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技術 射出成形金型のスライドコア開閉構造

出願人 シチズン電子株式会社
発明者 志村孝司
出願日 2005年11月28日 (10年5ヶ月経過) 出願番号 2005-341466
公開日 2007年6月14日 (8年10ヶ月経過) 公開番号 2007-144755
状態 未査定
技術分野 プラスチック等の成形用の型
主要キーワード 傾斜穴 金型構成要素 開閉型 分割形 段付き穴 金型サイズ 傾斜ピン 鏡筒部品

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課題

解決手段

射出成形金型1は固定側金型2と可動側金型3とから成り、固定側型板5に形成された段付き穴5aにアンギュラピン6が摺動可能に配設されている。段付き穴5aを固定側受板4側へ延長して形成された穴4aにはアンギュラピン6を押し出す方向に付勢して圧縮コイルバネ7が配設されている。可動側金型3に配設されたキャビスペーサA8の上に傾斜穴11cを有するスライドコア11が摺動可能に配設されている。アンギュラピン6は傾斜穴11cに係合して金型開閉方向垂直な方向にスライドコア11を移動させる。キャビスペーサA8にはアンギュラピン6の先端部を受け入れる逃がし穴8aが形成されている。

背景

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近年、各種工業製品において材料特性改善部品製造の容易化、組立の容易化、軽量化、低価格化等を目的としてプラスチック成形品が多用され、射出成形機を用いて量産されている。このようなプラスチック成形品の中には、例えばビデオカメラデジタルカメラなどの鏡筒部品のように、内部にアンダーカット部を有しており、この部品成形をするためには、射出成形金型スライドコアを必要とするものがある(例えば、特許文献1参照。)。

このようなプラスチック成形品を成形する射出成形金型の一例を図面により説明する。図4は従来のスライドコアを有する射出成形金型の要部断面図であり、中心線CLより右側の部分であるスライドコアを駆動するアンギュラピン周り構造を示している。図4において、52は射出成形金型を構成する固定側金型固定側型板を示しており、53は固定側型板52に固定された傾斜ピンであるアンギュラピンを示している。54は可動側金型キャビスペーサを示している。55は可動側金型の可動側受板を示している。ハッチングで示す56はアンギュラピン53を逃がすためにキャビスペーサ54及び可動側受板55に形成された逃がし穴を示している。57はキャビスペーサ54上を摺動するスライドコアを示している。

58はスライドコア57に形成された分割形キャビティの右側半分である。以上説明した金型の構成は中心線CLに対して対称に左側にも設けられている。射出成形金型のその他の構成については本発明との関係が薄いので煩雑になるのを避けるために説明を省略する。この金型の動作は、樹脂射出後に可動側金型が下降して型開きとなり、スライドコア57の斜面57aが固定側型板52から離れる。同時に、アンギュラピン53とスライドコア57の傾斜穴57cとの相互作用によってスライドコア57が右側に移動する。これに伴い分割型のキャビティ58が左右に開き、成形品のアンダーカット部とキャビティ58との重なりが外れる。その後、図示しないエジェクターピン作動して成形品を突き上げ離型させる。
特開平11−192647号公報(図10、段落番号0002、0003)

概要

スライドコアを有する射出成形金型の金型スペースの確保。 射出成形金型1は固定側金型2と可動側金型3とから成り、固定側型板5に形成された段付き穴5aにアンギュラピン6が摺動可能に配設されている。段付き穴5aを固定側受板4側へ延長して形成された穴4aにはアンギュラピン6を押し出す方向に付勢して圧縮コイルバネ7が配設されている。可動側金型3に配設されたキャビスペーサA8の上に傾斜穴11cを有するスライドコア11が摺動可能に配設されている。アンギュラピン6は傾斜穴11cに係合して金型開閉方向垂直な方向にスライドコア11を移動させる。キャビスペーサA8にはアンギュラピン6の先端部を受け入れる逃がし穴8aが形成されている。

目的

上記発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、スライドコアを有する射出成形金型の金型スペースの確保が可能となる射出成形金型のスライドコア開閉構造を提供することである。

効果

実績

技術文献被引用数
1件
牽制数
0件

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請求項

請求項1

固定側金型可動側金型とから成りアンダーカット樹脂成形品成形する射出成形金型であって、金型開閉方向垂直な方向に摺動可能に前記可動側金型に配設された一対スライドコアに、2分割されたキャビティの各々を形成してあり、型開閉時には前記固定側金型に配設され且つ前記スライドコアの傾斜穴を貫通する一対の傾斜ピンにより、前記スライドコアを移動させて前記キャビティを開閉するように構成した射出成形金型のスライドコア開閉構造において、前記傾斜ピンは後端部をコイルバネにより前記固定側金型から突出するように付勢されて前記固定側金型内に摺動可能に配設されていることを特徴とする射出成形金型のスライドコア開閉構造。

詳細

技術分野

0001

本発明は、射出成形金型に関し、更に詳しくはスライドコアを有する射出成形金型のスライドコア開閉構造に関する。


背景技術

0002

近年、各種工業製品において材料特性改善部品製造の容易化、組立の容易化、軽量化、低価格化等を目的としてプラスチック成形品が多用され、射出成形機を用いて量産されている。このようなプラスチック成形品の中には、例えばビデオカメラデジタルカメラなどの鏡筒部品のように、内部にアンダーカット部を有しており、この部品成形をするためには、射出成形金型にスライドコアを必要とするものがある(例えば、特許文献1参照。)。

0003

このようなプラスチック成形品を成形する射出成形金型の一例を図面により説明する。図4は従来のスライドコアを有する射出成形金型の要部断面図であり、中心線CLより右側の部分であるスライドコアを駆動するアンギュラピン周り構造を示している。図4において、52は射出成形金型を構成する固定側金型固定側型板を示しており、53は固定側型板52に固定された傾斜ピンであるアンギュラピンを示している。54は可動側金型キャビスペーサを示している。55は可動側金型の可動側受板を示している。ハッチングで示す56はアンギュラピン53を逃がすためにキャビスペーサ54及び可動側受板55に形成された逃がし穴を示している。57はキャビスペーサ54上を摺動するスライドコアを示している。

0004

58はスライドコア57に形成された分割形キャビティの右側半分である。以上説明した金型の構成は中心線CLに対して対称に左側にも設けられている。射出成形金型のその他の構成については本発明との関係が薄いので煩雑になるのを避けるために説明を省略する。この金型の動作は、樹脂射出後に可動側金型が下降して型開きとなり、スライドコア57の斜面57aが固定側型板52から離れる。同時に、アンギュラピン53とスライドコア57の傾斜穴57cとの相互作用によってスライドコア57が右側に移動する。これに伴い分割型のキャビティ58が左右に開き、成形品のアンダーカット部とキャビティ58との重なりが外れる。その後、図示しないエジェクターピン作動して成形品を突き上げ離型させる。
特開平11−192647号公報(図10、段落番号0002、0003)


発明が解決しようとする課題

0005

しかしながら、従来の金型構造ではアンギュラピン53の逃がし穴56を可動側受板55にわたって大きく形成していたので、その部分には他の金型構成要素を配置することができなかった。例えば温調を通すスペースが確保できず、他の場所に設置する必要があった。その結果、金型サイズが大きくなってしまうという問題があった。

0006

上記発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、スライドコアを有する射出成形金型の金型スペースの確保が可能となる射出成形金型のスライドコア開閉構造を提供することである。


課題を解決するための手段

0007

前記課題を解決するための本発明の手段は、固定側金型と可動側金型とから成りアンダーカット付樹脂成形品を成形する射出成形金型であって、金型開閉方向垂直な方向に摺動可能に前記可動側金型に配設された一対のスライドコアに、2分割されたキャビティの各々を形成してあり、型開閉時には前記固定側金型に配設され且つ前記スライドコアの傾斜穴を貫通する一対の傾斜ピンにより、前記スライドコアを移動させて前記キャビティを開閉するように構成した射出成形金型のスライドコア開閉構造において、前記傾斜ピンは後端部をコイルバネにより前記固定側金型から突出するように付勢されて前記固定側金型内に摺動可能に配設されていることを特徴とする。


発明の効果

0008

以上説明したように、本発明によれば、固定側金型と可動側金型とから成りアンダーカット付樹脂成形品を成形する射出成形金型であって、金型開閉方向と垂直な方向に摺動可能に前記可動側金型に配設された一対のスライドコアに、2分割されたキャビティの各々を形成してあり、型開閉時には前記固定側金型に配設され且つ前記スライドコアの傾斜穴を貫通する一対の傾斜ピンにより、前記スライドコアを移動させて前記キャビティを開閉するように構成した射出成形金型のスライドコア開閉構造において、前記傾斜ピンは後端部をコイルバネにより前記固定側金型から突出するように付勢されて前記固定側金型内に摺動可能に配設したので、金型スペースを十分確保できて、金型の小型化に寄与することができるようになった。


発明を実施するための最良の形態

0009

以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態である型閉じ状態の射出成形金型の要部断面図、図2図3図1の金型の動作を順に示す型開き状態の射出成形金型の要部断面である。

0010

まず、図1により、本発明の実施の形態である射出成形金型の構成について説明する。図1において、1は射出成形金型を示している。2は射出成形金型1を構成する固定側金型を示しており、3は同じく可動側金型を示している。4は固定側受板を示しており、5は固定側型板を示している。6は固定側型板5に形成された段付き穴5aに摺動可能に配設された頭付傾斜ピンであるアンギュラピンを示している。7は段付き穴5aを固定側受板4側へ延長して形成された穴4aにアンギュラピン6を押し出す方向に付勢するように配設された圧縮コイルバネを示している。

0011

8は可動側金型3に配設されたキャビスペーサAを示しており、9は同じくキャビスペーサBを示している。キャビスペーサA8にはアンギュラピン6の先端部を受け入れる逃がし穴8aが形成されている。10は可動側受板を示している。11はキャビスペーサA8の上に摺動可能に配設されたスライドコアを示している。12はキャビスペーサA8に形成された2分割開閉型キャビティの右半分を示している。アンギュラピン6の先端はキャビスペーサA8の逃がし穴8aに入り、キャビスペーサB9の面に当接しており、後端は段付き穴5a内に後退して圧縮されたコイルバネ7により押されている。スライドコア11の斜面11aは固定側型板5のロッキング斜面5cにより金型の外側への移動が規制されている。以上の構成は中心線CLに対して対称に左側にも存在する。すなわち、スライドコア11もアンギュラピン6もそれぞれ左右に一対づつ配設されている。

0012

次に、本発明の実施の形態である射出成形金型1の動作について説明する。まず、溶融樹脂射出して一定時圧力を保ちながら樹脂冷却硬化した段階図1に示す状態から、図2に示す型開き状態となる。図2において、13は成形品を示している。射出成形金型1は可動側金型3が下降し始めた状態である。スライドコア11の斜面11aが固定側金型2から離れると同時に、アンギュラピン6は固定側型板5からコイルバネ7の付勢力により押し出されるから、先端部はキャビスペーサB9の面から離れずに当接し続ける。そして、アンギュラピン6と傾斜穴11cとの係合位置が徐々に右側にずれるので、相互作用によりスライドコア11が金型の開閉方向とは垂直な方向の右側に移動する。スライドコア11の移動に伴い、キャビティ12が開く。

0013

図3に示すように、更に型開きが進行して、固定側金型2と可動側金型3との係合が外れた状態となる。固定側金型2において、アンギュラピン6は段付き穴5aから一杯に突出した状態になる。スライドコア11は一杯に突出したアンギュラピン6の作用により、右側一杯に移動するのでキャビティ12が十分開いて、成形品13を取り出せる状態になる。この後、図示しないエジェクターピンが作動して成形品13を突き上げ離型させ、次の成形サイクル備えて射出成形金型1は閉じられる。このとき、アンギュラピン6は先端がキャビスペーサB9に当接してから固定側型板5内に引っ込むから、スライドコア11の傾斜穴11cとアンギュラピン6との係合位置が左へずれて、スライドコア11を左側へ移動させることになり、最終的に図1の型閉じ状態となる。

0014

次に、本実施の形態の効果について説明する。アンギュラピン6を、コイルバネ7によって固定側型板5から突出するように付勢させて固定側型板5内に摺動可能に配設したので、可動側受板10にはアンギュラピン6の逃がし穴を設ける必要がなくなり、そのスペースに温調を通すなど、他の目的のためにスペースを有効に使用できるので、金型サイズを小さくすることができる。金型を小型にできるので、小型の射出成形機に対応させることができ、また、金型の取り扱いがよくなる。


図面の簡単な説明

0015

本発明の実施の形態である射出成形金型の要部断面図である。
図1の射出成形金型の動作を示す要部断面図である。
図1の射出成形金型の動作を示す要部断面図である。
従来の射出成形金型の要部断面図である。


符号の説明

0016

1射出成形金型
2固定側金型
3可動側金型
6アンギュラピン
7コイルバネ
11スライドコア
11c傾斜穴
12 キャビティ


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