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世界でのこの技術分類の技術分布

技術 手摺及び枠組足場

出願人 発明者
出願日 2008年2月14日 (6年5ヶ月経過) 出願番号 2008-032587
公開日 2009年8月27日 (4年11ヶ月経過) 公開番号 2009-191506
登録日 - 登録番号 -
特許期限 2028年2月14日 (残13年6ヶ月) 状態 未査定
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以下の情報は公開日時点(2009年8月27日)のものです。

課題

外径の異なる支柱の間を締結できるだけでなく、外径の同じ支柱の間を締結できる手摺並びにこれを手摺として組み込んでなる枠組足場を提供する。

解決手段

1対の楔孔とこの1対の楔孔の両方に挿入できるを有していて締結すべき支柱抱き込むことができる取付部材長尺手摺本体の両端に設けてなる手摺であって、各取付部材における1対の楔孔は手摺本体に対して直角方向に設けられた2個の壁面のそれぞれに穿たれており、1対の楔孔のうち、第1の楔孔は1個の長孔からなり、そして、第2の楔孔は手摺本体に対して直角方向に複数個配置された長孔からなることを特徴とする、締結すべき支柱の外径に応じて第2の楔孔のうちの長孔の1個を選択して楔を挿入することによって外径の異なる支柱の間を締結することができる手摺。第2の楔孔として設けられる長孔の一部が互いに繋がっていてもよい。楔の先端部近傍には楔脱落防止ピン取り付けられているのが好ましい。また、手摺は伸縮自在であることが好ましい。

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背景

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建築現場等で用いられる枠組足場には、例えば、建枠筋違(すじかい)や手摺枠取り付けてなる「建枠式足場」と、支柱部材ブレース材斜材ともいう。)や手摺部材等の足場構成部材緊結して組み立ててなる「緊結式足場」がある。

「建枠式足場」は、次のようにして組み立てられる。すなわち、横桟縦柱から構成され、H形状鳥居形状を有する建枠の複数個を、所定の間隔建物等の構造物とは直角に立設し、隣接する建枠の縦柱の間に筋違や手摺枠を取り付け固定して複数個の建枠を自立させた後、さらに建枠の横桟の上に床付き布枠布板ともいう。)を1枚又は平行して2枚架け渡すことで、1単位の足場を形成する。この床付き布枠の上が作業用通路になるが、その幅は架け渡された1枚の床付き布枠の幅又は平行して2枚架け渡された床付き布枠の合計幅となるので、これらの幅に応じて、使用する建枠の横桟の長さが決まる。

次に、既に立設した建枠の上に、別途用意された建枠を立設し、同様にして筋違や手摺枠を隣接する建枠の間に取り付け固定した後、新たに立設した建枠の横桟の上に床付き布枠を1枚又は2枚架け渡すことによって一つ上の段の足場を形成する。これを順次繰り返すことによって、全体の枠組み足場を形成する。

この建枠として、H形状の建枠(以下、「H枠」という。)を例にとって、建枠式の枠組足場を組み立てる手順を、図1を用いて説明する。図1(a)が正面図、そして、図1(b)が右側面図である。

3個のH枠1を建物22とは直角に等間隔に並べ、隣接するH枠の間に、建物側に筋違13をロック金具6aに取り付け、そして建物とは反対側に手摺枠10をロック金具6bに取り付けて、1段目のH枠1を自立させる。さらに、建物側の筋違13をロック金具7aに取り付け、そして、建物とは反対側に手摺枠10をロック金具7bに取り付けて固定する。その後、1段目のH枠1の隣接する横桟3の間に床付き布枠11を架け渡して、1段目の足場を形成する。

次に、既に立設した1段目のH枠1の縦柱2の上に、別途用意したH枠1の縦柱2の下部を載置し、固定ピン(図示せず)で固定することによって、2段目のH枠1を立設する。その後、1段目と同様にして、建物側に筋違13をロック金具6aと7aに取り付け、そして、建物とは反対側に手摺枠10をロック金具6bと7bに取り付けて固定し、その後、2段目のH枠1の横桟3に床付き布枠11を架け渡して、2段目の足場を形成する。

3段目の足場も、2段目の足場と同じ手順で組み立てる。すなわち、建物側に筋違13を、そして、建物とは反対側に手摺枠10を固定し、その後、3段目のH枠1の横桟3に床付き布枠11を架け渡して、3段目の足場を形成する。

一方、「緊結式足場」は、「コマ」と呼ばれる取付部材が複数個設けられた支柱部材に、手摺部材、ブレース材、腕木部材等の足場構成部材をコマを介して取り付け、そして、コマにおいて等によってこれらの足場構成部材を緊結した後、床付き布枠を1枚又は2枚以上架け渡すことによって、組み立てられる。

図2を用いて緊結式足場を組み立てる手順を説明する。図2(a)は緊結式足場の正面図、図2(b)は(a)において円で示されたコマの周辺拡大図、そして、図2(c)は緊結式足場の右側面図である。

緊結式足場は、支柱14が建物側とその反対側に各3本が立設されている。各々の支柱14は、複数のコマ20を有する支柱部材16を縦に継ぎ足すことによって形成されている。建物側の隣接する支柱14の間には、コマ20を介してブレース材19が取り付けられ、また、建物とは反対側の隣接する支柱14の間には、コマ20を介して手摺部材15が取り付けられ、コマ20において楔等で緊結される。さらに、建物側の支柱14と建物とは反対側の支柱14の間には、コマ20を介して腕木材21が取り付けられ、コマ20において楔等で緊結され、そして、隣接する腕木材21の間に、床付き布枠11を架け渡すことで、1段目の足場が形成される。なお、ブレース材19は建物とは反対側の支柱14の間に取り付ける場合もある。

2段目の足場は、1段目の足場と同様にして形成される。必要に応じて、1段目の足場の支柱14の上端に別途用意した支柱14を縦方向継ぎ足した上で、ブレース材19、手摺部材15、腕木部材21をコマ20を介して取り付け緊結した後、床付き布枠11を1枚又は平行して2枚架け渡すことで、1単位の足場を形成する。この床付き布枠の上が作業用通路になるが、その幅は架け渡された1枚の床付き布枠の幅又は平行して2枚架け渡された床付き布枠の合計幅となるので、これらの幅に応じて、使用する腕木材21の長さが決まる。これを順次繰り返すことによって、複数段の緊結式足場が形成される。

このように、建築現場等で用いられる枠組足場には、建枠式枠組足場と緊結式枠組足場とを問わず、作業員転落を防止するために、枠組足場の少なくとも道路側には、隣接する建枠の縦柱又は支柱部材の間に手摺枠又は手摺部材が取り付けられている。以下、建枠の縦柱又は支柱部材を総称して、「支柱」ということがある。

しかしながら、建枠式枠組足場に用いられる建枠の縦柱と緊結式足場に用いられる支柱部材とでは、同一メーカー製品であってもその外径は異なっているのが一般的である(たとえば、前者が42.7mm、そして、後者が48.6mmのものが多い)。さらに、メーカーが違えば、同じ建枠であってもその縦柱の外径は異なる。同様に、メーカーが違えば、支柱部材の外径も異なる。したがって、建枠式枠組足場と緊結式足場とを接続して全体として一つの枠組足場を形成する必要が生じた場合には、左右で外径の異なる支柱の間を締結することのできる手摺が必要となる。

次に、建物の周囲に建枠式枠組足場を組み立てるときに、建物の角部に当たる場所に用いられる建枠は妻面となる。

図3は、建物22の周囲に建枠24を用いて建枠式枠組足場を組み立てるときの手摺枠10の設置状況平面図)を示す。

図3にみるごとく、建枠24がH枠であろうと鳥居枠であろうと、建物22の角部に当たる場所に設置されるとき、それは妻面建枠25となるので、そこには手摺枠10を設けることができない。したがって、作業員の転落を防止するために、妻面建枠25の中の2つの縦柱(支柱)の間を締結できる妻面用手摺を用意しておき、手摺枠10に代えて、設置する必要がある。この妻面用手摺は、同一外径の縦柱(支柱)の間を締結することになる。したがって、作業員の安全確保のために枠組足場に組み込む手摺としては、左右で外径の異なる支柱の間を締結できる手摺だけでなく、外径の同じ支柱の間を締結できる手摺をも用意しておく必要がある。

さらに、枠組足場を組み立てる施工業者は、建枠式枠組足場に用いられる建枠に関して、同一のメーカーの製品のみを所有しているとは限らず、むしろ複数のメーカーの製品を所有しており、併用することの方が多い。そして、上述したように、メーカーが違えば同じ建枠であってもその縦柱(支柱)の外径は異なるので、複数のメーカーの製品を所有する施工業者は、様々な外径の縦柱(支柱)に対応できるように、同一外径の縦柱(支柱)間を締結する妻面用手摺数種類用意する必要がある。

このとき、建枠式枠組足場の作業用通路の幅は、通常、600〜610mm、900〜914mm及び1200〜1219mmの3種類が存在するため、建枠の縦柱(支柱)間の幅も同様に、600〜610mm、900〜914mm及び1200〜1219mmの3種類存在する。それぞれ、600枠、900枠及び1200枠ということがある。したがって、この妻面用手摺としては、外径の異なる支柱の間を締結する必要はないものの、3種類の建枠に対応して、3種類の長さのものを用意する必要がある。

なお、施工業者が同一のメーカーの製品のみを所有しているとは限らず、むしろ複数のメーカーの製品を所有しており、併用することの方が多い点は、緊結式足場を用いて枠組足場を組み立てる場合にも、同じ問題を生じさせることになる。複数のメーカーの製品を所有する施工業者は、様々な外径の支柱部材(支柱)に対応できるように、同一外径の支柱部材(支柱)間を締結するときであっても、長さの異なる手摺を数種類用意する必要がある。

このような問題を解決するために、特許文献1には、伸縮自在の長尺手摺本体とその両端に設けられた着脱可能の掴み部材からなる、外径の異なる支柱の間を締結できる手摺が提案されている。ここでは、その両端に設けられた管掴み部材を大径用と小径用の2種類用意しており、管外径に応じて、その都度、取り換えることで外径の異なる管に対応している。

また、特許文献2には、異径チューブ連結できる足場クランプが提案されている。ここでは、平行部をもつヒンジピン長孔スロットを通して移動可能とすることによって閉鎖エレメントと調整し、あるいはさらに、傾動エレメントを追加して、異径の支柱に対応している。

特開2007−46382号公報 特開平6−207461号公報

概要

外径の異なる支柱の間を締結できるだけでなく、外径の同じ支柱の間を締結できる手摺並びにこれを手摺として組み込んでなる枠組足場を提供する。1対の楔孔とこの1対の楔孔の両方に挿入できる楔を有していて締結すべき支柱を抱き込むことができる取付部材を長尺の手摺本体の両端に設けてなる手摺であって、各取付部材における1対の楔孔は手摺本体に対して直角方向に設けられた2個の壁面のそれぞれに穿たれており、1対の楔孔のうち、第1の楔孔は1個の長孔からなり、そして、第2の楔孔は手摺本体に対して直角方向に複数個配置された長孔からなることを特徴とする、締結すべき支柱の外径に応じて第2の楔孔のうちの長孔の1個を選択して楔を挿入することによって外径の異なる支柱の間を締結することができる手摺。第2の楔孔として設けられる長孔の一部が互いに繋がっていてもよい。楔の先端部近傍には楔脱落防止ピンが取り付けられているのが好ましい。また、手摺は伸縮自在であることが好ましい。

目的

本発明は、これらの問題を解決するためになされたものであって、特殊な楔構造を採用することによって、複雑な機構を不要にするとともに調整に手間をかけることなく、外径の異なる支柱の間を締結できるだけでなく、外径の同じ支柱の間を締結できる手摺を提供するとともに、これを手摺として組み込んでなる枠組足場を提供することを目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

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請求項

以下の情報は公開日時点(2009年8月27日)のものです。

請求項1

1対の楔孔とこの1対の楔孔の両方に挿入できるを有していて締結すべき支柱抱き込むことができる取付部材長尺手摺本体の両端に設けてなる手摺であって、各取付部材における1対の楔孔は手摺本体に対して直角方向に設けられた2個の壁面のそれぞれに穿たれており、1対の楔孔のうち、第1の楔孔は1個の長孔からなり、そして、第2の楔孔は手摺本体に対して直角方向に複数個配置された長孔からなることを特徴とする、締結すべき支柱の外径に応じて第2の楔孔のうちの長孔の1個を選択して楔を挿入することによって外径の異なる支柱の間を締結することができる手摺。

請求項2

第2の楔孔に配置された複数個の長孔のうち、手摺本体の近くに配置された長孔には小径の支柱を締結するときに楔を挿入し、そして、手摺本体の遠くに配置された長孔には大径の支柱を締結するときに楔を挿入することを特徴とする、請求項1に記載の手摺。

請求項3

第2の楔孔に配置された複数個の長孔のうち、少なくとも2個の長孔の一部が互いに繋がっていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の手摺。

請求項4

第2の楔孔に配置された長孔が2個であることを特徴とする、請求項1から3までのいずれかに記載の手摺。

請求項5

楔の先端部近傍には楔脱落防止ピン取り付けられていることを特徴とする、請求項1から4までのいずれかに記載の手摺。

請求項6

第2の楔孔に配置された複数個の長孔のいずれをも、楔脱落防止ピンの両端部が通り抜けることができるように、それぞれの長孔の中央部に連通して、楔脱落防止ピンの両端部が通れるだけの小孔が、それぞれの長孔に連通して設けられていることを特徴とする、請求項5に記載の手摺。

請求項7

長尺の手摺本体が伸縮自在であることを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の手摺。

請求項8

請求項1から7までのいずれかに記載の手摺が、その両端に設けてなる各取付部材の楔によって2本の支柱の間に固定された状態で組み込まれていることを特徴とする枠組足場

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