁1の開口部2に建具枠3を取付ける作業を工程ごとに説明する。 非木造の建物壁1を、その開口部2の内周面に被溶接部6が露出するように施工する工程。 上枠30、下枠31、左右の縦枠32が枠組みされ、取付片が除去されると共に、アンカーがそれぞれ取付けられた建具枠3とする工程。 つまり、取付片の除去は枠組み前でも、枠組み後でも良いし、アンカーの取付けも枠組み前でも、枠組み後でも良い。

0022

前記建具枠3を開口部2内に挿入して開口部2内に設ける工程。 前記各被溶接部6と各アンカーに溶接筋7を溶接して建具枠3と建物壁1を連結する工程。 前記建具枠3の室外側部と建物壁1の開口部2の内周面との間にシール材を設ける工程。

0023

このようであるから、建物壁1と、その開口部2内に設けた建具枠3を連結手段4で直接連結することと、建具枠3の取付片が除去してあることによって、建具枠3の大きさに比べて建物壁1の開口部2をあまり大きくしなくとも木造用の建具枠3を非木造の建物壁1の開口部2に取付けできる。 また、開口部2の内周面と建具枠3の外周面の室外側部との間にシール材を設けるだけで良いから、シール作業が簡単である。 また、取付片を除去し、アンカーを取付けた建具枠3を開口部2内に挿入してアンカーと被溶接部6に溶接筋7を溶接すれば良いので、建具枠3を建物壁1の開口部2に取付ける作業が簡単である。

0024

前記連結手段4は、アンカーと被溶接部6と溶接筋7より成るので、構成が単純でコスト安であるから、建物用建具を安価にできる。 また、アンカーは建具枠3にねじで固着してあるので、アルミ材より成る建具枠3にアンカーを取付けて前述のように溶接で開口部2に取付けできる。

0025

次に、各部の詳細を説明する。 前記開口部2の上内面2aは、図2に示すように室内側部分が室外側部分よりも上方に位置するように段差を有し、その室内側部分に被溶接部6が露出するようにしてある。 このようであるから、上枠30の外面30aと上内面2aの室内側部分との間の上下寸法が、室外側部分と上枠30の外面30aとの間の上下寸法よりも大きいので、室内側から被溶接部6と溶接筋7を溶接する作業がやり易いと共に、上シール材10によるシール幅を小さくしてシール性を向上できる。

0026

前記被溶接部6は図2図3に示すように差し筋と呼ばれる鉄筋で、その一部分が内面に露出するように建物壁1に埋設されている。 例えば、面外方向(見込み方向)に向かう一側部6aと他側部6bと面内方向(見付け方向)に向かう中間部6cでほぼクランク形状で、その一側部6aが各内面2a,2b,2cに形成した内向き凹部2d内に露出するように埋設してある。 このようであるから、溶接筋7を内向き凹部2d内で被溶接部6に溶接でき、その溶接部分が内面から突出しないようにできるので、内面と建具枠3の外面との間の寸法を小さくすることが可能である。

0027

前記上アンカー5は図4図5に示すように、取付部5aと溶接部5bを有し、その取付部5aを上枠30の外面30aに接し、ねじ50で固着して取付けてある。 このねじ50は上枠30の内面30bに突出しないようにしてある。 例えば、図2に示すように上枠30のねじ50が螺合する部分を二重壁中空部を有する形状とし、その中空部内にねじ50が突出するようにしてある。

0028

前記溶接部5bの上下方向に向かう面(縦面)に溶接筋7を接して溶接するようにしてある。 この溶接部5bの上下寸法が取付部5aの上下寸法よりも大きく、上アンカー5全体の上下寸法を大きくせずに溶接部5bと溶接筋7の上下方向の接触長さを長くできるようにしてある。 例えば、板状基片51の両側端縁を上向きに折り曲げ折曲片52とし、その折曲片52を溶接部5bとすると共に、基片51に穴53を形成して取付部5aとしてある。 図4において上取付片33の斜線部分(全部)が除去され、上枠30の外面30aは図5に示すように上取付片33を有しない平坦面となっている。

0029

前記下アンカー8は図6図7に示すように、面外方向に離隔した室内側取付部8aと室外側取付部8b、この室内側取付部8aと室外側取付部8bとの面外方向中間の溶接部8cを有し、その室内側取付部8aと室外側取付部8bを、下枠31の面外方向に離隔した室内側被取付部31b、室外側被取付部31cにねじ81でそれぞれ固着して取付けてある。 この実施の形態では、下取付片34の斜線部分の一部分が除去され、この下取付片34の残存部分34aを下アンカー8の室外側取付部8bを取付ける室外側被取付部31cとしてある。 また、前記下アンカー8の室外側取付部8bは、前記室外側被取付部31cに断熱材より成るスペーサ82を介して接し、ねじ81で固着して取付けてある。

0030

前記溶接筋7は、図2に示すように、その長手方向の上部分を溶接部8cの上下方向に向かう縦面に接して溶接される。 前記溶接部8cは、下枠31における前記室内側被取付部31bと室外側被取付部31cとの間の部分と離隔しているので、図2に示すように溶接筋7を溶接部8cの縦面に、その縦面よりも上方に突出するように接して溶接でき、その溶接の上下方向の長さを長くできる。

0031

前記下アンカー8は、例えば板状の基板83をほぼクランク形状に折曲し、その上部分に穴84を形成して室内側取付部8aとすると共に、下部分にも穴84を形成して室外側取付部8bとしてある。 前記基板83の中間部の端縁を折り曲げて折曲片85とし、その折曲片85を溶接部8cとしてある。

0032

前述のように、下アンカー8は面外方向に離隔した2ヶ所で下枠31に固着され、その2ヶ所の固着部の面外方向中間に溶接筋7が溶接してあるので、この溶接筋7によって下枠31は建物壁1の開口部2の下内面2b部分にしっかりと支持して取付けできる。 つまり、下枠31の取付け部分には建具の自重負荷するので、しっかりと支持して取付けることが望ましい。

0033

前記縦アンカー9は図8図9に示すように、取付部9aと溶接部9bを有し、その取付部9aを縦枠32にねじ91で固着して取付け、その溶接部9bに溶接筋7が図3に示すように溶接される。 この実施の形態では、前記縦取付片35は斜線部分が除去されて一部分が残存し、その残存部分35aに取付部9aを接してねじ91で固着してあり、そのねじ91が縦枠32の内面32bに突出しないようにしてある。

0034

この実施の形態では図4図8に示すように、前述の上アンカー5と縦アンカー9は同一としてある。 例えば、上アンカー5の取付部5a(基板51)の端部に縦向き片92を一体的に設け、その縦向き片92に穴93を形成して縦アンカー9の取付部9aとし、上アンカー5の溶接部5b(折曲片52)を縦アンカー9の溶接部9bとしてある。

0035

前記溶接筋7は、ほぼくの字形状に折曲した断面円形鉄棒である。 このようであるから、各アンカーとの溶接部と被溶接部6との間隔を小さくできる。つまり、溶接筋7が一直線形状であると、アンカーの溶接部と被溶接部6との間隔が大きくなるが、ほぼくの字形状であれば、前述の間隔を小さくできる。したがって、開口部2の内周面と建具枠3の外周面との間隔を小さくできる。 なお、溶接筋7を多角形断面形状とすれば、アンカーの溶接部、被溶接部6と接触する面積を広くできるから、しっかりと溶接できる。

0036

前述のようにして建物壁1の開口部2に建具枠3を取付けした後に、その開口部2の内周面と建具枠3の外周面との間にモルタル13を充填して連結手段4が埋没するようにしてある。

0037

次に、本発明の第2の実施の形態を図10図11に基づいて説明する。 この実施の形態は建具枠3が断熱性に優れたものを用いていると共に、開口部2内への取付け位置等が前述の第1の実施の形態と異なり、連結手段4は同一である。 前記建具枠3の上枠30と下枠31は、金属製(アルミ押出形材)の室内側部材40と室外側部材41を断熱材42で連結した断熱形材で、その各室内・外側部材40,41には樹脂製カバー材43,44がそれぞれ設けてある。 前記縦枠32は金属製(アルミ押出形材)の本体45の室内側部に樹脂製の室内側カバー46を取付けてある。

0038

前記開口部2の上内面2a、縦内面2bは、面内方向外側寄りの室内側部分と面内方向内側寄りの室外側部分が段差2eを介して連続した段付き形状で、その室内側部分に建具枠3が連結手段4で取付けられる。 前記段差2eと上枠30の室外側部、縦枠32の室外側部との間が上シール材10、縦シール材12でシールしてある。 前記下枠31の室外側部には水切り14が取付けてある。

0039

前記上連結手段4aの上アンカー5は、上枠30の室外側部材41にねじ50で固着して取付けてある。 前記下連結手段4bの下アンカー8は、その室内側取付部8aが下枠31の室内側部材40にねじ81で固着して取付けられ、室外側取付部8bが下枠31の室外側部材41に、断熱材より成るスペーサ82を介してねじ81で固着して取付けてある。 このようであるから、上枠30、下枠31における室内側部材40と室外側部材41とに亘って上アンカー5、下アンカー8を介して熱が伝わることがなく、その上アンカー5、下アンカー8を断熱形材より成る上枠、下枠と金属製(アルミ製)の上枠、下枠とに兼用することができる。 なお、縦枠32を上枠30、下枠31と同様に金属製(アルミ押出形材)の室内側部材と室外側部材を断熱材42にて連結した断熱形材としても良い。 この場合は、縦アンカー9を室外側部材にねじで固着して取付ける。


図面の簡単な説明

0040

本発明の実施の形態を示す建物用建具の概略正面図である。 図1拡大詳細縦断面図である。 図1の拡大詳細横断面図である。 上枠と上アンカーの分解斜視図である。 上枠の上アンカー取付部分の斜視図である。 下枠と下アンカーの分解斜視図である。 下枠の下アンカー取付部分の斜視図である。 縦枠と縦アンカーの分解斜視図である。 縦枠の縦アンカー取付部分の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示す建物用建具の縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す建物用建具の横断面図である。


--

0041

1…建物壁、2…開口部、2a…上内面、2b…下内面、2c…縦内面、3…建具枠、4…連結手段、4a…上連結手段、4b…下連結手段、4c…縦連結手段、5…上アンカー、6…被溶接部、7…溶接筋、8…下アンカー、9…縦アンカー、10…上シール材、11…下シール材、12…縦シール材、30…上枠、30a…外面、31…下枠、31a…外面、32…縦枠、32a…外面、33…上取付片、34…下取付片、35…縦取付片。


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