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技術 ダンプ式コンテナ装置

出願人 昭和技研有限会社
発明者 松岡啓
出願日 2005年11月18日 (10年6ヶ月経過) 出願番号 2005-335058
公開日 2007年6月7日 (8年11ヶ月経過) 公開番号 2007-137293
状態 特許登録済
技術分野 荷物運搬車両
主要キーワード 傾斜支点 ストッパー金具 コンテナ領域 傾斜底壁 コンテナ装置 積載コンテナ 傾斜底 傾斜底板

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以下の情報は公開日時点(2011年1月7日)のものです。

課題

トラック荷台に載せて設置されたコンテナを、ダンプカーの荷台のように傾斜可能とすることで、ダンプカーの荷台に直接に積み込むのに適しない積荷であっても、容易にコンテナ中搬入したり、ダンプカー式に一斉に下ろしたりできるダンプ式コンテナ装置を実現する。

解決手段

トラックの荷台上積載して連結固定されたベース体に、前記荷台上に積載されたコンテナの後部を軸支する支点を設けると共に、油圧シリンダー基端連結し、前記コンテナ中の積荷を下ろす際は、前記油圧シリンダーを伸長させて前記コンテナを前記支点を中心に起こして傾け、コンテナ中の積荷を一斉に滑降可能とする。コンテナに増設箱を連結することもできる。

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背景

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トラック荷台に直接載せて運搬できる形態積荷の場合は、特開平11-28961号公報に記載のようなダンプカーに載せて運搬し、その荷台を油圧シリンダーで起こして傾け、荷台中の積荷を一斉に滑降させて下ろすことができる。
特開平11-28961

概要

トラックの荷台に載せて設置されたコンテナを、ダンプカーの荷台のように傾斜可能とすることで、ダンプカーの荷台に直接に積み込むのに適しない積荷であっても、容易にコンテナ中搬入したり、ダンプカー式に一斉に下ろしたりできるダンプ式コンテナ装置を実現する。 トラックの荷台上積載して連結固定されたベース体に、前記荷台上に積載されたコンテナの後部を軸支する支点を設けると共に、油圧シリンダーの基端連結し、前記コンテナ中の積荷を下ろす際は、前記油圧シリンダーを伸長させて前記コンテナを前記支点を中心に起こして傾け、コンテナ中の積荷を一斉に滑降可能とする。コンテナに増設箱を連結することもできる。

目的

本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、トラックなどの荷台に載せて設置できるコンテナが、ダンプカーの荷台のように傾斜可能とすることで、ダンプカーの荷台に直接に積み込むのに適しない積荷であっても、容易にコンテナ中に搬入したり、ダンプカー式に一斉に下ろしたりできるダンプ式コンテナ装置を実現することにある。

効果

実績

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請求項

以下の情報は公開日時点(2011年1月7日)のものです。

請求項1

トラックなどの荷台上積載固定されたベース体に、前記荷台上に積載されたコンテナの後部を軸支する支点を設けると共に、コンテナ回転用シリンダー基端連結し、前記コンテナ中積荷を下ろす際は、前記シリンダーを伸長させて前記コンテナを前記支点を中心に起こして傾け、コンテナ中の積荷を一斉に滑降可能としたことを特徴とするダンプ式コンテナ装置

請求項2

前記コンテナの後壁および/又は側壁開閉可能になっていることを特徴とする請求項1に記載のダンプ式コンテナ装置。

請求項3

前記コンテナの後壁の一部又は全部が網体及び/又はパネル状体から成り、上端がコンテナに上下回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダンプ式コンテナ装置。

請求項4

前記コンテナ後部を軸支する支点が、トラックの荷台から後方に突出しており、前記コンテナの前記支点寄り底壁傾斜していることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のダンプ式コンテナ装置。

請求項5

前記コンテナとトラックの運転室との間に増設用の箱を配置した状態で互いに連結するフック手段を設けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置。

請求項6

前記コンテナと前記増設用の箱の連結側の側壁が開閉可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置。

請求項7

前記ベース体のトラック前部寄りの位置をトラック荷台連結固定する手段を有していることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置。

請求項8

前記ベース体のトラック前部寄りの位置の両端に位置合わせ支柱を固定し、前記コンテナを傾斜状態から水平状態に戻す際に、両位置合わせ支柱の間にガイドされるように構成してなることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置。

詳細

以下の情報は 公開日時点 (2011年1月7日)のものです。

技術分野

0001

本発明は、トラックなどの荷台に設置した状態のコンテナを起こして傾け、収納されている積荷を一斉に下ろせるようにしたダンプ式のコンテナ装置に関する。


背景技術

0002

トラックの荷台に直接載せて運搬できる形態の積荷の場合は、特開平11-28961号公報に記載のようなダンプカーに載せて運搬し、その荷台を油圧シリンダーで起こして傾け、荷台中の積荷を一斉に滑降させて下ろすことができる。
特開平11-28961


発明が解決しようとする課題

0003

ところが、木材のチップ枯れ葉などのように、軽量で嵩張る積荷の場合は、荷台中に直接載せる方法では、大量に積載できない。したがって、背の高い箱に一旦収納した状態で、該箱をトラックの荷台で運搬するのが適している。しかしながら、通常の箱では、該箱の中にバラの積荷を搬入したり、トラックから下ろしたりする作業が面倒である。

0004

本発明の技術的課題は、このような問題に着目し、トラックなどの荷台に載せて設置できるコンテナが、ダンプカーの荷台のように傾斜可能とすることで、ダンプカーの荷台に直接に積み込むのに適しない積荷であっても、容易にコンテナ中に搬入したり、ダンプカー式に一斉に下ろしたりできるダンプ式コンテナ装置を実現することにある。


課題を解決するための手段

0005

本発明の技術的課題は次のような手段によって解決される。請求項1は、トラックなどの荷台に載せて設置固定されたベース体に、前記荷台上に積載されたコンテナの後部を軸支する支点を設けると共に、駆動シリンダー基端連結し、前記コンテナ中の積荷を下ろす際は、前記駆動シリンダーを伸長させて前記コンテナを起こして傾け、コンテナ中の積荷を一斉に滑降可能としたことを特徴とするダンプ式コンテナ装置である。

0006

このように、トラックなどの荷台に載せて設置固定されたベース体に、前記荷台上に積載されたコンテナの後部を軸支する支点を設けてあるため、前記コンテナ中の積荷を下ろす際は、該延長支点を支点にして、積載コンテナを起こして傾斜させ、コンテナ中の積荷を一斉に滑降させて下ろすことができる。また、前記ベース体にコンテナ駆動シリンダーの基端を連結してあるので、該駆動シリンダーを伸長させることによって、積載状態のコンテナを起こして傾斜させることができる。

0007

請求項2は、前記コンテナの後壁および/又は側壁開閉可能になっていることを特徴とする請求項1に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記コンテナの後壁および/又は側壁が開閉可能になっているため、コンテナの後壁を開けて、積荷を挿入したり、排出し滑降させたりできる。また、側壁を開閉することによって、工具その他の道具などを挿入したり、取り出したりもできる。積荷の種類によっては、側壁を開けて挿入することもできる。

0008

請求項3は、前記コンテナの後壁の一部又は全部が網体及び/又はパネル状体から成り、上端がコンテナに上下回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記コンテナの後壁が網やパネル状体から成っているので、通常は、コンテナ中の積荷が後方から漏れだしたりする恐れはない。また、網やパネル状体の上端がコンテナに上下回動可能に支持されているので、コンテナを油圧シリンダーで起こして傾斜させると、網やパネル状体が自重で自然に開くので、引き続いてコンテナ中の積荷が滑降して落下可能となり、操作者の負担も軽減される。

0009

請求項4は、前記コンテナ後部を軸支する支点が、トラックの荷台から後方に突出しており、前記コンテナの底壁は、前記支点寄りの位置が傾斜していることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記のコンテナ後部を軸支する支点が、トラックの荷台から後方に突出しているので、コンテナを起こして傾斜させた状態で、コンテナ後方の開口はトラックの荷台より後方に位置するため、コンテナ中の積荷が荷台上に落下することはなく、確実に荷台の外側に排出される。一方、前記コンテナの底壁は、前記支点寄りの位置が傾斜しているので、コンテナを起こし傾斜させて、内部の積荷を排出する際に、底部の積荷も確実に傾斜底壁を滑降して確実に排出される。

0010

請求項5は、前記コンテナとトラックの運転室との間に増設用の箱を配置した状態で互いに連結するフック手段を設けてあることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記コンテナとトラックの運転室との間に増設用の箱を配置した状態で互いに連結するフック手段を設けてあるため、増設箱を連結することによって、ダンプ式のコンテナを大型化することもできる。また、フック手段で連結するため、コンテナと増設箱との連結や分離ワンタッチ操作可能となり、簡便である。

0011

請求項6は、前記コンテナと前記増設用の箱の連結側の側壁が開閉可能となっていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記コンテナと前記の増設箱の連結側の側壁が開閉可能となっているため、側壁を閉じて、コンテナと増設箱との間を仕切ることによって、ダンプ式のコンテナとは切り離して独立状態で使用することもできるし、側壁を開けて一体の広い空間にして、大型化することもできる。

0012

請求項7は、前記ベース体のトラック前部寄りの位置をトラック荷台連結固定する手段を有していることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記のベース体のトラック前部寄りの位置をトラック荷台に連結固定する手段を有しているため、ベース体とトラック荷台を連結固定しておけば、ダンプ式のコンテナをトラック荷台に対して確実かつ安定よく傾斜させたり、水平の積載状態に戻したりできる。

0013

請求項8は、前記ベース体の運転室寄りの位置の両端に位置合わせ支柱を固定し、前記コンテナを傾斜状態から水平状態に戻す際に、両位置合わせ支柱の間にガイドされるように構成してなることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかの項に記載のダンプ式コンテナ装置である。このように、前記ベース体のトラック運転席寄りの位置の両端に位置合わせ支柱を固定してあるので、積荷を排出し傾斜した状態のコンテナを元に戻す際に、該コンテナが両位置合わせ支柱の間にガイドされながら、荷台上の元の位置に確実かつ安定よく設置される。


発明の効果

0014

請求項1のように、トラックなどの荷台に載せて設置固定されたベース体に、前記荷台上に積載されたコンテナの後部を軸支する支点を設けてあるため、前記コンテナ中の積荷を下ろす際は、該延長支点を支点にして、積載コンテナを起こして傾斜させ、コンテナ中の積荷を一斉に滑降させて下ろすことができる。また、前記ベース体にコンテナ駆動シリンダーの基端を連結してあるので、該駆動シリンダーを伸長させることによって、積載状態のコンテナを起こして傾斜させることができる。

0015

請求項2のように、前記コンテナの後壁および/又は側壁が開閉可能になっているため、コンテナの後壁を開けて、積荷を挿入したり、排出し滑降させたりできる。また、側壁を開閉することによって、工具その他の道具などを挿入したり、取り出したりもできる。積荷の種類によっては、側壁を開けて挿入することもできる。

0016

請求項3のように、前記コンテナの後壁が網やパネル状体から成っているので、通常は、コンテナ中の積荷が後方から漏れだしたりする恐れはない。また、網やパネル状体の上端がコンテナに上下回動可能に支持されているので、コンテナを油圧シリンダーで起こして傾斜させると、網やパネル状体が自重で自然に開くので、引き続いてコンテナ中の積荷が滑降して落下可能となり、操作者の負担も軽減される。

0017

請求項4のように、前記のコンテナ後部を軸支する支点が、トラックの荷台から後方に突出しているので、コンテナを起こして傾斜させた状態で、コンテナ後方の開口はトラックの荷台より後方に位置するため、コンテナ中の積荷が荷台上に落下することはなく、確実に荷台の外側に排出される。一方、前記コンテナの底壁は、前記支点寄りの位置が傾斜しているので、コンテナを起こし傾斜させて、内部の積荷を排出する際に、底部の積荷も確実に傾斜底壁を滑降して確実に排出される。

0018

請求項5のように、前記コンテナとトラックの運転室との間に増設用の箱を配置した状態で互いに連結するフック手段を設けてあるため、増設箱を連結することによって、ダンプ式のコンテナを大型化することもできる。また、フック手段で連結するため、コンテナと増設箱との連結や分離がワンタッチ操作可能となり、簡便である。

0019

請求項6のように、前記コンテナと前記の増設箱の連結側の側壁が開閉可能となっているため、側壁を閉じて、コンテナと増設箱との間を仕切ることによって、ダンプ式のコンテナとは切り離して独立状態で使用することもできるし、側壁を開けて一体の広い空間にして、大型化することもできる。

0020

請求項7のように、前記のベース体のトラック前部寄りの位置をトラック荷台に連結固定する手段を有しているため、ベース体とトラック荷台を連結固定しておけば、ダンプ式のコンテナをトラック荷台に対して確実かつ安定よく傾斜させたり、水平の積載状態に戻したりできる。

0021

請求項8のように、前記ベース体のトラック運転席寄りの位置の両端に位置合わせ支柱を固定してあるので、積荷を排出し傾斜した状態のコンテナを元に戻す際に、該コンテナが両位置合わせ支柱の間にガイドされながら、荷台上の元の位置に確実かつ安定よく設置される。


発明を実施するための最良の形態

0022

次に本発明によるダンプ式コンテナ装置が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。図1はトラックの荷台にコンテナを設置した状態の側面図、図2は前記コンテナを起こして積荷を滑降させている状態の斜視図、図3図2の状態を反対側から見た斜視図である。

0023

トラックの荷台1のあおり(枠)2を下ろした状態では、荷台1上に設置されたベース体3が見える。ベース体3は、荷台1上に安定よく載置されるように、例えば枠状又は盤状に形成され、その後端支点柱4を斜めに固定してあり、前方には、油圧シリンダー5の基端5aを連結してある。

0024

前記支点柱4の上端には、支軸6を介してコンテナ7の後端が軸支されている。また、コンテナ7の上端と前記油圧シリンダー5のピストン先端5bが連結されている。コンテナ7の前側には、増設用の箱8が連結されている。

0025

図1のコンテナ7中に木材のチップや枯れ葉などを収納して運搬し、これらの積荷を下ろす際に、油圧シリンダー5のピストンPを伸長させると、図2図3のように、支軸6を中心にしてコンテナ7が回動して起こされる。その結果、コンテナ7が傾斜して、内部の木材チップや枯れ葉などの積荷が、コンテナ後部の開口Bから一斉に滑降し下ろされる。9は、コンテナの後部壁用の網体であり、上端の支軸10を介して、コンテナ上端に軸支されている。

0026

図4は、図3の増設用の箱8が分離され、コンテナ7単体でダンプ機能作動させている状態である。このとき、増設箱8は、図5のように、トラックの運転室11寄りに寄せて、充分な間隔Gを設けてある。図6は、コンテナ7と増設用の箱8との連結部を示す斜視図であり、トラック荷台のあおり(枠)2を内側において、予め設置されている図4のベース体3上のコンテナ7とトラックの運転室11との間に増設箱8を設置する。

0027

コンテナ7の運転室11寄りの両側上端連結軸12を横向きに設けて外側に突出させてあり、増設箱8には、前記連結軸12に上から引っ掛けるための下向きU字状のフックFを設けてある。連結に際しては、図7のように、トラックに装備してあるクレーンのフックfでワイヤーWを介して吊り上げ、コンテナ7の左右の連結軸12に増設箱8の左右のフックFを引っ掛けてから下降させる。次いで、必要に応じて、コンテナ7と増設箱8の下部同士をボルトナットで連結固定してもよい。なお、フックFに代えてボルトナットを用いてもよいが、コンテナ7側と増設箱8側との位置合わせが面倒である。

0028

図6のように、コンテナ7側に仕切り側壁141、142を差し込んで閉鎖する構造になっている。また、増設箱8側にも仕切り側壁151、152を差し込んで閉鎖する。なお、コンテナ7および増設箱8には、対応する仕切り側壁を差し込むガイド溝を有していることは言うまでもない。図7は、前記の各仕切り側壁を差し込んで閉鎖した状態である。

0029

図8はフックFの他の実施形態であり、蝶番手段hを介して増設箱8の側面に取付け固定してある。コンテナ7と連結しない場合はフックFは必要ないので、蝶番軸sの回りに回転して増設箱8の側面に折り畳めば、フックFが飛び出して邪魔になることはない。あるいは、蝶番軸sを抜いて、フックFを取り外してもよい。

0030

増設箱8の連結に際しては、増設箱8の下に敷板を挟んで、増設箱8をわずかに高くしておけば、フックFを連結軸12側に回して、横から引っ掛けることができる。したがって、図7のように、連結軸12の上から引っ掛けるより操作が簡便で、クレーンのフックfで吊り上げる必要もない。コンテナ7側のダンプ操作の際は、増設箱8の荷重が常に連結軸12にかかるので、フックFが外れる恐れはない。なお、コンテナ7と連結する場合は、フックFが蝶番軸sの回りに回転しないように、ロックピンを併用してもよい。

0031

増設箱8をコンテナ7から分離する場合は、増設箱8の設置に先立って、予め敷き板を置いて、フックFが連結軸12よりわずかに浮き上がる状態にしておけば、蝶番軸sを中心に回転することによって、フックFは容易に外すことができる。

0032

図9は、コンテナ7を後端から見た背面図であり、図2図4のような網体9の下段パネル9aになった後部壁体9bが、コンテナ7の後端の開口Bを閉じるように実装されている。この後部壁体9bの上端に設けた横軸10が、コンテナ後端の上部左右に設けた軸受けに挿入されていて、この横軸10を中心にして、図10鎖線で示すように上下回動できる。なお、後部壁体9bの下端に設けたピン14が水平にスライド可能なため、矢印で示す外向きにスライドさせて、コンテナ7側のロック孔に挿入することによって、後部壁体9bが不安定となるのを防いでいる。

0033

図10図9に示すコンテナ7の左側面図であり、図1のように、ベース体3の後端から後向きに斜め上に伸び傾斜支点柱4の上端に設けた支軸6でコンテナ7が軸支されている。したがって、油圧シリンダー5のヒストンPを伸ばすことによって、支軸6を中心にして、コンテナ7が上向きに回動し、コンテナ7を図2〜4のように傾けることができる。後方に傾斜状態で突き出している傾斜支点柱4の下面には、トラック荷台の後部あおりの上端に位置して引っ掛かるように、L字状のストッパー金具15を固設してある。なお、傾斜支点柱4の補強のために、三角状の補強板4aを傾斜支点柱4とベース体3に渡って溶接固定してある。

0034

積荷を収納するコンテナ7内は、左右の側壁と前記後部壁体9bと図6着脱式の仕切り側壁141、142で囲まれているが、底壁は、前記支軸6寄りの部分16aは、破線で示すように、傾斜支点柱4の傾斜角度に合わせて傾斜させてある。この傾斜領域16a以外の底壁16bは平坦になっている。したがって、傾斜支点柱4のL字状ストッパー金具15より後方のコンテナ領域は、トラック荷台から突出するため、それだけコンテナ7の容積拡張できる。また、コンテナを回転させる支軸6は、トラック荷台から後方に突出した位置に有るので、コンテナの回転に支障を来す障害物は発生せず、かつコンテナ中の積荷が滑降時に他の障害物に妨げられることもなく、円滑に滑降できる。

0035

そして、コンテナ底板16は、前記支軸6寄りの領域16aが傾斜しているため、コンテナを起こして回転させると、平坦な底部16bの積荷に押されて傾斜底板16a上の積荷も円滑に滑降して排出される。

0036

図2のように傾斜させて積荷を下ろした後の、起きた状態のコンテナ7を図1のように元に戻す際に、少なくともコンテナ7を元の位置に正確に位置合わせする必要がある。そのために、図4に示すように、前記ベース体3の運転室11寄りの左右にガイド支柱17a、17bを立てた状態に固定してある。ガイド支柱17a、17bの上端内面には、図11のように、断面形状が三角状のガイド手段18を固定してある。

0037

その結果、油圧シリンダー5のピストンPを引っ込めて、傾斜状態のコンテナを水平状態に下ろして来る際に、コンテナ下部の左右の角部7a、7bの運転室11寄りの部分が前記ガイド手段18の三角状の傾斜部にガイドされて、ガイド支柱17a、17bの内側に導入され、正確に位置合わせされる。なお、ガイド支柱17a、17bの内側の三角状ガイド手段18をコンテナ7の下端外壁に設けてもよい。

0038

ガイド支柱17a、17bと三角状のガイド手段18の前半分の領域に、増設箱8の後端の部分が下降して挿入される構造にすれば、増設箱8のガイドと位置合わせにも兼用できる。

0039

ガイド支柱17a、17bを有するベース体3は、図4のようにコンテナ7を起こした状態では安定性が悪くなり、ベース体3の運転室11寄りが持ち上がる恐れが有る。そこで、前記のガイド支柱17a、17bを鎖19でトラック荷台1側に連結し固定してある。なお、鎖19に代えて、ベース体3の運転室11寄りの位置をボルトナットで荷台側に連結固定することもできる。

0040

図12は、トラック荷台1上のコンテナ7中に木材チップや枯れ葉などを搬入している状態の斜視図であり、チッパー20で木材を削ってなるチップtが空気圧でコンテナ7中に吹き込まれる。このときは、図9の後部壁体9bを開けた状態で、側方からチップ等が挿入されるので、コンテナの天井部は、ネットnをかけたり、天井パネルなどで塞いであってもよい。コンテナ上部から積荷を挿入する場合は、ネットnや天井パネルは外した状態で作業することは言うまでもない。

0041

図13は、図6図7に示す増設箱8の側面図であり、側壁の下半分が開閉扉21になっていて、上端の水平支軸を介して増設箱8側に取付け支持されている。したがって、積荷や工具などを出し入れする際は、図14のように、左右の開閉扉21を鎖線位置まで回動上昇させることができる。閉鎖状態で開閉扉21をロックできるように、水平移動できるロックバー22を開閉扉21に対しスイライド可能に取付けてある。コンテナ7側の左右の側壁にもこのような開閉扉を設けることもできる。開閉扉は、鉛直方向に立っている軸を中心に左右回動する構造も可能であり、また、上下方向又は左右方向にスライドする構造も可能である。なお、増設箱8は、底フレームの下部にキャスター23を設けてもよい。

0042

以上のように、トラックの荷台上に設置固定されたベース体の上にコンテナ7を載置し、傾斜支点柱4上端の支点を中心にコンテナを油圧シリンダーで起こしたり、元の状態に戻す構造になっているため、木材チップや枯れ葉などのようなバラ状態の積荷をダンプ式に下ろす際に便利であり、バラ状態の積荷を取り扱う際に有効な発明である。


図面の簡単な説明

0043

トラックの荷台にコンテナを設置した状態の側面図である。
前記コンテナを起こして積荷を滑降させている状態の斜視図である。
図2の状態を反対側から見た斜視図である。
コンテナ単体でダンプ機能を作動させている斜視図である。
トラック荷台上でコンテナと分離した増設箱の側面図である。
コンテナと増設箱との連結部を示す斜視図である。
クレーンで増設箱を吊り上げている斜視図である。
コンテナとの連結用のフックの他の実施形態である。
コンテナを後端から見た背面図である。
図9に示すコンテナの左側面図である。
ガイド手段つきのガイド支柱の斜視図である。
トラック荷台上のコンテナ中に木材チップなどを搬入している状態の斜視図である。
増設箱の側面図である。
増設箱の左右の開閉扉の開閉動作を示す正面図である。


符号の説明

0044

1荷台
2あおり
3ベース体
4傾斜支点柱
5油圧シリンダー
Pピストン
6支軸
7コンテナ
8増設箱
9後部壁用の網体
9b後部壁体
10 支軸
11運転室
12連結軸
Fフック
141・142仕切り側壁
151、152 仕切り側壁
h蝶番手段
s蝶番軸
16 コンテナ底板
16a コンテナの傾斜底
16b コンテナの平坦底部
17a・17bガイド支柱
18ガイド手段
19 鎖
20チッパー
21開閉扉
22ロックバー
23キャスター(車輪


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