図面 (/)

カテゴリー:日本 - 生活必需品 ( 世界での技術分布を見る )

世界でのこの技術分類の技術分布

技術 獣捕獲用脚括り罠

出願人 発明者
出願日 2005年7月26日 (9年4ヶ月経過) 出願番号 2005-215277
公開日 2007年2月8日 (7年9ヶ月経過) 公開番号 2007-028964
登録日 2009年2月27日 (5年9ヶ月経過) 登録番号 4268158
特許期限 2025年7月26日 (残10年7ヶ月) 状態 特許維持
技術分野
関連キーワード

この技術の活用可能性のある市場・分野

有望な関連市場
重要な関連分野

図面 (1)

以下の情報は公開日時点(2009年2月27日)のものです。

課題

イノシシシカなど、有獣のみを捕獲し、猟や他の目的としない小動物などは掛からず、軽量夫であり、設置が容易である。

解決手段

獣が脚を踏み込む罠部分と、設置時は作動部を支持固定し、作動時に罠部分に延び松葉ばね引き金となり解除される作動補助部と、作動補助部が解除されることでワイヤーを絞める作動部とからなり、特に獣の歩行習性に着目し、イノシシやシカなどの有蹄獣のみを捕獲できるもので、猟犬などはかかることのなく、また、罠部分の直径が約150mmであるので猟師などが間違って踏みつけた場合でも脚を踏み抜かず、安全な獣捕獲用脚括り罠である。

この項目の情報は公開日時点(2009年2月27日)のものです。
また、この項目は機械的に抽出しているため、正しく解析できていない場合があります

背景

図面をまとめてご覧になりたい場合はPDFをダウンロードしてください。

農林水産業被害防止などにおける有害獣捕獲などに用いる獣捕獲用の脚括り罠は、イノシシシカなどの獣だけでなく、狩猟など、捕獲を目的としない動物の脚も括るため、網や罠を使う猟者と犬を使う第一種猟者との間にトラブルが多く発生する場合が多い。 また、銃の使用制限区域も多くあり、このような区域では有害獣の捕獲に罠猟を選択し、網や脚括り罠を架設しなければならない。

従来、獣の脚が罠部分を踏み込むことで脚を括る脚括り罠はいくつか開示されているが(特許文献1、特許文献2)、これらは罠部分の引き金となる部分に板を用いており、その板を踏み込むことで罠が作動し獣の脚を括るというものであった。このような構造であると、猟犬などのイヌ、目的外の小獣類キツネ、タヌキ、人家近くではネコなどの家畜なども罠に掛かるという問題や、猟を行なう銃猟者の脚が罠に捕われるという問題もあり、イノシシやシカなど目的とする有害獣のみが掛かる罠を設置する必要があった。

獣捕獲用罠は、仕掛けてから獣が掛かるまでに時間がかかることもあり、仕掛けている間に外からの余計な力がかかり、自然に仕掛けが解除されてしまうという問題もあった。 人里から深く離れた山中に罠を仕掛ける場合などは、頑な罠であるほど重く運搬に困難になるという問題もあった。また、引き金になる部分に糸を張る罠(特許文献3)などは、設置に時間がかかり、また均一に糸を張ることが容易でないという問題もあった。 特開2002−65139号公報 実開平03−74284号公報 実公昭55−39750号公報

概要

イノシシやシカなど、有獣のみを捕獲し、猟犬や他の目的としない小動物などは掛からず、軽量で丈夫であり、設置が容易である。 獣が脚を踏み込む罠部分と、設置時は作動部を支持固定し、作動時に罠部分に延び松葉ばねが引き金となり解除される作動補助部と、作動補助部が解除されることでワイヤーを絞める作動部とからなり、特に獣の歩行習性に着目し、イノシシやシカなどの有蹄獣のみを捕獲できるもので、猟犬などはかかることのなく、また、罠部分の直径が約150mmであるので猟師などが間違って踏みつけた場合でも脚を踏み抜かず、安全な獣捕獲用脚括り罠である。

目的

本発明はこのような問題に対処するためになされたもので、設置が容易であり、またイノシシやシカなど、目的とする有害獣のみを効率よく的確に捕獲できる獣捕獲用脚括り罠の提供を目的とする。

効果

実績

技術文献被引用数
0件
牽制数
0件

この技術が所属する分野

( 分野番号表示ON )※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

請求項

以下の情報は公開日時点(2009年2月27日)のものです。

請求項1

獣が脚を踏み込む罠部分と、罠の引き金となり作動部へ伝える作動補助部と、該作動補助部が解除されることで作動し、獣の脚を括る作動部とを備えてなり、地面に設置して使用される獣捕獲用脚括り罠であって、前記罠部分は、周壁上部に切り口を有する筒状体が地面に埋め込まれ、該筒状体上部に獣の脚を括るワイヤーが配置され、前記切り口より筒状体内部に作動補助部からの松葉ばね扇状延び、該松葉ばねの上部には複数本の串が前記筒状体上部にすのこ状に配置され、前記作動補助部は、複数個の小筒が相互に固定されたコハゼと、該コハゼの一部小筒内に前記松葉ばねの一端が略直角に折り曲げられて上部から挿入され、前記コハゼの他の小筒内を両端が状で、かつ罠設置時に前記コハゼを上方に付勢する小スプリングロックナットBで係り止めされた離脱機能付き縦棒が貫通し、さらに前記コハゼの他の小筒内にL垂直部分が上部から挿入され、前記離脱機能付き縦棒の上部の鈎は前記L釘の水平部分に掛かり、さらに該L釘の水平部分は前記作動部のパイプ部に固定される固定ねじAに掛かり、前記離脱機能付き縦棒の下部の鈎は作動部のパイプ部に挿入される固定ねじBに掛かり、該作動補助部は罠の設置時において、前記固定ねじAと前記固定ねじBとが前記L釘および離脱機能付き縦棒による上記掛かり構造により、前記作動部を支持するものであり、前記作動部は、内部にスプリングを圧縮して格納したキャブパイプおよび本体パイプのパイプ部のふたつの筒が嵌め合わせられてなるパイプ部にワイヤーが貫通してなり、ワイヤー上部は輪を形成して前記罠部分の上部に置かれ、またワイヤー下部末端は木の枝や木のなどに固定されるものであり、罠部分に獣の脚が入り、獣の脚が前記罠部分の前記串を踏み折り、さらに前記作動補助部から延びて配置された前記松葉ばねを踏み下げ、前記松葉ばねが前記コハゼを下へ押し下げることで前記離脱機能付き縦棒の上部の鈎が外れることで作動補助部が分解し、該作動補助部が分解することで前記作動部のパイプ部の固定支持が解かれ、前記パイプ部中に格納されていたスプリングが解放され前記キャブパイプを上方へ押し出しワイヤーを絞って獣の脚を括る仕組みを持つことを特徴とする獣捕獲用脚括り罠。

請求項2

前記作動補助部の離脱機能付き縦棒下部に縒り取りサルカンAを設けたことを特徴とする請求項1記載の獣捕獲用脚括り罠。

請求項3

前記罠部分にすのこ状に配置される複数本の串上部に透明プラスチック蓋が被せられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の獣捕獲用脚括り罠。

請求項4

前記罠部分に配置される獣の脚を括るワイヤーは、罠が作動し獣の脚を括る際、獣の脚をきつく絞めすぎることを防ぐロックナットAが該ワイヤーの途中に設けられていることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載の獣捕獲用脚括り罠。

詳細

以下の情報は 公開日時点 (2009年2月27日)のものです。

技術分野

0001

本発明は、イノシシシカなどを捕獲する獣捕獲用脚括り罠に関し、設置が容易であり、また特に捕獲する動物歩行形態に基づき、特にイノシシやシカなどの有獣を的確に捕獲できる獣捕獲用脚括り罠に関する。


背景技術

0002

農林水産業被害防止などにおける有害獣捕獲などに用いる獣捕獲用の脚括り罠は、イノシシやシカなどの獣だけでなく、狩猟など、捕獲を目的としない動物の脚も括るため、網や罠を使う猟者と犬を使う第一種猟者との間にトラブルが多く発生する場合が多い。 また、銃の使用制限区域も多くあり、このような区域では有害獣の捕獲に罠猟を選択し、網や脚括り罠を架設しなければならない。

0003

従来、獣の脚が罠部分を踏み込むことで脚を括る脚括り罠はいくつか開示されているが(特許文献1、特許文献2)、これらは罠部分の引き金となる部分に板を用いており、その板を踏み込むことで罠が作動し獣の脚を括るというものであった。このような構造であると、猟犬などのイヌ、目的外の小獣類キツネ、タヌキ、人家近くではネコなどの家畜なども罠に掛かるという問題や、猟を行なう銃猟者の脚が罠に捕われるという問題もあり、イノシシやシカなど目的とする有害獣のみが掛かる罠を設置する必要があった。

0004

獣捕獲用罠は、仕掛けてから獣が掛かるまでに時間がかかることもあり、仕掛けている間に外からの余計な力がかかり、自然に仕掛けが解除されてしまうという問題もあった。 人里から深く離れた山中に罠を仕掛ける場合などは、頑な罠であるほど重く運搬に困難になるという問題もあった。また、引き金になる部分に糸を張る罠(特許文献3)などは、設置に時間がかかり、また均一に糸を張ることが容易でないという問題もあった。 特開2002−65139号公報 実開平03−74284号公報 実公昭55−39750号公報


発明が解決しようとする課題

0005

本発明はこのような問題に対処するためになされたもので、設置が容易であり、またイノシシやシカなど、目的とする有害獣のみを効率よく的確に捕獲できる獣捕獲用脚括り罠の提供を目的とする。


課題を解決するための手段

0006

本発明は、(1)獣が脚を踏み込む罠部分と、(2)罠の引き金となり作動部へ伝える作動補助部と、(3)該作動補助部が解除されることで作動し、獣の脚を括る作動部とを備えてなり、地面に設置して使用される獣捕獲用脚括り罠であって、 (1)獣が脚を踏み込む罠部分は、周壁上部に切り口を有する筒状体が地面に埋め込まれ、該筒状体上部に獣の脚を括るワイヤーが配置され、上記切り口より筒状体内部に作動補助部からの松葉ばね扇状延び、該松葉ばねの上部には複数本の串が上記筒状体上部にすのこ状に配置されてなり、 (2)罠の引き金となり作動部へ伝える作動補助部は、複数個の小筒が相互に固定されたコハゼと、該コハゼの一部小筒内に上記松葉ばねの一端が略直角に折り曲げられて上部から挿入され、上記コハゼの他の小筒内を両端が状で、かつ罠設置時に上記コハゼを上方に付勢する小スプリングロックナットBで係り止めされた離脱機能付き縦棒が貫通し、さらに上記コハゼの他の小筒内にL垂直部分が上部から挿入され、上記離脱機能付き縦棒の上部の鈎は上記L釘の水平部分に掛かり、さらに該L釘の水平部分は上記作動部のパイプ部に固定される固定ねじAに掛かり、上記離脱機能付き縦棒の下部の鈎は作動部のパイプ部に挿入される固定ねじBに掛かり、 該作動補助部は罠の設置時において、上記固定ねじAと上記固定ねじBとが上記L釘および縦棒による上記掛かり構造により、作動部を支持するものであり、 (3)獣の脚を括る作動部は、内部にスプリングを圧縮して格納したキャブパイプおよび本体パイプのパイプ部のふたつの筒が嵌め合わせられてなるパイプ部にワイヤーが貫通してなるものであり、ワイヤー上部は輪を形成して上記罠部分の上部に置かれるものであり、またワイヤー下部末端は木の枝や木のなどに固定されるものであり、 罠部分に獣の脚が掛かり、獣の脚が上記罠部分の上記串を踏み折り、さらに上記作動補助部から延びて配置された松葉ばねを踏み下げ、この松葉ばねが上記コハゼを下へ押し下げることで上記離脱機能付き縦棒の上部の鈎が外れることで作動補助部が分解し、該作動補助部が分解することで上記作動部のパイプ部の固定支持が解かれ、上記パイプ部中に格納されていたスプリングが解放され上記キャブパイプを上方へ押し出しワイヤーを絞って獣の脚を括る仕組みを持つことを特徴とする。

0007

また、上記作動補助部の離脱機能付き縦棒下部に縒り取りサルカンAを設けたことを特徴とする。 また、上記罠部分にすのこ状に配置される複数本の串上部に透明プラスチック蓋が被せられていることを特徴とする。 また、上記罠部分に配置される獣の脚を括るワイヤーは、罠が作動し獣の脚を括る際、獣の脚をきつく絞めすぎることを防ぐロックナットAが該ワイヤーの途中に設けられていることを特徴とする。


発明の効果

0008

イノシシは哺乳綱ウシ目もしくは偶蹄目のイノシシ亜科に属する動物で、四肢の先端に蹄を持ち、有蹄獣と呼ばれることもある。シカ亜科に属するニホンジカなども同じく偶蹄目に属する。これら偶蹄目に属する動物は、歩行時に蹄を立て着地し、特に前肢に重心をかけて、爪先立ちの状態で歩行する。これは、イノシシ、シカなどの徘徊する獣道に残された足跡からも明らかである。一方、哺乳綱ネコ目に属するイヌやネコ、キツネなどの歩行は指で体を支え趾行性であり、足裏にある肉球で着地し、摺り足で歩行する。本発明の構成とすることにより、これらの歩行習性の違いから、イノシシやシカなどの有蹄獣類のみが踏み抜いて作動し、猟犬などのイヌや他の小動物では踏み抜くことがなく作動しない構造の罠である。

0009

すなわち、イノシシやシカなどの有蹄獣は、歩行が爪先立ちで一箇所圧力のかかる歩行をするため、串を踏み折り、その下にある罠の引き金となる松葉ばねを踏み下げることができる。一方、摺り足で歩くイヌなどは、足裏に圧力がかからないため串を踏み折ることができず、松葉ばねを踏み下げることができない。その結果、有蹄獣では罠が作動するが、イヌなどは、仮に輪の中に脚を置いたとしても罠が作動することはない。 また、本発明の獣捕獲用脚括り罠は、作動補助部から罠部分に扇状に延びる複数本の松葉ばねを作動補助部のコハゼに挿入するだけでよく設置が容易である。さらに作動補助部と作動部とを組み合わせることにより確実に捕獲ができ、また、ワイヤー部の途中に絞めすぎ防止のためのロックナットを設けるので、獣の脚をきつく絞めすぎることなく捕獲できる。


発明を実施するための最良の形態

0010

本発明の獣捕獲用脚括り罠の構造および罠の作動する様態を、図1ないし図8に基づき詳細に説明する。 図1は本発明の獣捕獲用脚括り罠全体を示す図である。図1に示すように、本発明の獣捕獲用脚括り罠1は、地面掘った縦穴に設置する。設置する縦穴の深さは、罠部分4と、作動部2および作動補助部3が過不足なく収まる深さの穴が好ましい。なお獣捕獲用脚括り罠の末端は固定することが必要であり、作動部末端部分であるワイヤー25bは地上出し、図1の拡大図(a)に示すように、ワイヤー25bの端末リング26を木の枝などに絡めて固定したり、あるいは図1の拡大図(b)に示すようにワイヤー25bを木の枝や木の幹などに括りつけ、末端のリング26に付するUボルト20のボルトを木の根などにとめることで固定する。また、獣の脚を括るワイヤー25aが地表と同じ高さで水平になるように設置することが好ましい。

0011

本発明の獣捕獲用脚括り罠1は、作動部2と、作動補助部3と、罠部分4からなることを特徴とする。 作動部2の構造を、図1および図2を用いて説明する。図2は獣捕獲用脚括り罠1の作動部2を説明する図である。 作動部2は、キャブパイプ6および本体パイプ7の2本の円筒を組み合わせ、内部にスプリング8を圧縮して格納してなるものに、ワイヤー25aを貫通したものである。

0012

作動部2の本体となるパイプ部分は、内径22mm円筒状の本体パイプ7に、キャップ6aを有する外径21mm×長さ150mmの円筒状のキャブパイプ6を上から嵌め込んだものであり、内部にスプリング8を圧縮して格納するものである。キャブパイプ6および本体パイプ7の材質は特に限定するものではないが、軽量かつ耐久性のあるものが好ましく、罠作動時にはキャブパイプと本体パイプがスライドして作動するため、相互にすべりのよい材質が特に好ましい。パイプ部分をワイヤー25aが貫通してなり、パイプ部分下部はロックナットC18によって係り止めされる。ワイヤーの材質は特に限定するものではないが、柔軟性のあるもので、獣の脚を括った時、緩まない弾力性に優れるものが好ましい。また、直径の小さなワイヤーでは、獣の脚を括る際、きつく絞ることで獣の脚を切り取ってしまうおそれがあり、例えば直径4mm未満の細いワイヤーは使用に好ましくない。一方、径が大きく堅い材質のワイヤーでは、獣の脚を括った後、ワイヤーの輪が緩み獣の脚が抜けて獲物を逸することがあり使用に好ましくない。好ましいワイヤーの直径は4mm〜5mmである。 なお、キャブパイプ6と本体パイプ7のパイプ部分の接合方法については、作動補助部3の構造を説明する部分で後述する。

0013

ワイヤー25aの上部末端は輪を形成し、罠部分4を取り囲んで、罠部分4の上に載せるようにして地表面に設置する。ここで、ワイヤー25aの輪が罠を設置しているあいだに縒れるなどして輪でなくなるのを防ぐために複数本の24の上部鈎状部分をワイヤー25aの数箇所に掛け、ワイヤーを輪状にし、杭24は地中刺して係り止めする。罠が作動して獣の脚を括る際に、この杭24は地中から抜けなければならず、地中に刺すのは係り止め程度にとどめる。

0014

パイプ部から下部に延びたワイヤー25aの末端は、縒り取りサルカンB19に繋げられる。縒り取りサルカンB19は、両端が鈎状もしくはリング状でワイヤーを繋げるものであり、また中央部は回転可動でワイヤーが縒れて摩耗切れるのを防止することができる。縒り取りサルカンB19のもう一方の側に、さらにワイヤー25bを繋ぎ、ワイヤー25bの下部末端は獣捕獲用脚括り罠を設置した地中から地上へ出し、例えば図1の(a)、同(b)に示すようにリング26にUボルト20をつけてワイヤーを木の根等に巻き付けて括り、Uボルト20でワイヤーが抜けないように固定する。

0015

作動補助部3の構造を図3を用いて説明する。図3は獣捕獲用脚括り罠の作動補助部の分解斜視図および部分拡大図である。 本発明の獣捕獲用脚括り罠は、以下に説明する作動補助部を設けたことが特徴の1つである。 1個の大きさが直径約5mm×高さ約15mmの小筒、例えば小円筒を準備し、この小円筒を複数個、筒壁部分を相互に固定して複数の平行貫通孔を有するコハゼ12を形成する。このコハゼ12の1つの円筒に離脱機能付き縦棒15が貫挿される。この離脱機能付き縦棒15は両端が他の部材係止できる鈎状である。 図3の拡大図(a)に示すように、離脱機能付き縦棒15には、コハゼ12の下部に小スプリング13を通し、さらに下部をロックナットB14で固定する。ロックナットBで小スプリング13が止められることにより、罠設置時に上記コハゼが地表面方向に付勢される。 また、離脱機能付き縦棒15が貫挿されたコハゼ12を構成する小円筒の隣の小円筒に上方からL釘10を挿入する。該L釘10は直径約2.5mm×長さ約50mm程度の釘をL字に折り曲げたものである。該L釘10の水平に折り曲がった部分に離脱機能付き縦棒15の上部の鈎状の部分が係止される。 該L釘10は該離脱機能付き縦棒15の鈎を係止した状態で固定ねじA9に頭部分を載せるように係止し、固定ねじA9は作動部2のキャブパイプ6の孔に差し込まれ固定される。該L釘の材質は特に限定するものではなく、例えば真鋳製の釘などが挙げられるが、該L釘10に該離脱機能付き縦棒15の上部の鈎を係止し、尚且つ作動部2に固定する固定ねじA9に係止するため頭付きの釘である。

0016

コハゼ12の残りの小円筒に、直径約2.5mm×長さ約200mm程度の棒の一端部をL字状に折り曲げた松葉ばね11を上方から挿入する。松葉ばね11は複数本用いることが好ましく、コハゼ12の小円筒に2本ないし複数本を同時に挿入することができる。松葉ばね11は罠部分4のパイプ23の切り口部からパイプ23の内部に向けて扇状に広げて配置する。松葉ばね11の材質は特に限定するものではないが、軽量かつ丈夫なものであることが好ましい。 従来、罠の引き金になるものは、複数本の糸を張り、パイプに括り付けていたものがあるが、設置が困難であるのが問題であった。本発明の獣捕獲用脚括り罠では松葉ばねをコハゼに挿入するだけでよいので架設が容易である。

0017

また図3の拡大図(b)に示すように、離脱機能付き縦棒15の下部の鈎は縒り取りサルカンA16に掛かる。縒り取りサルカンA16は中央部分が回転可動なものであり、罠を仕掛けている間に外から作動補助部3へ余計な力がかかることで作動補助部が自然に解除されないために取り付けられるものである。縒り取りサルカンA16の下部は固定ねじB17に係止され、固定ねじB17は作動部2のロックナットC18の孔を通り、本体パイプ7の孔に差し込まれている。

0018

設置時における作動部2のキャブパイプ6と本体パイプ7は、上記固定ねじA9から固定ねじB17までの作動補助部3で支持され固定される。作動補助部3が解除され分解することで作動部も分解される。作動補助部3が解除される仕組みについては後述する。

0019

罠部分4の構造について図1および図4、図5を用いて説明する。 図4は獣捕獲用脚括り罠の罠部分の分解斜視図であり、図5は獣捕獲用脚括り罠の罠部分の斜視図である。 直径約150mm×高さ約100mmの筒状体の周壁に、高さ約80mm×幅約20mmの上方に開放した切り口を加工した筒状体23を準備する。該筒状体23の材質は特に限定されないが、軽量かつ耐久性のあるものが好ましく、例えば塩化ビニル等のプラスチックス製などが挙げられる。該筒状体の直径は、間違ってヒトの脚が踏み込むことのないように、直径150mm程度のものが好ましい。作動補助部3を構成するコハゼ12に差し込まれた松葉ばね11がこの切り口から該筒状体23内の空洞へ延びて設置される。該筒状体23には、上面から約20mmの高さに、竹串などの串22を通す孔を複数設け、串22をすのこ状に複数本水平に通す。また該筒状体23上部には直径150mmのプラスチック蓋21を被せる。これは設置時に罠部分内木の葉や石などが入らないよう保護するためである。また、プラスチック蓋21には十文字切れ目が入っており、割れやすい構造である。さらにプラスチック蓋21の上に、作動部2のワイヤー25aを輪の状態にして載せ、ワイヤー25aの輪の縒れを防止するために複数本の杭24の上部鈎状部分をワイヤー25aの数箇所にかけ、ワイヤーを輪状にして設置し、杭24は地中に刺して係り止めする。

0020

図6は、本発明の獣捕獲用脚括り罠の罠部分4にイヌ(a)およびイノシシ(b)の脚が載せられる場合を説明する図である。 図6の(b)に示すように、本発明の獣捕獲用脚括り罠では、罠部分4にプラスチック蓋や串を使用しており、イノシシやシカなど、歩行が爪先立ちで一箇所に圧力のかかる歩行をする有蹄獣のみが、プラスチック蓋を踏み割り、串を踏み折り、その下にある罠の引き金となる松葉ばねを踏み下げることができる。図6の(a)で示すように、摺り足で歩くイヌなどは、足裏全体に圧力がかかり、爪先などの一箇所に圧力がかからないため、プラスチック蓋や串を踏み割ることができず、つまりその下にある松葉ばねを踏み下げることができないので、仮に輪の中に脚を載せたとしても罠が作動することはない。 また、捕獲する獣の種類に応じて竹串などの串の強さ、本数を調整することにより、例えば、太い竹串にして、かつ本数を多くすることにより、大型獣であって、かつ有蹄獣のみを捕獲することができる。

0021

本発明の獣捕獲用脚括り罠の罠部分に獣の脚が踏み込み、罠が作動し、獣の脚を括るまでに至る過程を図7、図8および図2を用いて説明する。 図7は、本発明の獣捕獲用脚括り罠の罠部分にイノシシの脚が踏み込んだ場合を説明する図である。 有蹄獣の脚がワイヤー25aの輪の中に踏み込むと、まず一番上に覆われているプラスチック蓋21を踏み割り、続いて串22を踏み折り、さらにその下にある松葉ばね11を踏み下げる。

0022

図8は獣捕獲用脚括り罠の作動補助部の詳細説明図である。図8(a)に示すように、踏み下げられた松葉ばね11は、作動補助部を構成するコハゼ12を図面下方向へスライドさせる。コハゼ12は、設置時においては小スプリング13により図面上方向に付勢されているが、松葉ばね11が下へ踏み下げられられるとコハゼ12はロックナットB14の位置停止する。 コハゼ12が図面下方向へスライドすることで、図8(b)に示すように、離脱機能付き縦棒15の図面上部の鈎がL釘10の水平部から外れる。続いて図8(c)に示すように、コハゼ12の別の小筒に挿入されていたL釘10のコハゼに挿入されている部分が上方へ抜け、固定ねじA9を軸にして垂直回転することで、掛かっていたL釘の水平部分が固定ねじAから外れる。 上記一連動作から、離脱機能付き縦棒15の上部の鈎が勢いよく外れることで、作動補助部3は分解する。このことから、固定ねじA9による作動部2のキャブパイプ6と固定ねじB17による作動部2の本体パイプ7の支持が解除され、作動部2のパイプ部内部に圧縮されていたスプリング8が解放されてキャブパイプ6を図面上方へ押し上げ、輪状になったワイヤー25aをキャブパイプ6のキャップ部6aが絞り、図2のような様態となり、獣の脚を括る。ここで、罠が作動した際、パイプ部分内部に圧縮格納されていたスプリング8の力で、中筒であるキャブパイプ6が、外筒である本体パイプ7との約150mmの重なり部分に沿い上方に向けて正確にスライドし押し出され、ワイヤー25aを絞めるので、獣の脚を括る確立は高くなり、捕獲率がよくなる。

0023

こうしてイノシシやシカなどの有蹄獣は、本発明の獣捕獲用脚括り罠に掛かり、獣捕獲用脚括り罠1は木の枝や木の根などに固定されているため逃げられない。しかし従来、有蹄獣が罠に掛かった場合、脚が強く括られ絞められると痛みのために暴れ、脚括り罠ごと引きずり出したり、壊したりなどして逃げてしまう場合があった。このような問題を回避するために、ワイヤーは絞めつけすぎないほうがよく、本発明の獣捕獲用脚括り罠は、図4または図5に示すように、作動部2のワイヤー25aの輪を形成している部分の途中にロックナットA5が装着されている。これは罠が作動し、キャブパイプ6のキャップ部6aがワイヤー25aの輪を絞める際、ロックナットA5の部分で停止し、それ以上絞めることがない。

0024

本発明の獣捕獲用脚括り罠は、獣の歩行習性に着目し、イノシシやシカなどの有蹄獣のみを捕獲できるもので、猟犬などは掛かることがなく、猟犬を用いる銃猟区や民家付近においても場所を問わず設置でき、確実に目的とする獣の脚を括って捕らえることが可能である。また、罠の引き金となる部分にコハゼや松葉ばねを用いるため架設が容易であり、このことからも場所を問わず設置できる獣捕獲用脚括り罠である。 さらに、架設するワナが直径約150mm、深さ約100mmの塩ビパイプなどの円筒であるので、もし猟師などが間違って踏みつけた場合でも、直径約150mmであるので脚が踏み抜かず、安全な獣捕獲用脚括り罠である。


図面の簡単な説明

0025

本発明の獣捕獲用脚括り罠全体を示す図である。 獣捕獲用脚括り罠の作動部を説明する図である。 獣捕獲用脚括り罠の作動補助部の分解斜視図である。 獣捕獲用脚括り罠の罠部分の分解斜視図である。 獣捕獲用脚括り罠の罠部分の斜視図である 本発明の獣捕獲用脚括り罠の罠部分にイヌ(a)およびイノシシ(b)の脚が載せられる場合を説明する図である。 本発明の獣捕獲用脚括り罠の罠部分にイノシシの脚が踏み込んだ場合を説明する図である。 獣捕獲用脚括り罠の作動補助部の詳細説明図である。


--

0026

1 脚括り罠 2 作動部 3 作動補助部 4 罠部分 5 ロックナットA 6 キャブパイプ 7 本体パイプ 8 スプリング 9 固定ねじA 10 L釘 11 松葉ばね 12 コハゼ 13 小スプリング 14 ロックナットB 15 離脱機能付き縦棒 16 縒り取りサルカンA 17 固定ねじB 18 ロックナットC 19 縒り取りサルカンB 20 Uボルト 21 プラスチック蓋 22 串 23 筒状体 24 杭 25 ワイヤー 26 リング


ページトップへ

Do you need an accurate translation of this document?

Request for estimate

技術視点だけで見ていませんか?

この技術の活用可能性がある課題・分野

将来の市場規模・変化の兆しを知りたい方- 課題視点で見る -

分野別動向を把握したい方- 事業化視点で見る -

( 分野番号表示ON )※整理標準化データをもとに当社作成

ページトップへ

Do you need an accurate translation of this document?

Request for estimate

新着 最近公開された関連が強い技術

  • 杉本工業有限会社の「括り罠」が公開されました。(2013/03/07)

    【課題】猪、鹿等を捕るための括り罠において、捕獲された猪等によって括り罠が損傷を受けるのを最少にするとともに、引き金の動作安定性を向上させ、猪等の子供は罠に掛らないようにし、その設置作業も容易にする。 ... 詳細

  • 北澤行雄の「ワイヤー通し孔形成用の固定具及びくくり罠」が公開されました。(2012/07/12)

    【課題】ワイヤーの端部を折り返すように曲げて形成される通し孔について、その通し孔の形態を保持してその機能を維持するように固定できるワイヤー通し孔形成用の固定具及びそれを用いたくくり罠を提供すること。【 ... 詳細

  • 八千代エンジニヤリング株式会社の「害獣捕獲器」が公開されました。(2012/03/22)

    ... 詳細

この技術と関連性が強い技術

関連性が強い技術一覧

この技術と関連性が強い人物

サイト情報について

本サービスは、国が公開している情報(公開特許公報、特許整理標準化データ等)、及び、法人情報を提供している企業からの情報を元に構成されています。出典元のデータには一部間違いやノイズがあり、情報の正確さについては保証致しかねます。また一時的に、各データの収録範囲や更新周期によって、一部の情報が正しく表示されないことがございます。当サイトの情報を元にした諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負いかねることを予めご承知おきのほど宜しくお願い申し上げます。

主たる情報の出典

特許情報…特許整理標準化データ(XML編)、公開特許公報、特許公報、審決公報、Patent Map Guidance System データ

法人情報…有価証券報告書、財務諸表(XBRL)、企業データ提供会社情報(ヒアリング、企業コーポレートサイト等)

「SNS上の友人」や「同僚・知人」に、このページをお勧めできそうな方はいませんか?